2010年4月22日木曜日

稲盛和夫の実学【10年012冊目】

お次は、少し前に大揺れしたこの人の本。


稲盛和夫の実学 経営と会計

<本の紹介>
バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
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この本を手に取ったきっかけはもちろんJALの話があったからなのですが、元々京セラには株取引をしてた頃から興味がありました。京セラのおかげで人生が変わった人たちがたくさんいる、伝説的な会社だったから。
どんな人が経営してるのか、興味はありました。

そして、今回のJALでの一件。
リアル沈まぬ太陽っていう表現が正しいのかわからないけど、果たしてナショナルフラッグシップは泥舟か浮沈艦なのか、興味を持って見守りたいと思ってます。お世話になってきたし、なんとかなるといいなという思いと、そんな会社なんて潰れてしまえって思いとは正直どちらもある。

ただ、この本を読んで稲盛さんならなんとかしてくれるのでは?という期待感はすごく持てました。
この人の本質を見る目はすごいものがあると思う。頭がいいとか、人徳があるとか、口だけは達者とか、そういった安易な評価を意味のないものにできるだけの経験に裏打ちされた生き方の哲学。
やっぱり経験こそが財産なのかな、てすごく思いました。

最年少で○○の資格を取得した、とかも確かにすごいと思うし、そういう人がこの先何十年て経験を積んだ後の姿を見てみたいとは思うけど、残念ながら今の時点でその姿を見ることはできない。
どうしても、どんなに知識があっても、経験の少ない人の言葉は軽く映ってしまうものだなと改めて感じました。コンサルタントだから偉い、会計士だから何でも知ってる、そんなことは絶対ない。

そのアドバイスは、どんな経験に基づいてされているのか。

この人は、失敗をしてきてる。恥を繰り返しかいてきてる。
でも、それを繰り返さないように、一つ一つの出来事からちゃんと学んで対応してきた故に、後進にできるアドバイスがある。

自分に絶対的に足りないものをまざまざと見せつけられた感じがして、嬉しかったです。
本を読んで、「本を読んでちゃダメだ」と思わされるとは思わなかった。

でも、自分で体験して得る経験値が欲しいと思いました。
はじめは失敗すると思う、でも、その失敗はちゃんと活かせば学びにしかならない。

すごい一冊だった。うん、がんばろ。もっと。

【kijimasashi的には、こんな人向け】
・事業をされている方。
・中身のない本は読み飽きた方。
・会計に関する仕事をしている方。
・人としてレベルアップしたい方。

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