2010年5月25日火曜日

本「なぜ、働くのか」【10年25冊目】

今日、2時間くらいで読み終わった本。

「働くことは、収入を得ることのみではない。」
そう、思ってます。働くことで、自分自身も成長したいし、その仕事をすることが社会や人に夢とか希望とかを与えるものであって欲しい。少なくとも、その仕事は自分の価値観に照らし合わせても誰かを助け、自分がやるべきだと思えるものであって欲しい。さらに、その仕事を通してしか知り合うことのなかったお客さんや、仲間が自分自身の財産となり、「自身の経験値」と「人のつながり」と「実現できた誰かの夢」と「対価としての報酬」、それらのどれか1つだけじゃなく、全てを同時に得ることができるのが仕事であるべきじゃないかなと、そう、思ってます。

そういう意味で、この本の中に出てくる10のキーワードは、非常に深い、と感じました。

「思想」…現実に流されないための錨
「成長」…決して失われることのない報酬
「目標」…成長していくための最高の方法
「顧客」…こころの姿勢を映し出す鏡
「共感」…相手の真実を感じ取る力量
「格闘」…人間力を磨くための唯一の道
「地位」…部下の人生に責任を持つ覚悟
「友人」…頂上での再会を約束した人々
「仲間」…仕事が残すもうひとつの作品
「未来」…後生を待ちて今日の務めを果たすとき

投獄、戦争、大病、、命を賭けて、全力で死地に赴き、何かを掴んで帰ってきた人たちにしか見えない景色がある。死を宣告された人から見たら、世の中の全ての景色が輝いて見えたりするらしい。

働くことに、使命感を感じていますか?生きる喜びを感じて、毎日に全力を傾けていますか?
自分の人生が30日しかない人と、30年ある人と、今を生きるスタンスとして変えるべき何かがありますか?

今、隣にいてくれる人が、明日も一緒にいてくれる。
その可能性はつねに、100%にはならない。

そんなこの世界で生きていて、あなたは周りに振り回されて、やりたいことや、やるべきことがわからずに、「アクシデント」が起こるまでは日々をただ過ごしていくのですか?

そういったことを考えさせられた本でした。

それと、なぜ、自分は成長したいと思うんだろう。
その疑問に対する答えが「決して失われることのない報酬が得られるから」なら、若いうちに成長するのは確かにいい選択なのかもしれないですね。
そんなことでも確信を持てると、もっともっと成長したいって思えたりもして。

やっぱり、本って、言葉って、世界を変える力があるなと思いました。

「今日一日、全力で過ごした。なんの後悔もない。」
毎日そう言って、ぐっすり眠りたいです。

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