2010年6月1日火曜日

港区の生態系の維持と改善

今日、港区から送られてきたニュースの中に、気になる記事がありました。

都会で生きる様々な生きもの-港区生物現況調査(第2次)の調査結果がまとまりました-
港区・南麻布産まれのカルガモの赤ちゃん!港区立有栖川宮記念公園で、9羽のカルガモが生まれました

認定NPO海塾の方と活動について話していて、

「港区には海があって、その海をキレイにするためには生態系が形成される必要、取り戻していく必要がある。でも、それに真面目に取り組んでもいろんな人から注目してもらうことはできないんだ。

だから、それをどう楽しく見せるのかってのがポイントで、そのために海塾ではNY市と姉妹都市連携イベントとしての釣り大会を実施してる。

これは単純な釣りのイベントではなく、『でかい魚がいること』は、その魚が食べるのに困らない程の小さい魚がいて、そのまた小さい魚だったりプランクトンだったり、、、それだけの生態系ができていることを証明する活動でもあるんだ。だからこそ、『釣り』を生態系調査の目的でやることとして、いろんな方の協力が得られているんだよ。」とか、

「もう1つ、カルガモプロジェクトというのもやっているけど、これは単にカルガモを育てることで『かわいいね』っていうことをしたいわけじゃない。

カルガモの子供は何匹も生まれるけど、カルガモの親は子供に何も教えないんだ。自分の生きていく姿を見せて、それを学ばせる。だから、子供はうまくできなければおぼれたり、外敵におそわれたりしてしまう。
でもそれは、親のせいじゃないんだ。そこからしっかり学ぶことができなきゃいけないんだ。過保護に育てられても、親がいなくなったら死んでしまう。そうならないための智恵なんだ。

そういう子供の育て方、親の愛の形っていうのもあるよね、ってそういうことも一緒に伝えたくて、カルガモのお世話をみんなでしながら、見守っていきたいんだ。」

人も自然とつながっている。大きな生態系サービスの1部分を都市として担っている。
そこには人間だけの社会があるわけじゃなく、他の生き物もいて、目を向ければそこから学べることはたくさんある。

僕は海塾としてそういう活動に取り組んでいくことはもちろんだし、港区のベイアッププロジェクトのメンバーとしてもそういった活動に関わらせてもらってる。
そして、港区も行政としてこういったことを形に残してくれてってるのは嬉しく思って、ちょっとだけ載せさせてもらいました。

自分たちの街を価値ある街、楽しい街にしていくのは、自分たちだと思います。
興味のある方、一緒にどうですか?楽しくつながっていけたら、嬉しいです。

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