2010年9月9日木曜日

知っておいた方がいい人間の性質


■全体的に
  • 認識には2つの要素しかない。
    1. 知らないものは見ることはできない。
    2. 重要度の高いものしか見ることはできない。人間は、自分にとって重要なものはすごくはっきり見えるが、重要でないものは全然見えない。
  • 広く知る次には、深く見たいものだ。
  • 経済用語に「限界効用」という言葉がある。これは効用を追求していくとどんどんその効果が薄れ、しまいにはそれ以上手に入れても満足感が増さなくなることを指す。
  • 本人を孤立させ、さまざまな情報から遠ざけ、すでに書き込まれている情報を消すところから始めると、人間は新たに書き込まれた情報を受け入れ、それが正しいと思い込むようになる。一般的な洗脳の方法。
  • 「将来公務員になりたい」という人が増えているが、人間は前頭前野が進化してしまった生物だから、公務員になっても満足はできない。必ず不満を持つ。「自分自身が特別な存在でありたい」、そう思わずにいられないのが人間。そしてそれがまさに、人間は広大な情報空間を持っているということ。人間は、本質的にはオオカミになりたい生き物。しかし、種の保存を本能とする生命は、ヒツジになることが安全だと知っている。人間はそのジレンマの中にいる。
  • モラルハラスメントの被害者は、いわゆる<メランコリー親和型>と呼ばれるタイプの人間。
    • 几帳面で家庭や職場の秩序を愛し、周りの人々に献身的に尽くす。
    • 真面目で責任感が強いので、仕事の面では成功することが多い。
    • だが、罪悪感を持ちやすく、抑うつ状態になりやすい傾向を示す。
    • また、子どもの頃の出来事のせいで、他人の支配に屈しやすい。
  • 私達人間は、もっともらしく聞こえるアイデアや仮説や説明を生み出すことにかけては非常に優秀であるようだ。ただし、いったん思いついたアイデアを検証したり評価したりするのは、あまり得意ではないのかもしれない。
  • その人の性質は両親との関係によって判断できることもある。父親との関係が仕事に出てくるので、頭打ちになっている人はここを修復すると伸びたりすることがある。また、母親との関係は交際関係に出てくる。母親とフランクな人は友だちが多い、とか。
  • 苦労したために、人の苦しみに対してもよく察しができて、同情心を持つようになる場合と、反対に苦労したために、かえって人間がえぐくなる場合とがある。
  • 人間というものは、他人を攻撃する際に自分が言われるともっとも痛い言葉を用いる、という心理的傾向があるのです。国も同じです。
  • いったいに、風景というものは、見る人によって印象がまるで違ってくるのではあるまいか。ひとつの風景を、詩人、経済学者、歴史学者、政治家が見るならば、彼等の受け取り方はまるで異なっているのではないかと思う。
  • 人間は百八の煩悩を持っているとされています。煩悩とは、私たち人間が生まれながらにもっている迷い、執着、ねたみ、虚栄などの心で、煩悩が人生の苦しみを作りだします。百八の煩悩は人間が体内にもつ百八の元素にそれぞれ人間のネガティブな感情のもつ波動が対応していることがわかったのです。たとえば、いらだちの感情は水銀と同じ波動であり、怒りは鉛、悲しみやさびしさはアルミニウムとほぼ同じ波動でした。同じように、心配、不安はカドミウム、迷いは徹、人間関係のストレスは亜鉛などが、お互いに結びついていたのです。
  • 人生に深い悲しみをいだいている人は、悲しみの周波数を発しています。自分に起こってくるすべての出来事を喜び、楽しんでいる人であれば、明るい光の振動数をもっているでしょう。他人を愛する人には愛の波動が、悪いことをする人からは真っ黒で邪悪な波動が発信されています。
  • 身体の柔らかい人の作品には動きがある分、軽薄な部分が出てしまうこともあります。その点、どっしりとした重みのある作品であれば、身体の硬い人のほうがいい場合もある。身体が硬い、柔らかいというのは、基本的な性格にも表れます。身体の硬い子というのは、自分の枠からなかなか出られない。自分の蔵、自分で作ったルールの中から、抜けられない子が多い。反対に身体の柔らかい子は、蔵に入れられても地面に穴を掘ってでも出てくる。発想も柔軟というわけです。
  • テーマを与えずに自由に作らせてみると、ほとんどの場合、身長の小さい子は大きいものを、大きい子は小さいものを作ります。また、それが得意なのです。身長によって、ものを見る角度が違うからです。
  • 人は必要に迫られると、すぐに実力を発揮する。
  • この世に悪人はいない。そうせねばならぬ理由があるから、人は悪事を働く。

■人はなぜ行動するのか

  • 行動しないことで失うものがあるから。既に手に入れた、また手に入るはずの報酬や権力など。既得権益を守るため、立場を守るための行動は日常的に散見される。
  • 世話になり義理を感じている人から頼まれれば、嫌とは言いにくい。
  • みんなが協力してやっていることを1人だけやらないのは難しい。
  • 誰かに頼り、誰かに依存しているとその依存関係を壊さないために行動せざるを得なくなる。

■人は「なぜ」に動かされる(サイモンシネック)

  • WHYから始めることで、末端の何をするかに左右されなくなる。 
  • 最初に考えることは、何のためにやるかというWHY。WHYがはっきりすれば、何をやるかのWHATになり、どうやるかのHOWに向かう。
  • ただ「作って」と言うと作ってと言った範囲内以下のものしかできない。その「作って」の背景を説明してから「作って」と言うと、想像以上によいものができる。人間って不思議。HOWから入る上司の指示は根本解決に向かわない。「どこでもいいから100件まわってこい」「何が何でも明日の朝一で企画書を出せ」でその顧客訪問や企画書が何のために、なぜ急に必要なのかを伝えない、あるいは自分でもわかっていない場合にはそういう表現になりやすいので気をつけること。

■欲しがる生き物

  • 幸せを夢見て、幸せになっても、幸せであるがゆえに、幸せを感じられない生き物。
  • 昔から警官と教師と坊主というのは、日頃の行動がつねに抑圧されているから、なにかの時にはもっともスケベになる日本の三大チャンピオンである、といわれている。
  • 「欲望の果てに欲望あり」

■記憶について

  • 人間の脳は長期記憶に強く、短期記憶に弱い。「1分前のことは思い出せないが、30年前のことはよく覚えている。」
  • 脳の記憶のメカニズムは実は「覚える」より「忘れる」ことのほうが得意。覚えては忘れることを何度か繰り返しているうちに、脳はその知識を記憶に留めるようになる。削除しても削除しても同じ情報がインプットされてくることで、「重要な知識」と判断している。
  • 知識は「経験が伴う記憶」として覚えた方が忘れにくい。
  • エビングハウスの忘却曲線。一度覚えた単語の記憶は脳から消えてしまったのではなく、単に思い出せなくなっていただけ。復習することでよみがえる。
  • 記憶の海馬への保管期間はおよそ一ヶ月なので、復習は一ヶ月以内にしなければ効果はない。
  • 1日10時間勉強するよりも、1時間ずつ10日間勉強する方が、覚えがいい。ぶっ続けで学習を繰り返すより、間隔を空けた方が、習得が早い。また、学習が楽しいうちに一旦やめて間をおくと、続けたい気持ちを持続しやすい。
  • レミニセンス(追憶)現象。寝ている間に記憶がきちんと整理整頓され、その後の学習を助けた結果、「本を読んで勉強してもさっぱりわからなかったことが、ちょっと時間をおいてから再び勉強を始めると、突如よく理解できるようになる」
  • ひどい事故に遭った経験を持つ子に、「赤い生地を買ってきて」と頼むと、赤は赤でも朱色、オレンジ系のものを選びます。作品の中にも、真っ赤はまず使いません。それは、過去の血の記憶なのでした。それは、過去の血の記憶なのでした。事故に遭った時の鮮烈な記憶が残っているのです。血の赤というのは、むしろどす黒いもので、本来の赤に対して明るい方にもっていこうとする。記憶を遠ざけたい、消したいという思いが色の選び方に反映されるのです。

■瞬間的な判断について

  • 視界が利かないなか空を飛ぶことは地中を掘り進むのに似ているが、立ち止まることが許されないパイロットは、ミミズをあさるモグラと違って追い立てられる気分になる。そして空気が薄いこともあり飛行中の人間は「パイロットの六割アタマ」となって判断力が鈍り、錯覚に陥りやすい。
  • 星が見えない曇りの夜間飛行だと、怖ろしいことに「漁り火」を「夜空の星」と思いこみ、漁船が浮かぶ漆黒の海へと真っ逆さまに"急上昇"した例もあるほどで、上下の感覚などいともたやすく失われる。バーティゴはベテランからルーキーまで、飛行経験の多少に関係なく、人間なら誰でも起こりうる生理現象で、もしそれに気づいたら冷静になって計器を信じるほかないのだが、愚かにも人間はそうした危機に直面すると科学よりもみずからの感覚に従い、機械の故障を疑ってしまいがちなのだ。

■男女について

  • 男性はお金を稼ぐとそれを自分のために費やす傾向があるが、女性はお金を稼ぐと家族全員、特に子どもに利益をもたらす。よって女性にお金を貸し付けることは、結局、家族全員への経済的利益とともに、地域の共同体全体に利益をもたらし、滝のような効果を引き起こす。
  • すべての女は 遠い昔 地上に降臨した女神の末裔。
  • 恋愛はえてして共犯意識から始まるもの。たとえばひとつの仕事に従事する男と女。ささいな秘密を共有する男と女。共犯意識は簡単に恋愛へと発展する。次に、正当な恋愛を維持するためには、密接な距離感と、時間の共有が不可欠。つまりある程度は近くに、かつ長く一緒にいなければ本物の恋は生まれない。つまり、『他人とは思えぬほどの連帯感』こそが、正しい恋愛の条件なの。
  • 女にとっての家庭は、すなわち国家そのものなのよ。愛する女に妻としての幸福を与えることのできない男に、国家を論ずる資格などない。まして王たる資格などない。
  • 女の人の話も似ているところがあって、女性が何か言う時は、その背後に何らかの感情があるんですよ。自分は大変だったとか、寂しいとか。女性が男性に求めてるのは、その大もとの感情を受けとめてほしいんです。表に出て来ている言葉っていうのは、極端なことを言えば何だっていいんです。言葉で表わされていることを文字通りに捉えてアドバイスしても、それは女性が求めていることじゃない。

▼結婚について

  • 夫の建てる、妻の家。
  • 故郷が2つになることが結婚。
  • 独身最後の親孝行は、結婚。
  • 南向きの性格が、彼女を明るくしてる。
  • 長続きする秘訣は「目を合わせないこと」だとか。
  • 未来を依存される喜び、、確かにこういうのはあるなぁ。
  • 自分の預貯金は明かさない方が良い。
  • 籍を入れるときは絶対一緒に。後でずっと言われる。
  • 口やかましく言わないこと。世の妻たちは、口やかましい小言によって結婚の墓穴を掘り続けている。
  • 女性が夫によって幸福を与えられるとすれば、その幸福は、夫の賞賛と愛情以外のどこにもない。そして、その賞賛と愛情が真実のものであれば、それによって夫の幸福もまた保証される。
  • 10分ルールは試してみてもいい。毎日10分間、仕事以外のことを、つまり、家族や子ども、家庭生活や夫婦関係について、2人だけで話し合う。テーマやスケジュールをあらかじめ決める必要はない。
  • 相手にフラストレーションを吐き出す機会を与えること。これはパートナーとしての役割の一つでもある。フラストレーションの原因が自分自身であれ、他の誰かであれ、ただ黙って聞くこと。ケンカになってもOK。ただし、ルールはしっかり決めておいたほうがよい。
    • 中傷や侮辱はしないこと。「あなたのアイデアは馬鹿げている」と言うのはOKですが、「あなたは馬鹿だ」と言うのはNG。
    • クールダウンが必要なときは、「休戦」を提案します。いくら腹が立っても黙って席を立たないように。「ちょっとクールダウンが必要みたいだ。続きは後でやろうよ」と一言声をかける
    • 子どもの前でケンカを始めた場合は、必ず仲直りするところを見せる。ケンカが始まったら子どもたちを向こうへやり、ケンカが終わってから呼び戻すのではダメ。それでは子どもたちの恐怖心は消えず、学びもない。
  • 必要なときは口を閉じ、耳を傾けること。お互いを尊重し、ゆっくり話し合う時間を持つこと。
  • マンネリは自然解消しない。パートナーと新鮮でエキサイティングな活動に参加して、協同で作業したり、同じ体験を共有したりすることで、2人の距離を近づけることができる。また、楽しさも倍増するはず。わざわざ自宅で障害物競走をする必要はない。スカイダイビングのクラスに通ったり、バンジージャンプをしたり、積極的にアウトドアへでかけよう。ほかにも、ガラス吹きをしたり、近所のまだ行ってない場所をサイクリングしたり、街を散策したり、近隣の街に週末旅行したりするのもおすすめ。

■体内リズム

  • 頭が一番はっきりしていて細かい仕事に向いているのは午前中の早いうち。新しい刺激を取り入れやすいので、計画立案など新しいことを始めるのに向いている。朝起きたら毎日5分間、今日のスケジュールを頭の中でシミュレーションしながら最上の行動パターンを考えるのは効果的。
  • 痛みを一番感じにくいのは午前中の早いうち。
  • 注意力が最も発揮されるのは12:00前後。
  • 論理的・分析的思考力が一番高まるのは12:00頃。
  • 昼寝に一番いいのは14:00-16:00
  • 繰り返しの作業に一番向いているのは15:00-17:00。
  • 肉体の運動能力が最も高まるのは17:00前後。運動はこの時間帯がベスト。
  • 一番眠くなりにくいのは18:00-21:00。
  • 夜は記憶。就寝直前に頭に入った情報は記憶効果が高まることが実証されている。

▼早寝早起き

  • 早寝早起きをするだけで、肥満の予防になる。交感神経は体を活発に動かす昼間に働いて、摂った栄養を効率よくエネルギーに変える。代わって夜になると副交感神経が優位になって体を休息モードにし、「栄養を体内にたくわえる」方向に働く。早く寝てしまうと、夜、食べない。だから余分な脂肪を体にためこまないですむ。

▼睡眠

  • 4時間未満しか寝てない人は死亡率が2.5倍以上高く、10時間以上寝ていた人は1.5-2倍高い。睡眠時間は少なすぎても、多すぎても健康を脅かす。
  • 睡眠不足の人は医師の世話になる機会が年平均で2倍、感染症にかかる率も年平均で2倍。
  • 人の必要睡眠時間は個人差が大きく、年齢にもよる。乳幼児や子供は1日16-20時間、成人は7-9時間、老人は6-7時間。
  • 全身の細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンなどの各種ホルモンは、睡眠中、とりわけ24時前後によく分泌される。毎日この時間帯に熟睡していると、骨や筋肉を丈夫にしたり、肌を修復したり、病気やけがの回復を順調にする。

▼周波数

  • 同じ周波数をもつものは一方が音を出すと、共鳴して音をだします。類は友を呼ぶということわざがありますが、同じ波動をもつものは引かれ合い、反応するのです。

■経年変化

▼脳は成長し続ける

  • 知的な刺激を与えると脳の神経細胞じゃ年齢に関係なく木の根のように伸びていく。脳は年をとっても成長し大きくなる。

▼老化に伴う変化

  1. 筋肉量が落ちる。運動しないと10年ごとに筋力が約10%ずつ落ちていく。
  2. 35歳を過ぎると骨の量が1-3%減る。
  3. 関節が退化する。
  4. 血圧が上がる。
  5. 最大心拍数が減る。
  6. 肺活量が落ちる。

■世界の人たち

▼くせ

  • 中国人のくせは、ものを誇張すること。だからみんな真に受けるとばかげたことになる。
  • インド人はありもしない空想的なこと、超現実的なことをいうから、これも真に受けることはできない。
  • そして日本のくせは、ものを隠すこと。秘伝、本家、泥棒。

▼宝くじ

  • 宝くじにあたると日本では世間をはばかって隠したりするが、アメリカでは新聞に堂々と顔写真がでる。

■現代の日本人の性質

  • 衣食足りて礼節を知るのがかつての日本人でしたが、足りすぎて礼節を失ったのが、現代の日本人の大きな特徴になりつつあるのは残念なこと。
  • 梶山が死んだとき、壮烈な戦死と書く新聞や週刊誌があった。私は、そっちで殺しておいて何を言うかと腹を立てた。頼まれれば断れない梶山をさんざん利用しておいて、便利重宝に使いまくって抜けがらみたいにしてしまって、いまさら壮烈な戦死とは何事か。
  • 青年の手厚い介護にも拘わらず、僕のケガはまったく治らなかった。そこで次の目的地へ移動する前に、テヘランにある日本大使館の医務室を訪ねてみた。このままでは歩くこともままならなくなると考えたのだ。医務官に傷を見せると、顔色一つ変えず、抗生物質の薬をひとつくれただけで診療は終了。「それだけ?」と思いながら、薬を飲んでおとなしく一晩寝ると、翌日にはしっかり膿は止まっていた。あの心優しき青年が10日間もの間、世話してくれたにも拘わらず治らなかった傷が、先進国のたったひと粒の薬でいとも簡単に治ってしまったのだ。世界中の貧しい国々にも日本大使館はあり、その内部には薬が備蓄されている。だから、日本人がパスポートを持って大使館を訪れれば、簡単に薬が手に入る。一方で、貧しさゆえに薬が手に入らず亡くなる人が大勢いる。同じ土地にいても塀の外と中ではまったく違うのだ。これもまた国境の重みを強く感じた経験だった。
  • ルールに則ればチャンスは平等にあり、どこまでも可能性が広がる国に生まれた自分。それなのに、僕は音楽探しという名目で、「この国以外のどこかへ!」、「もっと自分を輝かしてくれる何かを!」求めて自分探しの旅に酔いしれ、自分が生まれた環境の異常なまでの豊かさに気づくこともなく生きてきたのだ。政治の複雑さから自分の本当の気持ちを隠して生きなければならないイエメンの少年に、ズバッと本当のことを言われて恥ずかしさのあまり逃げ出したい気持ちになった。言葉は悪いかもしれないが、日本の人々はワンオブゼムとして扱われるのを極度に嫌がるオンリーワン病になっているのではないだろうか。自分探しなんてものが成立するのは、先進国に生まれた人だけだ。
  • 世間が許さないのではなくて、本当のところはあなたが許さないのでしょう。
  • 日本では小学校入学の際に、「学校を建ててくれてありがとう」なんてことを言うだろうか。僕が子どものころは学校はあって当たり前くらいにしか考えていなかった。日本では欲しいものがあれば、何か必要のあるものがあれば、簡単に手に入る。誰かにプレゼントを贈っても、よっぽどのものでなければ、無条件に100パーセントの笑顔で感謝されるなんてことはまずない。
  • 世間を騒がせたことをお詫びしたい、という言葉は 英語やドイツ語に翻訳することができない。

▼競争は苦手

  • 競争社会の中で個性がせめぎあう関係の中を生きてゆくよりも、与えられた位置を保ち心安らかに生きてゆきたいと思っている日本人は意外と多い。
  • 日本人にとって周囲と折り合ってゆける限りで世間の中で生きる方が、競争社会の中で生きるより生きやすい。

▼踏み込めない

  • 人はアクセルとブレーキが逆についてる。医療や教育といった必要なものにはお金をかけたくないが、必要のないものにはたくさんのお金をかけたい。

▼責任を取れない

  • 高い地位にある人たちでも「自分のミスでした。責任をとります。」とはなかなか言わない。リーダー達がそうですから、今の若い人たちが「自分の責任」に無頓着なのも、あるいは無理ないことなのかも知れません。しかし自責の人は問題に真正面から関わっていくから問題を解決すれば実績になるし、自分も進歩する。「良いことは他人のおかげ、悪いことは自分のせい」といつも思うこと。
  • いじめ行為をする人は自分がしたことの責任を取れない。何かがうまくいかなくなると、自分の責任を認めずに、真っ先に人の過失を指摘する。悪びれる様子もなく、そうした行動が正しいと判断するのだ。

▼疲れた

  • 日本では仕事したら疲れないといけない。疲れなかったら仕事をしてないという先入観がある。

■エンジニア

  • エンジニアは、三日たつともう自分のやっていることに浸りこんでしまうんですね。「これをやれ」を上から命令されると、大概拒否反応を示す人が多いですね。いや、それはやりたくないとか、そんなの、今まで俺がやっていたのとは違うとか。ところが、無理やりやらせても、三日ぐらいたつと、これはいいんですよ、すごいんですよなんて言い出す。単純と言うか無邪気というか。
  • エンジニアの性を抑えれば、技術の進歩の基本的なドライブを失うかもしれない。一方で、そのままやらせれば、とんでもないものがたくさん出てきてしまう危険がある。その2つのベクトルをどうやって合成するか。

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