2010年9月18日土曜日

自転車ツーリングのプランニング

■自転車イベントを行う際の注意点

▼プランニングの基本は、下見!
  • ツーリングは楽しくなければならない。そのためには無事ゴールしたときに「あぁー疲れた」という言葉が出るのではなく、「あぁー楽しかった」と参加者が皆で思わずにんまりできるようにプランニングしておきたい。
▼コース略図
  • どんなに簡単なコースでも、略図は配布すること。
  • 自分が誰かのケアをすることになった場合に、他に誰もコースがわからない、という事態に陥る危険性がある。
  • 予定外の計画変更等の際に判断材料が手元にある必要がある。
▼開始前点検
  • 開始前の自転車整備・確認は必須。
  • 最初からメカトラブルや多数のパンクが発生する可能性がある。少なくとも空気圧は確認しておくこと。
  • 自転車を持ち込む参加者には、「前日の自転車整備」のお願いを徹底しておく。
▼ヘルメット
  • ヘルメットは自己責任だが、見られる立場として「ヘルメット着用」を薦めていくことは必要。参加条件にも「ヘルメット推奨」と明記するが、なくても参加は許容する。
  • リスク自己負担の社会常識に従ってもらう。
▼肖像権
  • いちいち後で確認はめんどくさいので、「肖像権は○○に帰属する」 旨を、事前案内しておく。

■基本計画を練る

  • ツーリングを計画する場合まずは行きたい場所を定めよう。景色の良い場所、名所旧跡、寺社、グルメポイントなどだ。ネットなどの詳しい地図を見て、20~50km程度の範囲で何ヶ所かの目的ポイントを決めそれを線でつないでいく。交通量の少なそうな道を選べば基本計画の完成だ。
  • ポタリングは定めた目的地につかなくても問題ない。目的地は、楽しく走るために便宜上決めただけ。でも目的地はいる。目的地があってこその寄り道であり、目的地がなかったら、どこに立ち寄っても寄り途にならない。
▼テーマを巡る
  • チャリ+@の企画って観点でも何か考えておくべきだろう。キーワードは、、、環境とか芸術とか食とか?価格で競争力が出せないことには、他の強みがない。参加するとついでに環境や健康に対する活動をしている団体に一部が寄付されるような仕組みでもいい。参加した特典として、自転車保険に安く加入できるようになる、とか。
  • 駅から距離のある美術館や博物館、工場見学を使ったツアーなんてのもできるのでは?
  • 動物や木のような生物を巡ることはできないだろうか。これだと、何年経っても繰り返しがいがある。写真にも残して、自分と一緒にみんなが変わっていく様子を伝えられたら。何十年も僕たちはこれを守っていきたいんだ、そういうメッセージを伝えられたら。
  • 1泊か2泊で行ける自転車の旅ってのはどうだろう。目標にテーマ性を持たせて、歴史遺跡とか、銭湯、小さな駅、廃線、ご当地グルメ、地ビール、蕎麦巡り、ラーメン巡り、廃墟巡り。コースを指定して、しまなみ海道、遠野物語、ホノルルセンチュリーライド。
  • スタンプラリー的な要素も盛り込みたい。
  • ロケ地巡り、坂巡り、相撲部屋巡りなんてのも自転車でやってる。
▼自転車セラピー
  • 自転車に乗ることの効果を医学的に証明したようなデータは添付して渡せるようにしておいてもいいかもしれない。でも、何の病気に効くんだろう。どういったマーキングをすれば、効果をしっかりはかってもらえるんだろう。免疫力や、ストレスといったものは森林だけじゃなく、自転車に乗ることでも改善は見込めるんじゃないかと思える。
  • 自転車セラピーってのは調べたけどなさそう。
▼その他
  • 大江戸温泉とかどこかの銭湯と組んで、汗を流して帰れるとか、打ち上げがそのままできる仕組みを作れると良いかも。そういったパッケージを繰り返しやっている団体になる方が、成長もするし協力してくれるところも増えて良いのではないか。
  • Websiteのアクセスアップの為に、「用語集を作る」ことも検討した方が良い。同じ言葉で話していくためにも、自分の理解している意味を知ってもらうことは必要。
  • レインボーブリッジを使った、世界最高速度のロードレース大会
  • 「親子で○○しよう」という企画がある。子供用レンタサイクルがあれば、○○へ行こう、はできるな。子供向けに何かをすると親は必ず入ってくるので、こっちの企画の方が集客しやすいこともある。
  • 青信号の方向のみに進むってのもアイデアの一つ。毎回どこに行くかわからない中での発見をいかに楽しむ要素に昇華できるか。。。
  • 自転車をもっと身近に感じてもらうためにできることの案
    • 駐車場の1画で中にボトルの輪を作ってぐるぐるまわる練習。人によって得意な回り方があるので、逆方向もまわること。8の字とかも応用してみるとおもしろいかも。
    • 段差を作って、飛ぶ。
    • 道路の白線に沿って走る。
  • 自転車の楽しみについて語る会。を発足してもいいかも。
  • チャリンコアンケートを取ってみるのも良さそう。どうしたら使いやすくなるかとか、どこに駐輪場があったら嬉しいかとか、どこにレンタサイクルが欲しいとか。チャリに乗ってる人たちの実際の意見として集めて、それを元に都市計画についての提案とかできたら、それはそれで「チャリ都市化モニターを安価で楽しみと一緒に請け負います。」で、レンタサイクル代+1日の調査費くらいは出してもらえれば嬉しい。
  • アースライドもここに含まれる。
  • ママチャリグランプリってのがある。サーキットをママチャリで激走する奴。
▼参考にできそうな活動
  • シクロツーリズムしまなみみたいにできたら奥多摩の点を線にできるかも?
  • やまみちアドベンチャーという自転車活動をしている人がいる。
  • ビーチ葉山。アウトドアフィットネスという運動をメインにして自然全体をジムとしてやってる場所がある。これをどうにか自転車とくっつけられないか?

■いざ、下見へ!

  • コースを良く頭に入れて地図を持参し下見に出発しよう。下見の際には自分が今どこを走っているのかを認識しながら走ることが大切である。橋を渡っただとか、鉄道とクロスしただとか大通りを越えたといった各ポイントで現在地を頭の中の地図に照らし合わせていく。確証がなければ必ず地図で現在地を確認しよう。
  • 途中で気に入った場所や面白いものをみつけたり、写真を撮ったり散策をしたりと好きなように楽しめば良いし、それで時間が余計にかかっても構わない。当初の計画通りでなくてもプロセスが楽しめれば良いのだ。目的地は逃げないし、何回も同じ場所やコースを走ったっていいのだ。ツーリングは楽しんだ物が勝ちなのである。つまり、下見をして初めて、そのコースの良さが体感でき、イベントに参加される方々が楽しんでいただけるポイントを押さ、必要時間や体力配分などペースがプランニングできるのである。

■走行速度は?

  • コースプランニングでは初心者が多いまたは、障害者がいる場合などは1時間に10km未満の走行スピードを想定する。ママチャリでもゆっくり走れる速度だ。信号で止まる事もあるし、景色を眺めたり面白いものを発見したり、写真を撮ったりと余裕のあるスピード設定で、ゆっくりと楽しみながら進めるプランニングである。中級者以上がほとんどならば、時速12km~15kmでも構わない。但しツーリングを楽しむのならばMAXは18km程度だ。それ以上だと普通の体力や一般的な脚力の人の場合は走るだけになってしまい余裕がなくなる。ましてグループでの走行なら、様々な不測の事態のリスクもある。もちろんこれらの速度には休憩や食事の時間は含まれないので、別枠で時間を確保してプランニングし下見で確認したい。
  • 他人とペースを合わせて何十kmと走るのは結構難しい。集団走行の原則は「遅い人に合わせて走る」だ。しかし合わせてもらうのはある種のストレスでもある。言うに言われぬプレッシャーを感じ、ついつい頑張ってしまう。オーバーペースで走らせないような配慮が必要。
  • グループ走行でまず注意せねばならないのが全体のペースコントロールだ。原則は一番ペースの遅い人、体力が無い人が最後まで疲れないようにすることだ。単にペースを遅い人に合わせるだけでは駄目である。遅い人は皆に迷惑をかけたくない一心に自分のペースで走っているつもりが自然とオーバーペースとなってしまいがちだ。気がつくと疲れが溜まり後半にはバテてしまうことがある。つまり遅い人が決してオーバーペースになってしまわないように全体のペースコントロールを行う必要がある。
  • 遅い人にペースを合わせるため先頭を走ってもらおうとするのは間違いである。先頭は一番風圧を受けて体力を消耗しやすいし、道を間違えないようにと余計な神経も使わせてしまうこととなる。なによりも先頭を走ることで後方のメンバーに気を使い自分のペースで走れない、つまり自然とオーバーペースに陥ってしまう事で結局疲れてしまうのである。
  • 初心者や体力に自信のない人はグループの中で2,3番目の前方に位置するのが良い。先頭は体力のある人や経験豊富な人が全体のペースをコントロールしながら走るのである。その際に一番遅い人のペースを掴んで、その人のペースよりもゆっくりと走るようにリードすることで皆が最後まで気楽に疲れずに走ることができる。但しあまりに体力やペースに差があったり極端に遅い人がいる場合には2つのグループにわけて走る。遅いほうのグループは必ず経験者が引率をしてオーバーペースにならないようにコントロールする必要がある。

■走行距離は?

  • 1日かけて走る距離は例えばマラソンの42.195kmなど、ちょっとした完走気分を味わうだとか、50kmをひとつの節目として目指すのもいい。イベントでは20kmから50kmをMAXとして十分に余裕を持つことが大切だ。
  • 距離的には午前中に全体の7割程度を消化し、午後は3割くらいにしておく。逆に体力の配分は午前中は3割程度におさえ温存する。午後に5割程度の体力を充当すれば肉体的精神的にも余裕が生まれトラブルがあっても落ち着いて対処できる。残りの2割の体力は使わないで最後まで取っておこう。こうしておけば午前中に遅れが出たり、参加者の体力消耗が予想以上であったりしても、リカバリーの可能性が高くなるのである。
  • それでもハプニングはつきものである。パンクやメカトラだけでなく、天候が急変して雨になったり、風向きが逆風に変わったり強まったり、また参加者の体調の悪化があるかもしれない。
  • 悪いことばかりではなく、気に入った場所でゆっくりしたくなったり、思わぬ出会いがあったり、魅力的で面白い場所を発見したりと楽しい時間をたっぷりと使うこともある。いろんなケースに対応できるようにあまりガチガチのプランにはせず、実際に下見で走り始めてから、状況に応じてプランを変えて行ける、フレキシブルなプランニングを考えておこう。

■団体走行のポイント

▼ハンドサイン
  • グループ走行の場合は停止や交差点で曲がる場合などに後続に手でサインを出す。サインは左折の場合以外は右手で行うが、後続だけでなくクルマや歩行者、オートバイなどに対してもアピールすることとなる。前の人がハンドサインを行ったら必ずそれを同様に行い後続に知らせよう。。曲がる、先に行け、などは対クルマ向けと同じだが、右手を下または斜め下に差し出して掌を開くのは「止まります」という意味になり減速する時などにも使う。また障害物などを発見したら指差しで後続に伝えよう。ハンドサインだけでなく声に出して伝えることも大切だ。後方の人はハンドサインを見落としても声は聞こえるし、明確に意思の伝達が行える有効手段だ。伝言ゲームで「停まります」「右折します」などを伝える事により一体感も生まれてくる。
  • 一方昔小学校などで自転車のハンドサインを習った記憶がある人が時々使うのが、曲がる際に腕を伸ばすのでなく、その変形パターンとして左折なら右腕を90度に折り曲げて横に出す方法がある。但し、これは知っているクルマのドライバーが少ないため通じない。また停止のハンドサインも右手を腰に当てて掌を開くパターンがあるが、現在ではあまり使われておらず伝わらないことがあるので注意しよう。
▼隊列
  • グループツアーをスムースに進めるのにポイントとなるのは初心者や体力やペースが劣る人たちのケアである。グループ内でひとりでも遅れたりいろんなトラブルで動けなくなったりした場合、グループ全体がそのまま影響を受ける。
  • 初心者には経験者がすぐ後ろにつき後方から安全を確保しながら進めるように走行ラインの取り方やペダリング、ギアのシフティングなどをアドバイスしながら走る。初心者は何かと不安であり、他のメンバーに迷惑をかけやしないかと心配をしているので、こうしていろいろと声をかければ安心するものである。その安心感が初心者の心身のトラブル防止にも役立つのであり、グループツアーの成功にもつながることとなる。
  • グループの隊列は人数によっても異なるが、先頭はサブリーダー格の経験者で地図を読みコースをしっかりとリードするとともにペース配分にも気を使う必要がある。中央には初心者を前のほうにして数人が入り最後尾はリーダー格のベテランがグループ全体の安全やペース配分を見ながらコントロールし、グループ内で何かトラブルや遅れが発生した場合にはしっかりと対処をする。人数が6-7名以上になった場合にはグループを2つ以上に分ける。長い隊列だと特にクルマからは安全に追い越しができなくなるし、グループのコントロールも難しくなる。また、グループの中ではむやみに一人ひとりの位置を変えず隊列を守って走る。ちょろちょろ動くと自転車同士の接触事故が起こりやすくなるし、クルマに対しても危険である。
  • 信号には余裕を持って停まりたい。グループの先頭が黄色で突っ込んだりすれば後続はついてこられずに分断されることとなる。また初心者などが前の人についていくことに精一杯になっていたりすると信号に気が付かずそのまま赤信号に突入してしまうリスクもある。
  • メンバーはやはり体力やペース、経験などが近いレベルの仲間同士であればそれぞれに自分のペースをあまり崩さずにグループツアーを楽しむことができる。人数が多くグループ分けをする場合にはそのことを考慮する。休憩や食事、観光やゴールなどの際に合流するようにして時間調整すればそれぞれのペースを守りやすくなる。
▼人数別走り方
  • 2人で走る場合
    • 一方が初心者の場合は原則経験者が右後方につき、後からのクルマに注意しつつ前方の状況を見ながら初心者に声でアドバイスを送ってリードして走る。子供などと市街地を走る場合は逆に子供を後ろからついて来させる。体力や経験が同レベルであれば先頭交替をしながら走る。
  • 3-6人で走る場合
    • コースを良く理解している人が先頭でペースをコントロールしながら走り、最後尾にはリーダー格の経験者が全体を見ながら必要に応じて指示を出して全体をマネージする。間には初心者が入る。必要に応じて先頭交替を繰り返す。
  • 7-8人以上で走る場合
    • 隊列が長くなると全体のコントロールが困難になってくる。更にクルマも追い越すのが大変になり、無理やり追い越すクルマやトラックもいて接触や風圧で転倒したりするリスクも膨らむので、4-5人のグループに分け、数十mの間隔をあけて走る。レベルのあったもの同士のグループとして経験者やベテランが各グループについてコントロールする。
▼子供を含むツーリング
  • 家族サイクリングの場合は先頭と最後尾が親で間に子供を入れるのが基本である。大人が一人の場合は安全を確認しながらゆっくりと先導するのが原則。子供ははじめは元気で早いペースで走り出したりするが、体力やペースの配分などを考えてはいないのでほっておけば後で必ず疲れてしまう。大人に比べて基礎体力が小さいのでバテ安いのだ。きっちり安全確認をすることやブレーキのかけ方、タイミングなどの指導と子供のコントロールをしっかり行うことが大切だ。安全が確保された場所では子供に前を走らせて後ろから指導すれば監視しやすいし子供も能動的になれる。
  • コースプランニングの際、必ずショートカットやエスケープルートを確保しておこう。子供の疲れが見えたら決して無理させずに早めに引き返すことが必要だ。子供の体力だけでなく奥様の体調やご機嫌によってもコースの変更をしなければならなくなる場合もある。そうならないためにも地図で現在地を把握し、これまで走ってきた距離と今後の予定をしっかりと説明して理解させることが大切だ。あと何分走れば目的地だとか、休憩でおやつが食べられるだとか、ゴールだとかを常に教えながら走れば気分的にラクになる。こまめに小さな目標を立ててクリアしながらゴールを目指すのだ。もちろんエスケープルートやショートカットも選択肢として教えておけば、安心感は高まりラクな気持ちで楽しんで走れる。
  • コースはなるべくなら前半は多少登りがあっても後半は下り基調となるようにして、疲れてもラクに戻ってこられるようにしたい。モデルコースがあればそれをフォローするのが安心だ。

■観光ポイントや目標の確認

  • 休日の有名観光地は必ず渋滞しているし歩行者も多いのでできれば避けたい。ツーリングの良いところは誰もが行く観光地に行かなくても、人やクルマの少ない場所での自分達だけの様々な発見や喜びを見出せることにある。もちろん自分の行ってみたい場所は大切にしたい。下見の際にその場所へのアクセスや入場可能時間、見るべきポイントや周辺情報などを調べておこう。もちろん事前にTELで確認したりネットなどで調べておけばより良いだろう。いきなり目的地に着いても入れなかったり閉鎖されていることもあるのだ。また、クライマックスである最も行きたい場所は後半のゴール近くに持ってくれば、そこへ向けてのワクワク感を保持したまま楽しく走りつづけられる。
  • ツーリングで何を優先するかはその時々で流動的に考えたい。自分の行きたい場所を巡っても、距離を求めても、標高差や峠を目標にしても構わないが、それに捕らわれすぎて無理をすると様々なトラブルの要因となる。楽しむ事が最大の目的であり、そのためには早出早帰りが日帰りツーリングの原則である。特に秋や冬になると日が短くなり、夕方から日没後は急速に気温も下がってくる。午後は3時頃にはゴールできるようにプランニングしたい。春から夏の日が長い季節であっても4時頃にはゴールし、5時以降のゴールは計画段階では避けるべきだ。

■楽に走れるルートプランニング

  • ルートは輪行しないのであれば周回路が基本となる。上手く周回路をとれなければ、同じ道を戻ってくるピストンルートでも構わない、行きと帰りでは風景の見え方が随分違うのだ。また、行き止まりの道は交通量も少なく静かで走りやすい場合が多い。
  • 快適なサイクリングの決め手は交通量の少ないクルマのできるだけ来ない道を選ぶことである。すぐ横を大型トラックがビュンビュンぶっ飛ばしていく国道などはゆったりと楽しむサイクリングは不可能である。ローカルな道、旧道などを選びたい。旧道は交通量が少ないだけでなく古い街並みが残っていたり、史跡旧跡があったりと何かと楽しみが転がっている。田舎道や農道、林道などを選べば快適なフィールドに出会えるはずだ。
  • ポイントは様々な状況に合わせてルートバリエーションを持っておくことにある。まずはエスケープルート。参加者のトラブルや天候の急変などがあったりでツーリングを切り上げる場合に、輪行が可能なら鉄道や場合によってはバスなどを利用する。周回ルートの場合はショートカットルートを取ることもできる。目的地を幾つか削ってルートを短縮するのだが、湖の周回ルートや山裾を1周するルートなどではショートカットはできないので中間点に到着する前に全員が無事予定通り完走できそうかどうかを、参加者の体調や天候、自転車の状態や先のコースなどを考えて行くか戻るかの判断を行う。もちろん時間に余裕ができれば、観光や休憩などの時間をゆっくりするなど、参加者との交流を深める機会として活用したい。
  • 交通量の少ない道:
    • 旧道、農道、林道、一車線の細い道、行き止まりの道、住宅街の道、名前のついていない道、道路標識の少ない道、など
  • 交通量の多い道(サイクリングに不適):
    • 国道、県道、バイパス、幹線道路、産業道路、○○街道(甲州街道・水戸街道など)、○○通り、環状○号線、など
▼公式コース
  • JAPAN DREAM ROAD 
    • サイクリストのための夢の日本縦断コース
▼便利なツール
  • ルートハブ
    • ルートラボに代わるルート検索&作成ツール

■休憩は早めに、定期的に

  • 休憩は最低でも1時間に1回はとりたい。初心者や子供と一緒なら20~30分に1回は休みながら進むと疲れにくくなる。大切なのは疲れを感じる前に少しずつ休むことである。疲れてからでは回復までにも時間がかかるし、もし限界を超えて疲れてしまえばその先のツーリングは楽しみではなく苦行になってしまう。障害者がいて体が慣れていない場合などでは状況に応じて例えば10分毎に休んでもよい。休憩場所はコンビニが水分やエネルギー補給をしやすくてお勧めだ。公園や寺社、景色の良い場所や名所旧跡などで観光や散策を兼ねても構わない。早めに短時間の休憩を頻度を多く取って、ゆっくりと走るのがポイントだ。

■昼食場所の考え方

  • ツーリング中は気持ちよく身体を動かして、美味しいものをますます美味しく食べられるチャンスであることに違いはない。
  • 事前に美味しいものやレストランなどを調べておいてコースに組み込めばベストだが、下見の途中で美味しそうなお店を見つけるのもまた楽しみである。
  • その土地の美味いものと言っても観光地に多々ある名物料理などは客引きのいる店や誇大な宣伝のある店は心理的にも遠慮したくなる。同じような食事処があれば空いている店ではなく混んでいる所を選んだほうが間違いない。言うまでも無く美味しいから混むのだ。ちなみに港町を訪れた際には漁港近くにある店や魚市場にある食堂に行ってみよう。鮮度の高い海産物料理がリーズナブルに楽しめること間違いなしである。
  • 但し、ポイントは参加者全員が一度にまとまって入れることである。下見の際にはそういう店を探して、事前にお店の人に何月何日の何時に何人で来るからと話をして対応可否を確認し、必ず予約をしておきたい。美味しい食事は参加者の楽しみでもあり、良い思い出になるので、ここは下見の際にしっかり押さえて予約しておこう。

■視界の確保

  • 一列棒状で走る欠点は、後ろの者ほど前方の見通しが悪くなること。とくに障害物の有無や路面状態の確認が遅れる。


そんなとこですかね。ほぼ、教えてもらったことですが。^^;

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