2010年9月9日木曜日

公の性質

・政府は効率が悪く、スピードが遅く、不正が起こりやすく、官僚的で、地位に居座り続ける傾向がある。これらは、全て政府が持つ利点の副作用。その規模、パワー、および影響範囲の広さは、ほとんど必然的に扱いにくい。同時に、自分達のためにその力と富を使いたがっている人たちに対しても魅力的なものになっている。

・政府はものを作ることは上手いことが多いが、それがもはや必要なくなったり、あるいは負担にすらなってきたときに、作るのを止めるのはあまり上手くない。

・真のエリートには2つの条件がある。第1に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった何の役にも立たないような教養をたっぷりと身につけていること。そうした教養を背景として、庶民とは比較にもならないような圧倒的な大局観や総合判断力を持っていること。これがまず1つ。 第2は「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があること。俗世に拘泥しない精神性が求められる。

・外交官というのは、いかに末端の仕事を担当していても即座にでも日本国の首相がつとまるほどの経綸と構想を用意しておかなければならない性格の職務。

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