2011年1月17日月曜日

映画「レッドクリフ Part I」【11年11作目】

著者 :
エイベックス・ピクチャーズ
発売日 : 2011-10-17
 "乱世の奸雄"曹操と、"漢室の末裔"劉備。赤壁の戦いを前にして、劉備は孫権に同盟を申し入れる。なんてわかりやすい天下の勢力図。その中で、同盟を成立させることは国を背負う大きなプレッシャーと隣り合わせの大仕事。こんな仕事を任せられるのは、孔明くらいしかいないだろう。
 三国志を全部読んだ人にとっては、赤壁の戦いは全体の中の一場面にすぎない。けど、その一場面にも様々な人物模様が織り成すドラマがあって、その一瞬一瞬が歴史を作っていく。それは今も同じはずだ。今こうやってブログを書いてる、この瞬間にも歴史は紡がれてる。壮大な歴史は今に続いてるんだな~と思うと、なんかこの時代の人たちに比べて自分たちの生き方って適当になってないかな、とか考えさせられます。
 楽しければいいじゃない。そういう考え方もありだと思う。自分には荷が勝ちすぎる。その判断も正しいのかもしれない。
 でも、かつてこういう人たちが命をかけてつないでくれた今を、もっと思いを込めて生きていくことが必要なんじゃないかなと、そんな風に思わせてもらえました。もっと戦略を大きく捉えて、戦術としての引き出しを増やして、兵站も確保していく。そういうことを考えていかないと。
 国家の話でなくても、一家のレベルでも先がないなと思ってきました。世の中が変わっていく。それは誰かの戦略だ。それを踏まえた自身の振る舞いについて、もっと積極的に考えていくこともできるのに、してこなかったなと反省しました。未来の解像度をもっとあげてかないとだ。

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