2011年7月17日日曜日

ハイ・コンセプト【11年11冊目】

昨日は奥多摩で、今日は玉川上水で読んでいた本です。
書評に残そうと思える、良本でした。^^


ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

<本の紹介>
21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか―この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示した、アメリカの大ベストセラー。
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大前さんの本は個人的に学びが多くて好きで何冊か読ませてもらってますが
この本は自分が「新しいこと」を考えるのが好きだったのもあって手に取りました。

「この人はどんな風に新しいことを考えるんだろう」
「この人がいう新しいことを考えるってどういう意味だろう」、
そんなことに興味があったので。

読んでみた感想ですが、とっても良かったです。
直観的な動き方、考え方をしてる人、あなたの時代が来ますよ!^^

気になったことをメモしておきます。
・これから考えるべきこと。
  ・「よその国、特に途上国にできること」は避ける。
  ・「コンピュータやロボットにできること」は避ける。
  ・「反復性のあること」も避ける。
  ⇒これからは創造性があり、反復性がないこと、つまりイノベーションとか、
   クリエイティブ、プロデュース、といったキーワードに代表される能力が必要になっていく。
・「第4の波」は「情報化社会」から「コンセプチュアル社会」、つまり既成概念にとらわれずに
 新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていく。
・「答えのない時代」のいま、世の中に出たら、知識を持っていることよりも、多くの人の意見を
 聞いて自分の考えをまとめる能力、あるいは壁にぶつかったら、それを突破するアイデアと勇気を
 持った人の方が貴重である。
・学校で教えてくれる程度のことは、仮によく記憶していたとしても、二束三文でしかない。グーグルで
 検索できることは基本的に無料。その証拠に、人に教えるほど物事をよく知っているはずの先生で
 お金持ちになった人など知らない。
・「処理能力」より「創造力」、「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」、
 そして「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」がますます必要になってくる。
・創造力を測る、鍛えるためには以下のようなことを試してみてもいいかもしれない。
  ・漫画の吹き出しが何か所か空白になっていて、そこに会話を考えて書き込む。
  ・与えられたタイトルだけをもとに、物語を筆記、または口述する。
  ・さまざまな現実的な状況が示され、こんなときあなたならどうするかと質問される。
・これから求められる6つの感性(センス)
  ①機能だけでなく「デザイン」
  ②議論よりは「物語」
  ③個別よりも「全体の調和(シンフォニー)」
  ④論理ではなく「共感」
  ⑤まじめだけでなく「遊び心」
  ⑥モノよりも「生きがい」
・トースターにとって1日の1%が「実用性」を発揮する時間で、99%は「有意性」を示すための時間である。
 それなら、見た目が美しいほうが良いのではないだろうか。
・豊かさ、アジア、オートメーションといった要因によって、モノやサービスが価値のある「商品」へと
 急速に姿を変える。そんな中で生き残るためには、たゆみなく技術を革新し、新たなカテゴリーを創出し、
 「それがなかったことにすら気づいていなかったものを世界に提供する」しかない。
・「やれたはずなんだけど」とは決して言わない。それはやらなかったことだからだ。
・モノではなく、「経験すること」にお金を使え。
・生活で最も重要なのは「経験」である。そして、アイデアの交換や他人との触れ合いこそ、本来の人間の
 ありかただ。場所や対象物によって、経験の印象が強まったり、台無しになったりすることがある。
・英雄の旅の物語は3つの部分に分けられる。
 旅立ち、新たな世界に入る「イニシエーション」、そして帰還。
 挑戦、困難・挫折・絶望の末の出逢い・成長、そして成功と置き換えてもOK。

・参考図書
 「成功ルールが変わる! 「カラオケ資本主義」を越えて
 「ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
 「マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論


「新しい時代」といってもこれまでのやり方がガラっと変わるわけではなく、
これまでに積み上げてきたものをよりレベルを上げていくには新しいことをする必要があって、
そのためにはこれまで後回しにされてきた要素がこれからは差別化要因として
注目を浴びていくし、これまで「これができる人がすごい人」と言われていたことは
変わっていくってことでした。

何年か前からそう感じていたし、だからこそIT業界に身を置きながら一見関係のなさそうなことも
自分としては必要になるタイミングが来ると思って取り組んできた。
結局、「できなくていい」っていうことは一つもなくて、「(こっちと比べると)重要度を落とさざるを
得ない」ってことがあっただけなんだと思います。
全部できた方がいいに決まってるし、「できるけどやらない(もっと得意な人がいるから任せる)」
ってことがあっても「できないからやれない(からできる人に任せる)」になっていたら、
後手にまわっていくのかなと思います。

自分の可能性を限定しないこと。自分で経験することを大事にすること。
そういうことを大事にしながら、クリエイティブとか遊ぶことを楽しんでいければいいのかなと思います。
これからに活かせそうな1冊でした。

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