2017年2月26日日曜日

鑑賞記:君の名は。

先日、ある漫画家さんとほかの友だちと一緒にラーメン食べていたときのこと。
「きじさんは『君の名は。』見ました?『この世界の片隅に』のときの感想がしっかり書かれていて印象に残ってたんで、見てたら感想聞いてみたいなと」
(いちお感想のリンク貼ったけどfacebookで僕の友だちになっている人しか見れないと思います、スミマセン…)

このやりとり、おぉ、自分なんかの文章でも意外と読んでくれてる人もいるんじゃん、と思えたことと、それを書いたことが次の話につながったことが地味に嬉しかったんです。なのでそのときはうまくまとまってなかったけど感想を考えながら話していて。で、どこかでしっかり書こうと思ってた作品なのでした。それでは『君の名は。』行ってみましょう。


大ヒットしてるので、映画館で見た人はたくさんいるでしょうね。
RADWIMPSの主題歌や挿入歌が世代に合っていて、勢いと都会っぽさを感じさせる音楽と、まちと自然の絵になる風景のタッチ、この2つの舞台装置に今っぽさを感じました。
その中で繰り広げられる話について、個人的にはそのストーリーや体が入れ替わる、時空を越えるところよりも、都会と田舎の暮らしを正反対のところと共通するところをうまく描いていたなぁと思いました。反対側の暮らしに行っても活かせることがあったり、行けば行くほどそこでの時間が解決してくれる慣れの部分があったり。東京に出てきた人たちや移住を考える人たちの話にリンクする場面も多かったんじゃないかなぁと思います。

そして、行き来するって意味では、奥トレは滝くんのような都心でずっと暮らしている人たちに自然の豊かさ・気持ちよさの中で気分転換してもらうきっかけになればと思ってやっているところも自分はある。だから、平日は都心でオフィスワーク、週末は田舎でアウトドアみたいなハイブリッドな暮らしの良さというか、「都心の生活が全てじゃない。たまには緑に触れにいきたいな~」とか思ってもらえると嬉しいよな、とかも思いました。

そしてブログとして並べて書いてみて気づいたんですが、先日書いた「信長協奏曲」の話。あの最後に、まだ人のできない「時空を越える」が成立する物語としてこの「君の名は。」も位置づけられるんだな、と。片や数百年と時代を飛び越え、片や数年間てほとんど同じ時代の中でのズレのようなものではあるけど、どちらにせよそのズレがおもしろい想像を生み出すんでしょうね。この作品はそれに加えて人のできない、「体が入れ替わる」ことも話をおもしろくするポイントになっていると思います。

とても楽しめるし、みんなが見てるからこそ同じ話で盛り上がることもできるいい作品だと思いました。

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