2010年12月28日火曜日

映画を撮るという経験

一昨日、自分の元に一つのDVDが届いた。
差出人は、今年「映画を撮りたい」と言っていたUくん。

「そっか、ついにできたんだ。」

今年の初めに知り合って、そこから意気投合して話していくうちに彼の映画への情熱に惹かれてった。そして自分のことを話すうちに彼も刺激を受けた様子で「初めての挑戦だけど、自分で動き出してやってみなくちゃ始まらないから自主制作映画撮ってみようと思ってます」って聞かせてもらって、自分とかぶる部分もあってぜひ応援したいと思いました。

で、ひとまず何ができるか考えて。
まず思いついたのは、彼が水墨画に興味を持っていたので自分の周りにいたコーチのこうすけこといわもっちゃんと、その親友で水墨画を描いてて、雲水で、俳優もしてる星太郎くんを紹介してみた。ら、その場で「登場人物のイメージとピッタリ重なった」ってUくん即オファー、星太郎くんも快諾してくれた。^^

なんかいい感じに動いてきそうだぞ。ワクワク。

また後日、自分の友人で自主制作の映画監督をしてるSさんを紹介。
映画監督としての心構えとか注意点、この先どんな壁にぶち当たるかの経験談、なんて話をUくんと同席させてもらいながら聞いてった。すごく参考になったみたいで、いい時間だったな~と今でも思ってます。^^

その後も、Uくんとちょくちょく連絡を取りながら、「オフィスのシーンを撮りたいんですけど、貸してくれる人や場所を知りませんか?」とか「この日にオフィスシーンを撮ることになったので謝礼は出せないけど興味のある人を集めてもらえませんか?」といった相談も受けながら、映画が少しずつできていくプロセスを楽しませてもらってました。^^

ちなみにエキストラで集まってくれたみんなも撮影のときは本当に楽しんでくれてて、いい経験ができたって喜んでくれてて、撮影を終えて食べたごはんは「あのシーンはどうだ」とか「やっぱ緊張するねー」とか本当に話が盛り上がっておいしくて、こうやってたくさんの人を巻き込みながら一つの作品を作っていく過程って本当におもしろいし、人の絆も作っていくんだなと思いました。^^
ここで出会って、自分の他の企画に来てくれるようになった人もいたりして。

で、またしばらくしてUくんから「一通り撮影シーンは撮り終えたので、これから編集作業に取り掛かります!」って連絡をもらって。ここからは自分にできることはなかったから、楽しみに待つばかり。^^

そんな、自分もすごく思い入れのある作品が完成した。
タイトルは、「INTO THE TRIP」。
内容は、秘密です。笑

でも、見終わってすごく「よし、俺も頑張ろう」って気持ちになれるいい作品だなと思いました。^^
生みの苦しみはきっとたくさん味わったと思う。映画を撮っている期間のスケジュールを見せてもらったけど、映画以外に費やしている時間はほとんどない。そして機材や撮影経験者は身内にいたとはいえ、出費も相当なものだったと思います。僕のお誘いも、ほとんど断ってくれました。^^;

でも、それもまた真剣に取り組んでる様子が伝わってきて嬉しかったです。

たくさんの人に支えられながら、彼が映画監督になっていく姿を見せてもらえるのは、自分にとっても本当に勇気をもらえるシーンばかりでした。

僕は今回の経験を通して、少し映画の見方も変わりそうです。

この作品がたくさんの人に見てもらえて、勇気を与えられる、背中を押してあげられる作品になってくといいな。^^

そして、うん。映画っていいなぁ。

こんな風に思える機会をくれて、Uくん本当にありがとう!!!
本当に本当におつかれさまでした!!!

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