2017年12月26日火曜日

本「ふしぎな国道」

今度の旅は自転車でどこ行こうかなんて考えていて、道路をおもしろい視点で切り取っている本を見つけたので読んでみました。いやぁ、日本はまだまだ広い。階段国道やエレベーター国道、海の上の県道やらおもしろいスポットがたくさんあるじゃんか!これは自分の目で見に行かなくては!と思えた1冊。さすがにこの中に出てきた国道以外を走る「非国民」活動はなかなか自転車だとおもしろみを感じにくいかな~と思うけど、日本の広さとおもしろさを感じる度に早く出かけてみたくなる1冊でした。

本「フリーライダー」

いろんなコミュニティを運営したりしてきて、フリーライダーをどう減らすか、どう見つけるか、そういう人たちとどう距離を置くかは自分の中でまだ解決策の見つかっていないテーマだったんで読んでみた1冊。フリーライダーにもパターンがいくつかあって、確かに確かにと頭の整理はできた1冊でした。解決までは至らずも糸口は見えてきたというか、自分のマネジメントで改善できる部分はまだまだあるなと。自分もどこかのコミュニティではフリーライダーになっていると思うので、もちつもたれつとも思いつつ、こういうとこに目や手が届く人でありたいと思いました。

本「月3万円ビジネス」

副業ではなく複業。暮らしを安定させるには、リスクを集中させずいくつか分散した先からバランスよく収入が入ることと、支出を大きくしすぎないことが大切。その考え方を、より実践的で楽しい形で実現しようというコンセプトの1冊だったと思います。自転車好きの友人から紹介されたのだけど、奥トレもこの1つには十分にできるコンテンツだし、もういくつかを合わせれば自分も実現できるんだろな~とか。そういう意味で自分のしてきたことを振り返りながら、この国じゅうにいるそんなアイデアマンな人たちとこれから話していけたら楽しいなとか思った1冊でした。

本「ローマ法王に米を食べさせた男」

以前、講演を聴く機会がありそのずば抜けた行動力と本質を捉えた考え方、そして毒舌というか痛いところをズバッと突いてくるようなハッキリした物言いに実務家としての自信を感じ、この人の本は読んでみたいと手に入れた1冊。想像通り、いや想像を越えた内容で最初からこれまで苦労したろうなと思いつつ、「成功するまでやれば必ず成功する」を地でいく姿勢は役人としてあるべき姿で、ビジネスマンとしても学ぶ価値の高い人物だと大いに感じました。一読の価値ありっていうのはこういう本のことをいうんだろなと思わされた1冊でした。

2017年12月25日月曜日

本「失敗の本質」

職場の先輩に以前紹介され、読んでみた1冊。よくもまぁこれだけ調べたな、という戦時の記録とともに、その考察がまた秀逸。よくよく議論されながら書かれていったことが十分に伝わってきて、なるほどなるほど、と相槌を打ちながらも身が引き締まる一冊だったなと思います。日本的な企業、日本的な価値観を美談として捉える傾向にあるのもわかるけど、世界にはそれより優れた手法や戦略が散らばっている、かもしれない。そういうことに目を向けながら、自分たちの組織やコミュニティについても新しい風を入れ、より楽しく強くしていきたいと思ったりしました。

2017年12月24日日曜日

本「采配」

著者 : 落合博満
ダイヤモンド社
発売日 : 2011-11-17
野球はあまり縁がないまま来てしまったけど、「落合監督の話はビジネスに通じるものがある」と話していた友人がいたもんで興味を持って読んでみた1冊。確かに、ビジネス書としても読める1冊で、結果を出すための努力やアプローチ、チームをまとめていく考え方について学ぶべき点が多く読んでよかったと思いました。ビジネスマンとしてコンディションの管理は非常に大切だし、ここ一番で結果を出さなきゃ意味ないし、スポーツ選手とビジネスマンってそう変わらないよなと思っていた部分にさらなる確信を持てた1冊でもありました。他の野球選手の本も読んでみようかなとか。

本「幸せの女神は勇者に味方する」

布袋さんのファンなので、見かけて手に入れてみた1冊。生き方がやっぱりかっこいいすね。チャレンジを楽しんでいて、周りの人たちへの優しさとリスペクトを感じて。こんな人と一緒に過ごせたら毎日楽しいだろうな、と誰もが思ってしまうんじゃないか。50を過ぎてもこうやって楽しみながら自分のやったことのないことにチャレンジしている姿に刺激をもらいながら、少し先を生きている先輩からのアドバイスとしてしっかり身につけて自分は自分のチャレンジを続けていきたいと思わせてくれる1冊でした。

本「福島屋」

羽村のスーパーがすごいらしい、と聞いて読んでみた1冊。小売の後方支援をしていたこともあったので、なるほどなと思う部分もあるし、規模の大きくないところだから一気にできる自由さとローカルの良さも読んでいて大いに感じました。それと、レベル合わせの方法としてワークショップを活用している点は、どんな業界でも応用できるなと。自分たちの今の仕事でも、初めてそれに取り組む人に現場は注意点を伝えていないにも関わらずできていないところをいきなり指摘する、なんて場面があったりするので修正できる部分はこういう例を参考に取り入れていきたいと思いました。

本「IKEAモデル」

立川にもIKEAができたしということで、読もうと思っていた1冊。この本は良かった~!立川のIKEAが儲かっているかに関わらず、勉強になることが非常に多かった。さらっと書いた1冊ではなく、この何十年のIKEAの快進撃の中で少しずつ書き溜めたアイデアや考え方を凝縮したような中身の詰まった1冊でした。IKEAが単に北欧の家具を世界中に売ることだけを目的としているのではなく、その販売を通して各地のことを知り地域に貢献し、社会をいいものにしていこうとしている意志がよく伝わってきました。自宅からは少し離れているけど、読んだうえでまたしっかり訪ねてみようかな。

2017年12月23日土曜日

本「仕事脳―成功する人の脳の使い方」

「いつか読む」本のリストにあって読んでみた1冊。脳の仕組みと合わせながら、記憶や脳を働かせる必要があるときの力の発揮のさせかたが書いてあって、実践的な内容の1冊だなと思いました。カウントダウン効果とか締め切り効果は自分でも使ってたけどやっぱり有効だったんだなとか、単に記憶といっても「記銘」と「想起」の2つの機能に分かれることとか、自分の頭の整理も含めて勉強になりました。せっかく鍛えれば使える能力があるのだから、普段から意識して使っていきたいと思います。

本「うなぎ 一億年の謎を追う」

どこかでうなぎ研究者の塚本さんの存在を知って、読んでみようと思った1冊。子ども向けに書かれた本ということで、読みやすさを意識しながら、研究のおもしろさを伝えようとした想いが伝わってくる1冊でした。ごほうびとして食べることの多いうなぎの生態、特に海で生まれた直後の話は知らなかったことばかりで、知的好奇心を刺激されますね。いつか、深海にまで潜ってこういう調査をしてみたいと思わされました。まだまだ知らない世界、やったことのないことがたくさんあるなぁと刺激になった1冊でした。

本「まちの保育園を知っていますか」

「まちの保育園」を展開する友人リズキの1冊。かつて別の仕事をしていた彼が「保育園をやってみたいんだ」と仲間の集まる企画会議で話していたコンセプトやアイデアをそのまま形にしていったような保育園ができ、そこでコミュニティが生まれ、それはまちの資源として還元され保育園を通して地域の中でいろんな世代の人たちが交流している様子が伝わってきて、嬉しくもほほえましくも、「自分も頑張らないと」と大いに刺激になりました。本の中で、かつてのそんな集まりに「自分の原点」として触れてくれているのも嬉しかったです。

本「「当たり前」の戦略思考」

一度夏野さんの講演を聞いたときに「頭のいい人だな」と思って、興味を持って読んでみた1冊。ビジネスモデルとして勝てるモデルがどういう仕組みでどういう勝負を仕掛けていたのか、なるほどそこを見ればよかったのかと勉強になりました。そして社会で不便を感じる場面をどう仕組みで解決する方法を考えていくべきか、というアイデアも納得のいくものが多く、戦略として盗むべきものがたくさんあると感じさせられる1冊でした。自分の仕事にも大いに活かせそうで、どういう戦略として応用しようかワクワク考えながら読んでいました。

本「知識ゼロ、元手6万円で月100万円!」

放置自転車ってどうなってるんだろうと思って読んでみた1冊。なるほど、今の法律を満たす形だとこういう感じのビジネスとして成り立たせることもできるのね、と自転車に乗る人の立場でないところから自転車を考えるいい機会になりました。ある程度の台数が揃えば、それこそサイクルシェアリングの自転車として活用とかできるんだろうか。今流れができていない部分をうまいことつなげて、地域の問題を解決していくアプローチを考えるいい1冊になりました。

2017年12月18日月曜日

本「扉のかたちをした闇」

森雪之丞さんが好きで、読んでみた1冊。やっぱり、言葉の選び方が好きだなぁ。仕事をしていたり、好きなことに突き進んでいるうちに使う言葉の範囲はだんだん狭まり、日本語にもこんなにたくさんの表現があるのにそれを知らずに使わずに過ごしてしまいがちになることは、人生にとってなんて貧しいことだろう。そう思わされるインパクトがありました。「ナイモノネダリ」より「アルモノシラズ」。これはこの先の自分が大事にしていきたい言葉のひとつでした。

2017年12月17日日曜日

本「油断!」

海賊とよばれた男をきっかけに、映画から本へ、そして主人公だった出光さんの本を何冊か読み、石油産業のリスクに興味を持ってたどりついた1冊。もしこの国でいきなり石油供給がとだえたら、どんな混乱が起こるかを物語形式で描かれていてすごくわかりやすく危機的状況を想像でき、だからこその今受けている恩恵も感じることができた1冊でした。時代は変わっているのでそのまま適用はできないだろうけど、起こりうる事態はあまり変わらないのかもしれない。なんにせよ、他の人に、他の地域に、他の国に依存しているものが断たれると自分の生活もいきなり苦境に陥る可能性は常にあるよな、と再確認させられた一冊でした。

本「マルクスが日本に生まれていたら」

続いてこちらも出光さんの1冊。この本は石油のことはほとんど出てこず、日本古来の考え方と欧米から入ってきた考え方を比較し、いいところは取り入れ、違いを比較することで日本古来の考え方についても良さを見直そう、という本だったように思います。数字を追いかけて、成果や効率・生産性といった面を追求するのは悪いことだとは思いませんが、その中にありながらも心の面、豊かさや幸せを感じながら暮らしていくこともおろそかにしてはいけないなと感じた1冊でした。

本「快速エクセル(Excel) 会社では学べない一生モノの時短術」

もはや基本スキルの1つであるエクセルの便利技を改めておさらいしようと、知人が紹介していた1冊を読んでみました。これはわかりやすい!テクニック的にはほとんど知っているものばかりでしたが、いくつか初めて知ったこともあって特に入社間もないタイミングで読めたらとても力になるんじゃないかと思った1冊。ビジネスマナーについても少し書かれているので電車の中とか、細切れの時間でうまいこと覚えていけたらエクセル以外の仕事面も速くなるのを実感できるんじゃないかと思いました。

本「「過情報」の整理学」

フェイクニュースや偽情報への注意喚起として地域情報誌に紹介されていて、ひとつくらい目を通しておくかなと読んでみた1冊。日常的に数字を扱いながら仕事をしていると、書かれていたようなポイントは注意して進めていたので割とデータについての目は養われているのかもな、と思いつつ、データの発行元としての信頼性ランクは今後参考にしたいと思うものでした。どこがどんなデータを発表しているか、実は探したことのあるデータのことしか知らなかったりするので官公庁の資料なんかは頭に入れておく必要があるかもな~と感じた1冊でした。

本「「やればできる!」の研究」

職場の外国人にも合言葉みたいに短く意志を伝えやすので、すっかりこの「やればできる!」が口癖な人みたいになってしまったとこで読んでみた1冊。そうか、コトに当たるときそう思わないところから入る人もいるのかと、大きな2種類の考え方の型の違いを見ながら理解を進めていきました。自分にとっては普通の考えと思うことを、そうじゃない人にどう伝えたらやる気になってもらえるのかとか考えてみると難しいけど挑戦しがいのあるテーマだよなとか思いますね。自分がまずスタンスを崩さず、そういう雰囲気づくりにつとめていこうと思いました。

2017年12月14日木曜日

本「首都防空網と“空都”多摩」

立川近辺に散在する軍事施設や、大きな存在感を放つかつての航空機産業の歴史を頭に入れておきたくて読んでみた1冊。読んでみて、今のこの特殊な土地柄やその成り立ち、まちの共通理解の一端に触れられた気がしました。かつて祖父母が生きていたときに、もっとちゃんとこのまちの歴史を聞いておければまた違った話も聞けたのかもなとも思ったりしますた。歴史のなるべく詳細な記録を残したい、という意志を感じる1冊で、興味のない人には読み飛ばしたくなるくらい細かい記述も多かったものの、16号がどんな意味合いの道路だったのかとかなるほどと思う話も多く、大いに勉強になる1冊でした。

2017年12月12日火曜日

本「第四の革命」

奥トレにもよく来てくれてたイヌアツが本を出したというので、読んでみた1冊。分厚い本で、最初は「これ読むの?」と思ったけど読み始めると興味のある分野だからかスラスラ読めて、おもしろかったです。特に、技術の分類について一次技術、二次・三次技術の概念は目からウロコというか、そういう分け方があったかーと思いました。いちエンジニアとして、予測される世の中の流れを見ながらこの先も技術とともにどう進むか、誰の何を、社会のどの課題を解決しながら暮らしていこうか、その前提知識を補強してもらったような1冊でした。

2017年12月9日土曜日

本「きみの砦から世界は」

国立在住の方の本ということで手に取ってみた一冊。詩集であっという間に読み切ってしまった。静かな暮らしの感じが国立の風景にマッチして、親近感を感じました。そして詩のなかで使われる言葉と、職場で使う言葉や近しい友だちと話している言葉はやっぱり全然違うから、たまにはこういう詩集を読んで言葉や感性を広げていくことをしないと世界はどんどん狭まってしまうなと、ぼくの砦からはそんな風に感じた一冊でした。

本「映画と本の意外な関係!」

映画も好きだし、読書も好きな自分にとってはおもしろそうだと思って読んでみた一冊。映画の中で出てくる本棚の意味とか、いくつもの映画をまたいで受け継がれるセリフとか、映画や本を単体で楽しむのももちろんありだけど、何本も見ていくとわかってくる共通点とか隠された背景とか、そういう楽しみ方もあるんだなぁと改めて思いました。自分の楽しみ方は、いろいろある中での1つだから、他の人の楽しみ方に触れてみるのは新しい発見というか作品の別の側面が見つかっておもしろいすね。

本「それでもあなたの道を行け」

数年前に教えてもらった本をようやく読めますた。インディアンの教えには、とても深い知恵が詰まっているなと改めて。自分たちの国での決め事は、果たして7代先の子どもたちのことまで考えて決めることができているだろうか。あまりにも現在の利害関係者の意見にとらわれ過ぎて、本来他にも考慮に入れる必要がある人たちや自分たちの周りの世界のことがないがしろにされていないかなと、自分が判断をくだす時にも視野が狭くならないように考えていきたいと思った1冊でした。

2017年12月7日木曜日

本「猛スピードで母は」

多摩地域が登場する本ということで、読んでみた一冊。国立の山口百恵さんの家を見に行くくだりなんか、自分も小さい頃祖母とやったことがそのまんま書いてあるようで、とっても懐かしかったです。やっぱりこの辺に住んでる人はみんなやってるんだろうな、とか。あとはあとがきにも書いてあったけれど、設定の低空飛行なところ、一般の感覚にフィットする生活を描いている感じがとても好感も持てたし、文章うまいなーと思えました。サクッと読めて、読んでみてよかったなと思った一冊でした。

2017年12月5日火曜日

本「自分の小さな「箱」から脱出する方法」

知人が講師をしているセミナーで使われていることを知って読んでみた一冊。レビューの数を見てビックリ、こんなに多くの人に読まれている本だったなんて…。でも内容も納得することが多くて、自分もいろんな箱に入って仕事をしているんだな、と客観的に状況を見る視点を手に入れられたような気がします。読んで即身になることのある、いい一冊だったなと思います。そして年齢を重ねることで箱に入ることが増えていかないよう、自分を定期的にこの視点でチェックしていきたいな、と思いました。

2017年12月3日日曜日

本「東京の空間人類学」

江戸から続く東京、という見方で空間の使われ方の特徴の変遷を見て、そこから時代の要請や生活習慣の変化に紐づけて「今のまちはこうやってできてきた」と都市の地層を探っていくような一冊。今見えている東京に奥行きが足されるような一冊で読んでいておもしろかったです。東京に住んでいて、知っている場所が多々出てくるからこそ楽しめるようなところはある内容でしたが、ヨーロッパの都市とのつくりの違いとか「そういうことか」と思うようなことがいくつもありました。東京が独特な都市だということがよくわかった、勉強になる一冊でした。