2026年5月13日水曜日

【散策】SLやまぐち号

今回の旅日記の最後はSLやまぐち号!
SLに乗るのは初めてかも!わーい!


僕は4号車でしたけど、1号車だけオロテという初めて見る記号。
オは自重32.5トンから37.5トン、ロはグリーン車、テは展望車という意味だそう。へぇ。


いやぁ、動いてるSLは初めてだな~。ワクワク。


今回の行程は、津和野発の新山口まで。
途中はこの6つ以外にも駅はあるけど、全部通過の特別列車。


「ポー」っと汽笛を鳴らしていよいよ出発!
旅情あるなぁ。
おぉ動いてる動いてる。
そして煙真っ黒。


SLに乗れたことは嬉しいんですが、窓を開けてると思った以上に煙が入ってくるのを知りました。苦笑


多摩地域では、中央線を敷設する際に当初甲州街道沿いのルートが検討されていたものの、街道沿いの住民の農作物への被害の懸念による反対で街道沿いから離れた直線ルートが採用された、と聞いたけど確かに「これがしょっちゅう通ります」と言われて「いいねぜひぜひ!」となった人は少ないだろうなというのもよくわかる。
ただ結果的に、これをOKしなかったことで駅が離れた場所にできてしまい、その駅中心の開発が進んだことで「中心市街地にいたはずの自分たち」から中心市街地が離れてしまった、という結果にはなるのですが。。
体感してみると同情というか、そうしたくなる気持ちもよくわかりました。

乗車の記念券をもらった。


席はこんな感じ。


SLから見る景色はのどか。
ちょくちょく、SLに手を振ってくれる人や写真を撮っている人がいてこちらからも手を振ったり。
こんなに手を振ってもらえる乗り物は、船かSLかという感じかもですね。
新幹線だと速すぎて見えないし。


途中で車両基地的なところも。


そして無事に新山口駅に到着。
エスカレーターにもSLのイラストがあり、特別な電車に乗った感はありました。
いやぁ、楽しい体験でした。^^


というわけで、あとはのぞみでビューンと立川まで帰宅しました。
いろいろ見て感じて、得るものの多かった視察旅。
ヒントもたくさんもらえて、ひとつひとつ立川に活かしていければと。
おつかれさまでした~!


【散策】桑原史成写真美術館

安野光雅美術館を見たあと、津和野のラストは駅前の「桑原史成写真美術館」。
この方のことは知らないけれど、隣にあったので写真は好きだしついでに立ち寄ってみる。


ここはどちらかというと、まちの人に国内外の出来事を知らせる意図でつくられたフォトギャラリーなんですね。


この日にやっていたのは「水俣病」。




個別の写真についてはなかなか実情を知らないしコメントしにくいものがあるけれど、小学校かなにかで初めてこの公害を知った時は、「被害者がかわいそう、悪い企業だ許せない」という印象だったと思う。

でも、今だって企業のデータの捏造や着服のような不祥事は至るところで起こっていて、働く側になってみるとこの企業の中にも寝耳に水というか、「社会のために働いて来たのになぜこんな風に言われないといけないの」「今まで仲良くしてくれていた地域の人たちを自分たちが苦しめていたなんて思いもしなかった。そんな風にしようと思ったことなんてなかった」「私だって知ってたらここで働いてない」という人たちもたくさんいたのだろうなと。

自分が退職すればいい話ではなく、企業の責任としてその発生源を断つ努力やそこまで見届けることを自分の責務として働いた人もいるだろうなと。



責任を追及するのも大切だけど、まだまだ世界にはわかっていないことがたくさんある。
ケアしないといけなかったとわかった時点から、事実は認めつつもそれに合わせてより良い方向にスピード感を持って是正していく、そんなスタンスが大切なのかなと今は思ったりしますね。

【散策】安野光雅美術館

津和野町日本遺産センターを後にして、いよいよ来ました「安野光雅美術館」。

この日は5月10日だったんだけど、奇しくもこの日は立川のPLAY! MUSEUMでやっていた「生誕100周年記念 安野光雅展」の最終日。

先日立川の展示で見たばかりの安野光雅作品の本拠地・津和野の「安野光雅美術館」に展示期間中に来ることになるとは、不思議な縁ですね。



展示室内の展示作品は光に弱いことから残念ながら撮影禁止だったので、入口のものだけ写真に納めました。


「た」のベンチ。


なんと、こちらの美術館でも立川の展示のチラシを貼ってくれてました。
地味に嬉しい。


こちらでの展示は、PLAY! の展示とはかなりテイストや見せ方が違っていて、、2つを見比べるとこんな感じで違いがあったかなと。

PLAY! の展示は津和野の話は冒頭に少し出てきた程度で、安野さんの視点や人となり、作品世界にフォーカスした展示。世界を旅する話や「母の友」の表紙として書いた草花の展示も多く、見せ方も壁一面をつかったものやフォトスポットとして大きなお皿を置いたり、ナレーションつきの動画で天動説の話を投映したり、「誰でも楽しめる」ことに主眼が置かれていたかなと。

それに対して、この美術館では津和野での話にかなりの割合が割かれていて、また戦争で従軍していた頃の作品もあったり平家物語の作品だったり、PLAY! では見なかった一面も多く紹介されていた。見せ方としては一般的な美術館同様、絵に対して解説をしていくスタイル、それとアトリエの紹介。変わったところだとプラネタリウムがついていて、これは時間が合えばぜひ見たかった(見れず)。

この2つから、PLAY! での展示が訪れるターゲットに合わせて「津和野にルーツを持たない人でも楽しめるように」「来た人が作品の世界により入り込めるような演出も」ということを意識して展示を設計していることがよくわかりました。
コンテンツのチカラもあるけど、それにターゲットに合わせた設計や演出が加味されている。
いつもPLAY! の展示にあれだけの人が訪れているわけがよりよくわかった、という感じもありましたね。

もちろん、ここに来なければ見れないものも楽しませてもらいました。




こちらは入口フロアの魔法陣。

この時期にここに来れて安野作品に触れられて、津和野らしさや地域が育んだ優しいまなざし、小さな幸せの見つけ方みたいなものが受け継がれていることを改めて感じられたのもよかったなと。

駅の一番近くにある理由もよくわかる。
津和野に来たら、まちとしてもまず訪れてほしいスポットということなんでしょうね。

【散策】津和野町日本遺産センター

酒蔵を2つ見たあとは、昨日も少し立ち寄ったこちらの「津和野町日本遺産センター」へ。
展示をしっかり見てみたいなと。

ちなみに、「日本遺産」とは文化庁のHPから抜粋すると

> 文化庁では、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用し、地域の活性化や観光振興につなげる取組を支援します。

とのことで、津和野は「津和野今昔」として選定されています。


建物の中に入るとまず百景図の紹介から。
百もあるとまちのいろいろなところを紹介できそうですね。


昨日行った鳴滝も。


他にも食文化の紹介もされていて、やっぱり旅の中でも「食」の楽しみは大きいよなと。


芋煮も、津和野町・東北地方・愛媛県が「日本三大芋煮」として紹介されたことがあるそう。



外国人向けの英語のパンフレットを集めたコーナーも。


鷺舞の実物衣装も。


入口には、岩見神楽の大蛇が飾られていました。

こういう文化発信の拠点がひとつあることで、来街者もそうだけどまちの人たちも自分たちの文化のどこに価値があるのかがわかったりしてシビックプライドにつながっていくのもひとつポイントなのだろうなと思いました。

考えてみると、立川のどこが見どころでそれがどうすごくて、というのを切り口単位でまるっと知ることができる場所は今はないなぁと。歴史的な背景やお祭り、立川印の農業やサブカルの聖地、映画のまち立川という切り口も、スポーツチームもたくさんある。
見せられるものはたくさんあるけど、ひとつの場所で一気に知れるというところがない。
TiSTOREがその役割を担うべきか、もっと駅から近いところにそういう場所があるべきか。少し考えていきたいポイントだなと思った訪問でした。

【散策】古橋酒造・華泉酒造

藩校養老館を後にして、武士の殿町通りから庶民の本町通りへ。
そして酒蔵を2つ訪問。

ひとつ目は「古橋酒造」。


こちらは「初陣」というお酒で「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」ではたくさん受賞されているそうです。





もうひとつが、「華泉酒造」。


こちらは試飲もさせてもらっちゃいました。


個人的には白狐の吟醸が好きでしたね。
ちなみに狐はもちろん「太皷谷稲成神社」の狐をいただいたとのこと。

これで津和野の酒蔵は今日で3軒巡ったことになる。
灘五郷とはいかないまでも、同じ町で歩ける範囲に3軒の酒蔵があるっていいですね。
諏訪五蔵の「上諏訪街道まちあるき呑みあるき」や大町の三蔵の「北アルプス呑み歩き」みたいなイベントをやっても盛り上がりそうだなと。


【散策】藩校養老館

津和野町郷土館の隣、「藩校養老館」にも立ち寄ってみた。
普段のまち歩きは「見たいもの」優先で電車の時間を気にせず移動していくけど、今回は乗る電車が決まっているのでそれまでの時間はこのまちにいる必要がある。
まちにより長く滞在してもらうために、あえてみんなが乗りたい電車を夕方発にしてそこまでまちを回遊させる、というアプローチもあったりするよなと思ったり。


ここは「男はつらいよ」のロケ地になっているそう。
このロケ地紹介タペストリーいいですね。立川でもできそう。
そしてこういうのがあると、日常的にロケ地めぐりがしやすくなる。


「藩校」と「寺子屋」は別物で、武士のための「藩校」では四書五経&武芸、庶民のための「寺子屋」では読み書きの手習いとやることが違ったそう。
「みんなで学べるまちの寺子屋的なことをやりたい」と思ってきたけど、どっちかというと学びを中心としたいなら僕の意図しているのは藩校の方に近いかもなと。
カリキュラムを組むわけではないからちょっと違うか。





でも、こういうところに来て、指導役の人と一緒に学ぶ仲間がいて時には競争もあったりして学問や武芸を身につけていくのと、1人で家で書物を読んだりしながら独学で身につけるのとでは得られるものがちょっと違うことは感じるかな。

AIに聞けばなんでも自分で解決できるようになるかもしれないけど、その解決に至るまでに発生する周りの人へのコミュニケーションが発生しない。
そのコミュニケーションの中で、自分の解決したいことを相手にわかりやすく伝えたり、相手の意図を汲みとった回答を考えて言い方も気にしながら答えてみたり、話のフォーカスのずれを合わせていったり解決できたことと感謝を伝えて一緒にやっている感を感じたり、そういったものが全部ないまま学力だけ身についても、その人はただのコミュ障にしかならないのでは。
そして手分けして取り組みたいときに力を借りたいときに借りれる仲間もできないのでは。

こういう「集まって何かに取り組む場」って本当に大切だよなと、そんな場をつくっていけるといいなと思ったりしていますかね。

【散策】津和野町郷土館

津和野城跡から下山してきて、次に訪れたのは「津和野町郷土館」。
駅に向かう道すがら、立ち寄れるとこは全部寄るかなと。


いわゆるまちの歴史を縄文時代から追って紹介する展示の施設。
中の展示物は基本撮影禁止で、このコーナーだけOKでした。
なんと日本最古、25億年も前の石が津和野町で見つかったとのこと。


こちらがその石だそう。
一見、何の変哲もない石。



北陸から中国地方にかけての古い地体の帯があり、西に行くほど古くなっていてその突端が津和野町ということらしいですね。へぇ。