2016年12月29日木曜日

本「オープン・オーガニゼーション」

執筆に知人も関わっていた一冊。学びはとても大きく、読み終えた頃には付箋だらけになってました。時代が変わり企業組織が変わろうとしている過渡期の今、ひとつのベストプラクティスを示した一冊だと思いました。相性はあると思うけど一度働いてみたいなぁとか。共感し印象に残ったのは、意思決定の段階から部下は情報を求めていて、解決に向けて一緒に考えていくプロセスの有無はその後の仕事のパフォーマンスに相当影響する、そのことを強調している点。これが時代性というか、若い人はより顕著だというのは納得がいった。自分もリアルな対話を大切にしていきたいと思いました。

2016年12月25日日曜日

本「「納品」をなくせばうまくいく」

以前勤めていた職場のつながりもあって読んでみた一冊。今の仕事でもそうだし、この形での働き方は求められているだろうなと思いました。これまでのやり方を踏襲してうまいことまわそうとすると、技術の進歩のスピードやお客さんの要望の変化するスピードとのギャップが大きくなりがち。割と地方の中小企業のIT相談役のような役回りをしている企業はこういう問題を多く抱えていると思うし、ベストエフォートで定額で一緒に頑張っていきましょう、の方がお互いに無理なく前に進んでいけると思いました。いいヒントをもらったな、という印象です。

本「経営戦略としての情報セキュリティ」

2000年代前半のIT革命と言われていた時期に書かれた本なので今や当然というか数段進歩してしまっている部分はあるけれど、入門編というかセキュリティをこれから担当することになる人たちへまず知ってほしいこと、という意味では大切なことが書かれている一冊ではあると思いました。こういうところから、テクニカルな部分やISMSの個別の事柄には入っていく、で良いと思います。

本「雑談接客で売上5倍!」

先日の職場の集まりで紹介されていた一冊。接客業でも営業でもないけど、情報収集の一環として読んでみました。雑談、たしかに職場の雰囲気づくりでもとても大切だなと思います。お客様だからではなく、常日頃からお互いにリラックスできる雰囲気をどうつくっていくか、そこは工夫できる部分なのでもっとやっていけるといいと思います。本の中で印象に残ったのは、3秒削れた業務の積み重ねで、1日の往復が2往復から7往復まで増えたというところ。より多く繰り返す作業があるなら、そこの時間短縮は大きな効果につながるだろうと改めて思って、自分も何かできることを考えてみようと思いました。

2016年12月10日土曜日

本「結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる」

奥トレの読了本交換で手に入った一冊。電車の中の広告でポイントは見たことあったので予想通り、という感想でしたね。まず終わらせる、というザッカーバーグの考え方とか、リーンスタートアップともアプローチは似ていて、小さくてもいいから始めてみること、終わらせてフィードバックを得てしまうことが大切です、と。普段からなるべく意識して動いているつもりだけど、得意な分野は限られているかもと思ったのでできていない部分(家事とか…)もすぐやる癖をつけてかないとなと改めて思いました。

2016年12月9日金曜日

本「いよいよローカルの時代」

オススメされて読んでみた一冊。国分寺のカフェスローや、数年前に注目されていたラダックのライフスタイル、そして今の世の中の抱える無理に対して生まれてきたアクションの紹介だったり、未来に希望の持てる話が多く読んでいて「どういう暮らしをよしとするか」について考えさせられました。自分たちに見えていないだけで選択肢として存在している道はたくさんある。それも含めて、これからの暮らしに何を求めていこうかを考えた一冊。農や食の話はたくさん出てきたので、まず手をつけるべきは一次産業ということかなと。

2016年12月8日木曜日

本「ブルーインパルスの科学」

先月の入間航空祭でもとてもかっこしい飛行展示を見せてくれたブルーインパルス。その職人技とも言える技術の秘密が知りたくて読んでみた一冊。それぞれの編隊飛行の隊形での参照点とか、各機の役割、それぞれの技の解説と読んでいてワクワクしながら、見たことのある演技についてはイメージを反芻しながら読んだ一冊でした。来年以降のブルーインパルスを見る目も少し変わりそう。パイロットの普段の生活とかも書かれていて、好きな人には楽しめる一冊かなと思います。

本「小説ヤマト運輸」

"宅急便の神様"小倉昌男氏を描いた一冊。今や当たり前になった宅急便が、当時どれだけの戦い・紆余曲折を経て今に至っているかがとてもよく伝わってきました。「すべての常識は非常識からはじまる」というけど、その非常識を常識にする努力、また戦局の読み方はとても参考になる部分が多かったです。クロネコヤマトのあのマークの誕生秘話もおもしろくて、こういう時代をつくってきた人たちの仕事は大変だったろうけどどんなに充実したものだったろうとか思って、自分も負けてられんと背筋が伸びました。

2016年12月7日水曜日

本「日本改革原案 2050年 成熟国家への道」

今この国に起こっていること、そしてこれから起こると想定できることに対して、これから国全体としてどう進んでいくべきかの方向性をひとつ示した一冊。説得力のある危機感とその解決策が示されていて、衆議院議員でありながらあえて自分たちのいる場所にも踏み込んで希望の持てる未来をつくっていこうとするスタンスにとても好感を持ちました。全体感を見据えながら、自分が捉えている問題を考えるとこう見えるのか、という視点や、どこが本丸となるのかがわかりやすく、かたいけど若い世代のうちに読んでみるといい一冊だと思います。

2016年12月4日日曜日

本「かかわり方のまなび方」

とてもていねいで読みやすい西村さんの本をもう1冊読んでみました。今回は「かかわり方のまなび方」。日々コミュニケーションをする中で誰かと関わっているその関わり方について、よく考えていて参考になる箇所は多かったです。印象に残ったのは最後の土壌シードバンクの話。どんな土でも環境が整えば芽を出す。それと同じことは人間でも起こりうるかもしれないのだから、もっと自分の誰かへの関わり方も工夫できる余地はあるんじゃなかろうか。主にグループの中でのあり方が問われていますが、そこを伸ばしていけるならできることはもっと広がっていくんだろうなと思いました。オススメの一冊。

本「コミュニティパワー」

誰かにオススメされて読んでみた一冊。いろんなイベントごとを自分でやってる人には確かに学べる部分はあるだろうと思うけど、普段の会話を集めたような想定内の一冊だったかなと。コミュニティをつくるには。それをどう効果的に運営していくか。参画してもらうための工夫とか、個人的には10年以上考え続けてきたテーマなので、新鮮味はなかったかな~という感想でした。ビジネスとしてやろうとすると、こういう感じになるんだろうなという点で、自分の方向性との違う部分は奥行きが見えた一冊でした。