2016年8月27日土曜日

本「ヒルマン・カーティス:ウェブ時代のショート・ムービー」

先日のたちかわ創造者のイベントで読みしばいの題材となっていた1冊。著者が映像作品をつくる過程で経験した数々の失敗から得た学び、工夫、気付きを伝えてくれる1冊でした。失敗談をここまで世に出してしまうことは普通はしたくないだろうけれど、だからこそ読んでいて自分もうなずく部分も多かったなと。自分も、写真を撮るだけでもいくつもの要素を考えながら撮影をしている。それが映像になり、関わる人と調整しながらになると正直大変そうな仕事だと思いました。それでもつくるのが楽しいんだろうと思わせてくれる文体で、結局やってみないと覚えていかないからやってみようぜ、というのはその通り。「よし!」と出かけたいけど雨だなぁ。。

2016年8月21日日曜日

本「ワンコインの子育てシェアが社会を変える!!」

先日のたまにわで話を聞いた、AsMama甲田さんの著書。子育てシェアの仕組みやAsMamaの変遷とこれからについてじっくり読みながら、理解を深めることができた一冊でした。全く知らなかったけど、以前の職場の同期がこの子育てシェアのシステム構築に関わっていることがわかったのも嬉しかった。世間は狭いなと思うと同時に、「システムには完成がなく、子育てシェアにも完成はない。毎日変化を続けたい」という部分は本当に共感した。自分の仕事も子育ても地域づくりも完成はないだろうけど、だからこそ毎日少しずつでも前に進めることが大切だよな、と思った一冊でした。

本「ふじようちえんのひみつ」

立川にある、世界が注目する幼稚園「ふじようちえん」についての一冊。はじめて園長先生の話を聞いたのは2009年の年末だったっけ。その頃からおもしろい取り組みをしてる幼稚園があるんだな、と思ってたけど改めて読んでみて、すごい幼稚園だなと。どこかで一度見学できるといいな~と思いました。モンテッソーリ教育についても「なるほど」と思う部分も多くて、こういう幼稚園で子どもがどんどん成長していく様子を見れたら、親としては本当に嬉しいだろうと思いますね。何気にこの幼稚園に通わせている親御さんの知り合いも何人かいるので、今度会ったら預ける側の親としての印象も聞いてみたいと思いました。

2016年8月20日土曜日

本「リタとマッサン」

奥トレで交換してもらった一冊。国産のウィスキーの始まりにこんな物語があったんだ、と楽しく読みながらも勉強になりました。スコットランドの印象も少し変わったかな。そしてマッサンもすごいがリタさんも、大変な人生だったろうけど幸せだったろうなと思いました。こんな風に2人で支え支えられながらやってみたいことと堂々と向き合って暮らしてくのは、すごくうらやましく思う。これまで自分はハイボールがメインだったけど、ウイスキーを味わって飲むのも興味が出てきた一冊でした。

2016年8月13日土曜日

本「ドローンの衝撃」

先日たちかわ創造舎で行われたドローンイベントでドローンの可能性に触れ、もう少し知識を持っておきたいと読んでみた一冊。ドローンの経緯や社会にもたらすインパクト、そして考えられるリスクとその克服に向けて国レベルで取り組むルール整備、民間レベルで取り組む実装機能などなど幅広くドローンについての知識を得ることができました。世界各国での取組状況と、ロボット大国日本での活用可能性を考えると、もっと大きく推進していくべきと思わされました。幸い立川にはドローンの拠点がある。もっと関わりながらおもしろくスマートに活用していけるといいなと思います。何しようかな。

2016年8月12日金曜日

本「神去なあなあ夜話」

「神去なあなあ日常」の続編。日常の次に夜話、ってのはいい展開でしたね、前作を思い返しつつ少し慣れてきた感じの主人公に、自分も転職して少し経ち、業務に慣れてきた今の状況が重なる感じもした。林業の奥深いところと山奥の不思議なところがうまく話の中で表現されていて、読み進めるのが楽しい一冊でした。文章で遊んでいる感じがいいですね。キチッとした文章でなくとも、キチッとした生活でなくとも、無理を感じない日々や文章ってあるんだろな、とか思いました。奥多摩でも、こういう生活をしてる人もいるのかもしれないな、と想像しながら楽しくさくっと読み終えました。

2016年8月11日木曜日

本「地形で解ける! 東京の街の秘密50」

東京都の地形について、川の流れや上水の引き方を歴史的な観点と高低差から紐解いていく一冊で、最近自転車に加え歩くことも増えた自分にぴったりの一冊でした。特に印象に残ったのは玉川上水の引き方が、ほとんど平坦な多摩地区にあって尾根沿いの一番高い場所に引かれている、ということ。まぁ上水なんで高いところにつくっておく方が流しやすい、っていうのはわかるけど、玉川上水の経路についてその観点で見たことはなかった。まちを歩きながら、その場所にそれがある理由を考えてみるのは楽しいですね。多摩地区の話もたくさん出てきて、読んでて楽しめた一冊でした。

本「美術は地域をひらく」

先日ファーレの記念イベントでアートディレクターをつとめた北川フラムさんの話を聞いて、興味を持って読んでみた一冊。大地の芸術祭のコンセプトブックとして越後妻有アートトリエンナーレの作品それぞれの紹介や背景、注目すべきポイントなんかが書かれていてとても興味深く読めました。パブリックアートの先駆けとなったファーレ立川アートのことも書いていて、立川から越後妻有に持ち込まれた思いがあることを初めて知って、こういった本が一冊ファーレ立川を題材にしてあったりすると、興味を持ってくれる人はいるんじゃなかろうかと思えたり、なにはともあれ大地の芸術祭に出掛けてみたいと思えた一冊でもありました。

本「成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイント」

自転車とまちづくりに興味のある自分にとってはどこかで読まないとと思っていた一冊。ふんだんな調査研究データの紹介と見識ある考察とが満載で、交通分野のまちづくりに関わる人にはぜひ読んで欲しい一冊でした。健康増進しながら季節を感じたり、安心して移動できる移動手段の1つとして自転車がもっと取り上げられるようになっていくといいなぁと改めて。1つ、そうだなぁと思ったポイントとして、子どもの送迎で車を使っている親御さんたちを子どもは見て育つわけで、社会のルールやマナーを一緒に走りながら伝授する機会のないままに近場の移動でも車を普通と考える、それってもったいないなと思いました。特効薬はないけど、自転車へのアクションをひとつひとつ起こしていけるといいなと思いました。

本「山怪 山人が語る不思議な話」

奥トレで紹介されていて、その日は手に入らなかったので後日手に入れて読んでみた一冊。山の不思議な話、わくわくしながら読みました。世の中にはまだ自分の知らない世界があって、そこでは変なことが起こってる。いつか体験してみたいような、ない方が安心なような。。今みたいに何でも調べるより、聞いた話をそのままにしておもしろがっているのもありだなと思える一冊でした。こういう、あまり聞かない珍しい話を旅をしながら交換できたら、とってもいい旅になりそう。^^アウトドアが好きな人はぜひ読んでみて欲しいです。

2016年8月8日月曜日

本「原発をやめる100の理由」

興味があって読んでみた一冊。「脱原発」を掲げるために理由が100書いてあり、これを読むとどんなに原発が高コスト、高リスク、そして後世に問題を残すかがよくわかる。一刻も早く脱原発を進めるべきだと思えてくる。それでも続けたい理由がわからなくなる。少なくとも、危機管理能力がなく情報隠蔽ばかりしている東京電力に原発は任せるべきではないと思える。その分の電力をどうするか、についても書かれていて、日本にも100%再生可能エネルギーで電力をまかなっている地域があることには希望も覚えました。少しずつになると思うけど、ひっくり返す力になっていけるといいかなぁとか。

本「「孤独」が一流の男をつくる」

奥トレで交換してもらった一冊。「1人でいる時間も悪くないし、必要な場面もあるよ」とメッセージを送る一冊で、まぁそうだよねと思いながら読んでました。ただ、結婚しているわけでもなく基本的に1人でいることも多い自分にとってはそういう時間にもっとできることがあるか、みたいな観点での話だったかなと。あとひとつ参考になった話があって、地方移住した夫婦が先にどちらかが亡くなった場合、東京に戻れる場所を確保するのが難しいということ。だから東京から移住するとしても家は持っていた方がいいと。それは空き家を増やすことになるけど、そういう人たちにとっては最終的な逃げ道を確保する手段にもなるのかもな、と思いました。

2016年8月7日日曜日

本「あなた流「幸創学」のすすめ」

たまたま手に入った一冊。慶応義塾大学の前野先生が進めている「幸福学」と、1989年当時の「幸創学」にどんな違いがあるのか、興味があって読んでみました。結論としては、あまり画期的な内容はなく自己啓発系の本を何冊か読んでる人にとってはすでに知っている内容ばかりだったかなと。アプローチは悪くないけどこの内容じゃ浅い、という印象を持った一冊でした。ただ、自分の幸せは誰かの不幸を必要としない形でつくっていくことが大切だなと思ったりはしました。著作権というか権利関係も主張し過ぎで正直いい気持ちはしませんでしたね。

本「“アタマがいい"のに結果がついてこない人の逆転仕事術」

奥トレで交換してもらった一冊。仕事の仕方の参考にできるポイントがいくつかあって、例えば思考のコマ送り再生とか疑似体験の事例の選び方とか、提案書に汗をかいた結果を盛り込むこととかは今後使えそうかなと思いました。一番印象に残ったところは、「仕事は受注生産だが、チャンスの受注は見込み生産するしかない」ということ。自分のやりたいこと、向かっていきたい方向性がわかっているなら、その仕事に手を上げ受けてからできるようになればいいじゃ遅い。使うことがわかっているスキルでまだ自分が得ていないものがあるなら今の仕事と関係なく取り組んでスキルをあげておくべきで、それをしているからチャンスもくるんだよなと感じました。

本「IoT時代のロジスティクス戦略」

IoTの登場により、物流やロジスティクスの考え方はどう変わっていくのか情報収集するために読んでみた一冊。個人的には非常に参考になるポイントの多い一冊で、こういった兵站の部分の戦略をどう考えていくのかは工夫の余地の大きい分野だと思う。必要なことは、計測とそのデータを自分たちの戦略に合わせてどう活用していくか、この部分をもっと日々の業務でも工夫してレベルアップにつなげていく必要があるのかなと思いました。時代がすごい速さで変わっていっているから、早く技術を習得し活用できるかがこれから特に必要になってくるんでしょうね。

2016年8月4日木曜日

本「オープン・イノベーションの教科書」

「オープン・イノベーション」というキーワードについて予備知識を持っておきたいと手にとった1冊。数回の転職と自分で動いてきた取り組みのおかげで、社外に多くの友人ができた自分としては進めやすい概念ですでに一部やっていることもあったけど、それを企業が一枚岩になってやっていることを知って衝撃を受けたしこの1つの進め方を知ってるか知らないかで今後の企業の業績は大きく左右されていきそうなイメージを持ちました。なんにせよ、やりとりするには相応の「自分たちの武器」が必要で、それにプラス情報収集と情報発信のスキルを磨いていくことが求められていると感じた一冊でした。