2016年12月29日木曜日

本「オープン・オーガニゼーション」

執筆に知人も関わっていた一冊。学びはとても大きく、読み終えた頃には付箋だらけになってました。時代が変わり企業組織が変わろうとしている過渡期の今、ひとつのベストプラクティスを示した一冊だと思いました。相性はあると思うけど一度働いてみたいなぁとか。共感し印象に残ったのは、意思決定の段階から部下は情報を求めていて、解決に向けて一緒に考えていくプロセスの有無はその後の仕事のパフォーマンスに相当影響する、そのことを強調している点。これが時代性というか、若い人はより顕著だというのは納得がいった。自分もリアルな対話を大切にしていきたいと思いました。

2016年12月25日日曜日

本「「納品」をなくせばうまくいく」

以前勤めていた職場のつながりもあって読んでみた一冊。今の仕事でもそうだし、この形での働き方は求められているだろうなと思いました。これまでのやり方を踏襲してうまいことまわそうとすると、技術の進歩のスピードやお客さんの要望の変化するスピードとのギャップが大きくなりがち。割と地方の中小企業のIT相談役のような役回りをしている企業はこういう問題を多く抱えていると思うし、ベストエフォートで定額で一緒に頑張っていきましょう、の方がお互いに無理なく前に進んでいけると思いました。いいヒントをもらったな、という印象です。

本「経営戦略としての情報セキュリティ」

2000年代前半のIT革命と言われていた時期に書かれた本なので今や当然というか数段進歩してしまっている部分はあるけれど、入門編というかセキュリティをこれから担当することになる人たちへまず知ってほしいこと、という意味では大切なことが書かれている一冊ではあると思いました。こういうところから、テクニカルな部分やISMSの個別の事柄には入っていく、で良いと思います。

本「雑談接客で売上5倍!」

先日の職場の集まりで紹介されていた一冊。接客業でも営業でもないけど、情報収集の一環として読んでみました。雑談、たしかに職場の雰囲気づくりでもとても大切だなと思います。お客様だからではなく、常日頃からお互いにリラックスできる雰囲気をどうつくっていくか、そこは工夫できる部分なのでもっとやっていけるといいと思います。本の中で印象に残ったのは、3秒削れた業務の積み重ねで、1日の往復が2往復から7往復まで増えたというところ。より多く繰り返す作業があるなら、そこの時間短縮は大きな効果につながるだろうと改めて思って、自分も何かできることを考えてみようと思いました。

2016年12月10日土曜日

本「結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる」

奥トレの読了本交換で手に入った一冊。電車の中の広告でポイントは見たことあったので予想通り、という感想でしたね。まず終わらせる、というザッカーバーグの考え方とか、リーンスタートアップともアプローチは似ていて、小さくてもいいから始めてみること、終わらせてフィードバックを得てしまうことが大切です、と。普段からなるべく意識して動いているつもりだけど、得意な分野は限られているかもと思ったのでできていない部分(家事とか…)もすぐやる癖をつけてかないとなと改めて思いました。

2016年12月9日金曜日

本「いよいよローカルの時代」

オススメされて読んでみた一冊。国分寺のカフェスローや、数年前に注目されていたラダックのライフスタイル、そして今の世の中の抱える無理に対して生まれてきたアクションの紹介だったり、未来に希望の持てる話が多く読んでいて「どういう暮らしをよしとするか」について考えさせられました。自分たちに見えていないだけで選択肢として存在している道はたくさんある。それも含めて、これからの暮らしに何を求めていこうかを考えた一冊。農や食の話はたくさん出てきたので、まず手をつけるべきは一次産業ということかなと。

2016年12月8日木曜日

本「ブルーインパルスの科学」

先月の入間航空祭でもとてもかっこしい飛行展示を見せてくれたブルーインパルス。その職人技とも言える技術の秘密が知りたくて読んでみた一冊。それぞれの編隊飛行の隊形での参照点とか、各機の役割、それぞれの技の解説と読んでいてワクワクしながら、見たことのある演技についてはイメージを反芻しながら読んだ一冊でした。来年以降のブルーインパルスを見る目も少し変わりそう。パイロットの普段の生活とかも書かれていて、好きな人には楽しめる一冊かなと思います。

本「小説ヤマト運輸」

"宅急便の神様"小倉昌男氏を描いた一冊。今や当たり前になった宅急便が、当時どれだけの戦い・紆余曲折を経て今に至っているかがとてもよく伝わってきました。「すべての常識は非常識からはじまる」というけど、その非常識を常識にする努力、また戦局の読み方はとても参考になる部分が多かったです。クロネコヤマトのあのマークの誕生秘話もおもしろくて、こういう時代をつくってきた人たちの仕事は大変だったろうけどどんなに充実したものだったろうとか思って、自分も負けてられんと背筋が伸びました。

2016年12月7日水曜日

本「日本改革原案 2050年 成熟国家への道」

今この国に起こっていること、そしてこれから起こると想定できることに対して、これから国全体としてどう進んでいくべきかの方向性をひとつ示した一冊。説得力のある危機感とその解決策が示されていて、衆議院議員でありながらあえて自分たちのいる場所にも踏み込んで希望の持てる未来をつくっていこうとするスタンスにとても好感を持ちました。全体感を見据えながら、自分が捉えている問題を考えるとこう見えるのか、という視点や、どこが本丸となるのかがわかりやすく、かたいけど若い世代のうちに読んでみるといい一冊だと思います。

2016年12月4日日曜日

本「かかわり方のまなび方」

とてもていねいで読みやすい西村さんの本をもう1冊読んでみました。今回は「かかわり方のまなび方」。日々コミュニケーションをする中で誰かと関わっているその関わり方について、よく考えていて参考になる箇所は多かったです。印象に残ったのは最後の土壌シードバンクの話。どんな土でも環境が整えば芽を出す。それと同じことは人間でも起こりうるかもしれないのだから、もっと自分の誰かへの関わり方も工夫できる余地はあるんじゃなかろうか。主にグループの中でのあり方が問われていますが、そこを伸ばしていけるならできることはもっと広がっていくんだろうなと思いました。オススメの一冊。

本「コミュニティパワー」

誰かにオススメされて読んでみた一冊。いろんなイベントごとを自分でやってる人には確かに学べる部分はあるだろうと思うけど、普段の会話を集めたような想定内の一冊だったかなと。コミュニティをつくるには。それをどう効果的に運営していくか。参画してもらうための工夫とか、個人的には10年以上考え続けてきたテーマなので、新鮮味はなかったかな~という感想でした。ビジネスとしてやろうとすると、こういう感じになるんだろうなという点で、自分の方向性との違う部分は奥行きが見えた一冊でした。

2016年11月27日日曜日

本「人と違うことをやれ!」

誰かに紹介されて読んでみた一冊。中身の濃い話が多く、ビジネスにすぐにでも活かせるようなアイデア満載の良書でした。ご自身で実践してきた話が多いので、応用しやすいというかイメージがつきやすかったですね。印象に残ったのはビジネスでは「これしかない」という正解がない以上、考える訓練や習慣づけが非常に大切だということ、そして自分の属しているグループや組織にその「自分たちで考える」雰囲気を作る貢献度こそが評価されるべきであるというスタンス。どれだけ知識を持っているかとかテクニカルなスキルの高さよりも、それをどう活かすのかという視点はもっともっと考えていかないとなと思わされた一冊でした。

本「無名のピザ屋が販売記録世界一を達成できたワケ」

去年のたまにわでご一緒した、シネマカフェの運営もされている續さんの著書。勉強会でも紹介されていた「ドラマーケティング」について詳しく書かれていて勉強になったのと同時に、twitterやfacebookの公式アカウントの「中の人」がどんなことを考えて投稿してるんだろう、と興味を持つきっかけにもなりました。そして奥トレで発信する情報についても、もっと考えないといけないなぁと反省したり…^^;読者が自分たちに何を期待して、そのキャンペーンでどんな会話が生まれて欲しいと思うかとか、ワクワクしてもらえるドラマのある仕掛けって何だろうとか、普段考えて動いてないなぁと新たな気付きを多くもらえた一冊でした。

本「黒澤明「生きる」言葉」

いろんな人の大事にしている言葉が好きなので、読んでみた一冊。仕事が本当に好きで取り組んでいたんだな、ということは伝わってきたけど、正直期待通りというか本としては普通な感じでしたね。^^;嬉しかったのは「美味しいものを食べて機嫌の悪い奴なんていない」って黒澤監督も仕事仲間との食事を大切に考えていたこと。自分も同じことを考えて、職場でも地域でも食べ歩き隊のようなグループを作ったりしてみんなで一緒にうまいもんを食べる機会をつくるようにしていて、黒澤監督もそうだったんだって思うと「ですよね~」って言いたくなりました。1回でいいから、一緒に飲んだりしてみたかったなとか。

本「コンテンツの秘密」

誰かがオススメしていて、ジブリも好きだしと思って読んでみた一冊。クリエイティブな現場の仕事に関わった経験もなく、もっぱら映画やアニメを楽しむだけのユーザー目線しか持ち合わせてなかったから「コンテンツ」って聞いてもイメージも曖昧だったけれど、この本の中で少しずつ秘密に迫っていく段階を追いながら「なるほどなるほど」と思いながら読んでいました。実写とアニメの違いとか、ジブリが大切にしている方向性や裏話ももちろん数多く掲載されていて、読んでいておもしろかったです。これから見る映画やアニメの見え方が変わってくる一冊。そしてジブリの映画も改めて見返したくなる一冊でした。

本「トヨタの片づけ」

これも以前事務所づくりのときかな、オススメされて読もうと思っていた一冊。今の職場でも活用できそうなアイデアをたくさんいただいたし、もちろん自宅でもこんな感じで整理できてたらもっと部屋が広くなりそうだな~と感じました。スペースがあるとストックしておきたくなりますが、ものがそこにないことが価値でもあるんですよね。なんだかんだでモノが増える傾向にあるので、肝に銘じて不要なものは棚卸していきたいなと思います。これPCの中身もそうなんですよね、ビシっと整理していかないとですね。大掃除の前に読んでみるといいかもしれません。

2016年9月11日日曜日

本「マッキンゼー現代の経営戦略」

昔誰かにオススメされて、読んでみた一冊。この本は時間かかったな。。大量の事例から戦略を練るまでの分析手法や差別化の考え方について書かれていて、経営企画部とか戦略室にいるなら大いに参考になると思いました。ただ、ひとつの戦略をつくるのにこれだけの時間をかけてしまうと、精度のいいものはできるけど前提がコロコロ変わる場合に適応しきれないケースが出てくる気もしました。実際の仕事では、考え方は頭に入れつつも実測ベースの効果測定ができる方策を整え、方針転換があった際にすぐに応えられるようにする。この2点をどこまでつくりこめるかが当面の問題かなと思いました。難しかったので、2回読みたくないかも。。

2016年9月10日土曜日

本「人材は「不良(ハミダシ)社員」からさがせ」

「きじさんにはこれかな」といつか紹介され、読んでみた一冊。読んでみてなるほど、今の自分の立ち位置にピッタリの一冊でした。おもしろいこと、社内で誰もやったことのないプロジェクトをやろうとするときに誰とやったらいいか、そしてマネジメントはどうあるべきかの考察は現場経験の積み重ねがないと導き出せない実感のこもったもので、確かにな~と思いました。そして、かつて一世を風靡したプロダクトもこうやって生まれたんだよなと、当時のプロジェクトメンバーは大変だったろうけどその自分の仕事が世の中を変えた充実感はいかばかりか、と羨ましい思いもしました。一生に一度でも、そんな仲間とそんな仕事をしてみたいすね。

2016年8月27日土曜日

本「ヒルマン・カーティス:ウェブ時代のショート・ムービー」

先日のたちかわ創造者のイベントで読みしばいの題材となっていた1冊。著者が映像作品をつくる過程で経験した数々の失敗から得た学び、工夫、気付きを伝えてくれる1冊でした。失敗談をここまで世に出してしまうことは普通はしたくないだろうけれど、だからこそ読んでいて自分もうなずく部分も多かったなと。自分も、写真を撮るだけでもいくつもの要素を考えながら撮影をしている。それが映像になり、関わる人と調整しながらになると正直大変そうな仕事だと思いました。それでもつくるのが楽しいんだろうと思わせてくれる文体で、結局やってみないと覚えていかないからやってみようぜ、というのはその通り。「よし!」と出かけたいけど雨だなぁ。。

2016年8月21日日曜日

本「ワンコインの子育てシェアが社会を変える!!」

先日のたまにわで話を聞いた、AsMama甲田さんの著書。子育てシェアの仕組みやAsMamaの変遷とこれからについてじっくり読みながら、理解を深めることができた一冊でした。全く知らなかったけど、以前の職場の同期がこの子育てシェアのシステム構築に関わっていることがわかったのも嬉しかった。世間は狭いなと思うと同時に、「システムには完成がなく、子育てシェアにも完成はない。毎日変化を続けたい」という部分は本当に共感した。自分の仕事も子育ても地域づくりも完成はないだろうけど、だからこそ毎日少しずつでも前に進めることが大切だよな、と思った一冊でした。

本「ふじようちえんのひみつ」

立川にある、世界が注目する幼稚園「ふじようちえん」についての一冊。はじめて園長先生の話を聞いたのは2009年の年末だったっけ。その頃からおもしろい取り組みをしてる幼稚園があるんだな、と思ってたけど改めて読んでみて、すごい幼稚園だなと。どこかで一度見学できるといいな~と思いました。モンテッソーリ教育についても「なるほど」と思う部分も多くて、こういう幼稚園で子どもがどんどん成長していく様子を見れたら、親としては本当に嬉しいだろうと思いますね。何気にこの幼稚園に通わせている親御さんの知り合いも何人かいるので、今度会ったら預ける側の親としての印象も聞いてみたいと思いました。

2016年8月20日土曜日

本「リタとマッサン」

奥トレで交換してもらった一冊。国産のウィスキーの始まりにこんな物語があったんだ、と楽しく読みながらも勉強になりました。スコットランドの印象も少し変わったかな。そしてマッサンもすごいがリタさんも、大変な人生だったろうけど幸せだったろうなと思いました。こんな風に2人で支え支えられながらやってみたいことと堂々と向き合って暮らしてくのは、すごくうらやましく思う。これまで自分はハイボールがメインだったけど、ウイスキーを味わって飲むのも興味が出てきた一冊でした。

2016年8月13日土曜日

本「ドローンの衝撃」

先日たちかわ創造舎で行われたドローンイベントでドローンの可能性に触れ、もう少し知識を持っておきたいと読んでみた一冊。ドローンの経緯や社会にもたらすインパクト、そして考えられるリスクとその克服に向けて国レベルで取り組むルール整備、民間レベルで取り組む実装機能などなど幅広くドローンについての知識を得ることができました。世界各国での取組状況と、ロボット大国日本での活用可能性を考えると、もっと大きく推進していくべきと思わされました。幸い立川にはドローンの拠点がある。もっと関わりながらおもしろくスマートに活用していけるといいなと思います。何しようかな。

2016年8月12日金曜日

本「神去なあなあ夜話」

「神去なあなあ日常」の続編。日常の次に夜話、ってのはいい展開でしたね、前作を思い返しつつ少し慣れてきた感じの主人公に、自分も転職して少し経ち、業務に慣れてきた今の状況が重なる感じもした。林業の奥深いところと山奥の不思議なところがうまく話の中で表現されていて、読み進めるのが楽しい一冊でした。文章で遊んでいる感じがいいですね。キチッとした文章でなくとも、キチッとした生活でなくとも、無理を感じない日々や文章ってあるんだろな、とか思いました。奥多摩でも、こういう生活をしてる人もいるのかもしれないな、と想像しながら楽しくさくっと読み終えました。

2016年8月11日木曜日

本「地形で解ける! 東京の街の秘密50」

東京都の地形について、川の流れや上水の引き方を歴史的な観点と高低差から紐解いていく一冊で、最近自転車に加え歩くことも増えた自分にぴったりの一冊でした。特に印象に残ったのは玉川上水の引き方が、ほとんど平坦な多摩地区にあって尾根沿いの一番高い場所に引かれている、ということ。まぁ上水なんで高いところにつくっておく方が流しやすい、っていうのはわかるけど、玉川上水の経路についてその観点で見たことはなかった。まちを歩きながら、その場所にそれがある理由を考えてみるのは楽しいですね。多摩地区の話もたくさん出てきて、読んでて楽しめた一冊でした。

本「美術は地域をひらく」

先日ファーレの記念イベントでアートディレクターをつとめた北川フラムさんの話を聞いて、興味を持って読んでみた一冊。大地の芸術祭のコンセプトブックとして越後妻有アートトリエンナーレの作品それぞれの紹介や背景、注目すべきポイントなんかが書かれていてとても興味深く読めました。パブリックアートの先駆けとなったファーレ立川アートのことも書いていて、立川から越後妻有に持ち込まれた思いがあることを初めて知って、こういった本が一冊ファーレ立川を題材にしてあったりすると、興味を持ってくれる人はいるんじゃなかろうかと思えたり、なにはともあれ大地の芸術祭に出掛けてみたいと思えた一冊でもありました。

本「成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイント」

自転車とまちづくりに興味のある自分にとってはどこかで読まないとと思っていた一冊。ふんだんな調査研究データの紹介と見識ある考察とが満載で、交通分野のまちづくりに関わる人にはぜひ読んで欲しい一冊でした。健康増進しながら季節を感じたり、安心して移動できる移動手段の1つとして自転車がもっと取り上げられるようになっていくといいなぁと改めて。1つ、そうだなぁと思ったポイントとして、子どもの送迎で車を使っている親御さんたちを子どもは見て育つわけで、社会のルールやマナーを一緒に走りながら伝授する機会のないままに近場の移動でも車を普通と考える、それってもったいないなと思いました。特効薬はないけど、自転車へのアクションをひとつひとつ起こしていけるといいなと思いました。

本「山怪 山人が語る不思議な話」

奥トレで紹介されていて、その日は手に入らなかったので後日手に入れて読んでみた一冊。山の不思議な話、わくわくしながら読みました。世の中にはまだ自分の知らない世界があって、そこでは変なことが起こってる。いつか体験してみたいような、ない方が安心なような。。今みたいに何でも調べるより、聞いた話をそのままにしておもしろがっているのもありだなと思える一冊でした。こういう、あまり聞かない珍しい話を旅をしながら交換できたら、とってもいい旅になりそう。^^アウトドアが好きな人はぜひ読んでみて欲しいです。

2016年8月8日月曜日

本「原発をやめる100の理由」

興味があって読んでみた一冊。「脱原発」を掲げるために理由が100書いてあり、これを読むとどんなに原発が高コスト、高リスク、そして後世に問題を残すかがよくわかる。一刻も早く脱原発を進めるべきだと思えてくる。それでも続けたい理由がわからなくなる。少なくとも、危機管理能力がなく情報隠蔽ばかりしている東京電力に原発は任せるべきではないと思える。その分の電力をどうするか、についても書かれていて、日本にも100%再生可能エネルギーで電力をまかなっている地域があることには希望も覚えました。少しずつになると思うけど、ひっくり返す力になっていけるといいかなぁとか。

本「「孤独」が一流の男をつくる」

奥トレで交換してもらった一冊。「1人でいる時間も悪くないし、必要な場面もあるよ」とメッセージを送る一冊で、まぁそうだよねと思いながら読んでました。ただ、結婚しているわけでもなく基本的に1人でいることも多い自分にとってはそういう時間にもっとできることがあるか、みたいな観点での話だったかなと。あとひとつ参考になった話があって、地方移住した夫婦が先にどちらかが亡くなった場合、東京に戻れる場所を確保するのが難しいということ。だから東京から移住するとしても家は持っていた方がいいと。それは空き家を増やすことになるけど、そういう人たちにとっては最終的な逃げ道を確保する手段にもなるのかもな、と思いました。

2016年8月7日日曜日

本「あなた流「幸創学」のすすめ」

たまたま手に入った一冊。慶応義塾大学の前野先生が進めている「幸福学」と、1989年当時の「幸創学」にどんな違いがあるのか、興味があって読んでみました。結論としては、あまり画期的な内容はなく自己啓発系の本を何冊か読んでる人にとってはすでに知っている内容ばかりだったかなと。アプローチは悪くないけどこの内容じゃ浅い、という印象を持った一冊でした。ただ、自分の幸せは誰かの不幸を必要としない形でつくっていくことが大切だなと思ったりはしました。著作権というか権利関係も主張し過ぎで正直いい気持ちはしませんでしたね。

本「“アタマがいい"のに結果がついてこない人の逆転仕事術」

奥トレで交換してもらった一冊。仕事の仕方の参考にできるポイントがいくつかあって、例えば思考のコマ送り再生とか疑似体験の事例の選び方とか、提案書に汗をかいた結果を盛り込むこととかは今後使えそうかなと思いました。一番印象に残ったところは、「仕事は受注生産だが、チャンスの受注は見込み生産するしかない」ということ。自分のやりたいこと、向かっていきたい方向性がわかっているなら、その仕事に手を上げ受けてからできるようになればいいじゃ遅い。使うことがわかっているスキルでまだ自分が得ていないものがあるなら今の仕事と関係なく取り組んでスキルをあげておくべきで、それをしているからチャンスもくるんだよなと感じました。

本「IoT時代のロジスティクス戦略」

IoTの登場により、物流やロジスティクスの考え方はどう変わっていくのか情報収集するために読んでみた一冊。個人的には非常に参考になるポイントの多い一冊で、こういった兵站の部分の戦略をどう考えていくのかは工夫の余地の大きい分野だと思う。必要なことは、計測とそのデータを自分たちの戦略に合わせてどう活用していくか、この部分をもっと日々の業務でも工夫してレベルアップにつなげていく必要があるのかなと思いました。時代がすごい速さで変わっていっているから、早く技術を習得し活用できるかがこれから特に必要になってくるんでしょうね。

2016年8月4日木曜日

本「オープン・イノベーションの教科書」

「オープン・イノベーション」というキーワードについて予備知識を持っておきたいと手にとった1冊。数回の転職と自分で動いてきた取り組みのおかげで、社外に多くの友人ができた自分としては進めやすい概念ですでに一部やっていることもあったけど、それを企業が一枚岩になってやっていることを知って衝撃を受けたしこの1つの進め方を知ってるか知らないかで今後の企業の業績は大きく左右されていきそうなイメージを持ちました。なんにせよ、やりとりするには相応の「自分たちの武器」が必要で、それにプラス情報収集と情報発信のスキルを磨いていくことが求められていると感じた一冊でした。

2016年6月21日火曜日

本「日本版インダストリー4.0の教科書」

最近仕事上でも耳にするようになってきた「インダストリー4.0」について予備知識を持っておきたいと思って読んでみた一冊。いまいまのプロジェクトで活用できる部分は少ないけど、BOMの垂直連携・水平統合の考え方なんかは参考になりました。そして世界のモノづくりの変遷とその中での日本の位置づけ、今後どういう方向に動いていきそうなのか、その中でIT・IoTに求められる役割について俯瞰して書かれていたので、イメージがしやすかった。これからまだまだ変わっていきそうすね。負けないゾ。楽しみ。

本「リーン・スタートアップ」

こちらも、GEなんかも取り組みだした「リーンスタートアップ」を知っておくために読んでみた一冊。この本は良かったな~、仕事上で活かせる考え方が多々あった。新しいことを始めるにはスモールスタートがやりやすいけど、それだけじゃ考えとしては足りない。そのやり方にもいくつも工夫すべき点があることを改めて考えさせられて、早速自分の仕事の仕方も少し変わってきたかな。リーンな考え方も取り込みつつ、失敗から学んでできることを増やしていけるといいなと。

本「稲盛和夫 最後の闘い」

JAL再生の実録。稲盛さんの経営者人生の集大成になるだろうこの話はいつか追っかけてみたいと思ってて、ようやく読めた一冊。自分も無関係ではなかったから知っていた部分と、その大きな組織をどう建てなおしていったのか、何から手を付けてどんなアプローチで軌道に乗せていったのか、とても参考になりました。ここまでの方法論とそれをやりきる根性・熱意が必要なんだなと、自分の仕事に照らしあわせてまだまだ小さいな自分とレベルの違いを感じずにはいられませんでした。うん。まだまだやれることある。がんばろう。

本「マーフィー名言集」

自分のエンジンになる言葉たちを集めるのが好きなんで、また1冊読んでみました。可もなく不可もなく、という感じの1冊だったかな。個人的には「勤勉は大切だけど、それだけでは成功はしないし幸福も手に入らない」っていうところは共感したところ。頑張ってればいいわけじゃないなと。だからこそいろんな人と意見交換もして、自分のしてることの棚卸もして、より自分が気持ち良いと思える環境に軌道修正を自分でしていく必要があるんだよなと思いました。何のために勉強するのかって話ですかね。

本「これが答えだ!」

ストレングスファインダーの続編ということで読んでみた一冊。最速で戦力化を進めたいしいろんなことに取り組みたいはずなのに、社員の欠点を指摘して、苦手なことに取り組ませて、どれも標準レベルの万能選手をつくることに何の意味があるのかと考えさせられました。それぞれのメンバーの特徴を見て、いいところを伸ばしてお互いにもちつもたれつの関係が早く築けるようになると、いいチームができてくんだろうなと。そういう働きかけをもっとしていきたいですな。

2016年5月6日金曜日

本「賢者の教え」

17世紀の高僧の処世訓。3世紀に渡って読み継がれてきただけある、普遍的で大切な内容が書かれているように思いました。人生のいろんな場面で自分を律したり、判断に迷う場面で道標になったりしそうな一冊でした。印象に残ったのは、「一人きりでは天国でさえつまらない」というところ。確かに一人きりで何かをするのは寂しいものがあるし、それで天国に行けたとしてもおもしろくないだろうなと。周りの人たちと一緒に楽しみながら過ごしていくことをもっと考えたいと思いました。

2016年5月5日木曜日

本「トヨタが「現場」でずっとくり返してきた言葉」

誰かにオススメされて読んでみた一冊。製造業に限らず、仕事を進めていく上で大切な考え方を凝縮してまとめてあり、参考になるポイントがいくつもあった。日々進歩させることを楽しみながら、業務にあたっていけるといいなと。試行錯誤することがないとなかなかスキルは身についていかないから、一緒に業務にあたるメンバーにもそういう経験をしてもらうことがスキルアップの早道なのかなと思いました。

本「地下鉄は誰のものか」

猪瀬元都知事が地下鉄一元化の課題について語った一冊。東京メトロと都営地下鉄がなぜ分かれているのか、歴史的な経緯が詳しく書かれていてとても興味深く読めました。もう都心から少し離れた場所で生活しているのであまり普段使いで地下鉄を使うことは減ってしまったけど、一元化されたらメリットは大きそうだなと思いました。ただ、こういう全体最適を考えることを「必要ない」と思ってる人にどう理解してもらうかというところは思案のしどころでしょうね。今後の経過も注目していきたいと思いました。

本「マッキンゼー」

世界を動かす頭脳集団、マッキンゼー。名前はもちろん知っていたけど一緒に働いたことはなく、興味を持って読んでみた一冊。マッキンゼーの始まりから出版された2013年までの仕事やスタンス、世界に与えた影響なんかがトップの変遷とともにまとめられていて、コンサルティングについての理解が深まった一冊でした。ただ、自分は誰かのコンサルティングをするよりも自分の手の届く範囲のエンジニアリングの方が向いてそうかなと。提案に活かせるアイデアとかいくつかエッセンスはもらえたので活用していけるといいかなと思いまっす。

2016年5月4日水曜日

本「松下幸之助経営語録」

その名の通り、松下幸之助の経営語録。1983年の本で当時の日本の立場を見ながらの話も多かったですが、今とそんなに変わらないかもしれないですね。印象に残ったのは「我が国は」といった表現で国家としてどう進むのがいいのかについて書かれた箇所が多かったこと。今の日本の民間企業から、自分の企業が国にどう貢献しどんな人を育てながら、国をどう豊かにしていきたいか、みたいな見地で語られるインタビューって少なくなったかもしれないと思いました。時代の違う本を読む意味ってその辺りにあるのかもしれないですね。

本「美しい国へ」

たまたま手に入ったんで読んでみた一冊。安倍首相が官房長官だったときの本で、正直な印象として内容には物足りなさを感じました。首相の原体験・集団的自衛権についての考え方はよくわかったけれど、全体的に説得力に乏しいというか一般的な話が多く、「周りや時代の変化に合わせて日本ができていないところがあるのでこうします」というスタンスの話ばかりだなという印象でした。それは対応していけばいいと思うけど、もう少し夢の持てる内容を期待していただけにちと肩透かしでした。

2016年3月27日日曜日

本「30歳から本気ではじめる大人の勉強法」

社会人として勉強を続けていくにあたり自分のやり方は確立できてきているけど、他の人のやり方、もっと効果的な方法はあるのかなと情報収集がてら読んでみた一冊。大体のことは考えたことのある方法だったけど、実際に社会人として働きながら大学院に通い、留学もした経験談は参考になる点もありますた。結論としては、僕は勉強にかけたい金額も少ないし、今の方法で問題なさそう。この本を読みながら、かつて20代前半の頃に「あなたはこう勉強すると、まだまだ伸びるわよ」と教えてくれた人がいた。その人のアドバイスが一番効果的だったなと思い返してました。

本「地域経済と中小企業」

多摩地域の中小企業について取り上げられていたので読んでみた一冊。戦前からの大田区、すみだと多摩地域という3大中小零細企業集積地での製造業の変遷がまちとの関わりという観点で述べられていて、今の多摩地域を形成するまでの歴史・経緯がとてもわかりやすかったです。織物や中島飛行機に特化したものは読んだことがあったけど、ここまで時代の変遷と地域の流れがわかりやすかったのは初めてかもしれない。他の地域との比較で特徴が理解しやすかったからかな。製造業と縁のなかった人たちも、多摩地域でまちづくりに関わるならぜひ読んでみて欲しい一冊でした。

2016年3月25日金曜日

本「ウォーキング考」

自転車だけでなく歩くことも考えたい、と思って読んでみた一冊。デュークさんのノウハウのぎっしり詰まった一冊で、これ読むだけで歩き方変わりますね。そして歩くことが体をほぐすことにつながっている気もする。歩くノウハウだけでなく、二日酔いからの抜け出し方とかカロリーを余計に消費できる動きとか、健康面で実生活で使えそうなポイントも書かれていて、ポイントをたまに見返したくなる一冊でした。

2016年3月23日水曜日

本「松下幸之助日々のことば」

経営の神様・松下幸之助さんの名言集。一言で「そうだな~」と思うものもあれば、「これは知ってるかな」というのもあり、一つ一つがとても短いので気分転換しながらサクサク読めました。ただ読んでいて思ったのは、前後関係があって成立するのが名言なのかもなということ。この言葉だけでは一見地味に見えても、例えば何かの話の中で言いたかったこととして最後に出てくれば違って見えそうな言葉もあったり、「ダイジェストじゃ伝わらない価値がこの奥にあるんだろうな」と思わせられる一冊でした。