2017年10月31日火曜日

本「蹴りたい言葉」

サッカー観戦が好きなのと、著者のいとうやまねさんの「飲んべえの品格」で選んでいた言葉のセンスが好きだったので興味を持って手に取った一冊。なかなかおもしろい言葉や、生観戦していた2006年ドイツW杯のオーストラリア戦のキューウェルの感想とか懐かしく思い出す言葉もあったけど、総じて少し期待外れだったかなと。解説もサッカーファンなら普通に知ってることばかり、選んだ言葉も「これはうまいな」とうならせるようなものは少なかった。まぁ、ヒマつぶしに読むにはいいかなという本でした。

2017年10月29日日曜日

本「億男」

著者 : 川村元気
マガジンハウス
発売日 : 2014-10-15
誰かのタイムラインで流れてきて、感想に興味を持って読んでみた一冊。「お金で幸せを買うことはできないけれど、幸せの土台は買える」そう思ってきたその土台は"自由"を意味していたのかもしれないと思いました。そしてお金の使い道についても考えさせられたり。そのお金と引き換えに手に入れる何を幸せと感じるかは人それぞれだけど、分かち合える誰かがいる方が自分にとって幸せだろうとは思いますね。ここ何年かの進み方で間違ってないな、と思えた一冊でした。

2017年10月28日土曜日

本「黄色い牙」

以前立川のイベントで志茂田景樹さんを見かけて、「そういえばまだ作品を読んだことなかったな」と思って読んでみた一冊。見た目の印象からはほど遠く、山の中に古くからある集落のマタギ社会とそれが現代の影響を徐々に受けていく様子がしっかりと描かれていて、古くからの伝統を守ることの価値と意味と必要性、逆に言えば新しい変化への対応の是非と受け入れ方について考えさせられた気がしました。これまでの土俵での勝負にこだわらず、変わる土俵を察知して「じゃあどうする」を考え続けられる頭が必要なのかなとか。