2009年1月31日土曜日

中大理工OBOG訪問@後楽園キャンパス

今日は、久々に大学に行く日。

こないだ高窪センセが刺されたって聞いてから、色んな人に連絡をもらったし、連絡もした。高窪センセの授業は受けてて(いや、受けてるって言えるような生徒ではなかったか。苦笑)、そんな「自分と関わりのあった人が殺された」のは初めてだったんで、ちょっと怖かったです。何年か前に自分のいた場所、そしてまだ知ってる人がいる場所でこんな事件が起こるなんて。。。

で、あんまりこういう動きはしたくはないけど「誰かが動かないと何も解決しない」、と思ってマスコミに勤めてる奴らから情報収集して、逆に犯人捜す為に研究室だった奴らに手がかりないか聞いたり情報提供して、「電電の王様」だった頃みたいに俺をコントロールタワーに同世代の情報がやり取りされるのを懐かしく感じてました。でも、結局センセのことは少しわかった程度で、犯人に直接つながるようなことは何も出てきませんでした。無力なんだなぁ。。。

高窪教授のご冥福を心よりお祈りします。

とかそんなのもあって、「大学どうなってんだろ」ってちょっと心配して行ったら、門が閉まってる。警戒態勢が解かれてないみたいでした。

「関係者ですか?」って警備員に聞かれて、「OBで大学に呼ばれてきました。」と。
で、身分証の提示を求められたり入場記録をつけさせられたりして、中に入って。

とりあえず早めに来たんで就職課に挨拶に行ったら、いましたいましたY課長☆
熱くて話好きで人懐こい、本当に大学のときにお世話になった課長さん。この人がいなかったら当時、俺らの世代でこのイベントは始められなかっただろう。毎年そのイベントを大事にしてくれてるこの人たちがいなかったら、今ここに呼ばれることもなかったと思います。

そんで思い出話に花咲かせて、事件や就職戦線、他のOBOGの話を聞いたりしてたら「kiji君CREWとN達で会場準備してて、昼飯も用意してあるから食べておいでよ。」って。
で、挨拶行って昼飯もらって今年のCREWと話してたりしました。

ちなみにCREWってのは就活を終えた4年生で「後輩の為に何かを」「お世話になった大学に何かを」って集まってくれた学生側のお手伝いさん。
Chuo Relationship Encourage Win out.(中大理工で築いたネットワークからいい影響・刺激をお互いに受けながらより良く生きていこう)
そんなコンセプトで動いてくれる仲間達と交流しながら、続々と集まってくる元・元氣会のメンバや同期仲間とも再会を果たして。いやー、久々に会うのってやっぱ楽しいっすね。
全部で45社60名のOBOGが集まったそうな。

そんな感じであとはいつもの流れに乗って、就活を控える学生側(100人限定イベントなのに、朝から順番待ちで並んだ学生総勢130人・・・)とのOB訪問。
ブースに分かれて、来てくれた学生に会社や仕事の話、それと就活の進め方(情報収集、SPI等の試験対策、面接)や自己分析のアドバイスとかとかいろんな話をして。結局20人くらいの学生と一気にOB訪問した形になったのかな?楽しく話せたけど、ちょっと疲れた。。。^^;

そのまま懇親会、聖地「水道橋」にて飲み会に突入。
いやー大学生の頃を思い出すわ。思い出話をしてみたり、新たに挨拶させてもらったり、学生だけじゃなく社会人としての自分にも為になる楽しい飲み会でした。

CREWの1人に、「なんでCREWになったの?」って聞いたら、「去年は学生側で参加していて、お世話になったから自分も後輩につなげたいと思った」って言ってる奴がいて嬉しく思いました。
去年CREWで手伝ってくれた奴が俺のこと覚えてくれてて、「お久しぶりです。自分も社会人になりました。大変ですけど、頑張ってます。」って挨拶に来てくれて。「いや、卒業してもここに来てくれるお前みたいな奴がいるから、俺らはつながってられるんだよ。ありがとう。」って。
今年の学生にポロッと「このイベントを始めたのは俺たちだったんだ」って言ったら、「こんなことできる大学、他にないですよ。俺ここに入って良かったです、こんなに力になってもらえるなら、俺頑張れます。」って。「そっか、気に入ってもらえたんなら良かったよ。このイベントがずっと続いてくことは社会人になった俺らにとっても嬉しいことだから、来年は君が就職課を手伝って後輩をサポートしてやって欲しいんだ。」って。

はじめた当初は、大学側からも怪しまれて、宗教団体とみなされてたこともあった。
でも、ニーズがあったから大きくなった。納得した就職活動をする為にも社会人と内定者に力になって欲しい就活生、社会人同士の同窓会、いい人材なら欲しがる会社、、、「俺たちは絶対間違ってない」って続けた結果、就職活動で成果を上げる必要のある大学側が「協力してやらないか?」って折れた。自分のことばっかりじゃなく、偏見に惑わされずフラットに"今必要なことは何か"が本当に見えてる人たちが揃ってんだなって思いました。
そこから、学生・大学・社会人全てのニーズを満たす形でできるようになったのが、このイベント。

  • 就活生への情報提供の場として
  • OBOGの同窓会の場として
  • 現役CREWとOBOGのネットワーク形成の場として
  • CREWの卒業イベントとして

一朝一夕で築いたものじゃないからこそ、愛着もあるし今も大学の中で大事にされてるのを嬉しく思います。「この大学を選んでやっぱ良かったな」って心から思えるし、これから大学を選ぶ学生にも自信持って「自分の後輩になってみせろよ」って薦められる。大学に入ることより、その先の就活のサポート体制が違う。大学がやるんじゃなく、みんなでサポートするんだ。そういう意識を持った先輩たちがいる大学だってことを何年も先、自分の仲間の子供が成長して、大学を選ぶときまで言えるようであって欲しい、と思います。

CREWのみなさん、就職課のみなさん、楽しいイベントをありがとうございました。
就活生、頑張ってくださいな。
力になれることならなんでもするから、納得のいく就活ができることを祈ってます。

ITIL V3 Foundation

今年の目標の一つ、年間12個の資格取得。
今日は手始めに、1つ資格を受けることにしました。

ITIL V3 Foundation。
まだ始まって3ヶ月くらい?の資格なんで、過去問とか一切なし。
でも、今の俺の仕事的には持っててもいい資格なんで、本買って勉強しただけだけど受けてみました。

結果、あと2問てことで不合格。。。イーシャンテン。orz

あーぁ、受験料\20000もするのに、、、。もっかい受けるの敷居高いなぁ。苦笑
でも、試験に申し込むことで「勉強しなきゃ」って気にもなるし生活に張りが出て、それはそれで良かったかなと思いました。前向きに行こう、前向きに。

ほら、受験しなかったらこんな勉強しなかったんだし、おかげで仕事に活かせる知識は手っ取り早く身についたんだし、もうちょっと勉強して次こそは資格取るっかないですね。

頑張ります。

1月を振り返って

せっかく定量的な目標も立てたことだし、今年は毎月振り返ってみたいと思います。
いつまで続くやら。。。

■5S

 ○:比較的、意識してキレイにできたと思います。
   自宅の棚整理したり、やっぱ気づいたときに片付けることが大事ですね。

■年間100冊の読書。

 ○:月間16冊。このまま行くと、年間192冊。
   スタートダッシュとしちゃいいペースです。

■年間50作品の映画鑑賞。

 △:月間3作。このまま行くと、年間36作。あと1作、月4作ペースでは見ておきたいな。
   時間はあったのに、読書に割きすぎた感じです。

■毎月1つペースでの資格取得。(計12個)

 ×:何も取れず。前向きに取り組まないと、何もできないな。。。

■新しい試みで結果を見える形で出すこと。

 ○:まずは料理を始めたことは褒めて良いかなと。それに、ダチに誘われてビジネスセミナーにも
   行き始めたり、NPOにも関わろうとしだしたり、アートを巡ったり興味持ってる人と
   知り合えたのは新鮮でした。あ、それと数独おもしろいっすね。
   1冊クリアはできなかったけど、人並みレベルにはなったなと思ってます(自己満)。

■料理。週に1度は自分で料理を作ること。

 ○:カレー、シチュー、グラタン、ポテトサラダ、ニラレバ、酢豚、味噌汁、もやし炒め、、、今まで
   何も料理しなかったし、出来ないと思ってたけどやりゃできんじゃん。
   台所に立つ楽しさを覚えたんで、これからもちょくちょくやっていけるといいなと思います。
   ど素人なんで誰か教えて~。

■7時起床。午前中の時間の有効活用。

 ○:朝、1時間くらい本を読んでから出社したり、1時間早く出社してその日の仕事の整理してたり
   結構有効に使えたし、確かに夜24時くらいには眠くなっていいリズムだなーと思いました。
   継続したいなと。

■丁寧な人付き合いをすること。

 ○:読書を進めたいあまりに、新年会のお誘いを断ったりしました。ごめんなさい。
   でも、中大OB訪問への参加を続けていたりスノボ行ったり新しく出会った人と関係が
   出来たり、概ね悪くなかったんじゃないかなと。

そんなとこですかね。2月もこの調子で頑張りたいと思います。

2009年1月30日金曜日

本「ITIL入門」

<本の紹介>
ITサービスの提供部門へと進化することのできない情報システム部門に、未来はない! 野村総合研究所のシステムコンサルタントがITIL version3を詳細に解説。

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)のバージョン3が出たのは知ってたけど(セミナーとかも行かせてもらったし)、日本でやっとその試験が開始された。
そんなわけで、受けてみることにして参考書として購入したのがこの本でした。

ただ、バージョン2については仕事でも触れてるし慣れてると思ってたけど、バージョン3は考え方がガラリと変わって、知らない言葉がめっちゃ増えてて概念の理解から難しかったです。
対象とする範囲に戦略立案から入ってきて、一読して覚えられるってレベルじゃありませんでした。

でも、言ってることはわかる。やろうとしてることもわかる。
多分、もうちょっと自分の中に落とし込んで、自分の言葉として語れるようになるくらいに理解をする必要があると感じました。

ん~、まだまだだなぁ。。。
でも、今これを始めている人って日本でも限られてるハズだから、手っ取り早く先行しておきたいと思います。だって、バージョン2に欠陥があったからこんなに早く3が出たって言われてる。そしたら、その2をいかに完璧にしたって完全ではないってことになるかんね。

早く自分のものにして、いろんな人を助けられるようになれますように☆

2009年1月26日月曜日

モロうめぇぇぇ!!!


本のレビューが終わったところで、イベントについても書いて行こうかと思います。

職場で、「この辺で一番おいしい焼肉ってどこだろね?」って話をしてたら、ほぼ知ってる人は全員一致で「正泰苑!」って言うもんだから、どんだけのもんなんだってことで職場の仲間で行ってきました。

正直、「焼肉は焼肉だろ」ってなめてました。
でも、行ってみて。

一口で超ぉ幸せ☆
なにこの店、すごいんだけど!!!
肉、全然違うんだけど!!!

皿に出てきて、焼かずに食えるってどういうこと?
なんか、なにからなにまでおいしくて、食べるのがもったいないくらいだけど誰にも渡さねぇ。笑

焼肉っていいっすね、ビールと合いますね。
おいしいもの食べてると、話も弾みますね。
なんか、衝撃的な焼肉に出会ってテンションめちゃくちゃ上がりました。笑
結局、ゆっくり話してたら最後の客になってました。

この店、すごいっすよ。行ってない人、ぜひ行ってみて下さいな。
っていうか、行こう。

なんだよ5年も勤めてこんな店があるなんて全然知らなかったよ。

2009年1月25日日曜日

本「三国志 (1)」

<本の紹介>
日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、〓県は楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。―以来100年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。

職場の上長から、「中国ビジネスをうまくやる為の戦略・メカニズムを考えてみてくれ。」って言われてた矢先、後輩から「kijiさん三国志ぜひ読んでみて下さい」って紹介された。
んで、「中国なんてかつて北京行ったときのことくらいしか知らないし。。。中国を学ぶっつったらまずは三国志ってのはありかな。」ってことで、読んでみることにした。

すごい長そうだったんで、本当は「その分10種類の本を読んだ方がいいんじゃないか」って考えたけど、まぁいずれ読むなら早いか遅いかの違いしかないしね。

で、読んでみて。

ん~登場人物が多すぎて、はじめよくわかんなかった。しかも、すぐ死ぬし。
どいつが死んで誰が新しく出てきて、今誰と誰が仲間でそもそもそいつなんて読むのか、いろいろついていけませんでした。苦笑

これが島国日本と大陸の世界観の違いって奴なんだろか。
でも、「信長の野望」とか好きで戦国武将ってかっこいいなと思うし、できれば真田幸村になりたい俺としては、楽しく読めました。正しいことだけをしてればいつかきっと報われる、なんてのは嘘で、清濁併せ呑むような本当の実力が試されるのは戦国時代は顕著かもしれないけど、今のビジネスの世界だって同じだな、と。

まだまだ読み始めなんでこの先どうなるのかわからないけど、楽しみながら読んでいきたいと思います。で、全部読んだ後に三国無双をするんだ。これがまた、すげぇおもろいらしいんで楽しみです。

全員まとめてかかって来い!

2009年1月24日土曜日

あゆみ号スキーツアー


この連休、やっと今年の初滑り行ってきました。

場所は妙高杉の原!
8.5kmのロングクルーズで有名なこのスキー場は、大学時代に一番好きなスキー場でした。(社会人になってからはバスで行かなくなったんで自然と選択肢から外れてました^^;)

で、金曜の夜からバスに乗って向かって、バスで寝て(全然寝れず↓)。
でもやっぱシーズン初めてのスノボってことで若干の緊張もあったけど楽しみで目が覚めてきて。

こけまくったけど、気持ちよかったっすわ。
ちゃんと180くらいはまわれたし、目ぇ悪くなったなと思ってたけど思いのほかスピード出しても大丈夫だったし。

今回は職場の人たちと行ったけどいつもの仲間とってわけじゃなくて、でその仲間内で行く計画すらまともに立ってない現状もあったりして若干「あの人たちもいたらな」とか思うこともあったけど、それはそれ。
今回そういう風に参加したから知り合えた人もいて、いつも仕事でしか話さない人、転職しちゃってしばらく会ってなかったような人にも会えたし、こっちはこっちでいいとこも確かにあるよなって思ってました。仕事の話もそこそこに、それぞれ雪山に対しての思いがあったり、他の趣味の話とか一緒に過ごせる時間が長いからこそいろんなことを話せたりして。滑ってるときもそうだけど、リフトの中も、宿でもいろいろ話してるのが楽しかったです。
あれもこれも全部ってわけには行かないけど、なんだかんだで楽しくやれてればいいのかもしれないすね☆

2日目もめっちゃ天気良くて、気持ちよかったですわ。
一緒に滑ってた人たちのレベルが高かったこともあって、ほっとんど休みなしで滑ることを満喫しちゃいました。雪質がほんとに滑りやすくて、コースも長くて加速しまくってたら今までに出したことないくらいのスピード(幻の6速?)出たりして。アルペンボードもかっこいいなー。あと、霧吹きみたいのにワインを入れたのがすごい良かったです。リフトの中で、すこーし飲んだ気分になって。チョコもなかなか合いますよ。笑

そんな感じで、初滑りは終了。
幹事の先輩方、ありがとうございました。
いろいろ話しかけてくれたみなさん、ありがとうございました。

またどっかでご一緒できるの楽しみにしてます☆

2009年1月22日木曜日

本「韓国企業モノづくりの衝撃」

大学時代、「理系学生のためのビジネス基礎講座」を開催してた。
その時の講師で、「師匠」と仰いだ中嶋さんが当時推薦してくれた本のリストがある。

それがたまたま「本を読もう」と思い始めたタイミングで出てきた。
で、「時間かかるかもだけどいつか全部読んでやる本リスト」に入れてある。

<本の紹介>
1997年、高度経済成長の真っ直中にあった韓国は、ウォンの急落をきっかけに国家破綻寸前の通貨危機に見舞われ、IMF(国際通貨基金)の支援を仰ぐ事態に陥った。あれから五年、韓国は携帯電話や自動車、プラズマテレビといった国家的な戦略製品をきっかけに奇跡的なV字回復を成し遂げていた―本書は、ヒュンダイ自動車、サムスン電子、LG電子、SKテレコムといった韓国を代表する企業のモノづくりの現場を、『トヨタとホンダ』の著書で知られる塚本潔が、日本人ジャーナリストとしてはじめて密着リポート。現場に携わる者たちの肉声から、技術力に裏打ちされたパワーの源泉を浮き彫りにする。

韓国の人たちのことは、個人的には日韓W杯の時以外は好きです。知り合いもいい人ばっかだし。歴史的に気まずいこととかいろいろあるかもだけど、同年代で話しててそんなに価値観に違和感ないし同じアジア出身って意味じゃ変わらない。

でも、この本読んで「国としてどうしたい」って思いが明確に企業に伝わって、「みんなでどうにかしていこう」ってしてる韓国にうらやましいなって思う部分もありました。通貨危機で瀕死の重傷を負ったことは確かだけど、それを逆手に取って「肉を切らせて骨を断つ」的な戦略がうまくいっていたり、日本のエリート企業を退職した技術者を顧問として招いて技術をどんどん学んでたり、そういった姿勢は学ぶべきところもあるし、その決断をした誰かと、その決断をみんなで支持して尊重しながら進んでく、そういった上層部の指導力は今のこの国にあんまり感じられない(俺だけなのかな・・・)から、多分近いうちに韓国にも中国にも日本は抜かれると思う。

どんどん賃金格差は国際競争を経てなくなっていって、日本のサラリーマンの平均年収は業種別に異なるだろうけど、半分くらいにはなるんじゃないか。そうなった時に、自分たちは今と同じことをしていたら今の生活レベルを下げざるを得ない。だから、そう遠くない未来の為に、まだ余力のあるうちに何をしておくのかってのは大事だなと思いました。

もっかい、中嶋さんに弟子入りしようかな。笑
なんて、大学時代の講座のタイトルだけ見てもすごいことしてたよなーって思いました。この講座でどれだけ当時の1大学生は視野が広げられたろう。思い出してみるのも悪くないなと思ったりしました。

「就職のための必勝カバーレター講座」
「就職のための必勝プレゼンテーション講座」
「ビジネス・エリートの情報収集方法」
「21世紀の企業環境と学内起業」
「企業経営とIT」
「企業経営と知的財産権」
「企業経営と企業人教育」
「スウェーデンからの帰国記念講演 「日本とスウェーデンの社会制度比較」」
「地域経済と国家経営」
「国家経営分析」
「国際競争力分析」
「アジアベンチマーキングの企業経営分析」
「アジアベンチマーキングの国家経営分析」

本「仮説力」

著者 : 竹内薫
日本実業出版社
発売日 : 2007-01-25
<本の紹介>
科学的に考えれば仕事が変わる。ビジネスなどの現場で役立つ理系的な発想法を紹介。

この本は、サクッと読めるんで良かったです。
内容も、理系の頭には「なるほどね」と思えるとこが多くて。

こういう考え方に慣れてる人には、そんな難しくない本かも。
「反証できるかどうか」が科学的かそうでないかの分かれ目になること、ネットワークはハブを通してつながっていること、難解な問題でも粘れば解けるのを本当に粘って解く人がビジネスで成功する、とか、興味を持った部分もちょくちょくあって楽しめました。

仕事をしていく上でも「行き当たりばっちり」よか「仮説検証型」で進める方が後に残せる形だなと思うし、ちゃんと仮説に基づいて戦略を立てて、トライ&エラーを繰り返してかなきゃなと思います。

一流のスポーツマンこそ、こういったシミュレーションを何万回とやってるんだろう。
ほんと俺なんてまだまだです。

2009年1月20日火曜日

本「日本料理の質問箱」

<本の紹介>
修行・指導、道具、献立、仕入れ、調理、盛り付け・提供、料理知識…。単純なものから料理人ならではのものまで、各種料理セミナーやホームページなどで寄せられた、日本料理に関するさまざまな質問とその回答をまとめる。

特にこの本じゃなきゃってわけじゃなかったけど、料理に関することに興味があったんで、他の人たちってどんな感じなんだろ、とか。
料理人として腕を磨いてる人たちの一工夫、今まで飲み屋やご飯処に行っても気がつかなかった心遣いや食材の意味、知らなかったことばっかりでおもしろかったです。

まだまだ知識がない中で読んでるから読むのがすごい遅いけど。。。

早くこういった本の内容がわかるようになるといいなぁ。
頑張ります。

2009年1月18日日曜日

えーすずらいぶ@表参道

ひさびさに、留学仲間のAからライブのお誘いが。

ボストンにいるときは、部屋で聞いた。川沿いのベンチで聞いた。
ただ、日本に帰ってからは、なかなかそんな機会もなく、、、だった。

久々に聞きいくか、って感じで行って来ました。

最初会場に着くまでにすげぇ迷ったけど、アコギ1本のライブを後輩と入れ替わりながらやってて、手作り感あってAらしいライブでした。

相変わらず英語なら同じ日本人とは思えない程うまいのに、日本語はしゃべれなかったねぇ。笑
でも、テンパッてるMCでも、普段を知ってる俺らからしたら「いつも通り」だったしそんなのもAらしさだからいいのかなと。人前でしゃべるのは苦手なくせに、ライブはしたいってんだからそんだけ演奏するのは好きなんだよな、とちょっとうらやましく思ったりもしてました。

そんなAがカバーしてた「ハナミズキ」。
曲の紹介で「9.11のことを歌った曲」って言ってて、初めて知って「へぇ」って思ってちょっと調べてみてました。で、一青窈のインタビューを見つけました。

「そもそもこの詩を書いたのは、911のテロの事件を受けてでした。
何かもっと人と人はやさしさを交換できないものかなぁ、と。
つらつらつら、と自分の周りにある平和を思ってみたらそこかしこに転がってました。
例えば下校の時に友と時間を潰した二子玉川のドッグウッド(花水木)プラザ。

明治45年当時の東京市長だった尾崎行雄、がアメリカに桜を贈った返礼として贈られらたのが花水木。ワシントンのポトマック湖畔は桜で彩られ、日本の家庭や校庭には花水木が花をつけている。尾崎の目指した日米親交は十分すぎる程図られた、といえます。

何年もかかってお互いの思いがいまだカタチとして目に見え花として実を結んでいるというのが美しいなぁと、

「ハナミズキ」は自分の大切なひと、とその人の好きな人がせめて 100年続けばいい そういう願いを込めて創りました。」

以上、英語タウン インタビューより
http://www.eigotown.com/culture/interview/hitoto/interview_p1.shtml

いい話だな、と思いました。そうやってできた歌を、一緒にNY行ってグランドゼロを見てたAが演奏して、Kと俺が聞いてる。これも何かの縁なのかもな、なんて。

留学してたとき、911の話になった途端に普段温厚なリッチーが顔真っ赤にして怒ってた。アメリカ人にとっては、それだけでかい思いのこもった事件だったんだって昔、彼を見て思った。そんなことを思い出してました。

俺たちの物語は、そのときも今も続いてる。
あの留学も、それから先それぞれが綴ってきた短編も、無駄な時間や無駄な言葉は何一つなくて。全ては自分で選んできたことで、今も俺たちはこの先の1ページを自分たちで書く自由をまだ持ってる。

Aの後輩くんオリジナルの「短編集」と同じ視点で書いてみました。
こんな風に考えてみると、次の展開が楽しみにもなりますね。

と同時に、みんなの短編集も聞いてみたくなりましたとさ。
たまには、こんなライブもわるかないっすね☆

本「100歳まで元気に生きる!」

浴びるほど飲みまくり短命で終わりたーい♪
これからもきっと一生ずっと一緒いたい♪

なんてビールボーイなケツメイシの歌詞じゃありませんが、そういう考え方もあると思います。というか、若い奴らなんてそんなもんだ、と思ってます(俺だけ?)。

健康に気をつかった方がいいことは頭ではわかってる。
でも、好きなもんが食べたい。好きなことしてたい。やりたいことをやれないで長生きするよりも、やりたいことを今する方が大事なんだ。

そう、思ってました。それでも、日本は世界一の長寿国。
hideは33歳でいなくなってしまったけど、普通にこの国で暮らしてれば60歳くらいになるのは当たり前なんだろう。で、そうなってから若い奴に「老いぼれ」とか「くたばりぞこない」とか「梅干しババァ」とか言われながら、「俺ももうこんな年か」って思うんだ。

そんな風に、漠然と考えてました。ただ、自分はばーちゃんに敬意を払ってきたつもりです。血はつながってなくても自分が育ってきたルーツであることに代わりはないし、自分の知らないことをよく話してくれて、話を聞いて、会いに行って一緒に出かけて。でも、自分がそうなるなんてあんまり考えたことはなかった。
で、この本読んで結構考え方変わった。

<本の紹介>
いくら長生きができても、体と心が健康でなければ意味がない!さらに、高齢者が尊敬される社会が、健康と長生きのポイント!アメリカで絶大な支持を集める食生活研究の第一人者が説く自分らしい“生涯現役”を実現するためのヒント満載の1冊。

やっぱり、健康に長生きする為に自分にできることはしていきたいと思いました。
で、この本はできるだけ多くの人に読んで欲しいと思いました。
意識がきっと変わるから。それで、ずっと一緒に生きていきたいから。

自分がいいなと思ったとこをいくつかピックアップしておきます。

・長生きをしている人はそれだけで価値がある。
・長生きな人が多い文化では食事は重要だけど、それ以上にその人と一緒に過ごす時間の方が重要で強調される。「夕食を食べに来て下さい」ではなく「うちでもてなさせて下さい」。
・鉄分は老化の原因になる。特に男は血液を外に出すことがないので、献血等で定期的に血液を循環させていく方が良い。
・骨の強さを決めるのは、カルシウムではなく運動。運動を習慣にする方法を考えよう。
・筋力も脳力も「使わなければ失う」。
・豊かさは、人が持っている金の量ではなく、その人が維持している人間関係の質や数によってはかられる。多額の銀行預金や広い土地や多くの物を持っている人を成功者とは呼ばない。家庭や祖父母を含む大家族、地域社会において、忠実で献身的な人々から成る大きく活発な人的ネットワークを持っている人が、成功者とみなされる。気前の良さや分かち合うことが最高に評価される。人が人をどのように扱うかが何より重要な文化で、人は充実した人生を送り長く健康に生きる傾向がある。
・人類最大の病気は子どもへの愛の欠如である。
・マッカーサーは歴史上、一国(すなわち日本)の国民の健康をもっとも向上させた医者。

この本は良かった。一家に一冊置いておいてもいい本だと思いました。
この本の中で言っていたことは、健康は、
・「世界でも推奨される程健康的な日本食」
・「体力を低下させないだけの日常的な運動」
・「社会との関わりを持ち続けること」
の全てが揃っていないと維持できないってことでした。

食べ物一つで運動もせずに健康にはなれない。そんなの、考えてみればその通りだ。
引退して急に元気がなくなる。必要とされていることを感じられなくなるなら、それもそうなんだろう。

で、俺のやるべきこととして考えたこと。

しばらくしてないけど、運動しよう。

フットサルしよう。バスケもやろう。テニスも覚えたい。
今はシーズンだしやっぱりスノボも滑り行こう。ダイビングだって2年くらいやれてないし、復活したい。富士山はもう8回登ったから、次は違う山にも登りに行こう。チャリンコはポタリングを始めてみてもいいかも。

その中でもフットサルとバスケは、青空(知り合いを寄せ集めて知らない人同士でやる形)で良ければ俺は定期的にできる。で、その後自然食を食べに行けば、人数の必要なスポーツだから自然と社会的なつながりもできて維持できるし、全部満たせる。一緒にいる人がみんな健康になって、笑ってられて、もっと遊べるようになって、それが広がってったら最高だなと。

料理も今年は覚えたいと思ってたとこ。
これを追い風に、日本食を少しずつ覚えていこう。「うちでもてなさせてくれ」って自信持って言えるようになろう。

マッサージとか、相手を癒せるスキルも身につけたい。俺といることで楽になれる、元気になれる、そんな人でいられたらって思うと、ぜひなりたいと思います。

ということで、やります。企画します。
もしも健康に過ごしたいけど一緒にやる人がいないなら、俺と一緒にやりませんか?
仲間を集めたいのは俺も一緒だし、あと50年くらい楽しくワイワイいきませぅ☆

2009年1月17日土曜日

映画「ボラット」

著者 :
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日 : 2012-03-10
<映画の紹介>
カザフスタン国営放送のレポーター、ボラットは、国家情報省の命令で、ニューヨークにやってきた。目的は母国の発展のためにアメリカ文化を学ぶこと。早速ユーモア指導の先生を訪れ、アメリカンジョークを習うが、どうもしっくりこない様子。更にフェミニスト主義の淑女たちと話すも、「女性の脳は男性よりも小さい」説は間違っていると言われ…。ボラットはTVで観て一目ぼれした女優に会いに、カリフォルニアを目指すことに…。

バカバカしくておもしろかったけど、下ネタや女の人やユダヤ人への差別的な発言、振る舞いが多くて観てて「ちょっとな」って思ったとこも多々ありました。細かいとこは割愛するけど、男尊女卑で他人のことを考えない、そういう文化もあんだよな、なんて。
この映画は(これが全てじゃないと思うけど)カザフスタンの価値観でアメリカ文化に触れるとどうなるかって感じの切り口になってる。でもそれが、他文化に触れたときのアメリカの反応を浮き彫りにしてる。日本人だって違う文化の人を受け入れがたいって思うことなんてザラにあると思うし、こういう映画があってもいいと思いました。二度と観ようと思わないと思うけど。

ただ、この映画に関しては抗議はいろいろあると思います。
人によっちゃ逆鱗に触れる許しがたい映画です、きっと。

本「インテリジェンス読書術」

<本の紹介>
読書の真髄とは、仕事のヒントやアイデアが湧き、人生への教訓などを具体的に得られる、創造的な「知的生産」の場にすることにこそある。年3000冊読破する著者が、「大人の本の読み方」を指南する。

これを読んで、読書って人によってスタンスに違いあるなと思ってたけどなるほどなと思いました。大きく3つに分かれるのかな。

■読まない人(興味なし)

■読むことに重きを置いて読む人
(速読や読書量を問題にしてる、趣味で読む、中身を楽しむ、話についていく為にベストセラーは読む、とか)

■読んでなにかに活かそうとする人
(本の内容より読んだ本から何を得るのかを重視、目的のある読書もそうだし、無目的に読んだ本でも偶然性から目的以上の何かを得てたり)

俺は「読んでなにかに活かそうとする人」になって、でもその中での質量共にまだまだって感じすかね。仕事にどう活かすか、生活にどう活かすか。ストレートに活かせるものとモデリングして応用って活かし方とがあるけど、どっちも自分で考えながら読むんで一冊読むのにも時間かかったりします。

で、この本でってわけじゃないけど他にわかったこと。
映画→漫画→原作ガイド→原作の順に活字に近くなって、内容も深くなっていく感じはあるなと。「原作の方がおもしろい」って人がいるのも納得できるし、それがわかってれば映画を見ることで原作の理解度を上げてから原作を読むってアプローチもありだなと思いました。

でも、年に3000冊か、、、年に100冊を目標にしてる俺は30年かかってやっとたどりつけるなんて、ちょっとペース的に想像できないけど、読む度に読むペースは上がってるしいつかは1000冊くらいいけるといいかなとか思います。

世の中に無数にある本の中で、できればより自分の為になりそうな本、得るものの大きい本を読みたいなと思ってます。それをどう選んでいくのか。他の人の紹介ってのはキーにできるかなと個人的には考えてて、そういう意味じゃいろんな本をこの一冊の中で紹介してくれていたんでいいきっかけもたくさんもらいました。3000冊読んだ人、そして考え方も似てる人がいい本って紹介してるんだから、そりゃ他の本よりも自分に合う確率は高いすよね。

次は何を読もうかな。1ヵ月後、どれだけ人間的に大きくなれっかな。
読書が楽しくなってきたこの1年です。

2009年1月16日金曜日

本「調理以前の料理の常識」

<本の紹介>
初心者もベテランミセスも単身赴任のお父さんも!一家に1冊。だれにも聞けないときにそっと開いて答えを見つけよう!料理するのが楽しくなります。

俺、なんにも知らないんだなって改めて思いました。
ここに書いてあることのほとんどを知らなかった。「へーそうなんだ」って思うことばっかりで、とりあえず簡単なレシピはコピらせてもらいました。今年は料理を目標にしてるし、ちょっとずつ覚えていこうかなと。

来年の今頃、この本みたいな本を読んだとき、「半分くらいは知ってたな」と思えるといいなと思います。目指すはこういう本が出せるくらいのレベル!ってのは、10年くらい立たないと無理かな。。。^^;

あと、世の中の料理人、奥さん、お母さんに敬意を表したいと思いました。
どれだけの人がその人の料理を待ちわびて、楽しみにして、思い出の味にしてってるだろう。俺なんかこういった面ではなんにもできない。小学生にも劣るなぁと。もうだいぶ気づくのに時間が経っちゃってるけど、これからちょっとずつでも覚えようと思います。

映画「UDON」の中で、うどん家の親父さんが「みんなを幸せいっぱいの笑顔にすること?うまいうどんで一発だよ。」みたいなことを言ってたのを思い出して、料理の力ってすごいよなって思いました。

この本の中でも、著者は今の子どもたちが料理についての基礎知識をほんと持ってないことを危惧していました。同じことを、レスバラ店長も言ってたね。俺もそう思います。楽しみながら、できること増やしていけるといいっすね。

2009年1月14日水曜日

映画「ネコナデ」

昔のサークルの後輩と飲んでたら。
「ネコナデって映画があって、猫をずーっと眺めてるんですけど、かわいいんです。」と。

ばーちゃんちに猫がいて、小さい頃はよく遊んだらしいけどあんまり覚えてない。
それから、一度も猫を飼ったことはないし、フラフラしてる俺には「こんなライフスタイルで命を預かろうなんて、そいつに失礼」と思ってあんまり考えたこともない。

でも、嫌いだって思ったことはない。
実家に犬がいて、死にかけてて耳も聞こえないけど会えばかまってやりたいと思うし、なんも考えずになでてるのが好きだ。

いつか、落ち着いた頃にでも飼えるようになるといいなと思います。

<映画の紹介>
清廉潔白な中年企業戦士の捨て猫飼育格闘物語を描くTVシリーズ第1巻。人事部長として冷血に社員をリストラし、会社でも家でも自分を律してきた鬼塚。ある晩、立ち寄った公園で、彼は捨てられた子猫を見つける。第1話から第3話までを収録する。

おもしろかったです。なんか、しがないサラリーマンとして共感する部分もありました。
猫はかわいーや。なんか、周りの人たちがみんな優しくなるのもいいですよね。

仕事に対してだったり、人間関係とかいろんなことで悩んでる人がいて、それを癒すことができる人って限られてて。大好きな人だから言えないとか、心配されるのがわかってるから言えないとか、そんな姿見せられないとか、どうしても人間じゃダメな部分でも、猫なら大丈夫ってこともあったりするんだろなって思います。

うちにもネコ科の虎之助(ぬいぐるみ)がいるけど、どんだけ話を聞いてもらっただろ。なんて。苦笑

また、疲れたときにはvol.2も見てみようかな。とか思った1本でした。

本「世界一やさしい問題解決の授業」

<本の紹介>
早くも大増刷決定!慶応義塾高等学校での選択授業に決定!
世界的な経営コンサルティング会社で受けさせられる「問題解決能力」のトレーニングを、中学生向けにカンタンにブレイクダウン。
世の中を生き抜くホンモノの思考力が身につきます!

これはあんまり読む必要なかったなー。
最近やってないことを一点思い出したってこと以外には、そんなに得るとこはなかった。

この本は、小学生や中学生で読んで内容のわかる子がいたら、その子をすっごく伸ばすことのできる本だと思います。

俺の印象に残った一点はこれ。

ToDoリストの実行難易度と効果軸でのマトリックス化。
これは、やろう。明日すぐにでも。

ではでは、おやすみなさい。

2009年1月13日火曜日

本「「快眠」セラピー」

<本の紹介>
ストレスによる不眠、深夜労働などによる生体リズムの崩れ、体調不良…睡眠障害を訴える人が増えている。最新脳科学が「眠り」のメカニズムを解き明かした。この本は、あなたを「快眠」に導く処方箋である。

リズムの維持ってのは、最近ようやくできてきたことなんだけど生活を楽にする、と思います。早起きも習慣になっちゃうとそんなに苦でもないし、逆に時間があるから本読んだり他の時間に使ってる(そして遅刻したり…^^;)。午前中の脳の効率は午後の2倍になるらしいから、一秒でも多く午前中に使った方が良い、と思って最近は早起きを習慣にしてますが、これが時間が経つほど楽になってきてる自分がいます。

あと、やっぱ睡眠は必要だなと。記憶の定着って意味もあるし(これも検証されてる。成績を上げたければ寝ろ、知識を増やしたければ詰め込んで寝ろ、ってことです。)、心身の方もほんとにおかしくなってくるらしい。妖精が見えたり、モノが生きてるように見えたり。でもどんなに起きてても、その後10時間くらい寝るとコロッと直っちゃうそうな。
不眠症の人は、「寝れない寝れない」と言うけれど、実際はその中の8割くらいの人は脳波的には寝ている状態を示すことがわかっている。これは、不眠症の人はホントは寝てるけど眠りが浅いときのことを「起きてる」状態と思ってしまうことを示している。ただ、自分がなってないんで不眠がどんなに普段と違うことで、どんないツライのかわからないんでデータの上ではって話にしかならないんだけども。

あと、睡眠は体温が低くなることで促されるらしいから、寝る直前に体温を上げることや、刺激・興奮を伴うとなかなか寝付けないこともあるんだそうな。ご飯を食べるとか、運動するとか、カフェイン飲むとかはやっぱり深い眠りを妨げることになるみたい。静かに落ち着いた空間を作ることで、眠りの効果を上げることができるんだとさ。

この先、何年、何十年と眠る機会はあって、その一回一回の眠り方で結果が変わってくるなら興味のある人は早めに読んでみてもいいと思います。
学問的な部分はすっ飛ばして大丈夫なんで。笑。

さーて、寝よっかな。

2009年1月12日月曜日

本「自転車生活の愉しみ」

チャリンコ通勤をいつから始めたか忘れたけど、この本ではそういった人たちのことを「ツーキニスト」って呼んでました。

東京都内などでは、電車通勤よりも自転車の方が時間が早い上に、
・健康に良い
・ダイエットできる
・満員電車に乗らなくてよい
・定期代が浮く
・帰りに色々なところに寄り道できる
などの利点が多く、自転車ツーキニストが増加傾向にある模様。

そんなツーキニストの端くれとして、読んでみてもいいかなと。

<本の紹介>
毎日片道12キロの自転車通勤に励む著者が、ママチャリの活用法から、自転車の選び方、メンテナンス、さらには自転車社会の今後、ヨーロッパ自転車紀行、日本のあるべき姿までを綴る。写真も多数収載。

自転車通勤に関する非常に多くのことが書かれていて、何も知らずに使ってた俺には広く浅く知識を手に入れるのに持って来いの本でした。
パンクの修理とかも、自分でできそうじゃん。

で、思ったこと。今一番大変な状況になってる自動車業界に追い討ちをかけるようで悪いけど、自動車はもっと減った方がいい。半分くらいになってもいいんじゃないか。
事実、ドイツやオランダでは市街地間の移動で自動車は使われているけど、市内の移動は基本は自転車ってのは増えてきてる。
理由は、自転車にとって危ないから。排気ガスとか出しまくってえらそうに車に乗って、運動不足でジムに行くのっておかしいと思うから。首都高の平均時速は20kmない。でも、チャリンコは飛ばせば25kmはいける。実際問題、スペース的にも環境的にも健康的にも時間的にも、チャリンコの方がいいと思う。都市間の移動は公共機関で電車もあるわけだし。駐車場を少し潰して、駐輪場を大きくしよう。100台分の駐車場スペースがあれば、500台以上のチャリンコが止められるんじゃないか。放置自転車が多いのは原因じゃなく結果であって、駐輪場が絶対的に少ないのが放置自転車が増える原因だと思います。

京都議定書で2012年までに二酸化炭素の排出量を抑えなきゃいけないんでしょ?
それに、自転車での事故は命まで危険が及ぶこともない。自動車が無駄に多いことと、無理な運転をする人がいることで健康を害する人がいる。これってあんまり良くないことだと思います。もちろん、荷物の移動とか便利な面があるのはわかる。でも、東京で車に乗ってる人の平均乗車人数は1.5人程度で、4人乗り以上の車は基本的にはいらないハズのスペースを陣取って東京を狭くしてるのは確かなんだ。なぜできないのか、やろうとしないのかとも思います。

車の1車線を潰して、自転車専用道路にしよう。弱者に優しくって論理なら、ゆずるべきは車だ。歩行者の歩行スペースを削って作るべきじゃない。自転車専用道路ができれば、もっとスピードが出せるようになるし快適になる。1台分の車線で、2,3台は自転車が平行して走れるスペースができる。

もっともっと街が快適で住みやすく、環境にも優しくなってくといいなと思います。
自転車が好きな人って増えてきてるみたいだし、みんなも一緒にどうですか?
この季節はちょっと寒いかもだけど、四季を感じるのもいいもんすよ。

本「地頭力を鍛える」

後輩と話してて出てきた本で、興味があったんで読んでみました。
この本、おもしろかったです。

デジタルデバイドの次に来るのはジアタマデバイド。
情報が容易に取得できるようになって、情報を持つ人と持たざる人の2極化が始まってる。
そしてその次には、得た情報を効果的に活かせる人と活かせない人の2極化が始まる。というか、始まってる。

今までの日本で評価されてたのは、知識を詰め込むタイプの頭の良さで、この良し悪しは記憶力に依存する。でも、これからは「知らないことは答えられない」なんてことじゃやってけない。知らないことでも仮設を立てて、検証して、軌道修正しながら目標に近づけていくアプローチをまわせる人が求められてる。その為には、「知識を詰め込む」のではなくて、「得た知識を最大限に活かす」頭の良さが求められる。ロジカルシンキングとかもそういう類の話。

この本を読まなくたって、自分で考えた方が楽しいってのは10年以上前から考えてきた。
「語句を覚えていれば解ける文系なんか本読めばできるしつまんない、解き方を考える理系の方が授業を受ける意味があるしおもしろい」と思って理系を選んだときだってそうやって選んできたんだ。

たまたまテレビから漏れてきた情報をそのまま話すなんてバカみたい、自分の欲しい情報は自分で本なりネットなりで探して見つける。どうやって見つけるかが自分のスキル。これだってそうだ。

大学で、「(やりたいことは他にもあったんで)最小の労力で単位を取る(=卒業する)にはどうしたらいいか」を考えて電電ネットってML作ったり学科のみんなの過去問集約と展開ラインを整備したり、親睦を深めるために学科飲み開催、なんてのも目標に最短でたどり着く為に考えてやったことだった。それは、単純に授業に出てノート書いて覚えてってことよりも自分としては勉強になったし、おかげさまで「kijiに取れない単位はみんな取れない」とまで言われるとこまで行けて、4年間で無事に卒業もできました。授業の内容は今の仕事とほとんどリンクはしないけど、今の仕事でもこういうとこは活かされてるとは思います。

本の中で、「日本に電柱は何本あるか?」って問題が出てきた。
本の回答と考え方は違ったけど、一応正解と呼べる範囲の答えは知ってる知識から出せたし、この本の内容が「俺はそんなにできてないわけじゃなさそだな」って思いました。

いくつか印象に残った部分をピックアップしてみます。

・「結論から」「全体から」「単純に」考えること。
・ビッグピクチャーシンキング。
・「はじめ」からでなく「終わり」から、「手段」からでなく「目的」から、「できること」からでなく「やるべきこと」から、「自分」からでなく「相手」から。
・コミュニケーションで一番重要なことは「自分が何を伝えたか」でなく「相手に何が伝わったか」。
・会議で最優先で考慮すべきこと
 ・この報告が相手にとってどういう意味があり、
 ・相手にどうして欲しいか
 を最初に伝えること。
・全体のパフォーマンスはボトルネックが決める。
・なぜ流れ星は願いを叶えてくれるのか。

それぞれ、確かになって思いました。できてる部分があるからと言って、全部ができてるとは言えないしまだまだだなーって思う部分なんていくらでもあるんで、ちょっとずつ改善していかなきゃなと思います。

この本は考え方変わる人もいると思うんで読んでみてもいいと思います。
よかったらどうぞ☆

2009年1月5日月曜日

本「禁煙セラピー」

「あれ?」って思った人もいると思います。別に、俺喫煙者じゃないしね。
まぁ「吸えないの?」って言われたら吸うと思うケド。笑

勝間さんが良書だって言ってたんで、興味があって読んでみた。
いいんだ。量は質を凌駕する。いい本は構成や話の持っていき方だけでも盗めるし、質を高めるのに量が不要だなんてことはない。逆に、「量をこなすことが質を上げていくことにもつながる」ってのが俺の持論です。

仕事も遊びも投資だってなんだって、それにかけた時間や、費やしたコストが大きい方がリターンは大きくなると思います。だから、いろんな本を読みたいなと。

<本の紹介>
精神力はいらない、禁断症状がない、太らない、ヘビースモーカーほど簡単、代用品不要、誰でもすぐにやめられる-。すべての喫煙者が待ち望んでいた奇跡的禁煙法を紹介。

俺の周りにもタバコが好きな人、好きじゃないかもしれないけど実際問題やめられない人ってのはいる。で、(俺には全然関係ないけど)「タバコ税が上がるね」とかって話や「1週間禁煙した」とかって話をしてる。

個人的には、自分は意志を持って「タバコを吸わない」ことを選択してるけど、なぜ「やめたい」って人がこんなにやめられないんだろ、ってのは興味があって。これは「誘惑される意志」を読んだ後だったからすっごい納得がいったけど、双曲割引で説明はつく。でも、そんなこと言ったってタバコは麻薬と一緒だからね。
政府は儲かるからわざわざ「絶対禁止」にはしない。申し訳程度に「健康を損ねるおそれがあるから節度を保つこと」っていう警告の文言をパッケージや宣伝広告に載せることを合意させておいて、タバコを売るための援助金は出してる。要は、貴重な財源だからやめさせるつもりは政府にはない。「注意したのに中毒になってんだから、悪いのは自分でしょ?ほら、我慢できないんだからお金払いなさいよ。」ってスタンスだ。
そして、はまってしまった人に対して肩身が狭くなるように仕向けてはいる。まぁ少なくなったらなったで「世の中健康な人ばっかりでよくなったね」とか言えるわけだから、ぶっちゃけ個人の意志を世の中がどんな流れにするか、どっちになったっていいのかもしれないすね。

で、個人も個人でいろんな言い訳を作ってやめようとはしない。いや、意志としてはやめようって意識をすることもあるけど、基本的には無意識に体がニコチンを欲する。そして、それが手に入らないと余計に欲しくなって、一旦手に入ると我慢した期間が長い分だけおいしく感じる。普通、こういう症状は"中毒症状"っていうし、麻薬と症状としては同じだ。程度の問題こそあれ、世の中の死因の第1位はタバコ(交通事故や、他の病気を誘発するってのも含めば)って身の破滅って結果も一緒だ。例えば子どもが灰皿代わりの空き缶をジュースと間違って飲んだ場合、1時間以内でも生死に関わる猛毒らしいね。そんな危険も内包してるって考えると、もはや1人の問題じゃないんじゃないかな、と。

そして、この本を読んでて思ったのが、「この一服の為に生きてる」って食事が終わった後の喫煙者の言葉。これって、どんなおいしい食べ物を食べたところで、それがなんであれその後のタバコの方を楽しむ為に食べてるってことなんじゃないのか?だとしたら、タバコ吸えればいいならその人うまいもん食べる必要ってあるの?食べることは、タバコをおいしく吸うための手段とか準備になってないですか?

この本は、「いつかはやめられる」って安易に考えてる人にはあんまオススメしません。やめたいって本気で思ってる人がいるなら、ぜひ読んでみて欲しいです。ってのは、自分で読んでみなきゃわかんなかった。だから、俺は読んでみてよかったんだろうな。

ちなみに、昔書いたことあったなって思って探したら、過去に書いた記事見つけたんで載っけときます。「タバコの煙について」

別に、人にはそれぞれその人の一生をどう生きるか選ぶ権利があるから、タバコを吸ってることを否定はしないけど、今より症状が軽くなることなんてこの先生きてく中で来ないんだから、気づいた瞬間にやめればいいのに、と個人的には思います。

確かにいい本でした。
もし興味のある人がいたら読んでみて下さいな。

2009年1月4日日曜日

本「誘惑される意志」

難しかった。確かにめっちゃ難しかったけど、名著だと思います。
多分、こういった分野では国内で一番進んでる本なんじゃないかな。

<本の紹介>
ヒトはなぜ、ドラッグや酒やタバコ、ギャンブル、不倫、強情、問題の先送りといった、明らかに自分にとって有害だとわかっていること、後悔するとわかっている行動をとってしまうのか。
ソクラテスやアリストテレス、フロイト、フランシス・ベーコン、ヒューム、サミュエルソン、・・・といった様々な分野の人たち(心の哲学、精神分析、行動経済学、知覚心理学、ゲーム理論、カオス理論、神経生理学、神学、…)も、自滅的な行動について研究をしているが、残念ながら、この問題を適切に解明できてはいない。本書では、心理学者である著者が、経済学的な思考のなかでももっとも微視的な応用(ミクロミクロ経済学、あるいはピコ経済学)から、人間の将来予測と価値付けに結び付けて、効用主義にかわる新しい価値の考え方(双曲割引曲線)を生物学的な見地から提示する。

途中で頭痛くなったし、"酸素が足りなくなる感覚"を味わった。
「感じる脳」のときも思ったけど、自分がこうなるときって多分、頭めっちゃ使ってる。
深呼吸が必要で、でっかいため息みたいに息を吐いて。でもわかんなくて吐いてるわけじゃなくて、わかる為に吐いてるというか、「頭もっと使う為にガソリンくれ」って脳に要求されてるような感じで。

文章はめちゃくちゃ難しいし、結論もなんかやたら長くて「えっと、何が問題で、何がわかったんだっけ?俺これしかわかんなかったけど、合ってる?」ってその場で翻訳者か書いた人に聞きたかったけど、読み進めてくとだんだん身近な問題になってきて。
そりゃラットやハトで実験してる仮説検証の結果は狙いがわかんなきゃ字を追うだけになっちゃうのもしょうがない。でもこれは読解力がないからじゃなく、きっと予備知識が足りないからなんだと思いました。

双曲割引についても、その加算性についても、今までに自分がリアルに経験したり、仲間が経験したり、これまでに見聞きしてきたいろんなケースを含めても納得のいく説明がなされてて、「この本すげぇ」って思いました。
「今日からダイエット始める!」って言ったそばからケーキを見ると「これ食べてから…」「ほら、今日は誕生日だし…」「今運動してきたから…」「みんな食べてるし…」とかって結局食べちゃうのはなぜなのか。1年後に1万円もらうのと、今5千円もらうのとを選べと言われたら今の5千円を選ぶくせに、3年後の5千円と4年後の1万円なら4年後の1万円が欲しくなるのは何故なのか。時間の間隔は同じなのに。また、ルールを決めてしまうことは一見効果がありそうだし、そのルールを守れれば簡単に目先の欲におぼれずに長期的な成果を出すことも夢じゃなくなるけど、逆にルールがあることで柔軟性がなくなることや、守れなかったときに次も守れなくなる、ルール以外のことを考えられなくなるといった諸刃の剣的な要素があること、さらにやりすぎれば時には拒食症になってまでルールに固執して食べない、みたいな危険な状態に陥る場合もあること、極端な例だけどその逆に「拒食症になるくらいなら、デブでいい」とかって思ってしまう心理とか、そういったことがいろいろ論理的に説明されてて、ちょっとこのレベルの本にお目にかかれると思ってなかったんで衝撃的でした。知ってるのと知らないのじゃ大違いだぞ、これ。

ただ、一気に読めないなら、最後の訳者の解説部分だけでいいと思います。結局そこを最後に読んで、「あーそういうこと」って思うことも多くて、よくまとまってると思うんで。何ページも割いてこの訳者が解説を書きたかった理由もわかる。元は洋書でその訳なんだから、勝手に本文を要約とかできないしね。

この本はぜひ読んでみてもらえたらと思います。
結構、価値観変わるかも。オススメです。

映画「モンスターズ・インク」

著者 :
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
発売日 :
職場の先輩が貸してくれたんで、見てみました。
天才脚本家、アンドリュー・スタントンによるPIXAR映画。

<映画の紹介>
子ども部屋のクローゼットの向こう側に広がるモンスターたちの世界。彼らは夜な夜なドアを開いては子どもたちを怖がらせているのだが、実は彼らは“モンスターズ株式会社”のれっきとした社員なのだ。この会社は、モンスターシティの貴重なエネルギー源である子どもたちの悲鳴を集めるのがその仕事。しかし、最近の子どもは簡単には怖がってくれない。モンスターズ社の経営も苦しくなってきている。そんなある日、大事件が発生した。モンスターたちが実はもっとも怖れる人間の女の子がモンスターシティに紛れ込んでしまったのだ!

ん~いい仕事してますね。
「どこでもドア」よろしく人間界のドアとつながるドアで行き来するモンスター、逆の設定は幽遊白書やデスノートや漫画ではたくさんあるけど、おもしろかったです。人間が子どもしか出てこないとこも、なんかナルニアやトトロじゃないけど夢があっていいなぁと思いました。感受性豊かな子どもには見えてるものが大人になった僕たちには見えないのかな、行けないのかな、と思うとちょっと寂しいかも。

でも、モンスターも社員って割には自社のことより仕事相手(子ども)の社会のことまで考えて対応してるとこなんか、見習うとこがあんなぁとか思ったりしました。相手のこと考えて、本当にどうしたらいいか前例にしばられずに動いて。それでこそプロ、自分でどうしたらいいか判断できない奴らよかよっぽどこういう奴らと仕事する方が楽しいだろうなぁ、とか思いました。そりゃ、成果も出るでしょうね。

で、そんな彼らの姿に俺はPIXARの社員の姿を重ねてました。
きっと、彼らも自社の都合はもちろん頭にあるだろうけど、それだけじゃなく子どもの喜ぶ顔が見たいとか、夢を与えたいとか、そんな子どもを育てる親御さんたちも幸せにできたらとか、そういうことを考えてこういった作品を作ったんだろなって考えると、そんな仕事に対してほんとに敬意を表したいと思いました。この人たちの仕事は、世界中にどれだけの笑顔を作っただろ。すごいことしてる人たちだと思います。

俺の中の「大好きだけど絶対負けらんない人たち」にランクインです。
(ちなみに他には、ELLEGARDENとか、ケツメイシとか、高橋歩とか、hideとか、森雪之丞とか、ブラッカイマーとか、ジブリとか、ピータージャクソンとか、マイケルジョーダンとか、、、いろいろです。笑)

今年はまだまだあるし、しょっぱなにこんな映画見れて良かった。
あと一年、あと一年、どんだけのことができるだろ。どんだけの夢を見せれるかな。

2009年1月2日金曜日

本「働くことの心理学」

<本の紹介>
楽しく働きたい、やりがいのある仕事に就きたい、働くことに前向きな若者の気持ちと
長時間労働、低賃金、わかりにくい上司のいる職場。選びきれない仕事、達成感のない自分さがし、曖昧な不安。
若者の気持ちと労働の実態に鋭く切りこんだ心理学的論考。

この本を読んで考えたこと。
働くことに対してのいろんな立場の人が考えてることは、
やっぱり立場が違えば「知ろうとしなきゃわからない」ものなんだろなってことでした。

「働く」ということを知識として知っているだけの中学生頃まで、
アルバイトを通して働くことを経験していく高校生から大学生、
実際に社会に出て働くことが生活の基盤になる社会人、
その間で、働くことをサポートしていく教員や就職課の職員、
働きたくても働けないニートやフリーター、もしくは働く意思のない引きこもり、
そういう息子や娘を抱える家族、職場内での教育すべき立場の人々、
監督すべき立場の人々、男女間での意識の差と雇用に対する問題、、、

ほんとに色んな立場の人たちにいろんな考え方や尊重すべきことがあって、
そしてカテゴライズしないで話せばそれはより詳細化され、結局は個人個人で違うケースになる気がする。
この先の将来に不安を感じているのは、これを読んでる君だけじゃない。俺だけでもない。

今、派遣で働いてた人たちが大変なことになってる。
自分の知り合いにもいるけど、どうなるんだろ。先行きは不透明だ。

でも、そういう働き方を提示したのは、もともとは日経連だった。
「雇用の流動化」=「雇用の不安定化」を推進した割には、
彼ら自信の地位には少しも影響がないようになっていた。

「経営者は終身雇用」は守って、切れるところを切れるようにする。
選挙に行かない若者が多いのも問題だけど、参政権を持つ人たちの中で
投票率の高い世代が困っている問題が早期に、その人たちに都合よく解決されていくのは
政治家としてやっていく為の常道になるから、その為に影響が他のところに出るとしても
それは実施されていってしまう。

そのしわ寄せは、今若い人たちに向けられてる。
ここ数年起きている猟奇的な殺人事件とかで「危険で、扱いづらい」って認識を持たれてる若者に。

そこに手を加えずに、「派遣もいいもんだ」って働いてる若者が多いってのも
それで良いのかと思うこともある。「ハケンの品格」とかってドラマは人気があったらしいすね。
ドラマを見ない俺はなんとも言えないけど、これを見た人はどんな風に感じたんだろう。
どっかの試算を読んだけど、派遣で働いてる人の生涯収入予想は、約5000万円。
ボーナスもない、年功序列や経年的な賃金アップの望めない環境。
かたや正社員で働いてる人のそれは2億5000万円。2億も違うんだ。
ただこの話には「現状のまま行けば」って話と、それでも妻と子ども2人を想定した一般的な4人家族で
暮らしていくのに最低必要と言われる金額が3億5000万円(生活白書より、だったかな)になってるから、
正社員でもその人だけが働いてちゃよっぽどうまくやるか
残業もしくは節約等の我慢をしなきゃやっていけない計算になる。
派遣なんて、普通に考えたら絶対に自分の力だけじゃ生きていけない人たちってことになる。

今は確かにそれでもいいかもしれないけど、「働く」ってことは「傍(はた)を楽にする」ってことであって、
自分の頑張りが自分に対してのみ還元されてるようじゃダメなんだ。
自分が働くことで、親や家族、自分の守りたい人が楽になる。
それが「働く」ってことなんだから自分の都合ばっかり通そうとしてちゃダメなんじゃねーかなと。

「やりたいことが見つからない」「やりたいことじゃない」って言って働かずに、
親に食べさせてもらってる人たち。「働かないものには食べさせなければ解決する」っていう
安易な考えもあって、それもそれで納得したりしたんだけど、そういう簡単な話じゃないみたいすね。

<マズローの欲求階層>
生理的欲求>安全の欲求>所属と愛の欲求>承認の欲求>自己実現の欲求

これにならえば、自己実現なんて最後でいいんだ。
まずは食べることを確保するとか、安全を確保するとか、
そのレベルの欲求が満たされない中で自己実現なんて言ってる場合じゃない。
と思うのは俺の個人的な見解なんですけど、逆に「自己実現につながらないから、
低次の欲求も満たす必要はない」みたいに考えるのが引きこもりなようで。
で、結局何もせず「引きこもり→存在感の喪失→暴力による存在感の誇示→
存在感の喪失→暴力で誇示→喪失」って悪魔のサイクルがまわってる。

じゃ、どーしたらいんだろう。
解決策なんて、そんな単純なものじゃない。難しいなって思いました。

男女間の問題についてもそう。完全に対等な方が果たしていいのか。

なんか、いろいろ感じることが多い本でした。
この状況、自分の周りの人たちだけでもなんとかできればいいなと思いますけど、
言い方とかもあるしなんとも言えないっす。
基本的に、人は人に言われたことはやらないから。

結局は、自分で決めるしかないんだろうなー。

映画「初恋」

宮崎あおい主演。でも、きっかけは彼女じゃなく、クレジットされてる別の役者でした。
職場の後輩に、「『初恋』って映画に自分の従兄弟が出てるんすよ。」って言われて、「へぇそうなんだ、見てみんわ。」って感じで。

<映画の紹介>
1968年に日本中を震撼させた迷宮入りの完全犯罪“三億円事件”をモチーフに、事件の裏に隠された真相と実行犯となった18歳の女子高校生の切ない初恋の物語を描くビター・ストーリー。中原みすずの同名小説を、「害虫」「NANA」の宮崎あおい主演で映画化。
学生運動が活発だった1960年代後半。高校生のみすずはひとり孤独の中にいた。学校でも友達をつくらず、家にも彼女の居場所はなかった。みすずは小さい頃、兄だけを連れて家を出た母親に捨てられ、叔母家族に引き取られ育てられたのだった。そんなある日みすずは、突然訪ねてきた兄が残していったマッチを頼りに、新宿のジャス喫茶Bへと向かった。彼女はそこで、兄や彼の仲間たちと出会う。その中にはちょっと謎めいた雰囲気の東大生、岸もいた。彼らの仲間に加えてもらい、初めて自分の居場所を実感するみすず。彼らと過ごす時間が増えていくにつれ、次第に岸に対して特別な感情を抱き始めるみすずだったが…。

当然、3億円事件のことも知らなくて、映画見終ってからちょこちょこ調べてました。
すごいね、完全犯罪って実際に起こってるんだ。でも、真相がわかってないからこそこういった映画もできるわけで、ちょっと映画見てるときは「へ~こういう事件だったんだ」とか思ってしまった自分を「そりゃ犯人わかんねんだからそうもできんだよな。バカか俺は。」って一人で思ったり。「じっちゃんになりかけて」の彼がいたら謎は全て解けたのかな・・・。なんて。笑

映画としては、邦画っぽい感じと宮崎あおいの好演が光る映画だと思います。
なんか、邦画ってこういう雰囲気の方が落ち着く気もします。

タイトルの通り恋愛映画ってことで印象に残ったのは、最後の場面。
「僕には、彼女の目を曇らせることしかできないのだから」そう書いた共犯者・岸のメモでした。
だから言えないっていう好きな人の思いを後から知る相手の気持ちって、どうなんすかね。
自分独りの考えで相手や周りを混乱させたり、我慢させたり、悲しい思いをさせたり、、、かと言って何もするなとか言うこともできないし、こういう部分って難しいっすね。いくつんなっても正解なんてわかりません。苦笑

「君の手が今も暖かく君の目が今も綺麗なら
 ただそれだけで僕は笑う」

なんとなく、この場面を見ながらそんなELLEGARDENの曲(ロストワールド)が頭をよぎりました。

あと映画を通して思ったこと。仲間といた時間。
それはかけがえのないものだけど、ずっとそこにはいられない。
ずっとつながってはいられても、ずっと同じ関係ではきっといられない。

だから、今の一瞬一瞬で、そいつと一緒にいられる時間を大事にしよう。

多分そいつとの時間の本当の大事さは、いなくなってから知るんだ。
けどそいつの本当の存在は、いなくなってもそばに居る。
(by BUMP OF CHICKEN)

だから、出会わなきゃ良かった人なんていないんだ。

去年もいろいろあったし、今年もきっといろいろあって、時代に翻弄されるようなこともあるだろうし、予期せぬ幸せ・不幸せもあると思うけど、正月三が日ってことで年賀メールを仲間に出したり、受け取ったりってやり取りをしてる中で、その人たちと確かに一緒にいた時間があって今があるんだよな、とか感慨深く思ってました。

今年は去年よりも、丁寧な人付き合いができるようにしたいと思います。
お互いがお互いを幸せにできるような、そんな関係でつながってられるといいですね。

2009年1月1日木曜日

成田山初詣

今年もやっぱり、初詣は成田山。
まぁ、成田に住んでるんだから当然といえば当然ですね。

で、本来であれば午前中に済ませるべきなんですが、さすがに全国2位の初詣客が集まる霊場、午前中は混みすぎで非効率なんで夕方の人の少なくなる時間を見計らって、パパッと行って来ました。

それでも本殿まで20分くらい並んだけど、表参道も人が少なくなり始めてたんで歩きやすかったかな。すげぇ天気良かったから、今日はめっちゃ混んでたと思います。成高生も大変だわ。アルバイト頑張って下さいな。

で、いつもの通りに今年のお願いごとをして、「身代り御守」を買って。
この身代り御守、「交通事故にあったけど御守が割れただけで無傷だった」とか、実際そんな話もいくつもある有名な御守なんです。

<身代り御守の紹介>
天保2年3月、仁王門の棟上の日、みんなにご馳走が振舞われました。「辰五郎がみえぬではないか」そのはずです。辰五郎は手落ちがないか見るために高く組んだ長梯子をつたって上へ上へと登っていった。やがて「あっ!」の叫び声と共に、辰五郎は17メ-トル下に転落。とその場にかけつけた人が驚きの声を上げた。「生きてる!」あとでわかったことですが、辰五郎のふところに納めていた手形は真っ二つに割れており、その通行手形には成田山の焼印が押されていたのでした。この奇跡の御守が、成田山の身代り御守のはじまりになったのです。

毎年毎年ここに来てこの御守を買って一年を過ごしている。
大きな怪我も病気もなくこれてるのは、そのおかげなのかな。
まぁ、いい流れをあえて変えることはないと思ってるんで今年も例年通りです。

今年も多方面に頑張るつもりなんでよろしくね、マイ不動明王さん。

本「レバレッジ時間術」

<本の紹介>
毎日いっぱいいっぱいに働いているのに、成果が上がらない人。定時で帰って休日も満喫しているのに、人並み以上の結果を残す人。一日二四時間は誰にも平等なのに、こんな不平等が生まれるのは、時間の使い方が決定的に違うからだった!スケジューリング、ToDoリスト、睡眠、隙間時間etc.最小の努力で最大の成果を上げる「時間投資」のノウハウが満載。

今までにも何冊か読んできてる「時間を有効に使うためにどうすべきか」ってことを書いた本でした。
時間の使い方を見直して、いらない時間は捨てる。やり方が悪い部分は変える。この2つで、うまく作れた時間でさらなる改善や自分のできることへの再投資をすることで、ちょっとずつ時間を有効に使っていきましょうって本でした。

タイムリッチ、マネーリッチって言葉がある。あと、「学生には時間はあるけどお金はない、社会人にはお金はあるけど時間はない」とかってことはよく言われる。やっぱみんな「時間」と「お金」が大事なことは知っているのに、それに対してあんまりうまい使い方を知らない気がする。こんなこと、学校じゃ教えてくれないしね。一番大事なことなのに。
かくいう俺も、まだまだ改善点あるなって思ってます。

今回の本は内容が軽かったこともあって、著者のやっていることのいくつかを紹介するようなスタンスの本だった。参考になることもあったけど、同じことを悩んで俺は既に答えを出している部分の方が多かったです。ただ、「リマインダー」とか仕事にもそのまま活かせるアイデアがあったんで仕事始まったらすぐ使い始めてみようって思いました。

ちょっとずつでいいから、自分の無駄に時間をかけている部分を削って新しいことしていきたいもんっすね。改善改善。

2009年の計は元旦にあり

新年明けましておめでとうございます。

あっという間に2009年ですね。
去年もいろいろありました。去年の正月にたてた目標は「5S」でした。

整理(SEIRI)   要る物と要らない物を区別し、要らない物を撤去する 
整頓(SEITON)  必要な物を必要な時に効率よく取り出せる状態にする
清掃(SEISOU)  汚れた所をきれいに掃除する
清潔(SEIKETSU) 汚れの無い綺麗な状態にする
躾 (SHITSUKE) 整理・整頓・清掃・清潔を習慣化する

一年間、振り返ってみるとあんまりできなかったなぁと。。。^^;
てことで、今年もこの目標は継続していきたいと思います。
当たり前のことを当たり前にできる人への道は、まだまだ遠いです。
(俺ってすごいダメ人間みたい。)

あと、定量的な評価のできる目標を立てたいと思うんで、今年はこんな目標を立ててみました。

■年間100冊の読書。(去年のJinの目標と一緒)
 →2008年は半年で30冊くらいだったから、年間60冊ペース。要は、読書量倍。
■毎月1つペースでの資格取得。(計12個)
 →これも去年は4つくらいしか取ってないから、取得量3倍。
■新しい試みで結果を見える形で出すこと。
 →去年、いろいろ声かけてもらったものに対してどうしても自分の仕事が
  優先されてしまって結果が出せなかったんで、数字として結果を0にしないこと。
■7時起床。午前中の時間の有効活用。
 →脳科学的にも効果が実証されている午前中の時間をいかに有効に使えるか。
  まずは、早起きを習慣にしよう。
■丁寧な人付き合いをすること。
 →これを定量的に言うのは難しいけど、最近心がけたいと思ってることなんで入れておきます。

とりあえずはこんなとこかな。もちろん、仕事への取り組みに手を抜くつもりはないですが、このくらいは軽くできなきゃ話にならないかなぁ、とか。
3ヵ月後くらいに大幅に修正するかもだけど、2009年は自分磨きも頑張ってみようと思います☆

今年もみなさんにはいろいろお世話になると思いますが、よろしくお願いします☆
お互い笑って過ごせる一年になるといいですな☆