2009年1月5日月曜日

本「禁煙セラピー」

「あれ?」って思った人もいると思います。別に、俺喫煙者じゃないしね。
まぁ「吸えないの?」って言われたら吸うと思うケド。笑

勝間さんが良書だって言ってたんで、興味があって読んでみた。
いいんだ。量は質を凌駕する。いい本は構成や話の持っていき方だけでも盗めるし、質を高めるのに量が不要だなんてことはない。逆に、「量をこなすことが質を上げていくことにもつながる」ってのが俺の持論です。

仕事も遊びも投資だってなんだって、それにかけた時間や、費やしたコストが大きい方がリターンは大きくなると思います。だから、いろんな本を読みたいなと。

<本の紹介>
精神力はいらない、禁断症状がない、太らない、ヘビースモーカーほど簡単、代用品不要、誰でもすぐにやめられる-。すべての喫煙者が待ち望んでいた奇跡的禁煙法を紹介。

俺の周りにもタバコが好きな人、好きじゃないかもしれないけど実際問題やめられない人ってのはいる。で、(俺には全然関係ないけど)「タバコ税が上がるね」とかって話や「1週間禁煙した」とかって話をしてる。

個人的には、自分は意志を持って「タバコを吸わない」ことを選択してるけど、なぜ「やめたい」って人がこんなにやめられないんだろ、ってのは興味があって。これは「誘惑される意志」を読んだ後だったからすっごい納得がいったけど、双曲割引で説明はつく。でも、そんなこと言ったってタバコは麻薬と一緒だからね。
政府は儲かるからわざわざ「絶対禁止」にはしない。申し訳程度に「健康を損ねるおそれがあるから節度を保つこと」っていう警告の文言をパッケージや宣伝広告に載せることを合意させておいて、タバコを売るための援助金は出してる。要は、貴重な財源だからやめさせるつもりは政府にはない。「注意したのに中毒になってんだから、悪いのは自分でしょ?ほら、我慢できないんだからお金払いなさいよ。」ってスタンスだ。
そして、はまってしまった人に対して肩身が狭くなるように仕向けてはいる。まぁ少なくなったらなったで「世の中健康な人ばっかりでよくなったね」とか言えるわけだから、ぶっちゃけ個人の意志を世の中がどんな流れにするか、どっちになったっていいのかもしれないすね。

で、個人も個人でいろんな言い訳を作ってやめようとはしない。いや、意志としてはやめようって意識をすることもあるけど、基本的には無意識に体がニコチンを欲する。そして、それが手に入らないと余計に欲しくなって、一旦手に入ると我慢した期間が長い分だけおいしく感じる。普通、こういう症状は"中毒症状"っていうし、麻薬と症状としては同じだ。程度の問題こそあれ、世の中の死因の第1位はタバコ(交通事故や、他の病気を誘発するってのも含めば)って身の破滅って結果も一緒だ。例えば子どもが灰皿代わりの空き缶をジュースと間違って飲んだ場合、1時間以内でも生死に関わる猛毒らしいね。そんな危険も内包してるって考えると、もはや1人の問題じゃないんじゃないかな、と。

そして、この本を読んでて思ったのが、「この一服の為に生きてる」って食事が終わった後の喫煙者の言葉。これって、どんなおいしい食べ物を食べたところで、それがなんであれその後のタバコの方を楽しむ為に食べてるってことなんじゃないのか?だとしたら、タバコ吸えればいいならその人うまいもん食べる必要ってあるの?食べることは、タバコをおいしく吸うための手段とか準備になってないですか?

この本は、「いつかはやめられる」って安易に考えてる人にはあんまオススメしません。やめたいって本気で思ってる人がいるなら、ぜひ読んでみて欲しいです。ってのは、自分で読んでみなきゃわかんなかった。だから、俺は読んでみてよかったんだろうな。

ちなみに、昔書いたことあったなって思って探したら、過去に書いた記事見つけたんで載っけときます。「タバコの煙について」

別に、人にはそれぞれその人の一生をどう生きるか選ぶ権利があるから、タバコを吸ってることを否定はしないけど、今より症状が軽くなることなんてこの先生きてく中で来ないんだから、気づいた瞬間にやめればいいのに、と個人的には思います。

確かにいい本でした。
もし興味のある人がいたら読んでみて下さいな。

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