2018年7月24日火曜日

本「ポケットに名言を」

名言ものが好きで久しぶりに読んでみた1冊。寺山修司さんの名前はよく知っていたものの、文章に触れたのは初めてかも。演劇からも多くの名言がピックアップされていて、かつての偉人の言葉だけでなくそういう分野にも受ける刺激はあるよなぁと改めて。演劇の名言(名台詞?)については、前後の文脈も含め生で聞いた方がより心に残るんだろう。ひとつ印象に残ったものをあげるなら、「喧嘩の良いところは仲直りができること」という言葉。子どもの頃にこういう言葉を教えてもらっていたとしたら、もっと仲直りはスムーズだったかもしれないな、とか。

本「はじめての後輩指導」

著者 : 田中淳子
経団連出版
発売日 : 2006-09-20
先日参加してきた研修施設に置いてあり、たまには読んどくかと目を通した1冊。後輩指導は相手のためにも自分のためにもなるんで割と積極的にやってきていることもあり、振り返りながら読めた1冊でした。ただ、ここに書いてあるようなことは基本のキで、これで「通常3年かかるとこが半年になる」ようなインパクトは期待できない。自分の後輩になってくれた人には、そういう一気に成長する感覚を味わってほしいと思いつつ、答えはいまだ見つからず、です。あ、「急いでやって」のくだりは近いうちに試してみようと思いました。

2018年7月12日木曜日

本「ゼロ・トゥ・ワン」

ピーター・ティールという名前は聞いたことがあったけど、どんな人かを知らずに読むこととなった1冊。この本すっごいよかった。特に「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という質問。こういう試行錯誤は自分もいろいろしてきたから、答えたい答えがある。きっとこの人と意見交換できたら楽しそうだ、と思いながら読んでいました。そして、こないだの落合さんの話にも出てきた「自分たちの世代の問題なんだから、自分たちで解決しなきゃいけない」っていう未来を自分たちでつくる意志。それをこの著者からも大いに感じて、刺激になりました。自分たちでやらないとすね。

2018年7月11日水曜日

本「たけくらべ」

西国立の駅のそば、無門庵に本作品の直筆原稿が所蔵されていると聞いて興味を持って読んでみた1冊。5千円札でしか知らなかったけれど、いざ読んでみると確かに文章のうまさをすごく感じました。テンポや表現にリズムと品がある感じ。取り上げているテーマは華やかなものではないのに、暗くならずに伝えられる文章力。当時からだいぶ日本語が変わってしまった今でも伝わってくるものがありました。内容については、あらたな発見よりも当時に思いを巡らすイメージかなと。24歳と短い人生だったそうだけど、もし話せたなら楽しい会話もできたかな、と思った1冊でした。