2018年7月11日水曜日

本「たけくらべ」

西国立の駅のそば、無門庵に本作品の直筆原稿が所蔵されていると聞いて興味を持って読んでみた1冊。5千円札でしか知らなかったけれど、いざ読んでみると確かに文章のうまさをすごく感じました。テンポや表現にリズムと品がある感じ。取り上げているテーマは華やかなものではないのに、暗くならずに伝えられる文章力。当時からだいぶ日本語が変わってしまった今でも伝わってくるものがありました。内容については、あらたな発見よりも当時に思いを巡らすイメージかなと。24歳と短い人生だったそうだけど、もし話せたなら楽しい会話もできたかな、と思った1冊でした。

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