2010年1月16日土曜日

睡眠学習

寝てる時間がもったいないんで睡眠学習をしたいんですけど、なんかいい教材ありますか。
今はオーディオブックを聞いてるけど、日本語だと聞いちゃって案外寝れない、、、。
英語や違う言葉での教材の方がいいのかなとか思ったり。

逆に、起きるときもタイマー起動型のそういったものの方がうつろなときに頭に入るからいいかも、とか思ったり。

2010年1月15日金曜日

バスケおつかれさまでした!

昨日は、バスケおつかれさまでした!
仕事の都合等で来れなくなった人も多かったけど、個人的には2010年最初のバスケということで「今年も頑張るぞ」って思えた時間になりました。

箱根駅伝に参加して、今までにない距離を走ってちょっとヒザを痛めてて、最後の方は全く縦の動きについていけない感じだったけども、これがバスケだなぁと。
同じペースで走るのもありだけど、状況が刻々と変化する中で常に反射的に判断していく、こういうのが好きなのかなぁってのも思いました。

また、次回は1/28(木)。
バスケでつながる仲間が増えてくといいなぁと思うんで、今年もよろしくお願いします☆

2010年1月14日木曜日

活動予定更新

ブログ上の活動予定をだいぶ更新できていなかったので、一気に更新してみました。
いやー、こうやってみるとすごい量だ。これやる人大変だなー。w

2010年1月9日土曜日

HAKONE EKIDEN 2010 ~襷愛~

この3連休で、Breakersの箱根駅伝に参加してきました。

今まで毎年このシーズンは雪山に夢中だったもんで、箱根駅伝企画とは縁がなかった。
でも、去年から「冬の1シーズンを雪山だけに費やすんじゃなく、何か違うこともやるべきだろう」って動くことにした。去年は料理教室やったり、読書を精力的にこなしてたんだっけ。
そんな中、今年は周りの仲間で「箱根駅伝走ってみたい!」って人が何人か出てきたこともあり、挑戦の1年のしょっぱなってこともあり、20kmなんて未知の領域だけど走ってみることにした。

「挑戦せずに諦めることはできない。」byマイケルジョーダン。

で、去年の暮れから走りこみ開始。まずは30分走り続けるとこから、毎日時間を延ばしていく(=走り続けられる体力作りと、時間の感覚の刷り込み)。1時間半くらいになったところで、今度はその時間の中で走れる距離を長くしていく(=走るスピードを上げていく)。
途中、忘年会シーズン+送別会をしてもらったり+正月+PartyTimeでお酒を飲む機会が減ることがなく、「体重を落としてハンデを軽くする」っていう狙いについてはうまくいかなかったけども2日前にはそこそこ狙い通りに走れるようになってきてた。けど、ここでやりすぎたのか足首を痛めてしまった。。。何やってんだか。。。^^;
そして前日、一日シップを貼って過ごしてなんとか痛みが気にならないくらいにはなったんで、20kmの自信はないけど「終わったらどうなってもいいや」って感じでそのまま参戦することにした。
そんな状態でも不思議と、走りきることに対しての不安はなかった。それはきっと、Breakersで頑張るときに応援してくれる仲間がいる心強さ、もらう力の強さを富士登山でこれでもかってくらい知ってたからだろうと思う。なんか、半分くらいはそれだけで頑張れちゃうんだよね。

そして迎えた当日。俺は事前に発表されてた通り、海の3区を走ることになった。
戸塚~大磯までの20km。しばらく、出番なしなんで車に乗り込んで走者のサポートにまわる。
1区、2区と快走を続けるみんなを追走しながら給水したり沿道に向かって「頑張れ~!」「あと○km!」「調子大丈夫~?」とか大声で応援する。
誰かのために、みんなが自分にできることを探して、水買ってきたり応援したり地図を確認したり運転を変わったりどんどん動いていく。こういうのっていいなぁと思います。

今回は新しい試みとしてTwitterでの実況中継を導入。「breakershakone」ってアカウントで過去ログが見れますが、みんなが一つのアカウントでどんどん状況や感じたことをつぶやいていく。これはおもしろい試みだったし、電話のみの状況把握よりもわかりやすくてWebsiteで更新するよりもお手軽で、すごくいいと思いました。こちらもどんどんつぶやく人がいて、盛り上がってた。

そして、自分の番。毎年大学箱根駅伝見てるくせにあんまりコースとか知らなかったけど、簡単なコースだったみたいで迷わずに走れました。天気が素晴らしく良い中での3区、ビリスタートで気楽に走れたのもあったしはじめのうちは痛めてた足を気にしてゆっくりペースで入ったのに、早かろうが遅かろうが息は上がるもんでして。30分ちょい走ったくらいで距離感が全然わからなくなって、目の前に続くコースをずーっと走ってやる!って腹決めたらなんか楽になりました。途中、応援してくれる声も本当に力になった。一声かけてくれるだけで全然頑張れる自分がいた。こういうのって、普段の生活の中でも同じなんだろうなと思います。コンビニで休憩してた知らないおばちゃんとかにも声をかけてもらえて、元気出ました。
なかでも、海が見えた瞬間はテンション上がったな~。4区の夕日もいいと思うけど一番気持ちいいコースだったんじゃないかなと思います。最後の方は足がガクガクだったけど、キレイな水平線を見ながら走るのは本当に気持ちよかったです。「しっかり襷をつなぎたい」って一心で走ってて、襷にさわると不思議と力がもらえて頑張れました。練習でも走ってない20kmを走りきることができたのはみんなのおかげでした!応援、給水、給バナナありがとう!

で、4区、5区とサポートに徹して。5区は柏原レベルとまではいかないけど箱根の山を2時間切るペースで登っていくデッドヒートが見れたりして。みんな、すげぇよ。根性見せてもらったと思いました。本気で頑張ってる人を応援するのって、こっちも本当に気持ちがいい。自分が「走りきった」って充実感もそうだけど、こういう気持ちにさせてもらえたみんなの走りもすごく嬉しく思いました。

ゴールの芦ノ湖には、まだ大学箱根駅伝の看板が残ってて。
毎年このゴールを目指して、1年間頑張って練習に励む人たちがいて、そういう人たちの何十年にも渡るたくさんのドラマがあって、それを少しだけど「自分達で襷をつないでここまで来た」ことで感じることができて、感慨深いものがありました。来年から確実に箱根駅伝の見方が変わると思います。あの沿道の応援がどれだけ力になるか。つなぎたいその襷にはどれだけの思いが込められているのか。それぞれのコースが実際にどんな道でどんな生活がされているのか。やっぱ一度体験してみてよかった。

そして、ゴールの瞬間。ほんっとうに嬉しかった。なんだこの達成感!
箱根駅伝て、すごいですね。

苦しみはやがて消えても、俺たちが諦めなかった事実は永遠に残る。
このみんなで箱根駅伝ができて良かったし、このチームで襷をつなげて本当に楽しかったです。あきらさん、うっちー、えびちゃん、くみちゃん、まっちゃん、幸せをありがとう☆

その後、宿に移動して打ち上げ!「世界一おいしいビールは自分が本気で頑張った後に飲むビールだ」っていうけど、本当にその通りだと思います。
みんなで味わった達成感が何よりの肴で俺、ビールだけで良かった。早くも思い出話をしながら盛り上がって、今日の写真をスライドショーで流しながら夜も更けて。さすがに疲れて俺は3時過ぎには就寝。。。

次の日は、箱根だし大涌谷行って延命黒玉子食べて温泉入って、かもぼこ作って帰ってきました。いろいろ大変なこともあったけど、最高に思い出に残るイベントになりました。運営をしてくれたみんな、一緒に参加したみんな、この箱根駅伝に関わった全ての人に感謝します☆

新年早々こんなにいいスタートが切れちゃって、最高の一年にできないわけがない!
本当にみんなにありがとう。改めて打ち上げできるのが今から楽しみです!

2010年1月8日金曜日

PartyTime #20ありがとうございました☆

今日は、新年最初のPartyTimeをしてきました。
2002年に学科飲みとして始めたPartyTimeも、ついに足掛け8年、20回目を迎えた。
その中でどんだけの人に会ってきただろう。いつも来てくれる人たち、昔来てくれて今は自分の生活をしてる人たち、スタッフとして手伝ってくれる仲間たち、「好きに使ってくれていいよ」って言ってくれる店長さんたち、「大人数は苦手だから行かないけどお前のしてることは応援してるよ」って言ってくれる仲間たち、、、振り返ってみれば本当にたくさんの人たちのおかげで成り立ってた8年間で、イベントと共に自分もずいぶん成長させてもらったなと思ってます。
本当ありがとうございます。

■店の話
今回は、サロンとしてお世話になりっ放しのおなじみレスバラが今月半ばに閉店してしまう(正確には移転です)ってことで、「最後になにかお返しできれば」って思ってここで初めてのPartyTimeをやらせてもらうことにしました。レスバラ自体は来週も毎日Closing Partyやってるけど、初めての人はそんな段階では行きにくいと思うし「日本の野菜をメインディッシュに」ってコンセプトに興味を持ってくれた人に紹介する最後の機会でもあり、PartyTimeに来てくれてるお酒を飲むのが好きな人たちに「こんなコンセプトのお店もあるんだよ」って紹介する機会でもある、そんなことをしてみたくて。

■参加者の話
レスバラの最大キャパである45人は、今までのPartyTimeの定員(100名)の約半分。ただ、開催を正式に決めたのが2週間前くらいでアナウンスが直前(しかも年末年始をまたぐ…)っていうだいぶ無理のある状況にも関わらず、30人の人たちが集まってくれて。これは僕のカリスマ性(笑)ではなく、「レスバラだから」ってのが大いにあったように思う。ありがとう雄一郎!笑。
まぁ、そのくらいの人数の方が全体も見えるし入退場の時間や手間も少なくて済むんで、結果的にはお互いがゆっくり話せる時間が増えてよかったのかなと思いました。

■活動紹介コーナーの話
せっかく多くの人たちが集まっていて何かを伝えるいい機会だと思うし、自分の応援してる活動をされている人たちを今回は3人紹介させてもらいました。
1.Planet Finance Japanの広瀬さん
  今回PartyTimeの参加費の一部を寄付する活動の寄付先であるPFJの広瀬さんからは、
  マイクロファイナンスの説明とその中でPFJがどんなことをしているかを紹介して
  もらいました。
2.マンガナイトのYくん
  来週の1/16(土)にマンガナイト(自分も参加予定)を主催するYくんからは、イベントの
  紹介をしてもらいました。「マンガと出会う」「マンガでつなぐ」っていうコンセプトも
  おもしろいし、この後Yくんはこのイベントに興味持った人に説明しまくってましたね。笑
3.レスバラの雄一郎
  レスバラ店長の雄一郎には、このお店のコンセプトから現段階での今後の動きについて
  話せる範囲で話してもらいました。今回ここで出会った人たちが、次につながっていくと
  いいなぁと思っています。お知らせカードなんかも配ったりしたので、また動きがあれば
  彼からお知らせが行くと思いますので楽しみにしていてくださいね。

■自分の話
自分も最後に少し話をさせてもらいましたけど、「東京に自転車の文化を作りたい!」っていう話(本気で仲間募集中!)と、PartyTime以外にしている料理教室、朝食会、バスケ、Breakers(富士登山&箱根駅伝)、、、といったもろもろの活動を少しだけ紹介させてもらいました。興味のないものに参加する必要は全然ないですけど、もし「やってみたいと思ってたけど何も知らないし、つてもないし」とかで諦めてた人がジョインしてくれたり、この活動じゃなくても「じゃー俺も何かやってみようかな」とか思ってくれて、何かを始めるきっかけを与えられたらいいなぁと思っています。お手伝いできることがあれば、なんでも言ってくださいね☆

そんな感じで、料理も大好評だったしゆっくりとお互いの話を聞ける雰囲気の中でたくさんの笑顔が見られたり新しい発見があったって声を聞かせてもらえて、1年の始めにとってもいいイベントになったんじゃないかなと思ってます(自分で言うな)。

参加してくれたみなさん、ありがとうございました。
今年も一年いろいろあると思いますけど、人とのつながりは何にも代えがたい財産だと思います。自分のこと、周りのみんなのしてることをお互いが助け合っていければ、お互いにより充実した一年にできると思うので、人にやさしい一年にできるといいですね☆

また飲みましょう、おつかれさまでした☆

2010年1月7日木曜日

お通夜

「あの頃未来は輝いていて、友は永遠だと思っていた・・・」byスリーパーズの最後のナレーション

去年のクリスマス直前、地元のダチから連絡があった。
ダチ「Yが事故にあって、ダメかもしれない。お前には連絡しておこうと思って。」
自分「え・・・」
さすがにこれは、想定してなかった。自分が挑戦をはじめようとしている矢先で自分のことに100%集中していて、こんなことが起こるなんて思いもしてなかった。「もっと周りも見ろよ」って頭ガーンて殴られたというか水ぶっかけられた気分でした。
昔から連絡しても返信なんかほとんど来ない奴だったから、ここ何年か連絡も疎遠になってたけど、そのまま一生の別れを迎えてしまうなんて。動揺してる自分を隠すことはできなかった。

それで、連絡をくれたダチも自分も地元を出て暮らしていて、すぐに会ったりはできなかったから正月の帰省に合わせて時間を作って、旧交をあたためながらそんな話もしたりして。
Yとは、中学が一緒で、塾も一緒で、高校の頃はよくYだったりダチの家でつるんでた。年越しもYの家で親御さんにお世話になったり、一緒に成田山に初詣に行ったり年越しカラオケしたり、スノボも何度か行ったっけ。映画とかマンガが好きな奴で、今思えば自分が映画を観るようになったのは彼らの影響が大きいなと思う。

「まだ、どうなるかわからないのにこういう話をするのはよくないけども、最悪の場合すぐに動けるようにしておく必要はあるよね。」
心配もあったけど、周りに伝え始めて余計な混乱を招くのも避けたくて俺らの中での話にしていた。そしたら、翌日(1/2)それを待っていたかのように訃報が届いた。
正月に「あけおメール」をしたばかりのみんなに、改めて連絡をしていく。涙は出なかったけど、さすがに動揺していたみたいで読み返すとわけのわからんメールを送ってた。反応は様々だった。それでも、その一通のメールで最後にYに会わせることができる人もいるかもしれないと思うと、俺にできることは全部してあげたかった。

そして、お通夜に出席してきました。正月に乗ったばかりのローカル線に乗って、斎場まで行くと知らない人だらけ。中学高校の何年かしかつるんでなかったんだから当然といえば当然なんだけど、それがまた「こんなにもあいつを慕ってる仲間が集まって来てくれたんだ」って思うと少し嬉しかった。何人か中学のときの友達も見かけたけど、この時はあんまり話さなかった。自分が部活やクラスメイトとしてのつながりではなかったから、少し距離を置いてしまったのかもしれない。単純に余裕がなかっただけかもしれない。「おー久しぶり!」とかって空気でないのも重々承知してたけど、Yはどう思ったろう。
で、焼香させてもらって、そこに来てた同世代の人たちと同じテーブルで食事をご一緒させてもらいながら、いろいろYの話をさせてもらった。大学の頃のバイト仲間だそうで、その中ではYが「すごく責任感持って取り組んでた」「仕事をきっちりこなしてくれてて、安心して任せられる奴だった」「ほとんど全ての業務を経験してたのはあいつしかいなかった」とかって驚くほど慕われてて、「俺らはつるまなくなったけど、あいつはあいつで充実した学生生活を送ってたんだな」っていうのが垣間見れて、新鮮だったし、なんかうらやましかったです。ただ、Yに婚約者がいたことを知ったときはさすがにどう言ったらいいのかわからなかった。Yが事故にあってから彼女は、どれだけ思い悩んだろう。どれだけ涙を流したろう。そんなことを考えると、何も声をかけてあげられなかった自分が情けなかったけど、何も言えませんでした。
で、俺は俺で彼らにYの中学時代や高校時代のエピソードを話したりなんかして、「わかるわかる」「そういうとこ頑固なんだよね」とか結局変わってないんじゃんって。話が盛り上がって、東京までの帰り道もずっと電車でご一緒させてもらいながら仕事や人生観みたいな話まで語り合って帰ってきました。Yを通してだから、やっぱり価値観的な共通点は多かった。
Yのおかげでできた縁。またどこかで会えたらいいなぁと思います。

Yへ。
また会えると思ってたからこんなことになってしまって残念でならないけど、ご冥福をお祈りします。君とつるんでた高校時代は確実に自分の大学時代に受け継がれ、今の自分にもこれからの自分にもずっと生き続けることになると思います。だから、君と出会えたことに感謝もしているし、君の分まで僕は自分の人生を精一杯、大事に生きていくことを誓います。
だから、「あいつまたバカ始めたよ」とか言いながら天国から見守っててもらえると嬉しいです。今まで、本当にありがとう。

サンシャイン牧場

mixiアプリでは有名なサンシャイン牧場。
地道な作業も好きでしばらくやってましたが、辞めることにします。

これを続けているリソースがあるなら、twitterしている方が情報が入ってくる。
手広くいろいろやるのもいいけど、捨てるとこは捨てないと広げられない。
集中と選択が必要かなと思いました。

久々に頑張ってレベル上げとかしてたわ。。。

2010年1月6日水曜日

本「蒼穹の昴(4)」

よっしゃここまで来たらラストまで一気に書きます!

<本の紹介>
人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか―紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児を、文秀を、そして中華四億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結。
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なかなか興味深い内容でした。

光があれば、闇がある。
思惑通りに行った人もいるし、行かなかった人もいる。
でも、うまくできなくても、諦めないならまたチャンスもあるかもしれない。
遠回りしたからこそ見えてくるものもあるかもしれない。

個人的には、主人公の一人が最後に「施すのではなく、尽くすのだ」と言っていた言葉が印象的でした。400ページ近くある本のなかで、1行にも満たないたった13文字。でも、これってすごく深い、大事な姿勢な気がしました。
えらくなれば、人から見られる立場が変わることで自分の振る舞いも変わる人もいる。もちろん、出世したりして権限が強くなればできることも増えるし変わらなきゃおかしい部分もあるんだけど、えらいえらくないは人間としての上下とは関係ない。職務としての上下だけだ。そして、権限も強くなれば、給料も増えるかもしれないけどその分責任も重くなる。それは、背負っている人たちの数であり、その手に握っている人生の数とも言えるのかな。
そういう人たちに対しての意識が「相手に施す」じゃいかにも上からって感じで、そういう人たちは下の人たちが見えてないのよりは全然マシだけど、相応しくはないと思いました。「相手に尽くす」っていう表現に、優しさやいたわりを感じた。この違いは人の姿勢として大きく変わってくる部分なんじゃないかなと思いました。

自分の大事にしたい人に尽くすこと。それが一人であれ、複数人であれ、上であれ下であれ、国全体であれ、その部分はきっと変えちゃいけない。そう、思いました。

本「蒼穹の昴(3)」

第3巻です。そろそろ疲れてきた。

<本の紹介>
落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、革命派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。
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内部が混乱している中で外部(欧米列強)と伍していこうなんて、できるわけがない。まずは内部を固めることだと言いたいとこだろうけど、そんな悠長なことも言っていられない。ここで優先すべきは、内部の混乱を鎮めることよりも外部(欧米)に権益を渡さないことであるはず。
個人としてはお互いに争っていることもあっても、共通の対処すべき問題がある場合はそちらを優先すべき、その判断は間違っていないと思います。結局、この本の中ではできなかったかもしれないけど。
そうなると、組織としては早急に諸問題の規模や影響範囲を見極めて、より大きい問題に目を向けるのが定石になるのかもしれない。お互いに、「この問題に取り組んだ方がメリットが生まれる」ってのを認識させてその同じ問題に取り組んでいく、そんな流れを作り出せる人になることが必要なのかもしれない。
これって、家庭の中で子供がいる間は父母ともに何はともあれ子どもが最優先ってお互いが思っているから、なんだかんだでまわっていくっていうことと構造的には同じなのかな、とも思います。

ジャイアンツやレアル・マドリーを作りたいわけじゃない。オールスターチームで勝負したいわけじゃない。そんなチームじゃなくてもお互いに有機的につながることで、オールスターチームに勝てるようにするってことが必要なんだと思います。みんな完璧じゃないんだから。個人の勝利はチームの勝利とイコールにはならないけど、チームの勝利は個人の勝利と等しいんだ。
そういった意思統一がどこまでできるのか。そのためにどれだけ滅私というか、フォアザチームを実践できるか。そんなとこが大事なのかな、と思いました。

全然本の感想になってないな。。。

本「蒼穹の昴(2)」

次巻もはまって読みました。

<本の紹介>
官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀。一方の春児は、宦官として後宮へ仕官する機会を待ちながら、鍛錬の日々を過ごしていた。この時、大清国に君臨していた西太后は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城内に守旧派と改革派の対立を呼ぶ。
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よくある話といえばそれまでなんですが、旧体制を牛耳る奴らが出てきて、その体制の中で"使える"人たちが活きなくなってくると体制の維持ができなくなる。「良禽は木を選ぶ」。頭のいい人達ほど、組織に本当に必要になる人達ほどその組織が腐る前にどこかに飛んでってしまうもんだ。そして、一番初めにそんなしわ寄せの被害を受けるのは、いつだって一番弱い立場にいる最下層に位置づけられる人たち。そんな人たちをなんとかするために、そんな体制をなんとかしようと新体制擁立派が出てくる。
でも、志はあるものの、実際百戦錬磨の旧体制から権力を奪うのは"徐々に"じゃなかなか難しい部分もある。草の根活動は地道に続けるけど、それだけじゃダメだ。ただ仲間を増やしていく際にそのたくらみがバレても元も子もない。そうなると、どこでどうつながってるかわからない昔から組織にいる人達に改革を手伝ってもらうことは難しい。だからこそ、そんなつながりのない新しくその組織に入ってくる人たちをどれだけ自分たちの体制に組み入れられるかがそういった新しいことを始める人達にはキーになる。逆に言えば、そこさえ押さえておけば改革派ってのはなかなか力を持つことはない。
ん?なんかどこかのエアラインの話みたいになってきた。

でも、歴史は繰り返すというか、いつも同じ構図があるものなんだろなと思います。
そして、同じミスが繰り返されるってことは根本原因に手が打たれていないってことと同義。今までに原因と考えられて、その原因の対策として打ってきた手よりも深いとこに原因があったら、そこに手を打たない限りはその事象が終わることはない。風邪薬を飲んでも風邪を引かなくなるわけじゃないってのと同じだ。

それぞれの立場で守るものがあるのはわかるけど、頑張れば頑張るほど、評価されればされるほど、それが大きくなっていくのもわかるけど、弱い立場にいる人たちのことを見なくなった時点でその人の魅力ってのはあんまりなくなっちゃう気もします。

自分のことだけじゃなく、相手を見よう。世界を見よう。どこの会社でもいいし、どんな職責でもいいけど、今自分が埋めているポストは自分がついているために他の人がつけなくなっている。そのポストに求められている価値を自分は出せているのか。出せていないと感じるなら、もっと頑張る必要がある。頑張るつもりがないなら、降りた方がいい。その判断すらできないようなら、その人はきっとそこにいない方がいい。

今していることに意義を感じて、魂込めて取り組めているかどうか。
なんとなく、そういうことを考えるべきなんじゃないかって感じました。

本「蒼穹の昴(1)」

読書マラソンを続けます。もう1月6日だってのに、、、涙の繰り上げスタートをしたいとこだけど、自分の意識的に気持ち悪いんで最後までやります。

<本の紹介>
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう―中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。
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この本は、料理教室の先生が「私の読書友達絶賛!」って貸してくれて読んでみました。
この作品は、この正月から全25回でドラマにもなるので見る人もいるのかな、と思います。
(今調べたら第1回1/2に終わってんじゃん!…2回目から見ることにします。)

はっきり言っておもしろかったです。歴史小説、特に中国ものが好きな人は読んでみて損はないと思います。日本の歴史もおもしろいし知ってるとこがたくさん出てきて旅行に行きたくなる気分を煽ってくれるけど(自分だけ?)、中国のそれは大河的というか、スケールが大きいなと本当に思います。科挙も宦官も独特な文化で「ありえね~」とか思いながら読むような部分もあるけど、基本的には人と人との中での話。
守りたいもの、超えられない壁、同じ世界に生きている人達同士のルールがあって、そのルールの中で自分はどうしていくのか。家族を思いながら、従いたくない奴に頭を下げながら、それでも力になってくれる仲間を増やしながら、自分の夢に向けてそれぞれが必死で、命をかけて自分の人生に戦いを挑んでいく。

「もっとも大切なボランティアは、自分自身が一生懸命生きること。」と話す池間哲郎さんじゃないけど、一生懸命生きていく生き方には惹かれるものがある。
話の展開もおもしろくて、読んでて飽きませんでした。

中でも、うまいなーと思った表現が一つあった。

「簡単なことを難しく述べるのは簡単だが、難しいことを簡単に言うのは難しい。」

これにどれだけ考えさせられたか。。。頭の切れる人には簡単なことなんだろうけど、僕は過去に相当考えたことでない場合は、やっぱり伝えるのが難しいと思うことが多いです。ちゃんと伝えようと思うと、どうしても長くなるし、結論だけ言うと、「全然わかんない」って言われるし、、、ほら、こういう風に書いてるとどんどん文字数がかさんでいく。。。この表現は覚えておこうと思いました。

ドラマ見てからでもいいと思うんで、おもしろかったら読んでみて下さい。

僕がきじであるために

石井裕之さんの沢雉会ってのがあります。
その中で、「お、これ」と思う一節がありました。

http://www.forestpub.co.jp/takuchikai/story.cfm

>>>以下転載
中国の思想書である荘子の中に、沢の雉(キジ)という話があります。

沢辺の野生の雉は、
十歩歩いて僅かな餌をとり、
百歩歩いて僅かの水にありつけるが、
それでも籠の中で飼われることを求めない。
籠の中は、餌に困ることはないが、
心が楽しくないからだ。
<<<

こういう考え方、好きだなぁと。

成功するまでやれば、必ず成功する。
でも、成功だけじゃなく、そこに至るプロセスを自分や周りが楽しみながら前に進めているのかどうかも大事にすべきじゃないかなと。
失敗すること、我慢しなくちゃいけないこと、危ない目に合うこと、これからもたくさんあると思うけど、僕が僕であるために、自分の楽しみを見つけながら進んでいければいいのかなと思います。

ちなみに、この沢雉会の無料公開音声資料があります。公開期間あと6日だったかな。
http://www.forestpub.co.jp/takuchikai/download.cfm
興味のある人は、ダウンロードして聞いてみてください。催眠の話とか、行間の話とか、参考になるとこもあると思います。僕は、本が読めない走りながらとか電車での移動中とかに聞いたりしてます。

twitter

2週間くらい前に、雄一郎に勧められてtwitter始めてみました(kijimasashiってアカウントです)。
これ、すごいおもしろいすね。自分が始めてないときはtwitterしてる人見て、「人が話してんのに何携帯でカタカタやってんだYO!失礼な奴だな。」とか思ってたけど、今は気持ちも少しわかります。(単純)
自分の携帯のスペックがすごく低いんで(未だにデコメールとか見れないし^^;)外出してるときには難しいけど、自宅での作業中とか少し空いた時間とかに見る分にはいろんな情報が入ってくるし、クチコミの強さ、タイムロスがメールよりも格段に少ないとか感じることはかなりある。
自分がフォローさせてもらってる人たちの情報発信の質の高さによってる部分もあるのかもしれないけど、単純に可能性をすごく感じてます。首相もはじめたし、始めなきゃわからなかった世界があった。自分の効率や仕事の質を高めるためにも便利なツールはどんどん使いこなせるようになるべきだし、いろいろ試してみるもんだな、と思いました。
最初使いにくいと感じてた部分もクライアントソフト(TweetDeck)入れたら操作性もかなり上がったし簡単におもしろくできるんで、興味ある人は始めてみるといいと思います。
これでまた、自分の時間管理をちゃんとやらないとなー。それと、目が悪くならないように気をつけます。

2010年1月5日火曜日

本「ビジネス・シンク」

こちらも、ひらっちオススメの1冊。

<本の紹介>
ビジネスで成功するためには、Think(思考)のプロセスを鍛えろ!『7つの習慣』の著者コヴィー博士が率いるフランクリン・コヴィー社が開発し、世界40カ国で実践されている最新のトレーニング・プログラムが文庫になって登場。
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この本も良かったです。
「考える」ことに慣れてないわけじゃないと思ってはいるけども、むやみやたらと考えるんじゃなくて、「何」を「どう」考えたらいいか。そのガイドラインをどんなことにもはまる形で示してくれている本だと思いました。
というか、コヴィーさんは今は会社を作ってたんですね。初めて知りました。7つの習慣を進化させたような感じは確かにあったと思います。

ビジネスシンク・・・この手の本はたくさん出ているし、今後も出続けると思う。いろんな人が読んでると思うけど、実践できていない理由はなぜなんだろう。実践できている人が増えれば、こういった本は内容のレベルが上がらない限りたくさん出る必要はないんじゃないか。いや、買う必要の有無が判断できないのかな。むしろ、一冊を改版してった方がよくないか?あ、そういう本は自分自身でみんなそれぞれ頭の中か、PCの中か、それともルーズリーフか、、、作ってるもんなんだ。きっと。たくさん読めばいいわけじゃない。でも、読まないよりは読んだ方がいい。読書って、それ自体を目的にしていない場合にどれだけの時間をどう割くかってのが難しいのかもしれませんね。
よく言われることだけど、インプットとアウトプットは違う。どれだけ多くの本を読んだところで、それが活用されなければ時間の無駄になる可能性もある。自分の(そして多くのビジネスマンもそうだと思うけど)しなきゃいけないことは、読書ではなく、アウトプットだ。アウトプットの質を上げるためにインプットを増やしているわけで、そういう部分をないがしろにして目先の本をどれだけ読んだところで、果たしてどれ程の意味があるっていうんだろう。
本の読み方、知識の活かし方、相手への伝え方。こうやって分けて考えるのもいいと思うし、分けても全体を見失わないようにすることも大事だなと思います。

ん~そうだな。今年は、「世の中の流れ」と「自分のやりたいこと」と「今やるべきこと」をもっと俯瞰して見れるようになっていかなきゃいけないな、と思いました。
(本の感想じゃなくなってますね。でもいいんです。本の評価でなく、本から自分が感じたことを発展させて書くために、アマゾンその他の書評欄には書かないんだから。)

本「ジャック・ウェルチに学んだ仕事の流儀」

元職場の同僚、読書家ひらっちが貸してくれた本を読みました。

<本の紹介>
「ジャック・ウェルチの秘密兵器」と呼ばれた補佐役が明かす―。伝説のCEOとともに歩んだ14年間に会得した、上司を動かし、部下を動かし、組織を成長させる姿勢とシステム。
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この本、めちゃくちゃためになりました。
もっと早い時期に読んでおくべきだった1冊。

上司と部下の関係について、一つの理想型として具現化したのがGEの伝説的なCEO・ジャックウェルチとその補佐・ロザンヌバドゥスキーの形だったんだなってのがよくわかりました。
こんな補佐役がいたら、そりゃ仕事も早いだろう。でも、彼女をそうせしめたのは、間違いなくジャックウェルチだ。昔、「さあ、才能に目覚めよう」って本を読んだけど、どっちもがどっちもを活かすための才能を持っていて、歯車ががっちり噛み合っている感じ。こういう人は、強いと思います。

以下、いくつか抜粋メモ。
・自分のミスを認めること。だが、そこから学ぶこと。ミスを隠すのは、悪い状況から何を
 どう救えるかを学ぶプロセスが省略されることだ。
・満足のいくキャリアに傷をつけるのは、働きすぎるより退屈するほう。退屈とは「学んで
 成長するのをやめました」というサインでもある。
・「やるべきこと」のリスト作りは生き物と同じで、そのリストを消化するために使う時間
 まで食ってしまう。全ての仕事に優先順位をつけるのは大切だが、そのリスト作成に多くの
 時間を割くのは時間の無駄だ。「ただちにフォローする」ことを習慣づければ、リストを
 書き出す手間が省け、そんなことに時間を割かずにすむ。どれが重要で、どれを後回しに
 するか、つまり自分の仕事を「ランクづけ」することは、賢明な方法とは限らない。
 後回しにされた項目はリストの下に埋もれてしまい、のちにそれが重大な危機を招くまで、
 忘れ去られることになるからだ。それに、重要度をつけるというのは完全に主観の問題だ。
 あなたの見積もりが全く検討外れになる可能性もある。
・「1枚の書類に2度は触らない」こと。その書類の重要性はともかく、一旦取り上げたら、
 ただちに処理すること。そうすれば読み返したり問題点を再考したりする時間と手間が省ける。
・全ての社員を平等に扱うことは、スター社員にとっては不公平。差別化ができないような
 管理職は、足手まとい。

まずは、「同じメールは2度見ない(その場で処理する)」ことから始めてみようと思います。心がけ心がけ。新しいことを習慣にするには、最低でもそれを21回繰り返さないといけないそうな。今月が終わる頃には、どうなってるかな。

2010年1月4日月曜日

本「蹴りたい背中」

著者 : 綿矢りさ
河出書房新社
発売日 : 2003-08-26
<本の紹介>
“この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”長谷川初実は、陸上部の高校1年生。ある日、オリチャンというモデルの熱狂的ファンであるにな川から、彼の部屋に招待されるが…クラスの余り者同士の奇妙な関係を描き、文学史上の事件となった127万部のベストセラー。史上最年少19歳での芥川賞受賞作。
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文学作品としては話のテンポとか悪くないと思うけど、自分としてはあんまり良さがわかりませんでした。登場人物の、なんというか器の小ささが、、、ちょっとわからないでもないとこもあるけど、読んでてイライラ感を感じました。
自分が同じ教室にいても、やっぱりあんまり話さないかもしれない。というか、「お前いい加減にしろよ?」くらい言いそうです。

っと、話に入ってしまってもしょうがないですね。なぜ、こんなにも評価されたんだろう。なぜ、こんなにも売れたのだろう。この本は何を扱って、著者は何を伝えたかったんだろう。
僕には、あんまりわかりませんでした。

世代の違いだったら、ちょっとショックかも。。。

本「モラル・ハラスメント」

セクハラ、パワハラに続き、こんな言葉も出てきてるんですね。

<本の紹介>
言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。家庭や職場で日常的に行なわれる、この「見えない暴力」は、相手の精神状態をしだいに不安定なものにし、ひどい場合は自殺に追いこむという。いったいどんな人間がこのような暴力をふるうのか?いかなる方法がよく使われるのか?どのような性格の人が標的にされやすいのか?どうしてその関係から抜け出せないのか?経験豊富な精神科医がその実態を徹底解明。人間関係に悩むことの多い現代人にとって必読の書である。
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この本は、紹介文にもある通りですけど現代社会で働いている人は一度読んでおくといいと思います。今まさにこういった暴力に悩んでいる人、よくわかんないけど結局いつも自分が悪いと思ってる人、今は全くそんなことに悩んでいない人も含めて。
いつ、こういった暴力を振るわれるかはわからないし、自分じゃない周りの誰かがこういった目に合っていたとしたら手を差し伸べてあげられるかもしれない。「こういったことも起こりうる」ってことを知っておくだけでも、意味のあることなんじゃないかなと思います。

特に、真面目にこつこつと仕事をこなしていく人。責任感の強い人。
そういえば、インテルのアルゼンチン代表サネッティが以前インタビューで「何をやるにしても全力を尽くすようにと両親から教わった。だから、僕の座右の銘は責任感だ。もちろん、ちょっとした幸運も必要だが、努力は報われる。成功の基礎を築くのは、平日の練習だよ。」ってことを言っていたけど、、、彼は大丈夫なんだろうか(僕はアルゼンチンファンです)。

仕事で一緒に働く人は選べない。でも、その人への接し方は選べる。
相手に対してどういった対応をすべきかは、同じ相手が2人といない以上相手に合わせて変えるべきだと思う。「誰に対しても分け隔てなく」が常に正しいとは限らない。

どんな職場でも難しいのは人間関係で、仕事を辞める人の多くの理由もこれだったりする。
それだけ、準備をする必要があるし、おろそかにできない部分だと思います。

あと、職場だけじゃなく、結婚生活や親子の関係にも言及しているんで、そういう意味だと対象範囲は全ての人になるのかもしれません。

ちなみに、「子供の権利条約」によると、子供に対する精神的虐待とは次のように規定されているそうです。
・言葉による暴力(大声で怒鳴りつけたり、心を傷つけるようなことを言う)。
・サディスティックな態度と、子供を過小評価する態度(乱暴な態度をとったり、自分はダメな
 人間だと子供に思わせる)。
・愛情の拒否(子供を愛さない)。
・子供の年齢から考えて不釣合いな要求、あるいは過大な要求(まだ小さいのに無理なことを
 させようとする)。
・教育における矛盾した、あるいは不可能な指示や命令(矛盾したことを教えたり、できないことを
 命令したりする)。

同世代には今まさに子育て中のパパさんママさんもいます。あんまり心配はしていないけど、自分のモラルも相手のモラルも気をつけてみてくださいね。

本「人はなぜ笑うのか」

<本の紹介>
愛想笑い、苦笑い、せせら笑い、満足した笑い―人はどんな時に、どんな理由で、どんな笑い方をするのか。笑いのルーツからメカニズムまでを徹底解明する、本邦初の笑いの科学書。
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「笑い」についての本だけど、この本は別におもしろくなかったです。
実験結果を並べて、笑いの種類とその経緯や動物間での違い、その後の展開について書かれているだけでした。研究成果の発表としてはこれで十分なのかもしれないけど、もう一歩踏み込んで実生活における具体的な活用例とかあると良かったかなと思いました。

以下が気になったくらい。
「ある集団に冗談ばかりいっている人がいるとすると、その人は決してその集団のリーダーにはなれない。集団のメンバーの信頼をかち得るには、適量のユーモアやジョークを交えて、まじめな話ができなければならない。笑いの中にある「弛緩」の要素が信用の失墜、信頼感の喪失につながっていく。」

現場の空気が張り詰めるよりは気持ちをなごませてくれる上司がいるとありがたいけど、いつもだと確かに「真面目にやってください!」とか言いそうかも。。。

本「国家の品格」

<本の紹介>
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。
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読む前は、大したことないんじゃないかなと高をくくってましたが、いろいろ腑に落ちる部分もあっておもしろく読めました。文章が今風というか、若い世代にもわかりやすい感じで書いてあるのも良かったです。

せっかく日本に生まれているし、日本人の良さを感じながら暮らしていけるといいのかな、なんて。以下、メモです。

・民主主義の本質は主権在民。主権在民とは「世論が全て」。そして国民の判断材料は
 マスコミだけだから、事実上、世論とはマスコミ。言い方を変えれば、マスコミが
 第一権力になる、ということ。
・真のエリートには2つの条件がある。
 第1に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった何の役にも立たないような教養をたっぷりと
 身につけていること。そうした教養を背景として、庶民とは比較にもならないような圧倒的な
 大局観や総合判断力を持っていること。これがまず1つ。
 第2は「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があること。俗世に拘泥しない
 精神性が求められる。
・人には4つの愛が必要。家族愛⇒郷土愛⇒祖国愛⇒人類愛。家族愛の延長が郷土愛、
 それら二つの延長が祖国愛。家族や郷土を愛していればいるほど、人間として魅力的で
 信用もできる。
・武士道の最高の美徳として、「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」。
 市場経済による弱肉強食の世界においては、特に重要な徳目。
・弱いものを救うときには力を用いても良い。しかし、5つの禁じ手がある。
 1.大きい者が小さい者をぶん殴らないこと。
 2.大勢で1人をやっつけないこと。
 3.男が女をぶん殴らないこと。
 4.武器を手にしないこと。
 5.相手が泣いたり謝ったりしたら、すぐにやめること。
・「卑怯を憎む心」をきちんと育てないといけない。法律のどこを見たって「卑怯なことはいけない」
 とは書いていないが、だからこそ重要。
 ・「万引きは法律違反だからしない」は最低。法律に禁止されていないことは何でも
  するようになる。
 ・万引きしたら「親を泣かせる」「先祖の顔に泥を塗る」。家族の絆が「卑怯を憎む心」を
  育て、強化し、実践させる力となる。
・経済的な繁栄を、羨望はしても誰も尊敬はしない。普遍的な価値を生むかどうかが重要。
 少なくとも1つの言語で10割の力がないと、人間としてのまともな思考ができない。言語と思考は
 ほとんど同じもの。日本が母国語だけで済んでいるというのは、植民地にならなかったことの
 証で、むしろ名誉なこと。

そんなに難しいことは言っていない。でも、小さい頃には知らなかったこと、ぼんやりと理解はしているものの言われるまではっきり認識していなかったこともあった。4つの愛の順番てのも、そうだよなと。家族や身内の仲間(こっちもある意味家族)をなによりも大事にしている人って、やっぱり素敵だなと思うし人間的にも信頼できる。

ここでもやっぱり、人として大事なのは細かい知識やスキル以前に相手への「いたわり」とか伝わる「頼もしさ」とかそういった部分だよなと思いました。

本「意外と知らない「社名」の話」

<本の紹介>
あなたが創業した会社に名前をつけるなら、どうするか。通常は、業務内容だったり、あなたの名前だったり、会社の所在地だったりするだろう。あるいは、ストレートに主力商品を冠するか。が、世の中を見渡してみると、それだけでは判別のつかないものが少なくない。命名者たちは、社名の“数文字”にどういった思いを込めたのか。なかには、これこそ会社の存在意義そのもの─と感心させられるような名作に出会う。時代を経ると、社名の由来もまた、時の都合で書き換えられる。あるいは、社名自体が変更される。社名のウラにある話を知ることは、その会社を知ることでもある。
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一概に社名と言っても、いろいろ経緯や意味づけ、似てる会社がどれだけあるかとかネタとしては知ってておもしろい話がたくさんありました。その会社の人と話す際には、知ってるとちょっとした話のきっかけ作りになっていいかもしれませんね。

ただ、別に知っていたからと言って即役に立つようなことはあんまり書いてなかったかも。。。誰もが知ってる有名な会社の話が多いし、気分転換に読みたいとか、軽い本を探してる人にはいいかもしれないです。

本「二十一世紀に生きる君たちへ」

司馬遼太郎記念館にて、購入した1冊。

<本の紹介>
「子どもは何をしなくてはならないのか?」「人は何のために生きるのか?」その答えが、司馬遼太郎の肉声で聞こえてきます。二十一世紀を迎えた、日本人のすべてに語りかける心のメッセージ。むだのない、考え抜かれた名文が私達の感動をよび起こします。
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自分にきびしく、人にはやさしく。
社会とは、支え合う仕組みのことだ。
人も自然もいたわれる、頼もしい人格になること。

どんなに文明が進歩したとしても、僕たちが忘れちゃいけないことはシンプルだ。
記念館には、この一冊の文章全てが展示されていた。そして、みんながそこで立ち止まって、司馬さんの言葉に耳を傾けるんだそうだ。誰に言われたわけじゃないけど、自分も自然とそんな1人になって最後まで読んでました。

司馬さん、一度でいいからお会いしてお話してみたかったですけど、残念ながらもうそれは叶いませんね。でも、司馬さんが残してくれたメッセージを胸に刻んで、自分なりに頑張ってみようと思ってます。楽しみにしててくださいね。ありがとうございました。

本「坂の上の雲(8)」

<本の紹介>
本日天気晴朗ナレドモ浪高シ―明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の濛気の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火蓋が今切られようとしている。感動の完結篇。巻末に「あとがき集」他を収む。
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この本を読みながら、「司馬さんが読者である自分達に伝えたかったことはなんだろう」ってのを考えてました。そして、明確に書かれてはいないけど自分の中では「日本人である君たちの先人には、誇りにしていいこんな人たちもいたんだよ」とかそういったことなんだろなと思ってました。
そして、その答えを探しに、この8巻を読み終わる日に大阪に飛んだ。目的は、司馬遼太郎記念館。安藤忠雄が設計しているってのもあって、一度見に行きたいと前から考えていたけど、「これ以上のタイミングはこの先来ないでしょ」っと思い立って行ってきました。向かう途中のバスの中であとがきを読み進めていくと、「登場人物たちがおかれている条件下で、たえず『日本人とは何か』ということをあたまにおいて考えてみた」という一節があった。
自分が作品を通して感じた答えが、司馬さんが伝えたかったこととそう遠くなかったことを嬉しく思ったし、読書の楽しみってこういうことなのかな、とも思いました。
本の中で目にしていくのは活字の一つ一つかもしれないけども、その活字が重なって単語になり、文章になり、物語になっていく。その物語には、活字一つ一つでは表現できない意味があり、情景があり、伝えたい想いが隠されている。
本に書いてあることをそのまま受け取るんじゃなく、その「本を読む」ことを通して本に書いていないことまで自分の感性で感じていく。そんなことができてくると、読み手としての楽しみもまた出てくるんじゃないかなと思いました。

多分、100冊読む前にはたどりつけなかった場所だろうな、と素直に思います。
本にもいろいろあるのと同じように、著者もみんな違う。人間性や育った時代、環境、嗜好や考え方の癖、その違いが作品である本から少しだけどつかめるようになってきたってのは大きな収穫だろうと思いました。

あと、坂の上の雲って作品の由来も最後にわかりました。
なるほどね、うまいなと。

この作品を全部読むのは骨が折れるかもしれないけど、それだけの価値のある作品だと思います。読んだ人よかったら感想言い合いませんか~。

本「イヤならやめろ!」

<本の紹介>
会社が元気になる仕事の極意。「おもしろおかしく」が社是。精一杯頑張っても仕事がおもしろくない時は、その会社と決別する時だ。とんでもない、そんなことできるはずがないと言われてもやり抜く人を求めたい。元祖学生ベンチャーが語る経営術、仕事論、人生論。
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この本はおもしろかった。
どんな社会人にも当てはまるような経営者が現場に求める本音、失敗から得られた教訓がたくさん書かれていて、非常に参考になる部分の多い本だと思います。

特に、新人~3年目くらいの人は読んでみてもいいんじゃないかなぁ。

いくつか、自分の参考になった箇所をあげてみます。
・できるようにならないのは「上司の指導がない」から。細かく教えられないと動けないでは困る。テーマを与えられたら、まず自分でどんな文献があるか調べろ。
・「ご飯ができた」と「お米ができた」は、そこに至るまでの苦労の度合いが違うから、達成感も大きく違ってくる。だから若い世代には、たとえ当人が嫌がっても改めて、「田植えをして草取りをして、実ったら脱穀して、玄米から白米にして、飯を炊いて、ああ、飯だ」という経験をさせてあげるように心掛けている。
・「ダメ」と判断する時に真剣に考えていれば必ず代案が出るはず。
・経営者の立場は営業のことも、開発のことも、財務もなにもかも同じレベルで心配し、それについて勉強している。しかし担当者は朝から晩まで担当のことばかりやっているわけだから、本当はそのことについては経営者よりエキスパートである必要がある。バランサーの意見に個々の専門家が感心してもらっては困る。
・これから本当に必要なのは、マニュアルのないところでどうするかであって、マニュアルができたものはなるべく自動化の方に移していかなければ、逆に生き残れない。
・本来会議は、議案の内容について相当なエキスパートで、しかも案件に対して批判もアドバイスもでき、あるいは自分が責任を持って実行する、というような立場の人だけが集まるべき。少なくとも、それぞれの能力と権限と立場によって必ずその議案に対して発言し、賛成・不賛成を唱え、その理由をはっきり述べられる能力のある人だけが集まるべき。

こういう人を師匠として一緒に仕事ができたら、それは幸せなことだろなと思います。

本「本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本」

<本の紹介>
ブック・コーディネイターという職業をつくった、内沼晋太郎の仕事術。
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春に知り合った内沼くんの出している本。読もう読もうと思っていて、やっと読みました。
同じ世代を違う場所、違う考え方を持つ人たちの中で生きてきた内沼くんの考え方とかやってきたことをなんとなくは教えてもらっていたけど、詳しく聞いたことはなかったんで読んでみて参考になる部分が多くて、しかも対照的な両A面ていう形の本が新鮮でおもしろかったです。
自分の仕事が「時間でお金をもらう仕事」と「成果でお金をもらう仕事」、「お金をもらう仕事」「お金をもらえてしまう仕事」「お金をもらわない仕事」のどこに位置するのかと、それをどうしていくべきかっていうマッピングは他に見たことがなくて(多分、1企業のみに勤めて一生を過ごしていくサラリーマンにはいらないからかも)、早速自分でもやってみたりしてました。
本の楽しみ方っていう部分でも、文章に線が引いてあったりメモが書かれていると本の価値は一般的に下がるけど、それによって初めて「どこにでも売ってる本」から「世界に一つだけの本」になるって発想も面白いなぁ、確かに他の人が落書きした教科書とか読むの楽しかったしなぁ、とか思って、単純に「本」っていっても演出の仕方とか視点を変えることでいくらでも魅力は掘り起こせるんじゃないかな、と思いました。

同世代なら特に、一読の価値のある本だと思います。
どんな仕事をしてても役立つこともたくさん書いてあるし、よかったら読んでみてください。

2010年

明けましておめでとうございます。

去年は今までの活動に加えて新しい活動をいくつか始めてみたりして、いろんな人と知り合うことで成長した部分や広がった世界があって、「自分はこれからをどういう人生にしたいのか」に悩んだ一年でもあり、ものすごく考えた一年でもありました。
そして、「自分の考えていることは相手の考えや価値観からのフィードバックに触れることで、どんどんより良いものに成長させられる」ってことを大きく感じた一年でもありました。「何をするか」も大事だけど、やっぱ「誰とするか」の方が大事なんじゃないかなぁ。なんて。

で、とりあえず去年の目標に対する振り返り。。。

◎年間100冊の読書。
 ⇒10月半ばに達成。
×毎月1つペースでの資格取得。(計12個)
 ⇒結局取得した資格はゼロ。
○新しい試みで結果を見える形で出すこと。
 ⇒料理教室は実現できた。他にもR&Bに関わる中でフォトトランプしたり、PartyTimeから
  50000円超の寄付を実績として残せた。できなかったことも多々あるけど、ある程度評価して
  良いくらいの活動はできてたかなと思います。
△7時起床。午前中の時間の有効活用。
 ⇒夏~秋の終わりまで挫折したけど、朝食会にも(近いときは)コンスタントに出れたし、
  今まで以上に意識はできてた1年だったかなと。
○丁寧な人付き合いをすること。
 ⇒前向きに、これからも付き合っていきたい人が明らかに増えたし、その中で学んだことも
  多くて結果を見ればできていたのかな、と。

結果的にはそんなに悪くなく、「本・人・旅」を通した「出会い」によって得られた部分が多かったように思う。そして、それは自分が自分から動いたことで得た結果でもあり自分の考えている出会いのバランスとしても偏ることがなく、上々だと思いました。

ただ、去年は思えなかったけど、今だから思えること。

自分には「目標」はあっても「目的」がなかった。
その目標をクリアすることで、どうなりたいのか。その部分がぼんやりしているから、一見バラバラな目標設定にも見えてしまうように思いました。

なので、自分の今年の動き方は、、、
「目的」(目標+意味)
★より多くの人たちが笑顔でいられる時間を少しでも増やすこと。
★必要としてくれる身内の助けになれる自分でい続けること。

「目標」
■年間120冊の読書。(月10冊)
■年間50タイトルの映画鑑賞。(本もいいけど、本だけじゃなく)
■四半期に1つペースでの資格取得。(計4個)
■毎月1度は朝食会参加。(主催も含め計12回)
■20品の新メニューを覚える。
■なんでもいいから「東京自転車普及活動」として評価できる実績を残す。

もちろん自分の仕事も頑張るんですが、このくらいは頑張りたいと思います。
やるぞーーーーー!!!!!