2010年1月9日土曜日

HAKONE EKIDEN 2010 ~襷愛~


この3連休で、Breakersの箱根駅伝に参加してきました。

今まで毎年このシーズンは雪山に夢中だったもんで、箱根駅伝企画とは縁がなかった。
でも、去年から「冬の1シーズンを雪山だけに費やすんじゃなく、何か違うこともやるべきだろう」って動くことにした。去年は料理教室やったり、読書を精力的にこなしてたんだっけ。
そんな中、今年は周りの仲間で「箱根駅伝走ってみたい!」って人が何人か出てきたこともあり、挑戦の1年のしょっぱなってこともあり、20kmなんて未知の領域だけど走ってみることにした。

「挑戦せずに諦めることはできない。」byマイケルジョーダン。

で、去年の暮れから走りこみ開始。まずは30分走り続けるとこから、毎日時間を延ばしていく(=走り続けられる体力作りと、時間の感覚の刷り込み)。1時間半くらいになったところで、今度はその時間の中で走れる距離を長くしていく(=走るスピードを上げていく)。
途中、忘年会シーズン+送別会をしてもらったり+正月+PartyTimeでお酒を飲む機会が減ることがなく、「体重を落としてハンデを軽くする」っていう狙いについてはうまくいかなかったけども2日前にはそこそこ狙い通りに走れるようになってきてた。けど、ここでやりすぎたのか足首を痛めてしまった。。。何やってんだか。。。^^;
そして前日、一日シップを貼って過ごしてなんとか痛みが気にならないくらいにはなったんで、20kmの自信はないけど「終わったらどうなってもいいや」って感じでそのまま参戦することにした。
そんな状態でも不思議と、走りきることに対しての不安はなかった。それはきっと、Breakersで頑張るときに応援してくれる仲間がいる心強さ、もらう力の強さを富士登山でこれでもかってくらい知ってたからだろうと思う。なんか、半分くらいはそれだけで頑張れちゃうんだよね。

そして迎えた当日。俺は事前に発表されてた通り、海の3区を走ることになった。
戸塚~大磯までの20km。しばらく、出番なしなんで車に乗り込んで走者のサポートにまわる。
1区、2区と快走を続けるみんなを追走しながら給水したり沿道に向かって「頑張れ~!」「あと○km!」「調子大丈夫~?」とか大声で応援する。
誰かのために、みんなが自分にできることを探して、水買ってきたり応援したり地図を確認したり運転を変わったりどんどん動いていく。こういうのっていいなぁと思います。

今回は新しい試みとしてTwitterでの実況中継を導入。「breakershakone」ってアカウントで過去ログが見れますが、みんなが一つのアカウントでどんどん状況や感じたことをつぶやいていく。これはおもしろい試みだったし、電話のみの状況把握よりもわかりやすくてWebsiteで更新するよりもお手軽で、すごくいいと思いました。こちらもどんどんつぶやく人がいて、盛り上がってた。



そして、自分の番。毎年大学箱根駅伝見てるくせにあんまりコースとか知らなかったけど、簡単なコースだったみたいで迷わずに走れました。天気が素晴らしく良い中での3区、ビリスタートで気楽に走れたのもあったしはじめのうちは痛めてた足を気にしてゆっくりペースで入ったのに、早かろうが遅かろうが息は上がるもんでして。30分ちょい走ったくらいで距離感が全然わからなくなって、目の前に続くコースをずーっと走ってやる!って腹決めたらなんか楽になりました。途中、応援してくれる声も本当に力になった。一声かけてくれるだけで全然頑張れる自分がいた。こういうのって、普段の生活の中でも同じなんだろうなと思います。コンビニで休憩してた知らないおばちゃんとかにも声をかけてもらえて、元気出ました。
なかでも、海が見えた瞬間はテンション上がったな~。4区の夕日もいいと思うけど一番気持ちいいコースだったんじゃないかなと思います。最後の方は足がガクガクだったけど、キレイな水平線を見ながら走るのは本当に気持ちよかったです。「しっかり襷をつなぎたい」って一心で走ってて、襷にさわると不思議と力がもらえて頑張れました。練習でも走ってない20kmを走りきることができたのはみんなのおかげでした!応援、給水、給バナナありがとう!

で、4区、5区とサポートに徹して。5区は柏原レベルとまではいかないけど箱根の山を2時間切るペースで登っていくデッドヒートが見れたりして。みんな、すげぇよ。根性見せてもらったと思いました。本気で頑張ってる人を応援するのって、こっちも本当に気持ちがいい。自分が「走りきった」って充実感もそうだけど、こういう気持ちにさせてもらえたみんなの走りもすごく嬉しく思いました。

ゴールの芦ノ湖には、まだ大学箱根駅伝の看板が残ってて。
毎年このゴールを目指して、1年間頑張って練習に励む人たちがいて、そういう人たちの何十年にも渡るたくさんのドラマがあって、それを少しだけど「自分達で襷をつないでここまで来た」ことで感じることができて、感慨深いものがありました。来年から確実に箱根駅伝の見方が変わると思います。あの沿道の応援がどれだけ力になるか。つなぎたいその襷にはどれだけの思いが込められているのか。それぞれのコースが実際にどんな道でどんな生活がされているのか。やっぱ一度体験してみてよかった。

そして、ゴールの瞬間。ほんっとうに嬉しかった。なんだこの達成感!
箱根駅伝て、すごいですね。






苦しみはやがて消えても、俺たちが諦めなかった事実は永遠に残る。
このみんなで箱根駅伝ができて良かったし、このチームで襷をつなげて本当に楽しかったです。あきらさん、うっちー、えびちゃん、くみちゃん、まっちゃん、幸せをありがとう☆

その後、宿に移動して打ち上げ!「世界一おいしいビールは自分が本気で頑張った後に飲むビールだ」っていうけど、本当にその通りだと思います。
みんなで味わった達成感が何よりの肴で俺、ビールだけで良かった。早くも思い出話をしながら盛り上がって、今日の写真をスライドショーで流しながら夜も更けて。さすがに疲れて俺は3時過ぎには就寝。。。

次の日は、箱根だし大涌谷行って延命黒玉子食べて温泉入って、かもぼこ作って帰ってきました。いろいろ大変なこともあったけど、最高に思い出に残るイベントになりました。運営をしてくれたみんな、一緒に参加したみんな、この箱根駅伝に関わった全ての人に感謝します☆




新年早々こんなにいいスタートが切れちゃって、最高の一年にできないわけがない!
本当にみんなにありがとう。改めて打ち上げできるのが今から楽しみです!

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