2010年1月5日火曜日

本「ジャック・ウェルチに学んだ仕事の流儀」

元職場の同僚、読書家ひらっちが貸してくれた本を読みました。

<本の紹介>
「ジャック・ウェルチの秘密兵器」と呼ばれた補佐役が明かす―。伝説のCEOとともに歩んだ14年間に会得した、上司を動かし、部下を動かし、組織を成長させる姿勢とシステム。
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この本、めちゃくちゃためになりました。
もっと早い時期に読んでおくべきだった1冊。

上司と部下の関係について、一つの理想型として具現化したのがGEの伝説的なCEO・ジャックウェルチとその補佐・ロザンヌバドゥスキーの形だったんだなってのがよくわかりました。
こんな補佐役がいたら、そりゃ仕事も早いだろう。でも、彼女をそうせしめたのは、間違いなくジャックウェルチだ。昔、「さあ、才能に目覚めよう」って本を読んだけど、どっちもがどっちもを活かすための才能を持っていて、歯車ががっちり噛み合っている感じ。こういう人は、強いと思います。

以下、いくつか抜粋メモ。
・自分のミスを認めること。だが、そこから学ぶこと。ミスを隠すのは、悪い状況から何を
 どう救えるかを学ぶプロセスが省略されることだ。
・満足のいくキャリアに傷をつけるのは、働きすぎるより退屈するほう。退屈とは「学んで
 成長するのをやめました」というサインでもある。
・「やるべきこと」のリスト作りは生き物と同じで、そのリストを消化するために使う時間
 まで食ってしまう。全ての仕事に優先順位をつけるのは大切だが、そのリスト作成に多くの
 時間を割くのは時間の無駄だ。「ただちにフォローする」ことを習慣づければ、リストを
 書き出す手間が省け、そんなことに時間を割かずにすむ。どれが重要で、どれを後回しに
 するか、つまり自分の仕事を「ランクづけ」することは、賢明な方法とは限らない。
 後回しにされた項目はリストの下に埋もれてしまい、のちにそれが重大な危機を招くまで、
 忘れ去られることになるからだ。それに、重要度をつけるというのは完全に主観の問題だ。
 あなたの見積もりが全く検討外れになる可能性もある。
・「1枚の書類に2度は触らない」こと。その書類の重要性はともかく、一旦取り上げたら、
 ただちに処理すること。そうすれば読み返したり問題点を再考したりする時間と手間が省ける。
・全ての社員を平等に扱うことは、スター社員にとっては不公平。差別化ができないような
 管理職は、足手まとい。

まずは、「同じメールは2度見ない(その場で処理する)」ことから始めてみようと思います。心がけ心がけ。新しいことを習慣にするには、最低でもそれを21回繰り返さないといけないそうな。今月が終わる頃には、どうなってるかな。

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