2024年6月29日土曜日

一冊の本が紡ぎ出す次の物語


いつの頃からか、僕は借りた本でなく、自分で購入したり誰かにもらったりして自分のものになった読み終えた本に「木嶋蔵書」という蔵書印を押して手放すことにしていて。


今日は、そんなことを続けていたら本当にあった嬉しい話。


約10年前、自分が奥多摩の日帰りサイクリングツアーをたくさんしていた頃、知らない人から一通のメールが届く。

「『木嶋蔵書』って蔵書印のある本を読み終えて、このハンコを検索したら見つかったのがあなたで。気持ちよさそうなサイクリング企画をされてるのですね。これも何かの縁ですし、こんな出会いも面白い。僕もサイクリング参加してみていいですか?」

そんな形で、僕の手を離れて旅をしていた1冊の本が、僕につながる新たな物語をつくってくれたことがあって。


その後何度か、その方とは一緒に奥多摩でサイクリングを楽しんだのち、仕事の都合で東京を離れることになり早数年。


先日、ずいぶん久しぶりにメッセージをいただいた。

「また東京戻ってきました。キジさん、相変わらず楽しそうなことしてますね。僕もまた参加させてくださいね」と。^^


そんな思いがけない楽しい出会いがあることを知ってしまったから、僕は読み終えた本に今日もせっせとハンコを押す。

読み終えたこの一冊が、次に読んでほしい誰かの手を経て、次はどんな物語を僕に持ってきてくれるだろう。楽しみ楽しみ。^^

 

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