▼首都圏の街を8つに分けたタウンマトリックス
▼流入人口
- 東京都への流入人口は289万1,112人。
- 神奈川県から104万9,341人(36.3%)、埼玉県から94万8,988人(32.8%)、千葉県から73万7,360人(25.5%)となり、これら3県で94.6%を占める。
- 国家発展戦略の課題は人口成長率ではない。人口密度だ。低すぎると、我が国のように国民一人当たりのインフラ整備費用がかかり、苦労する。高すぎると、民は繁殖し過ぎた鼠のように、ストレスや摂食障害、精神病、暴力に悩むだろう。豊かな自然と程良い人口の地域社会に恵まれて、人間らしい生活を営む空間があるはずだ。
- 美人なら東京へ行く。薄倖の少女なら東京へ売られて行く。健康な女なら東京へ稼ぎにゆく。頭のいい女なら東京の大学へ行く。
- 非正規が働く人の3分の1を超えている現状は尋常でない。舛添都知事は「不本意非正規者を2022年に半減させる(2015年比)」と答弁している。
- 世界で初めてのネパール学校は阿佐ヶ谷(東京都杉並区)にある。
▼都市と地域
- 大都市への一極集中した富とエネルギーを東京の中だけで独り占めするのではなく、地域に還元する方法が必要だ。そこで筆者が提唱するのが「ふるさとプロボノ」だ。これは、「ふるさと納税」にヒントを得た名称だが、お金で地域を支援するのではなく、スキルやノウハウで地域を支援することが「ふるさとプロボノ」の特徴である。ふるさとプロボノが実現すれば、日本の各地で、さまざまな内容の事業にプロボノが関わることが可能になる。地域で活躍するNPOだけでなく、地域の行政事業の成果を高めること、行政事業の妥当性を検証することにプロボノが活躍する、という姿が、東京などの一部の限られたエリアに限らず実現する可能性が開けてくる。
- 東京一極集中が、高学歴化・晩婚化を促す。生活コストや教育コストを高め、世代が別々に生活するパターンを生み出し、少子化を加速させた。ちなみに、コマツの既婚女性の子どもの数は、東京本社が0.5人、大阪・北関東地区が1.3~1.4人、北陸地区は2.0人。北陸地区の子どもの数が多いのは、親子3世代が近くに住んでいるため育児も容易で、生活・教育コストにも余裕があるからだろう。
■おもしろ話
- 三越本店のライオンは、必勝祈願の像として、誰にも見られず背中に乗ると受験合格します。と書かれていて、よく見ると背中がこすれていて人が乗った跡がある。
- 不忍通りを渡って不忍池へ出ると、蓮の葉が背より高く繁って風に揺れている。蓮の林で、柳の葉がたれさがった奥にビルがかすんでいるのは、平成の浮世絵だ。景色に色気がある。
- 靖国神社境内の売店で、玉音放送カセット、軍人勅諭、教育勅語を売っている。
- 両国橋とは武蔵と下総のふたつの国を結ぶからその名があるという。
- 増上寺は徳川の廟所として隆盛を極めた江戸の大寺である。増上寺境内にある大鐘は15トンの重さだ。「さてさても諸国へ響く芝の鐘」として知られる大梵鐘は木更津まで響く。
- 東京メトロ銀座線新橋駅の虎ノ門寄りの改札口近く。8番出口に向かう通路に、その謎の駅への入り口はある。「関係者以外立ち入り禁止」という扉を開くと、そこには、とても狭いが、ちゃんとホームと線路がある。 壁には、横書きで、右から「新橋」の文字が。実はここは、1939年に、たった8ヶ月だけ使われた、東京高速鉄道の新橋駅なのだ。
- 目黒不動、目白不動に続き、「目赤不動」。これは、文京区本駒込にある、「南谷寺」というお寺。元々は、その成り立ちから「赤目不動」と呼ばれていたんですが、ここで、目白の名付け親、徳川家光がまたまた登場。 鷹狩りの時に立ち寄ったついでに、「目黒不動、目白不動にちなんで、目赤不動と呼ぶように!」との命が下り、改名することになったそうです。 次の色は青、「目青不動」です。こちらは、若者に人気の街、世田谷区の三軒茶屋にある、「最勝寺(教学院)」という天台宗のお寺です。
- 三茶のランドマーク、キャロットタワーのすぐ裏手にひっそりと佇む経学院には、元々、現在の六本木にあったお不動様が安置されています。次は「目黄不動」なんですが、これが1ヶ所ではないんです。まず江戸川区平井、荒川のすぐ近くにある住宅街の中にある、「最勝寺」。もうひとつは台東区三ノ輪にある、「永久寺」この2つの寺が、現在、「目黄不動」として有名です。
- お台場海浜公園の砂浜だが、お台場そのものが埋め立て地だから、もちろんこの海岸も人工的に造られたものだ。この白い砂、実は、伊豆七島のひとつである、神津島の多幸湾から運ばれてきているものなのである。
- 「築地」という地名は、そもそも、「埋め立て地」という意味なんですが、その名のとおり、この場所は、江戸時代に造られた、人口の埋め立て地なんです。なぜ、この場所が埋め立てられたのかといいますと、1657年の明暦の大火の時に浅草の本願寺が燃えてしまったため、その移転先として選ばれ、今の築地が創られたのです。 新しい場所で再興した本願寺。しかし、関東大震災が、またも、本願寺を襲います。これによって崩壊してしまった本願寺は、昭和9年、現在のようなインド様式の石造りの寺院として生まれ変わりました。
- 東京の桜が白くなってきている大きな要因がある。それは、「寿命」。人間や動物は、歳を取ってくると、白髪が増えてくることが多い。これは、色素のメラニンの生成が、歳をとるごとに減ってくるからである。ソメイヨシノの寿命は、60年とも70年ともいわれている。中には、100年を超える物もあり一概には言えないが、明治以降に植えられたソメイヨシノは、すでにその寿命に達している。ということは、加齢によって樹の勢いが弱くなっているのではないだろうか?
- 東京・丸の内は三菱グループの所有している土地ばかりで、三菱村と呼ばれている。一丁ロンドンとも。
- JR品川駅は、実は品川区でなく港区にあります。なんで品川区なんて名前を作ったんだろう。
- 日本橋は日本の道路の起点、つまりここから人々が日本中に飛び立っていく。だから麒麟の背中に翼を付けたんだそうです。
- 中国の国父・孫文を育てたのは日本人だった。そして、孫文の日本滞在時代に支えていた「梅屋庄吉」のひ孫が日比谷公園「松本楼」のオーナーの娘だそう。そういえば、日比谷公園近くで毎日お昼を食べてたのに、松本楼に一度も行ったことないな。。。写真もあるそうなんで、今度行ってみたいと思います。
■空き家
- 東京の空き家は186万戸。毎年400,500戸空いている。
■エネルギー対策
- 都では、電力の使用状況を視覚化することで、ピークカットシステムを発達させ効率的な電力消費抑制を推進しながら、低炭素で災害に強い都市づくりのための分散型電源の普及を目的として、事業を開始する。エネルギーマネジメントシステム及び分散型エネルギーの飛躍的な普及拡大のため、公益財団法人東京都環境公社と連携し、総額約100億円を投じて複数年にわたり補助を実施する。
- 補助事業は、以下に分かれる。
- 家庭用燃料電池(エネファーム)、蓄電池等に対する補助金
- オフィスビル等のコージェネレーションシステムに対する補助金
- 中小テナントビル向けのBEMSに対する補助金
- 家庭向けの補助金では、HEMS(家庭のエネルギー管理システム)等の導入を条件に、家庭用燃料電池(エネファーム)、蓄電池、ビークル・トゥ・ホームシステム(V2H:電気自動車(EV)から住宅に電力を供給するシステム)を設置する場合に補助制度が利用できる。
- オフィスビル等ではBEMS(ビルのエネルギー管理システム)機器の導入を条件に、コージェネレーションシステムを設置する場合に補助制度が利用できる。
- 中小テナントビル向けでは、専門のエネルギー管理サービスを提供する事業者(BEMSアグリゲータ)による技術的な支援を受けることを条件に、中小規模のテナントビルオーナーがBEMSを設置する場合に補助制度が利用できる。
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