最近ふと、20年前の夏にMITに短期留学していた頃のことを思い出したりして。
あの夏の経験を今、写真を見返しながら思い返して、2つ思い出したことがあったので忘れないうちに書いておこうと思う。
1. 「きじはグッドコミュニケーターだから、どこに行っても大丈夫だね!」
この留学中、英語をロクに話せない自分はどんどん間違った英語やカタカナ発音の日本語と身振り手振りと表情を駆使してコミュニケーションを取っていた。なんとかコミュニケーションを取らなきゃ楽しめなかったし、知りたいことはそこら中にあったし。
そんな風に過ごしてるうちに、誰にだったかはもう忘れてしまったけど現地でこういう風に言ってもらえて、日本語同士でなくてもやりとり楽しんでいけるかもと大いに自信を持って帰ってきたんだ、と思ったのでした。
2.知らないことだらけだったから面白かった
そして、まったく知らない土地に行き、そこで交わされている言葉や習慣になっていることを知り、覚え、自分でも使ってみる。やってみる。最初はできないものも、やろうとしているうちに教えてくれる人が見つかったりして買い物もコミュニケーションもできることが増えていく。手に入れたときはまったく知らない場所ばかりだった付近の地図も、毎日「あそこに行ってみよう」「歩いてみよう」としているうちにどういう人たちが住んでいて、どんな建物が建っていて、どんなお店があるこんなまちなんだとわかってきて、毎日の進歩が見える。
それが楽しかったし面白かったんだなと。
今思うとこの2つはその後も何度も求めるように進路を取り、ワクワクしながらその中に飛び込んでみて一番弱い立場からスタートして乗り越えて、そのたびにできることを増やしながら自信にしてきたのが自分がこれまで来た道だよなと。
そして、これを書きながら、そうやって自分の安全地帯を増やすことを年齢を重ねるうちに少しトーンダウンさせている自分がいることに気づいたり。何も知らない場所に飛び込むことも、コミュニティに飛び込むことも減ってきているかもしれない。まだまだこんなに世界は広いのに。
ちょっとここらで気合入れて楽しんでいきたいと思った振り返りでした。