2009年12月17日木曜日

決意表明

自分の道が見えてきた。

15歳:「IT業界に進もう」とおぼろげながら決意した。
 -Windows95とかが出てきて、感覚的に「これは知ってないとマズイ」と思った。
18歳:理系の高校を卒業して、IT業界に進む為の大学/学科を選択した。
 -ITは当たり前の世界になり、狭いながらも確実にIT業界に進む為の素地ができていく。
22歳:IT業界で今の会社を選んだ。
 -高校の仲間、大学の仲間の多くがIT業界に進んだおかげで、IT業界であればどの会社でも
  知り合いがいる状態に。
 -「仲間と飲むのが好き」が高じてPartyTimeをはじめ、同世代の別の業界にも徐々に
  つながりが増えていく。
26歳:国内最大規模のPJにて死に物狂い、初めての不動産購入。
 -綱渡りの中で死線を共に乗り越えた、心から戦友と呼べる職場仲間ができた。
 -背水の陣で戦いきったことで、大きな成長を果たせたことが自信になった。
 -人とのつながりの中から新たな活動が生まれたり、世代の異なる人たちと関わっていく
  ことで多くを学ばせてもらって、さらに視野が広がった。

そして、28歳。誕生日に、yu1roに言われたこと。

二十八を縦に並べて組み合わせると、「耕」の左側、「耒(らいぶ)」になる。
この字は、かつては「来る」という意味でも使われていたそうな。
だから、今までに自分たちが培ってきたもの、耕してきたものが、やっと形になるのが28歳という年なんだ。

それを聞いてから、自分はこの一年間を「人生を変える一年にしよう。」と思った。
そして、今まで以上に精力的に動いてきた。

お誘いメールがたくさん来て、若干うざいと思った人もいたかもしれません。ごめんなさい。
でも、誰でもいいからって送ったメールは1通もない。自分が一緒にやっていきたいと思っている人、この人に来て欲しいと思っている人にしか送ってません。だから、お誘いがたくさん来た人は「それだけ自分にそう思われている」って理解してもらえたら嬉しく思います。

その中で、いろんな人に会って、その人の価値観を話してもらったり自分の考えをぶつけてみたりしながら、自分の認識の足らないところとかスキルの足りないところ、これからの自分がどうありたいのかみたいなところを少しずつ今までの自分と照らし合わせながら考えてきた。
ミラーの法則じゃないけど、自分のことは自分だけを見ててもわからない。たくさんの人にヒントをもらって、今の答えに辿りついてます。

その答えは、ありきたりかもしれないけど「より多くの人が、より豊かに生きていく為に自分にできるサポートをしていきたい。」ってことでした。

自分は、誰かに喜んでもらえることをするのが好きなんだ。そして、それが目に見える人であればあるほど、その人が笑顔になるのがはっきり想像できればできるほど、自分は頑張れる。
それは、お金の問題じゃなく、自分のあり方としてこうありたいって問題だったんじゃないかと。

そして、IT業界の仕事ではなかなかそれが見えにくいのは事実かなぁと。世界中でものすごくたくさんの人たちを幸せにしていることは事実だと思うけど、極端なことを言えば、最高のサービスはできて「当たり前」という認識をされているけど、使うユーザがそれぞれ違うのだから全ての人に100点をもらえるシステムは最初の段階では作れない。そういう性質の仕事の中で、社内の人たちは別にして、担当窓口のお客さん以外で自分たちに笑顔を見せてくれるお客さんに出会えたことって少なかったなと思います。
で、逆にそれが「仕事でないのにやってる活動」の中で出会う人たちにははっきり見える。
ありがとうって言ってもらえる。たくさんのお金がもらえなくたって、その一言があったかく
感じられて次につながっていければそれだけでいいんじゃないかって思う気持ちがあるし、それが、例えばPartyTimeが10年続いてる大きな理由だと感じてる。
「仮にもし、自分が頑張れることを仕事とすることができて、自分のリソースをそこに集中できたら、それって最高なんじゃないかな。」
そう思うと、もっと自分の見えている人たちに対してはっきり喜んでもらえると思えることを自分の仕事とすべきだと、そう感じました。そして「そんな気持ちでこの業界にいたら、この業界が大好きで本気でこの業界で仕事をしてる人に失礼だ。自分はここにいちゃいけないんじゃないか」って思いもあって、今月でIT業界から離れることにしました(自分が本気でIT業界の仕事に打ち込んでいたときに今の自分を見たとしたら、やっぱりそんな風に考えて仕事してる先輩を多分許せない、とも思いました)。

※今の職場で働けたことになんの後悔もしていないし、ここで働けたからこそ、この仕事で出会えた人たちがいたからこそ、導き出せた結論だと思ってます。これからも、仕事は離れても一生付き合っていきたいと思っている人が何人もできたのは、本当に自分の財産になってます。念の為。

そして、「じゃ、IT業界でなく何をしたら喜んでもらえるんだろうか」って部分について。
自分は、自分の周りの仲間と笑ってられる時間がこれからもたくさんあるといいなと思うし、みんなにそれぞれ一度しかない人生の中で、その人が笑ってられる時間を1秒でも長くすることに自分の人生を使いたいと思った。
で、そのためにはその人の健康な時間をもっと長くできるような仕組みを考えていくことだと思って、それを自分の頑張る領域にしたいと思いました。

そして、持論ですが健康には「身体にいいおいしい食事」「体力を落とさないだけの運動」「社会的な人とのつながり」の3要素が揃うことが必要で、その中でみんながなかなか持続可能な形で取り組めない分野である「運動」にスポットライトを当てて、「自転車」をもっと普及させたい、という思いを持ちました。自分が2年くらい自転車通勤をしていて感じていることもあったし、おそらく、1人でもできて歩行よりも移動時間が早く、普段の生活に一番取り入れやすい運動が「自転車」だと思っています。

具体的なことはまだ構想中で言えないけど、レンタサイクルを東京で実現できたらビジネスシーンでも保育の送迎にも、駅の近くに集中せざるを得ない飲食業界にも、期間限定で必要な中高生の自転車通勤にも、渋滞緩和にも、放置自転車の有効活用と減少にも、環境破壊にも、移動時間の短縮にも事故の削減にも、金銭的な負担にも、突発的な電車のストップにも、なにより自身の運動不足にも効果があると思います。
そして、それはお互いの人生をより充実したものにするだけでなく、自分たちの思いを文化として子供たちの世代、孫たちの世代に残せることだと思います。自分たちから次の世代へ贈るなによりのプレゼントになるんじゃないかなと思ってます。

当面の間は金銭的な苦労もあると思うし、そこをなんとかしなきゃいけないのは事実。
最終的な形には20年、30年て歳月が必要になるかもしれない。
でも、「自分に適性があると信じられて自分が本気で取り組みたいと思えること」を確信を持って見つけられたことは、大きな前進だと思っています。

共感してくれた人、ぜひ力を貸してください。
1人の100の行動より、100人の1つずつの行動のほうが、はるかに強いことを僕たちは知っています。誰もが自分なりの社会に対しての貢献ができると思うし、それは方法によっては世の中に大きなインパクトを与えることができると思っています。

気分は明治維新。

世の中を自分たちでよくしていけたら、最高だなと思います☆

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