先日、おかげさまで40歳になりました。
みなさん誕生日のメッセージやコメント、ありがとうございました。これまでのひとつひとつの出会いに感謝をしながら読ませていただきました。
ひとつの区切りなので、30代の記録のためにここまでの総括をしておこうかと。
ここまでずっと意識はしてきたのは「20代を広げる年代、30代を固めていく年代にしよう」ということ。
その20代では社会人になり、ビジネスの現場を知り、多くの友人をつくり、資産をつくり運用することを覚え、「自分の可能性を広げるためにできること」にフォーカスをして動いていた。
そして30代では、その広がった素材から自分の生きていく方向性を決めていくべく動いてきた。「そこに経験したいことがあるかどうか」でときには転職もしながら、自分のやってみたいことはやってみて、その経験を経た結論として、自分の道として「IT」を選んだ。
新卒で選んだ答えも「IT」だったので最終的には同じ答えに戻ってきた形になったけれど、この期間の遠回りは「僕はこれでいく」という確信や覚悟を持つためには必要で、自分の働く姿勢はだいぶ変わったように感じている。時代を支え、変えていくのはやはり「テクノロジー」だ。社会に必要であり力を注ぐべきものだと感じる仕事に取り組めているのは、幸せなことだと思いながら働けるようになった。
そして、自分の暮らしていきたい地域を立川に決め、そこに根を下ろしていくためにまちの人たちとつながる基盤を整えてきた。これも、少ないながらも東阪いくつかのまちに住み、全国のまちづくりの仕事を通して「そのまちに覚悟を決めて暮らしている人たち」に触れて考えたこと。自分もそんな思い入れの持てるまちでそのまちが好きな人たちと暮らせたらと取り組んできたことで、おかげで楽しげなメンバーとたくさん知り合え、いい形になってきたなと思っている。年収がいくらとかひとつでも多くの場所に縁をとか考えているときりがないし、それって実は1つの場所、1つのことを突き詰めていったらあとからつながってできていくもんだと思う。
そんなわけで、運と縁に恵まれた30代を経て、40代をどうしていこうかという話。直近で感じている変化としては、自分の役職が上がったこともそうだけれど、自分に限らず「周りの人たちもみんな、できることが増えてきた」なと。
自分たちが「こういう社会をつくりたい」と思えば、それに対してできることが個人単位だけでなくそれぞれに動かせる組織や経験値があったりして、実務のレベルで実現させることが簡単になってきた。何年もの付き合いの中で信用できる仲間たちがそうなってくれているのは、とても心強く感じている。
また、自分たちに力を貸してくれる先輩方も同様で、一段スケールが上がった「できること」がありながら、話を聞いてくれアドバイスをくれたりする。一気に世界が開ける瞬間が増えてきた。「若いうちから動いていたなら、いつか君にもそういうタイミングが来るよ。それを楽しみに」って言ってくれた人がいたけれど、ぼちぼち今がそういうタイミングなのかもしれない、と感じています。
そういう意味では、これからどんどんギヤが上がってできることが増え、つくりだせる楽しみは大きくなっていきそうでこれからの10年は本当に楽しみ。この先、どんな未来をつくり、どれだけのことができてしまうのだろう。これはもう、行けるところまで行ってみるしかないですね。
これまでにできてきた仲間たちと、これからできていく仲間たちも含めて笑って過ごせる10年間にしていきたいと思います。
40代が終わる頃、「この10年が1番楽しい10年だったな~」と思って終われることを願って、40代スタートの所信表明としたいと思います。それでは、はりきっていってみよう!