2020年からのコロナ騒動、これまで巻き込まれつつも感染はせずに済んできたのだが、ついに感染してしまった。ワクチンも少しずつ広がり出して、あと数か月で逃げ切れるかもという段階で。。
ただ、貴重な経験であることは間違いないので、記憶をたどってどんな感じだったか一次情報として書き留めておこうと思う。
▼6/5(土)-6(日) 発症【発症1-2日】
6月最初の土曜、久しぶりに頭痛が、、と熱をはかってみると37.8℃の発熱。その後39.2℃まで上昇。土日は体を休めることにするも、翌週からは念のためのテレワーク確定。かかりつけ医というほどではないけれど、以前診察してもらった内科が日曜は休診日だったので翌月曜に診察に行くことに。この時は、まだ「復帰するためにPCR陰性の証明が必要だから」程度の意識でした。
▼6/7(月)-8(火) PCR検査【発症3-4日】
朝の体温で37.9℃。危険水域というわけではないけれど、PCRは早めに検査をしておきたい。ということで午前中に診察を受けた。PCRは、指定の医療機関でなかったので検査を企業に委託する形にしているとのことで、16,000円の検査料がかかったけれど、まぁ何か所もめぐっていられるほど体力に余裕がない。そのままそこで検査をして、唾液を専用の容器に吐き出して結果を待つことになった。それと症状の緩和という意味で解熱剤(カロナール錠)と咳止めが1週間処方。
結果は3日-5日後と聞いていたので、その間もテレワークで仕事。途中で「味覚、なくね?」とコーヒーを飲んでいても違和感があることに気づく。「これは陽性じゃなかろうか…」とか思っていたら、案の定検査翌日の6/8(火)夕方、PCR陽性の速報の連絡が届く。さて、ここから忙しくなりそうだ。
ひとまず会社に陽性の連絡を入れ、保健所からの電話でいろいろと今後の動き方を説明される。まずは病状や濃厚接触者の心当たり、そして療養が①自宅療養、②ホテル療養、③病院療養のどれかになること。いきなり②③に行かされても、仕事が急に調整できないので①を希望する、と伝えて調整いただくことにした。
▼6/9(水)-11(金) 自宅療養【発症5-7日】
▼6/12(土)-16(水) 入院療養:発熱地獄編【発症8-12日】
さて、保健所手配の送迎車に乗ってやってきた入院先。もちろんVIP待遇など望むべくもなく、4人相部屋の3人目でした。その日から毎日毎食ごとに検温・血圧・パルスメータと聴診による体調面のチェックが行われ、初日はそれ以外にもレントゲンを撮ったり、採血検査をしたり長いコト問診を受けたり、日常生活用の着替えレンタルとかローソンのリモート購買手続きとか、手続きだけでだいぶ疲れた感じでした。。でも変わらず発熱はしていて、39.3℃。病院の野菜中心の病院食は出ているけれど、味覚もなく(さらに嗅覚もない!)、さすがに39℃の熱が出ていてまったく食べる気も起らず半分程度で食べ残す。
翌日からも発熱は収まることなく、発熱のたびに解熱剤をもらってどんどん飲んでいく。発熱はついに40.4℃と40℃台に乗った日もありました。この辺りは体力というか、気力が持たなくなりそうなタイミングが何度かありましたね。「誰もが老人になれるわけじゃないんだよな…。俺はここら辺までかな」とか考えてしまったりして。。
ただ、こういうタイミングで毎食、看護師さんたちに様子を見てもらっていると元気が出るのは確か。至れり尽くせりとは言わないけれど、毎日優しく声をかけてもらえるのは1人暮らしだとありがたいですね。体調が崩れても、気持ちが折れそうでも、ナースコールさえすれば誰かが来てくれる安心感はありました。医療の現場の人たち、こんな頑張ってんだっていうリアルな体験ができたのもいいところだと思えました。
そんな中、食べれない状態の解消のために点滴をすることになったのだけど、自分の腕の血管はとても見つかりにくいらしく、肘の内側に針を刺すことに、、角度的に1日8時間腕を曲げてはいけない、と言われた2日間はきつかったですね。寝返りも打てない、PC作業やスマホを見るのも肘を曲げずにはできない。もうここに打つなら点滴いらない、とまで思えた出来事でした。
そして追い打ちをかけるように、肺機能が低下。。パルスメータの数値が下がってきてしまった(通常「97-99」→「92-94」)ので、その強化のためにステロイド剤を投与することに。同時に酸素吸入コードから鼻に直接酸素を取り込む。パルスメータも一時的に検査のときだけつけるものではなく、毎日24時間指につけっぱなしのタイプになり、一時期自分の身体には鼻に酸素吸入コード、肘に点滴、指にパルスメータと3つの管がまとわりついている、という状況になりました。動くに動けずにしんどかった。。
ちなみにこのステロイド剤は、血栓の原因になり得るということもあり毎朝夕には血をさらさらにするための皮下注射がスタート。さらに血糖値を上下に散らしてしまう副作用があるとのことで、その日からは毎食前にはまた1つ検査を追加。血糖値の計測をしながら必要であれば食前に血糖値を抑える注射をさらにもう1本打つ、という形になりました。
一体、この入院生活で何錠の薬を飲み、何本の注射をこの体に打ったことだろう。
▼6/17(木)-20(日) 入院療養:自然治癒編【発症13-16日】
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