2021年2月28日日曜日

昭和記念公園の話@マルベリーフィールド『大人の教養講座』

 


今日はマルベリーフィールドの大人の教養講座に参加してきました。

昭和記念公園のパークキーパーの方が講師となり、国営昭和記念公園が公園になる前はどういうところで、どういう思いとともにつくられていったのかや、楽しく歩く見どころポイントを教えてくれたり、とっても充実した講座でした。^^



印象的だったところを少しだけ列記すると…
  • まだ計画地の100%オープンはしていないこと。
  • 春の見どころのひとつ、チューリップガーデンは世界最大の花公園「キューケンホフ公園@オランダ」の園長を招聘してつくられたこと。(どうりでレベルが違うわけだ…)
  • 桜の剪定にも、昭和記念公園ならではの特徴があること。(今度の春は、意識して見てみよう)
  • ライトアップも飾り付けによる演出よりも公園が持つポテンシャルを生かす方向性で考えられていること。
  • 公園の敷地はもともとすべて基地ではなかったこと。
  • 実は、多摩ニュータウンの土も使われていること。
  • 残堀川の流路変更が昭和記念公園造成に伴い行われていたこと。
  • 公園内のほとんどの道がまっすぐでないわけ。(これは設計者の本を読んでいたので知ってはいたけれど、自分も心を動かされたところが今回ピックされていて嬉しかったです)
  • 昭和記念公園のシンボル、みんなの原っぱのケヤキは植えたものではなく、公園になる前からそこにあったケヤキなこと。
  • 公園内の幅員は「大人2人が並んで歩けること」が基準になっていること。
  • 古いベンチには、それだけ多くの人がそこに座り、同じ景色を眺めて過ごしてきた物語があること。
  • 公園になる前の既存樹木は、18,000本もの樹木台帳として残され、公園に活かそうと計画されたこと。(安くつくれればいいわけではない、という仕事への愛情の込め方に共感)
  • 入口すぐのカナールがパリのシャンゼリゼ通りと共通点を持つこと。また、上が平らなのにも理由があること。
  • 公園内には3つの並木以外に、知られていない第4の並木が存在すること。
  • 日本庭園の池の水抜きには、藻との戦いという苦労の歴史があったこと。
…まだまだたくさんのことを教えてもらえて、本当に充実した時間になりました。やっぱり自分の知らない世界を知っている人の話を聞くのは、いつでもワクワクしますね~。^^

講座の終わりには今回限定昭和記念公園の植物を素材にスワッグをつくってみたり、ウクレレ奏者の方の演奏を楽しんだり。^^

小さな頃からじいさんに連れられ訪れたりしてきた昭和記念公園だけど、今日初めて知ったことがたくさん。次の公園散策がまた楽しみになる、いい時間になりましたとさ。ちゃんちゃん。

声をかけてくれた勝澤さん、いいお話をたくさん聞かせてくれた峰岸さん、また今回の講座の関係者のみなさま、どうもありがとうございました!^^









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