2010年5月1日土曜日

メーヴェとつけた紙飛行機


先日のマンガナイトで参加者と話してる中で、「ナウシカは漫画だともっと長い」「全部は映画にはなってない」って話を聞いて、「漫画でも読んでみよう」と思い、読んでみました。

ジブリ作品を漫画で読むってこと自体が新鮮なことだったけど、いいですね。
同じ物語を時間を置いて読むってのもまた、感じ方や自分が今考えていること、興味のあることが見えてきたりする。

19の「メーヴェとつけた紙飛行機」って妙にしっくりきてたけど、このことだったんだ、ってのにも今さら気づいたりしました。^^;

風の谷のナウシカ。

エアーズロックの近くに風の谷と呼ばれる場所があって、そこを宮崎さんが訪ねたときにインスピレーションを受けてできた作品だって聞いた。そして、実際に行ってみると、すげぇハエだらけ。でも確かに岩山はオウムが動かなくなってできたようにも見えるし、この虫だらけの感じも、広大な自然も、ナウシカの世界観としてよく表現されていたように感じる。

そして、漫画の端に書いてあったんだけど、この風の谷のナウシカという作品は、ギリシヤ神話に登場するスケリア島の王女ナウシカーと、日本の平安時代にまとめられた短篇物語集『堤中納言物語』の虫愛づる姫君にインスパイアされて誕生したとのこと。これ、俺は恥ずかしながら全然知りませんでした。

ずっと昔に作られて、世界中でずっと語られてきた2つの物語。自分が生まれるためには両親が必要で、その両親も必要で、そのまた両親がいて、、って10代も数えれば軽く1000人を超えていく。その中で、この物語に触れてきた人もいたのかな。何故か親しみを持てるのは、そんな昔のことを体のどこかが覚えてるからかもしれないです。

今は、初めて見た小さかった頃と違って、この作品のテーマ、伝えたかったことってなんだろうってのを考えられるようになった。この作品は1984年に発表されたらしい。そのタイミングで、地球環境への警鐘はこんなにもわかりやすい形で鳴らされていた。でも、それから26年、地球の環境は悪化の一途を辿り、温暖化問題はより深刻な問題となっている。。。自分の後に生まれてきた人たちには、過ごしにくい環境となってしまっているよね、俺1人のせいではないけど、俺にも責任がなかったわけじゃない。そういう意味では、申し訳なく思います。ただ、人類はその間、自分たちにできることを何もしてこなかったわけじゃないんだ。
ガソリンを使わない車ができた。エアコンも他の家電も消費電力を劇的に減らすことができている。電池の持ち時間もとっても長くなったし、ソーラー発電や風力発電、ゴミ処理からも電気を得る仕組みができている。

24時間営業となったコンビニエンスとか、やっぱり生活を便利にするために必要なものは新しく生まれているけど、どんなものでもまずはつくられることが必要で、その後に最適化・自動化といったプロセスが発生するのだから、生活に必要な段階から環境に優しくなっていくのはこれからかな、と思ってる。

アースデイ東京への参加者も毎年増えて、今年は13万5000人の人出があったそうだ。
間違いなく世の中はecoに対しての関心を高めているし、そういう方向にゆっくりではあるけど進んでる。

まだまだ、目指す先は遠いけど、遠回りでも近道でも、前に進むことを止めないこと。
それさえできれば、遅かれ早かれ目的地には着く。

そしていつかきっと"人って地球に優しいよね"ってなるんなら、その過程で成長するつもりなら、歩みは困難な方が挑戦しがいもあるのかな、とも思います。笑(前向きにネ)

そういう意識をみんなで持って進んでいけたらと思います。
少なくとも自分は、そういう意識もあって自転車に本気で取り組むことにした。
小さい利害に捉われずに、向かうべき夢の未来に向かってみんなで1つになって取り組めたら最高だなと思います。

そして、改めてやっぱ宮崎さんてすごいなぁと。
ナウシカ以外も読みたくなりました。

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