2012年6月16日土曜日

北条・矢中の杜の復興に向けて

今日は雨ですね。

日頃なかなか更新できていないブログの更新をゆっくりしてみたり、好きな本を読んでみたり。
梅雨の時期は梅雨らしい楽しみ方を。晴走雨読もいいもんですね、と。

今日は、矢中の杜のことを書いてみようと思います。

5月6日、つくば市北条地区を竜巻が襲ったことが日本中でニュースになりました。
僕自身は職場で仕事をしていたので被害も何もありませんでしたが、
その北条地区は僕が2年前くらいからちょくちょく遊びに行っていた矢中の杜のある場所で、
僕はその日以降、北条のニュースが出る度に「あの人は大丈夫だろうか、
あの街並みは壊されてしまったんだろうか」、と心配になっていました。

筑波山のふもと、つくば道の起点となる北条商店街はかつて江戸時代なんかは
物見遊山のメッカだったそうで、それはそれは栄えていたそうです。
でもそんな隆盛も今は昔、今ではつくば山にはTXからバス直通で山道入口まで行けてしまうので、
北条商店街は華麗にスル―されてしまっている状況です。

でも、歩いてみるとわかりますが、昔の街並みを自然のままに残しているこの商店街は
とても気さくなおじいさん、おばあさん、おじちゃん、おばちゃん、それと自然が好きな
筑波大の学生さんたちもいたりして、陽だまりみたいなあったかい雰囲気が残っています。

そんな環境の中で、僕たちはつくばに住んでる、つくばで活動している友人たちと、
東京にいながらつくばに縁のある友人を集めてこんなイベントも実施してみたりしてました。

★フォトトランプサイクリング
http://otonazukou.art.coocan.jp/tsukuba.html

つくばの街中を自転車で駆け巡って、撮ってきた写真でトランプを作るワークショップ。
発表会のあとはつくばや茨城に縁のある食材を使って矢中の杜でバーベキューをしました☆



★つくリエイティブ~たべる×つくる×とざん~
http://otonazukou.art.coocan.jp/pg43.html
http://kijimasashi.blogspot.jp/2010/11/1024.html

筑波山に登りながら、それぞれの気に入った場所で写真を撮っていき、最後にそれを集めて
壁紙画像を作りました。こちらもご飯は地産・季節のものを使って矢中の杜でいただきました。
文化財の中で、大人数で食卓を囲んでご飯を食べる、いい時間でしたね。^^



個人的にも都心でもやもやしてきたときには矢中の杜に泊まらせてもらったり、
こじんまりと鍋をしたり、邸宅公開に向けての準備の時期には掃除を手伝いに行ったり、
初めて自分に文化財との関わりを作ってくれた場所であり、
地方に拠点を持つことに目を向けるきっかけになった場所でもありました。

それは、今の自分の国分寺に住みながら、奥多摩で週末を過ごすライフスタイルにも
つながっていると思います。

そんな思い出深い、またお世話になった人たちのたくさんいる矢中の杜をはじめとした
北条商店街も、今は竜巻からの復興に向けて活動中。
お休みになっていた矢中の杜の邸宅公開も再会されたり、地域のみなさんの休憩所や
商店街の情報共有のための北条街かど新聞の事務所代わりにもなっているそうです。

僕は東京で暮らしていて、今はそんなに頻繁につくばに行けるわけではないですが、
そんな現地で頑張っている仲間に「何か出来ることある?」って連絡をしていたところ、
「できれば、きじの友人のみなさんに復興のための寄付のサポートをお願いしたい」とのことで、
もしよければ少しでいいのでみなさんにもサポートをお願いできればと思って、
今回はそんな矢中の杜のことを書かせてもらいました。

<矢中の杜復興に対する寄付のお願い>
http://yanakanomori.tsukuba.ch/e165986.html

地震も竜巻も、いつどこで発生するかわかりません。(原発はなくせると思いますが)
今回竜巻被害を受けた北条地区に、僕たちが学ぶことは多々あるんじゃないかと思います。

代受苦者っていう言葉もある通り、僕たちは自分が受けるはずだった苦しみを誰かが
代わりに受けてくれる中で暮らしていて、自分だっていつそんな状況になるかはわからないと思います。

だからこそ、できることをできるときに。

元通り以上になった北条商店街をいつか訪れることを楽しみに、
これからも応援していきたいと思います。

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