<本の紹介>
TOSHIとの友情、HIDEの死。X JAPANの誕生から解散、再結成までの軌跡と、自らの生い立ち、そして父の死―。すべての真実をYOSHIKIが初めて語る。
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忌野清志郎さんが亡くなって、青山霊園にファンの献花の行列が出来てて、hideのときのことを思い出したりして。あのときは信じられなくて、現実を受け入れられなくて、多分あのときが妹に一番きつくあたったときだったなと思ったり。ごめんなさい。今回の清志郎さんもすごく偉大な人を亡くしたと思ったけど、当時高校生でhideにはまりまくってた俺にとってはあの事件はあまりにも大きな死だった。でも、「hideが悲しむことはしない」って生きていくことを選んで良かったなと今は思います。
で、久しぶりに当時のスポーツ新聞(大事に持ってる)を読んでみたりして。25000人も並んでたんだよね。どれだけの人の力になった人だったろう。そんなhideの年齢に自分が近づいてきてることに気づいて、「超大好きだけど絶対負けたくない」hideの何分の1かでも自分が誰かを助けてあげられることができるようになれてっといいな、と思います。思えば、骨髄バンクもhideが入ってなきゃ入らなかったんだろな。。。
そんな中、フラッと寄った書店でこの本を見つけて、即購入。
読んだところでhideは帰ってこないけど、やっぱり読んでみたかった。
(注:タイトルがYOSHIKIなのにhideのことばっか書いてるのには理由があって、俺が読みたかったのはYOSHIKIを通したhideのことだったからです。もちろん、YOSHIKIも好きだけど。)
で、本を読んでみて。
若干自分の世代よりは上だったのもあって(大学あたりで、「あと10年早く生まれてれば」って言ってた自分が懐かしい)、Xとしての活動を生では知らなかったけど雑誌も読み漁ってたし、ビデオやCDは擦り切れる程見たし、聴いてた。でも、その結成に至るまでのYOSHIKIとTOSHIが小学生で出会ってからのことや、PATAの名前の由来、TAIJI脱退の秘密とか、どうやってEXTASY RECORDを立ち上げたのかとか、その膨大な練習量のこととか知らないことも多くて、読んでてめっちゃおもしろかったです。
ただ、あんま褒められたもんじゃないことも結構書いてあったりして、予想はしてたけどガッカリした部分もあった。ま、人間だもの。全部パーフェクトなわけじゃないすよね。
で、そんなこの本でhideが死んでからのYOSHIKIのことを知って、少し親近感が沸きました。なんか、自分が考えたことと似てて。そりゃXのリーダーなんだし、マスコミ対応とかいろいろあったと思うけど、hideのことを大好きだったのはよく伝わってきた。むしろ、XはYOSHIKIあってこそでもあり、hideあってこそでもあったことが改めて感じられて、読んで良かったです。YOSHIKIも「音楽で人の役に立とう」って思って動いてきたんだ。Xがどんなに奇抜で、最初白い目で見られてたかは想像することしかできないけど、本質的にはみんなとそう変わらないんじゃないかなと思います。
瞬間の美学、今を完全燃焼させて生きること。
そういうことに気づかせてくれて、エネルギーをたくさんもらった大好きなバンドを結成して全国、いや全世界に自分たちの音楽を届けたYOSHIKI。すごい人だと思います。
高校時代に自分の大好きだったhideと、クラスメイトでもありバスケ仲間でもあったT之内を同じ時期に失ったことはすごく悲しかったけど、今思うと甘かった俺はすごく大事なきっかけをそこでもらった気もする。
人は、人との関係の中で生きていくんだ。全てが常にうまくいくなんてことはないけど、いつかどこかで終わりが来るからこそ、今を一生懸命に生きていこう。前を向いて、自分にできることをしていこう。それをかみしめることになった本でした。
書評じゃなく、自分の思い出話になっちゃったけど、もし良かったら読んでみてください。
TOSHIとの友情、HIDEの死。X JAPANの誕生から解散、再結成までの軌跡と、自らの生い立ち、そして父の死―。すべての真実をYOSHIKIが初めて語る。
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忌野清志郎さんが亡くなって、青山霊園にファンの献花の行列が出来てて、hideのときのことを思い出したりして。あのときは信じられなくて、現実を受け入れられなくて、多分あのときが妹に一番きつくあたったときだったなと思ったり。ごめんなさい。今回の清志郎さんもすごく偉大な人を亡くしたと思ったけど、当時高校生でhideにはまりまくってた俺にとってはあの事件はあまりにも大きな死だった。でも、「hideが悲しむことはしない」って生きていくことを選んで良かったなと今は思います。
で、久しぶりに当時のスポーツ新聞(大事に持ってる)を読んでみたりして。25000人も並んでたんだよね。どれだけの人の力になった人だったろう。そんなhideの年齢に自分が近づいてきてることに気づいて、「超大好きだけど絶対負けたくない」hideの何分の1かでも自分が誰かを助けてあげられることができるようになれてっといいな、と思います。思えば、骨髄バンクもhideが入ってなきゃ入らなかったんだろな。。。
そんな中、フラッと寄った書店でこの本を見つけて、即購入。
読んだところでhideは帰ってこないけど、やっぱり読んでみたかった。
(注:タイトルがYOSHIKIなのにhideのことばっか書いてるのには理由があって、俺が読みたかったのはYOSHIKIを通したhideのことだったからです。もちろん、YOSHIKIも好きだけど。)
で、本を読んでみて。
若干自分の世代よりは上だったのもあって(大学あたりで、「あと10年早く生まれてれば」って言ってた自分が懐かしい)、Xとしての活動を生では知らなかったけど雑誌も読み漁ってたし、ビデオやCDは擦り切れる程見たし、聴いてた。でも、その結成に至るまでのYOSHIKIとTOSHIが小学生で出会ってからのことや、PATAの名前の由来、TAIJI脱退の秘密とか、どうやってEXTASY RECORDを立ち上げたのかとか、その膨大な練習量のこととか知らないことも多くて、読んでてめっちゃおもしろかったです。
ただ、あんま褒められたもんじゃないことも結構書いてあったりして、予想はしてたけどガッカリした部分もあった。ま、人間だもの。全部パーフェクトなわけじゃないすよね。
で、そんなこの本でhideが死んでからのYOSHIKIのことを知って、少し親近感が沸きました。なんか、自分が考えたことと似てて。そりゃXのリーダーなんだし、マスコミ対応とかいろいろあったと思うけど、hideのことを大好きだったのはよく伝わってきた。むしろ、XはYOSHIKIあってこそでもあり、hideあってこそでもあったことが改めて感じられて、読んで良かったです。YOSHIKIも「音楽で人の役に立とう」って思って動いてきたんだ。Xがどんなに奇抜で、最初白い目で見られてたかは想像することしかできないけど、本質的にはみんなとそう変わらないんじゃないかなと思います。
瞬間の美学、今を完全燃焼させて生きること。
そういうことに気づかせてくれて、エネルギーをたくさんもらった大好きなバンドを結成して全国、いや全世界に自分たちの音楽を届けたYOSHIKI。すごい人だと思います。
高校時代に自分の大好きだったhideと、クラスメイトでもありバスケ仲間でもあったT之内を同じ時期に失ったことはすごく悲しかったけど、今思うと甘かった俺はすごく大事なきっかけをそこでもらった気もする。
人は、人との関係の中で生きていくんだ。全てが常にうまくいくなんてことはないけど、いつかどこかで終わりが来るからこそ、今を一生懸命に生きていこう。前を向いて、自分にできることをしていこう。それをかみしめることになった本でした。
書評じゃなく、自分の思い出話になっちゃったけど、もし良かったら読んでみてください。
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