<本の紹介>
秀吉に仕えて一介の野武士から十一万石の大名に、やがて悲運の最期をとげる前野将右衛門の生涯を、新史料を駆使して描く戦国ロマン
三国志を読んで以来、「歴史小説は勉強になる。うん、読もう!」と感じてた。
そんな中どっかの本でオススメされてたこの作品。
恥ずかしながら、遠藤周作の作品と言っても何一つ知らなかったです。
この人が知られていることは知ってた。でも、何故知られているかを考えたことはなかったし、今もわかってないです。これから色んな本を読み比べていく中で、そんなテーマも考えて行けるといいなと思います。
で、この本。
正直こういう主人公は好きでした。自分の好きな女の子にうまいこと思いを伝えることはできず、その女の子を信長に取られ、その信長への奉公を「あの子取られたから絶対やだ」とか言っても結局は女の子に流され奉公する。でも飽きっぽいし本気で従ってないから続かない。
で、バカにしてた秀吉に力を貸したらあれよあれよと、、、
良禽は木を選ぶ。
いい家来は主人を選ぶ。
誰と一緒にいたいのか、誰と一緒なら自分と家族を守って行けるのか。
それは、今の社会でもそんなに変わらない。仕事の選択肢は確かに増えてる。
「どんな仕事でもやれよ!やんねぇと斬る。」このご時世、そこまでは言われない。
でも、どんな業界、どの会社って選んだとしても、結局はそこのトップだったり、直属の上司だったりを下はよく見てる。理不尽な要求だったり、受け入れられない価値観だったり、選びたくない選択肢でも仲間や家族の為を思えば逃げられなかったり。
似てるよ、というか、変わらないよ。
自分についてきてくれる後輩や、自分に声をかけてくれる仲間ももちろん大事にしなきゃだけど、たまにはそれだけじゃなくやりたいことやっちゃったりするとこも変わらない。
自分の活かし方って意味じゃ、考えさせられるとこはあったかな。
もしも自分にその仕事を遂行できるような能力がない場合、それでも結果を出さなきゃいけない場合、あなたならどうしますか?
「できません、誰か他の人をアサインして下さい。」これもある意味正しい判断だろう。
医者とか命を預かる仕事なら、「やればできるかも?」なんて成功率の仕事をしちゃいけない。でも、これでその人の評価が上がるかと言えば、人によっては下がるかもしれない。
結局、できてないわけだから。そいつを食わしてる意味がないわけだから。価値を提供できてないわけだから。
そうでなく、誰ができるのかを見極めてできる人と一緒にやっていく、このスタンスを取れると基本的には何でもやれるんだろうな、と思いました。
この主人公の最大のファインプレイは、秀吉との出会いを逃さずにしっかり捕まえたことだった。それには、秀吉が他の人とどう違うのか、他の人との付き合いから学んでおく必要があったはずだ。それをしてたからこそ、見えたものがあったんじゃないかなと。
そういう意味で、今いろんな人に会っておくことって大事だろなと思いました。
遠藤周作の代表作は他にもあると思うけど、さくさく読めるんで読んでみてもいいと思います。
秀吉に仕えて一介の野武士から十一万石の大名に、やがて悲運の最期をとげる前野将右衛門の生涯を、新史料を駆使して描く戦国ロマン
三国志を読んで以来、「歴史小説は勉強になる。うん、読もう!」と感じてた。
そんな中どっかの本でオススメされてたこの作品。
恥ずかしながら、遠藤周作の作品と言っても何一つ知らなかったです。
この人が知られていることは知ってた。でも、何故知られているかを考えたことはなかったし、今もわかってないです。これから色んな本を読み比べていく中で、そんなテーマも考えて行けるといいなと思います。
で、この本。
正直こういう主人公は好きでした。自分の好きな女の子にうまいこと思いを伝えることはできず、その女の子を信長に取られ、その信長への奉公を「あの子取られたから絶対やだ」とか言っても結局は女の子に流され奉公する。でも飽きっぽいし本気で従ってないから続かない。
で、バカにしてた秀吉に力を貸したらあれよあれよと、、、
良禽は木を選ぶ。
いい家来は主人を選ぶ。
誰と一緒にいたいのか、誰と一緒なら自分と家族を守って行けるのか。
それは、今の社会でもそんなに変わらない。仕事の選択肢は確かに増えてる。
「どんな仕事でもやれよ!やんねぇと斬る。」このご時世、そこまでは言われない。
でも、どんな業界、どの会社って選んだとしても、結局はそこのトップだったり、直属の上司だったりを下はよく見てる。理不尽な要求だったり、受け入れられない価値観だったり、選びたくない選択肢でも仲間や家族の為を思えば逃げられなかったり。
似てるよ、というか、変わらないよ。
自分についてきてくれる後輩や、自分に声をかけてくれる仲間ももちろん大事にしなきゃだけど、たまにはそれだけじゃなくやりたいことやっちゃったりするとこも変わらない。
自分の活かし方って意味じゃ、考えさせられるとこはあったかな。
もしも自分にその仕事を遂行できるような能力がない場合、それでも結果を出さなきゃいけない場合、あなたならどうしますか?
「できません、誰か他の人をアサインして下さい。」これもある意味正しい判断だろう。
医者とか命を預かる仕事なら、「やればできるかも?」なんて成功率の仕事をしちゃいけない。でも、これでその人の評価が上がるかと言えば、人によっては下がるかもしれない。
結局、できてないわけだから。そいつを食わしてる意味がないわけだから。価値を提供できてないわけだから。
そうでなく、誰ができるのかを見極めてできる人と一緒にやっていく、このスタンスを取れると基本的には何でもやれるんだろうな、と思いました。
この主人公の最大のファインプレイは、秀吉との出会いを逃さずにしっかり捕まえたことだった。それには、秀吉が他の人とどう違うのか、他の人との付き合いから学んでおく必要があったはずだ。それをしてたからこそ、見えたものがあったんじゃないかなと。
そういう意味で、今いろんな人に会っておくことって大事だろなと思いました。
遠藤周作の代表作は他にもあると思うけど、さくさく読めるんで読んでみてもいいと思います。
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