2003年11月14日金曜日

精霊流し

今日はいい天気だったっすねぇ~、こーいう日の洗濯は気持ちいいや(俺んち日当たりないけど)。

んで今日ね、「精霊流し」の試写会に行って来た。
あのさだまさしの有名な曲もある、亡くなった人を弔うために船作って流す長崎の伝統行事をテーマにした作品だったんだけど、すっげぇ~良かったよ!
ぜひともみんなに見て欲しいと思った。

俺は個人的に、親近感感じたなぁ~。
だからかもしんないけど、ひさびさに泣いちった。

親父の出身が長崎で親類が結構長崎に住んでたり、俺も今年長崎は2回行ってっからそんとき行ったとこが映画に出てたり(オランダ坂や東山手洋風住宅群、眼鏡橋とか・・・)、そーいうのあっとこの映画を他人だと思えないっつーか・・・まぁそんな感じでちと自分と重ねて見たりしてた。

んで、この映画見て思ったのは、“俺も親が生きてるうちに孝行してあげたいな”、“もっと感謝して生きないとな”ってこと。

今の俺は自分のことだけ考えて生きてんなって感じた。
酒飲んで、旅行行って、サッカーやって・・・好きなことしてばっか。
俺の親だって自分のしたいことがあっただろうに、今は俺とか俺の下に続く弟、妹のために自分のしたいこと我慢して一生懸命働いたりメシつくってくれたり、俺らのことをなんも言わないで支えてくれてたって事実。
それに対して俺はなんて配慮のないこと言ったりしてたんだろ、て。

俺がこんなこと親に言ったって「親として当たり前」とかって一蹴されっかもしんない。
けど、それができない親だって世の中にはたくさんいるんだし、子供にとって一番大事なことがなんなのか、それを大事にしてくれていたからこそ今の俺があるんだよね。
他のみんながどういう環境にいるんだかわかんないけど、俺はそう思ったんだ。
そこをはき違えて、「俺はあんたの子供なんだからメシ食わしてもらうのが当たり前だ」「俺のやることにいちいち口出すな」なんて言語道断だし、そーいう奴はマジ身の程知らずもいいとこだよね。
今までも、一人暮らし始めてから親のありがたみが身に染みてわかったなと思ってたけど、感謝しながらも自分にとってのメリットしか考えてなくて、気づくべきとこに今更気づくなんて・・・てまだまだ未熟者だなって感じた。
自分の恵まれた環境に感謝したいと思った。

親の心子知らず。
20年以上も生きてきて、今まで一度も考えもしなかったんだもんなぁ。
でも、親がいなくなっちゃう前に気づけて良かった、とも思った。

これからは、俺が親の夢ややりたかったことを代行することはできないけど、親に感謝しつつ、自分のしたいことをどんどんやってこうと思った。
それが親の楽しみになるかな、て思うんで。酒もどんどん飲んでやろうと思った。笑

んで、もう少し顔見せに実家に帰ろっかな。

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