2012年10月2日火曜日

いざ、日原鍾乳洞へ!

国体ロードレース観戦を終えて、trekklingのお店の営業に備えて準備を進める沼倉さんとまーくんの2人。

僕の方も、秋の奥多摩トレックリングの下準備という名目で、今度は日原方面に行ってみることにしました。
奥多摩駅に到着したときに立ち寄った船越さんのご自宅はそちらの方にあるということで、近況の話なんかをしていたら「きじくんにはぜひ行ってみて欲しいなぁ~。」「僕が惚れ込んで住んでいる、自然の中にある集落なんだ。」「僕の休みが合う時があれば、ツアーガイドもさせてもらうよ。」って。
そんなこと言われちゃったら、見に行かないわけには行かないじゃないですか。

それにしても今日は、奥多摩湖方面と日原方面のどちらもを押さえられるなんて、なんとも欲張りな一日です。
(ちなみに前半の国体ロードレース編はこちらです。)

そんなわけで、一路日原方面へ。
下調べはしたことないけど、一本道だし電動だしまぁなんとかなるかなと出発。

出発してしばらくして、、奥多摩駅近くの工場が小さく見えるくらいになると、
坂はそんなにキツくはないけど、登りが続いてどんどん人の気配が減っていきます。
いや、自然の濃さが強まるという方が正しいかもしれません。

なんか、僕一人だけがここにいる、みたいな感覚。
うーん、こういうのも新鮮かも。どんどん進んでいきます。

と、とってもいい雰囲気の渓流沿いの釣り場を発見。
こういうところ、仲間みんなで来て半日過ごしたりしたら気持ちいいだろうなぁ~。

いざ、日原鍾乳洞へ!
TOKYOトラウトカントリー
かつての橋の残骸なんかもありました。
壊したというか壊されたような、、増水で壊れちゃったりしたのかな。

いざ、日原鍾乳洞へ!
橋の残骸

道中はずっと日原川沿いに登っていくのですが、うーんせせらぎの音もそうですが、その水の透明度にも癒されますね。
多摩川と合流する前の、ほとんど人の手の加えられていない川の流れ。
冷たくて気持ちいいだろうなぁ~。

いざ、日原鍾乳洞へ!
透明度の高い日原川

あっ!あんなところにトロッコ?が!
見上げたところに今は使われていないだろう、かつての形をとどめた物体がまるで浮かんでるように存在してます。

いざ、日原鍾乳洞へ!
空中トロッコ

そうこうしてるうちに、聞き覚えのある「倉沢のヒノキ」の看板を見つけたので、ちょっと自転車を止めて登ってみることにしました。
ちょっと登るくらいかな、と思っていたら、20分くらい登ってようやく見えてきました。
近くにいくと神々しい雰囲気というか、明らかに周りの木々とは存在感が異なる木が。あれですね。

いざ、日原鍾乳洞へ!
倉沢のヒノキ


いざ、日原鍾乳洞へ!
すごい根周り

樹高34m。
千年の大ヒノキと地元では呼ばれている、都内最大のヒノキだそうです。

大きな木には、それを支える深い根が必要。
この神々しい倉沢のヒノキも、その巨体を支えるために広く、深く根を這わせいるんですよね。
出る杭は打たれる、でも打たれなきゃ打たれ強さなんか身につかない。これは人間でも同じですかね。
これだけの強さを身につけるために、雨風に打たれた数はいざ知れず、その度ごとに、もっと深く、もっと深くと根を這わせてきたその時間と、生命力に自分もまだまだ頑張らなきゃなぁとか思うのでした。

そんな倉沢のヒノキをあとにして、次はお昼時ということでねねんぼうにやってきました。
ここはかつて船越さんが料理長をされていた旅館で、ご飯も食べられるということで寄ってみたのですが、高台にあって景色も素晴らしい雰囲気のいい宿なんだけど大通りから一本入っているからか、訪ねてくる人は少なそうです。
ちょうど地元の方々がご飯を食べていて、船越さんの話をしたらやはりご存じでしたね。
なんだか初めて会う人たちと共通の話題がある、というのは嬉しい感じがしました。

いざ、日原鍾乳洞へ!
やすら樹の宿 ねねんぼう

そして、今日見てきた奥多摩のロードレースのこととか、奥多摩駅から自転車で登ってきたことなんかを話してみたり。
都心みたいに人の数は多くはないけれど、その分1人ひとりを見て話をしてくれる人がたくさんいて、こんな風にいきなり来ても受け入れてもらえるっていうのは嬉しいことでした。

いざ、日原鍾乳洞へ!
いただいた田舎そば

そしてお腹も満腹になって着いた先は、日原鍾乳洞!
今日のロードレースの交通規制の影響か、鍾乳洞近くはクルマがとっても混んでいました。が、僕は自転車なのでスイスイとすりぬけて前に進んでいきます。この辺のストレスのないところは、サイクリングの良さでしょうね。^^

いざ、日原鍾乳洞へ!
日原鍾乳洞!

入ってみると、超~寒い!
一年中11℃で一定の鍾乳洞の中はヒンヤリしていて、サイクリングでかいた汗が一気に引っ込みました。

いざ、日原鍾乳洞へ!
いざ洞窟の中へ!

さすがにシーズンだけあって家族連れもいたし、友だちみんなで来てる人もいて、自分一人がポツンと1人になるようなタイミングはなかなかなかったけど、成田山のものよりも大きい水琴窟や、どれだけ高さがあるのかわからない「天井知らず」と呼ばれる場所があったり、一番大きい広間なんで鍾乳洞としては僕が入った中では最大クラスのもので、さすがは関東随一と称されるだけの鍾乳洞だなと思わされました。

ここは、奥多摩に来たらぜひ訪ねて欲しいスポットですね。

そして鍾乳洞から出てきて、ご家族で来られてる方の記念写真を代わりに撮ったりしてあげていたら、中には気さくに話しかけてくれるパパさんなんかもいたりして、「奥多摩駅から電動自転車でサイクリングしてきたんですよ~。混まないし自分のペースで走れるしで、気持ちいいです。」「なるほどね~そんなのもあるんだね~。いいね!自転車もかっこいいし!」「風も気持ちいいし、下り坂とか爽快ですよ。」なんて話も弾む弾む♪

そんな感じでしばらくゆっくりして、日原から奥多摩までの下り坂を駆け抜けて帰ってきました。
行きでは気づかなかったけど、奥多摩には廃線スポットがたくさんあるそうです。
この写真の手前の草ぼうぼうの橋も、その一つなのかな。

いざ、日原鍾乳洞へ!
古い橋と工場。

マイペースなのんびり旅だったけど、日原方面のたくさんの魅力を知れた楽しい旅になりましたとさ。


今度は奥多摩トレックリングとして、仲間を連れて遊びに行けるといいかなぁとか思います。そんな企画もしていきますので、楽しみにしててくださいね~☆

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