2013年8月30日金曜日

本「きけわだつみのこえ」

「戦争によって流された血は、ふたたび、それが決して流されぬようにすること以外によってはつぐなわれない。」―戦争で死んでいった学徒兵たちの手記をそのまままとめた1冊。自分が大事に思っている人たちのために、自分の夢を抱えながら、おかしいだろと思いながら、死地に赴く。それをかっこいいとは思わなかったし、まさかばかだなぁなんて思いもしない。
ただ、自分の知っている人の中にも、戦争に参加していた人の中にはいまだに靖国にはお参りをしない人もいる。「死んでいった戦友に見せれるものを」って頑張っている姿には、どうしたって胸を打たれる。
教科書じゃなく、他国の評価じゃなく、自分の国の、まだ手の届くところにいる人たちに起こった出来事として、今の形に残してくれた先輩たちがガッカリしない未来をつくっていきたいよな、と改めて思った1冊でした。

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