2009年7月4日土曜日
Breakers Over the Mountain '09夏
この週末で、毎年恒例のBreakers富士登山に参加してきました☆
Breakersの活動の柱となる夏の富士登山も、今回で8回目。
俺自身は9度目の富士登山。
今回は運営側から「初めて登る人が多いんで、経験者としてもぜひフォローして欲しい」って呼んでもらって参加した。で、どーせ参加するなら楽しい方がってこれまでの富士登山(やBreakersの他のイベント)を通して知り合ってきた仲間や、自分の周りで興味のありそうな人に声をかけて一緒に参加させてもらって。
(運営のみんな、手続きとか遅れ気味でごめんね。)
んっで、総勢42人(だっけ?)の大所帯で新宿からバスで富士山直行。
毎年なじみの、富士宮口から御殿場口に迂回して赤岩八号館に泊まって頂上を目指す、いつものコースで山頂を目指しました。
今回はあんまり知ってる人がいなかったけど、いつものことなんで気にしません。笑
このBreakersに集まってる人たちの人柄が、気さくで優しくてフレンドリーないい奴ばっかなのは知ってるし、そういう人たちが「こいつとなら」って声をかけた人たち、そしてなんといっても「富士登山」ていう同じ目的を持った人たちだって知ってるから初めて会った人とでも気軽に話せて打ち解けられたりして。
ま、同じチームで登れたらいいなと思ってた人と分かれちゃったりもしたけど、学校の席替えと一緒で全員の希望を叶えるチーム割りなんて不可能だもんね。自分よりも、初めて登る人たちの関係を大事にしてもらってたなら全然構いませんでした。
今回は5合目の天気は曇り(登る身としては、最高の天気です)。残念ながら5合目からはこれから登る富士山の全貌は少し経たないと見えてこなかったけど、何年か前の土砂降りの中のスタートに比べたら比較にならないほど順調な滑り出しでした。残雪のニュースも見てたから「少し寒いんだろうな」と思って用意してきた服は気温的にほとんどいらなかった(その分、荷物としては重くはなかったけども^^;)。
一緒のチームで登ったメンバもすごいいい人たちで、みんなでお菓子をシェアしたり声を掛け合ったり、登山しながらお互いの仕事や最近のこととか、趣味の話をしてみたり、ゆっくりゆっくり登りながら仲良くなってって良かったです。すげぇ、居心地のいいメンバでした。ありがとう☆
自分は今回富士登山の経験者として、初めて登るメンバーをフォローすることを目的として登ってた。初めて登るとき、どんな準備をしたらいいか、どう登ったらいいか、経験者が1人でもいることってすごく頼りになるし安心だと思うから。
俺は他の面ではそういう存在にはなれないけど、富士登山にかけては同世代ではなかなかいない経験を持ってる。それが、"一緒に登る誰かの支えになれば"と思って参加したし、そういう初めて登る人たちの新鮮な感動や驚きを自分の過去の記憶に重ねて、「こんな経験俺もあったな~」とか「あんとき一緒に登ってたあいつ元気かな」とか懐かしく思い出すことがあったり、逆に教えられることがあったりですごくいい経験になりました。
そんな懐かしいメンツがもしこれを読んでくれてたら、また会いたいすね。思い出話に花咲かせたいすね。今回一緒に登ったみんなとも、そんな関係になれたらいいなと思ってます☆
完全にフォローできてたわけじゃないけど、こんな場面で意外と役に立ててたんじゃないかとひそかに思ってたりして。
◆食料を選んでたとき
「水やお茶より、水分補給効果の高いスポーツドリンクを選ぶべきだしょ。」
「2リットルの水を買うなら、1リットルを2本にすべき。山小屋に荷物として片方を置いていけるからね。」
「お腹いっぱいにすると体調を崩すこともあるから、ちょびちょび食べる量を調節しやすい『おにぎり多め』の方が開けたら全部食べなきゃいけない弁当より都合が良いと思うよ。」
「登山中に出るゴミは捨てられないから、食べたら小さくできる容器に入っている食料じゃないと荷物が小さくならないからね。弁当やプリングルスじゃなく、おにぎりやウィダー、チョコや飴を選んでおくのがコツかな。」
「高山病にはバファリンがめちゃくちゃ効く。不安なら、買っておくといいよん。」
「頂上でなんでも買えると思わない方が良い。ビールとか冷えてた方が良いものは買わなくていいけど、基本は下で準備をしてった方が安心だし、結果的に安いよ。」
◆登るとき
「高さに慣らすために休憩を多く取るのもいいけど、基本は「止まらず、ゆっくり」がコツ。」
「コースを直線で登る方が確かに近いけど、ジグザグに登った方が斜度をおさえることができるから登りやすいんだよ。」
「飴をなめながら登ることで、「だ液が出るから水分補給できる」「カロリーを摂取することで体温を落とさずに済む」「口呼吸によって酸素を多く取り込める」の3つを同時にできるから、休憩のときに何か食べるのもいいけど登ってるときにも何かなめてるといい。」
「砂利の細かい道をつま先だけど登ろうとすると滑るから、できるだけかかとからつま先をつけて足の裏の面を大きくして登ること。そうすると不思議と滑らないから。」
「ごろごろしちゃう石でなく、石を避けるのでもなく、富士山のでっぱりを探すこと。そこは足場として絶対滑らないし、とっても使いやすいよ。」
◆下山するとき
「足を真下に向けて下りてくと足の体重のかかる部分が小さくて負担が大きいから、足を横にして面積を大きくしながら下りると下りやすいよ。」
「スノボやスキーやるなら、下山道をコースに、石をコブに見立てて、平坦でダメージを受けずに下りれそうなコースを探しながら下りると楽しめるよ。」
「砂利道で足を踏ん張るのは筋肉をすごく使うから、むしろ少し砂利で滑っていく感覚を持てると楽かもしれない。」
「5合目で着替えるし荷物の整理をするから、8合目の出発時点で5合目出発のときの格好に戻る必要はないんじゃない。」
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残念ながら今回は山頂付近で雲の中に入ってしまって、山頂に出ても暴風の中で剣が峰のある観測所も全く見えず、火口の底も見えず、山頂に来れたことを楽しめるような雰囲気ではなく、ご来光も見れませんでした。山頂のからの景色や影富士とか馬の背とか見せてあげたり経験してもらったりしたかったんだけどできなかったな・・・。
それでも、12年振りと言われる残雪状況の中みんなで声かけあって、手ぇ引いて登ったり荷物をフォローしてあげたり助け合って、1人の脱落者も出さずに全員で山頂まで行って、下山してきたみんなの顔には「日本一の山の山頂まで行ったんだ」って達成した喜びをたたえた充実した笑顔があって、一緒にその喜びをかみしめられることを幸せに思いました。
自分としても、ヤバいと思って体力作りに急遽励んだかいもあり、まだ山頂に行けることが確かめられて良かったし。はは。
山小屋のおばちゃんやおじちゃんも相変わらず健在で、「お、今年も来たね。今年は天気よくて良かったねぇ~」とか声をかけてくれたり、今年からバイトで入ったって2人のお兄さんとも話して仲良くなれて。インドから帰ってきたばっかりで、「富士山は寒いけど人のあったかさに触れられてここはすごくいいです。」って話してるのを聞いてすごく実感を持って納得できて、そんな価値観を共有できることが嬉しかったし、自分たちBreakersの話も「『困難を仲間と乗り越えて、達成して流す嬉し涙』みたいなとこをコンセプトにして、昔は大学の仲間で集まって、今はそれぞれが社会人になってそれぞれにできた仲間を呼んで、昔の仲間と富士山のいつものコースと山小屋って変わらない部分と、そこで変わる部分、新たな仲間や登山を楽しみに来て偶然すれ違ってく人たち、今の僕とあなたみたいに出会う人たちや毎回違う天気を味わいながら、大事にしながら、ずっと活動を続けているんです。」って話したらすごく共感してくれて。「また来年もぜひ来てくださいね!みなさんのお手伝いをさせて欲しいし、応援したいです。また会いたいです。」って言ってくれて。
赤岩八号館のスタッフのみなさん、今回も本当にお世話になりました。
あんな遠くにも、自分を覚えてくれてる人や、会うのを楽しみにしてくれる人たちがいる。人生は山登りみたいなもんで、何かを目指して頑張っていくけど、達成してもそこにずっと居続けることはできない。いつか下山して、余韻を味わったりしながら、また何か目標を見つけて挑戦を続けていくんだ。そういうことを思い出すいい機会として、日本で、いや世界で一番美しいと思う山に登り始めて早9回目。
今はこの富士山と別に、自分で挑戦してる目標、取り組んでいきたい目標もいくつかある。そのうち次にここに来るまでに、いくつの目標を達成できてるかな。いくつ新しい挑戦を見つけられてるかな。どんな高い山に登れてるかな。どんな高い山でも登ってやるし、一緒に登った仲間にも、そうであって欲しいと思います。俺にできる応援ならいくらでもするし、もし力になって欲しいときは遠慮なく頼らせてもらうから、これからもそんなもちつもたれつをしながら一緒に目標に向けて頑張っていける仲間でいられるといいなと思います。なんたって俺たちは、日本で一番高い山にだって一緒に登れた仲間なんだから。一緒なら登れない山は日本にはないんだから。
「よく毎年行く気になるね、一回行けば十分ジャン」と言われるけど、やっぱ今回も行って良かったと思えるものがあって、気づかせてもらえることも多くて。大自然の中の空気は本当に澄んでいておいしくて、世界中の料理の揃う華の都大東京でも味わえない、大事にしたい環境だよなとか改めて思いました。
これからもここで出会えた経験と、仲間と共に、笑っていけるといいなと思います。
今回一緒のチームで登ったIぐっちゃん、Fくちゃん、Kのぴー、Hるなちゃん、Nなちゃん、Sげちゃん、Aこちゃん、楽しい富士登山をありがとう☆
他にも参加した面々、全員としゃべれたわけじゃないけど気さくに話しかけてくれてありがとう。おかげで山小屋も行き帰りも楽しい時間になったし、いい仲間に恵まれたと思います。また打ち上げでいろいろ話せるといいすね、これからもよろしく!
最後に運営スタッフ、Aきらさん、Yきち、Yっそ、Sり本当におつかれさまでした。このBreakersの活動は本当に貴重な体験のできる、いい仲間が集まってると思うしいい活動だと思ってます。昔幹部をやってた団体が今も同じコンセプトでいろんな仲間を笑顔にしていってるのは個人的にも嬉しいし、今でも参加させてもらえてすごくありがたいです。気づけば、参加者としては一番の古株になってるけど、これからも一緒に楽しんでいきませぅ☆
ではではみなさん、今日から仕事の人もいると思うけど頑張ってくださいね。
またどっかで会えるのを楽しみにしてます☆
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