2017年2月22日水曜日

漫遊記:信長協奏曲

こんにちは、きじです。

続いてはマンガの記録です。今年は、マンガもたくさん読んでいこうと思っています。
普段はマガジンやモーニングを多少読むくらいですが、そんな自分にもマンガナイトのメンバーは会う度にいろんなマンガを教えてくれる。それが雑談ベースの思いつき、暇つぶしに話していた話であっても、それも縁と思って読んでってみたら自分では選ばないマンガも多いし、楽しみは広がるだろうなと。
それに、「これも学習マンガだ!」の2016年版の発表会に去年参加した際に里中満智子先生が「マンガはたくさん読んでも大した金額にはならないが、そこから学べることは大いにある」みたいなことを話していて、「確かに考えてみるとそうだよな~」と共感したことは自分のどこかに引っかかってたみたいでした。

だから「今年はマンガも読もう。そのために多少お金がかかったとしても、1回読むとこまではいいじゃないか」と思うことにして、一気に読み進めてます。


で、いくつか読み進めている中でまずはこちらの「信長協奏曲」。
ドラマや映画にもなっているみたいですね。そういう意味じゃ、世間でも評価の高い作品だったのかな。

現代から戦国時代に時代を越えた主人公が信長として生きていく、それ自体はよくある物語ではあると思います。でも読みながら、この話は信長じゃなかったら成立しなかったのかもな、とか思いました。

もし僕が戦国時代に行くとする。それも今川義元として。

そしたら、桶狭間では絶対に首は獲らせない。そのあとの時代がどうなるかなんて、自分がこれから死ぬことと比べたらどうでもいい。どうせ今の世の中も「この歴史こそが大正解」ってわけでもないし、そんな歴史が変わって違った未来が訪れたっておもしろそうだと思う。そして信長を退けて上京を果たしたのちは、知っている限りの施策をその場その場でするだろう。楽市・楽座や兵農分離、治水もそうだし鉄砲も持つだろう。街道整備や領地内の関所の撤廃なんかのインフラ整備、金山や銀山も手に入れようとするだろうし鉄甲船もつくる。自動車…はすぐには無理でも自転車のような移動手段は教えてあげたいし、飛行機も必要と考えるだろう。干ばつに備えてダムをつくったり上水を引いて荒れ地で農作ができるようにもしたい。立地的にはやはり首都機能は広い関東平野を使える江戸が視野に入るのかもしれない。

書いてて楽しくなってきたけど、そうなったら忙しくなるな~。笑。
でもその時代の戦国武将の権限の大きさたるやすさまじいものがあるな、任期もないし。責任重大だけどおもしろくて仕方ないって武将もいたのかな。ただ新しいことをやろうとすればするほど、暮らしてる人たちには「非常識」とか「バカ」とか「うつけ」とか大いに言われるんだろうな。ただ実際、数百年後から時代を飛び越せば誰だってできることはたくさんあると思う。

でもそれじゃ、この作品としては成立しない。
日本の歴史の流れを読者が知っている前提で、それに沿ってストーリーが進むからこそ、そこに重ねながら楽しめる作品なんだろうなと思いました。

人類は距離は越えた。空を飛び、宇宙にも出ることができるようになった。仮想空間も手に入れた。でも、時間軸を行き来できるようにはなっていない。その「まだできないこと」がもしできたら、は空想かもしれないけれど、だからこそこういう時空を越える設定を持つ作品て楽しめるんでしょうね。次行ってみよう。

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