2009年12月17日木曜日

決意表明

自分の道が見えてきた。

15歳:「IT業界に進もう」とおぼろげながら決意した。
 -Windows95とかが出てきて、感覚的に「これは知ってないとマズイ」と思った。
18歳:理系の高校を卒業して、IT業界に進む為の大学/学科を選択した。
 -ITは当たり前の世界になり、狭いながらも確実にIT業界に進む為の素地ができていく。
22歳:IT業界で今の会社を選んだ。
 -高校の仲間、大学の仲間の多くがIT業界に進んだおかげで、IT業界であればどの会社でも
  知り合いがいる状態に。
 -「仲間と飲むのが好き」が高じてPartyTimeをはじめ、同世代の別の業界にも徐々に
  つながりが増えていく。
26歳:国内最大規模のPJにて死に物狂い、初めての不動産購入。
 -綱渡りの中で死線を共に乗り越えた、心から戦友と呼べる職場仲間ができた。
 -背水の陣で戦いきったことで、大きな成長を果たせたことが自信になった。
 -人とのつながりの中から新たな活動が生まれたり、世代の異なる人たちと関わっていく
  ことで多くを学ばせてもらって、さらに視野が広がった。

そして、28歳。誕生日に、yu1roに言われたこと。

二十八を縦に並べて組み合わせると、「耕」の左側、「耒(らいぶ)」になる。
この字は、かつては「来る」という意味でも使われていたそうな。
だから、今までに自分たちが培ってきたもの、耕してきたものが、やっと形になるのが28歳という年なんだ。

それを聞いてから、自分はこの一年間を「人生を変える一年にしよう。」と思った。
そして、今まで以上に精力的に動いてきた。

お誘いメールがたくさん来て、若干うざいと思った人もいたかもしれません。ごめんなさい。
でも、誰でもいいからって送ったメールは1通もない。自分が一緒にやっていきたいと思っている人、この人に来て欲しいと思っている人にしか送ってません。だから、お誘いがたくさん来た人は「それだけ自分にそう思われている」って理解してもらえたら嬉しく思います。

その中で、いろんな人に会って、その人の価値観を話してもらったり自分の考えをぶつけてみたりしながら、自分の認識の足らないところとかスキルの足りないところ、これからの自分がどうありたいのかみたいなところを少しずつ今までの自分と照らし合わせながら考えてきた。
ミラーの法則じゃないけど、自分のことは自分だけを見ててもわからない。たくさんの人にヒントをもらって、今の答えに辿りついてます。

その答えは、ありきたりかもしれないけど「より多くの人が、より豊かに生きていく為に自分にできるサポートをしていきたい。」ってことでした。

自分は、誰かに喜んでもらえることをするのが好きなんだ。そして、それが目に見える人であればあるほど、その人が笑顔になるのがはっきり想像できればできるほど、自分は頑張れる。
それは、お金の問題じゃなく、自分のあり方としてこうありたいって問題だったんじゃないかと。

そして、IT業界の仕事ではなかなかそれが見えにくいのは事実かなぁと。世界中でものすごくたくさんの人たちを幸せにしていることは事実だと思うけど、極端なことを言えば、最高のサービスはできて「当たり前」という認識をされているけど、使うユーザがそれぞれ違うのだから全ての人に100点をもらえるシステムは最初の段階では作れない。そういう性質の仕事の中で、社内の人たちは別にして、担当窓口のお客さん以外で自分たちに笑顔を見せてくれるお客さんに出会えたことって少なかったなと思います。
で、逆にそれが「仕事でないのにやってる活動」の中で出会う人たちにははっきり見える。
ありがとうって言ってもらえる。たくさんのお金がもらえなくたって、その一言があったかく
感じられて次につながっていければそれだけでいいんじゃないかって思う気持ちがあるし、それが、例えばPartyTimeが10年続いてる大きな理由だと感じてる。
「仮にもし、自分が頑張れることを仕事とすることができて、自分のリソースをそこに集中できたら、それって最高なんじゃないかな。」
そう思うと、もっと自分の見えている人たちに対してはっきり喜んでもらえると思えることを自分の仕事とすべきだと、そう感じました。そして「そんな気持ちでこの業界にいたら、この業界が大好きで本気でこの業界で仕事をしてる人に失礼だ。自分はここにいちゃいけないんじゃないか」って思いもあって、今月でIT業界から離れることにしました(自分が本気でIT業界の仕事に打ち込んでいたときに今の自分を見たとしたら、やっぱりそんな風に考えて仕事してる先輩を多分許せない、とも思いました)。

※今の職場で働けたことになんの後悔もしていないし、ここで働けたからこそ、この仕事で出会えた人たちがいたからこそ、導き出せた結論だと思ってます。これからも、仕事は離れても一生付き合っていきたいと思っている人が何人もできたのは、本当に自分の財産になってます。念の為。

そして、「じゃ、IT業界でなく何をしたら喜んでもらえるんだろうか」って部分について。
自分は、自分の周りの仲間と笑ってられる時間がこれからもたくさんあるといいなと思うし、みんなにそれぞれ一度しかない人生の中で、その人が笑ってられる時間を1秒でも長くすることに自分の人生を使いたいと思った。
で、そのためにはその人の健康な時間をもっと長くできるような仕組みを考えていくことだと思って、それを自分の頑張る領域にしたいと思いました。

そして、持論ですが健康には「身体にいいおいしい食事」「体力を落とさないだけの運動」「社会的な人とのつながり」の3要素が揃うことが必要で、その中でみんながなかなか持続可能な形で取り組めない分野である「運動」にスポットライトを当てて、「自転車」をもっと普及させたい、という思いを持ちました。自分が2年くらい自転車通勤をしていて感じていることもあったし、おそらく、1人でもできて歩行よりも移動時間が早く、普段の生活に一番取り入れやすい運動が「自転車」だと思っています。

具体的なことはまだ構想中で言えないけど、レンタサイクルを東京で実現できたらビジネスシーンでも保育の送迎にも、駅の近くに集中せざるを得ない飲食業界にも、期間限定で必要な中高生の自転車通勤にも、渋滞緩和にも、放置自転車の有効活用と減少にも、環境破壊にも、移動時間の短縮にも事故の削減にも、金銭的な負担にも、突発的な電車のストップにも、なにより自身の運動不足にも効果があると思います。
そして、それはお互いの人生をより充実したものにするだけでなく、自分たちの思いを文化として子供たちの世代、孫たちの世代に残せることだと思います。自分たちから次の世代へ贈るなによりのプレゼントになるんじゃないかなと思ってます。

当面の間は金銭的な苦労もあると思うし、そこをなんとかしなきゃいけないのは事実。
最終的な形には20年、30年て歳月が必要になるかもしれない。
でも、「自分に適性があると信じられて自分が本気で取り組みたいと思えること」を確信を持って見つけられたことは、大きな前進だと思っています。

共感してくれた人、ぜひ力を貸してください。
1人の100の行動より、100人の1つずつの行動のほうが、はるかに強いことを僕たちは知っています。誰もが自分なりの社会に対しての貢献ができると思うし、それは方法によっては世の中に大きなインパクトを与えることができると思っています。

気分は明治維新。

世の中を自分たちでよくしていけたら、最高だなと思います☆

2009年12月5日土曜日

PartyTime #19ありがとうございました☆

今日は、自分に近しい仲間に声をかけて19回目のPartyTimeをしてきました☆

■会場の話
今回のお店は早稲田のle cafe RETROで。
(このお店、早稲田生には有名なお店らしいすね。参加不参加に関わらず早稲田OBOGから「今回レトロでやるんだね~、懐かしい。」って声をたくさんかけてもらいました。)
ここは、codaくん(a.k.a. DJ BREAK BEANZ)の高校の同級生が店長をしていて、そのつながりで紹介してもらったフワトロオムライス屋。知らない人はぜひ行ってみてください。おいしいし、お店の持ってる空気感が良くてゆっくりできます。

■コンセプトの話
毎回新しいことを何か1つやれたらってことで、前回のPartyTimeはリレーションマップだったりレジェンドに合わせてだったりしたけど、今回のPartyTimeは「音楽」の要素と「懐かしさ」を前面に出した感じでやってみました。
きっかけは、畑楽(←映像見れるようになりました!)してたときにcodaくんが「kiji、イベントやるなら音楽やるよ☆」って言ってくれて。人とのつながりでできることが広がってくのってすごくいいなと思ったし、そしたらお店もレトロなわけだし、codaくんも店長も同い年で来る人も同世代が集まるんだし、、、って、すごく自然に、気づいたら「懐かしさ」に持ってけない要素がなかった。
で、プロジェクタもあったんで過去のPartyTimeの写真もスライドショーで延々と流すことにして、昔来てくれた人がその当時を懐かしんでくれたらいいなぁと。忘れてた過去から思い出す本当の自分ってのもありだもんね。

俺は、健一とちゃんぼと「大学時代の飲み仲間」に戻ってイッキ大会とかワルノリしてましたわ。言いたいことは、「飲んでから」。あぁ~、すげぇ気持ち悪かった。あの時の俺ら、こわいゎ。
でも、そんなコンセプトが本当に店員含めこの空間に居合わせた人たちに大好評で良かったです。普段、お店で絶対聞けないようなドラゴンボールとか90年代TKラインナップとか、初期のモー娘とか電気グルーヴとかチャゲアスとかみんな大喜びで、リクエストもどんどんしてたみたいで、良かった。笑。店員さんたちもテンション上がって、踊りながら働いてたし。最後、めちゃくちゃ嬉しそうな笑顔でみんなが帰っていくのとか、店員さんにも「今日は楽しかった~ありがとうございました☆」って言ってもらえるのとか、幹事冥利に尽きました。

■参加者の話
参加者も店キャパ限界の80人を超えてフレンドリーな人ばっかり集まってくれて、強制的に話してもらうようなオペレーションをしなくても問題なくみんなが知り合って盛り上がってってくれて、なんか安心感みたいなものもあったしこういう人たちと知り合えてて幸せだな~とか思いました。
多岐に渡る仕事をしてる人たちが参加してくれてて、仕事の話も聞いてておもしろかったです。店長もシフト外してマイグラスで参加してるし。笑。

同じものを自分の目線で見ててもいつも同じに見えるけど、違う人が見たらちょっと違って見えてくる。そして、いろんな人の考え方や見え方に触れると、自分の視界がはっきりしてくる。
カメラに例えるなら、ファインダーの外にあった景色が視野が広がることでちょっとだけファインダーの中におさめられるようになるとか、ぼやけてしまっていた部分の理解が深まることでちょっとだけ解像度が上がるとか、そんな感じかもしれない。

こういう場があることで、ちょっとずつ進んでたものが一気に加速することもあると思います。新しいアイデアをもらえたり、やりたくても自分にはできないと思ってたことが「俺も混ぜて」って手を上げるだけでできるようになったりするかもしれない。
自分の頭で深く考えることは大事だし、やめちゃいけないけど、たくさんの人と話して自分の考えを深めていくことで開ける道もあると思ってるし、そういう部分で協力しあっていける関係が参加者同士でできていくと素敵だなと思います。

■寄付の話
で、最後。このPartyTimeが毎回している寄付ですが、今回は「TABLE FOR TWO(略してTFT)」に寄付をさせてもらうことにして、TFTで社会人ボランティアをしているKENくんからみんなに簡単な活動の紹介をしてもらって。
「せっかく寄付をするなら、そこで頑張ってる人の話が聞けた方がいいと思うんだ。もし良かったら、お願いできないかな?」
そんなリクエストに気軽に応えてくれたKENくんに感謝してます。ありがとう。

そんなこんなで、今回も無事に終了しました。
いつも手伝ってくれるちゃんぼ、健一、哲平、けーじ、音楽を担当してくれたcodaくん、全面的に協力してくれた店長、スタッフのみなさん、TFTの紹介をしてくれたKENくん、そして参加してくれたみんなに感謝を言いたいです。

ありがとうございました☆

まぁゆっくり飲めなかったし、また改めて飲もうか☆笑

2009年11月28日土曜日

おし

必要なのは勇気ではなく覚悟。決めてしまえば、全ては動き始める。

2009年11月24日火曜日

憧れの選手の発言として

エジプト代表ザキ:「アルジェリア人とはプレーできない」

こんなこと、プロ選手が言うべきじゃない、と思います。
エジプトのW杯出場の夢を絶った、こないだの敗戦があった後で気持ちはわかるけど、それでも代表選手に憧れてる子ども達を失望させるような発言は控えるべきだと思いました。

今日一番ガッカリしたニュース。

2009年11月17日火曜日

子供たちの為に、今自分たちにできること

今日は、最近品川でルームシェアを始めた仲間の家(地上28階!絶景!!)で、保育に対して動いているお互いの知り合いを呼んで情報交換会をしてました。
いやー、動いてる人は俺たちだけじゃない、みんな自分たちがどうすべきか考えて動いてってるんだよな。
保育が今抱えている問題点、それに対しての動き、自分たちの経験やいくつかしている活動の中で得た教訓なり感じた想い、交わした話も織り交ぜて、どうなっているとよりみんなが幸せになれるのか。こういうことを考えるのって、ホントにおもしろいし今自分の周りの仲間も結婚したり子どもができたりしてる中で、その人たちの力になれることが増えていくみたいで、喜んでくれる顔が浮かんだりして、「がんばろ。もっと。」ってやる気も起こります。
どこの保育園はどういう教育方針で、それってどこがすごくって、、、なんて、新しいことをたくさん教えてもらって、気持ちよく飲んでました。

帰り道、千鳥足。w

でも、今日お会いした人もすごくエネルギーを持ってる人で、いい仲間に恵まれてると思ってるし、もっとこういう活動をしている人の力になっていけるといいなと思います。
子どもにとって親はとっても大事な存在だと思うけど、子どもを育てるのは親だけじゃない。
地域の仲間として、同世代の仲間として、できることを探して積極的に関わっていこうとする姿勢が大事なんじゃないかなと思いました。

あー、気持ちよかった☆また飲もう!

2009年11月14日土曜日

映画「沈まぬ太陽」

いやぁ、深かった。感想として、しばらくそれしか出てこなかった。

個人的にもこの作品は思い入れがあって、2年前の2007年夏に初めて全部を通して読んだとき、ちょうど自分は今の会社の組合の中核委員だった。それで、「なんなんだこの会社!」って思いながらもどかしい思いを持ちながら読んだのをよく覚えてる。
その当時、自分の相談役みたいになってくれてた人に感想を話しながら、「絶対おかしいよ」って「正義のための」働き方と、「でもね・・・」って「資本主義の中での複雑で政治的な」働き方の間で、混乱しながらも徐々に世の中を教えてもらってったのを思い出した。
あれがなかったら、俺はダークサイドに落ちてたかもしれない。

目先の利益や、会社で周り(特に上層部)からの信頼を得ることを追求するのは、自分の存在価値を示すために必要って考え方もあるし、偉くなれなくても愚直に与えられた仕事をマジメにこなしていくって考え方も必要だと思う。時には、自分の信念にそぐわない対応を迫られるときもあるし、たとえそいつが仕事できなくても自分の言うことをきく部下を抜擢するのは、1人ではなく複数人で仕事をしていく組織の中で生きていく上では、当然の判断のようにも思う。
自分の信念を通したくても、家族や仲間を守るために通すことを諦める、我慢を強いられるような場面だって当然のように出てくる。その中で、平穏に過ごすことなんてできやしない。
ボーっとしていたら置いてかれる。

お前用なし、ナマケモノ。
日々日々進歩、俺ケモノ。

事件の場面も、その後の場面も、国や政治の世界のドロドロも思ったことや言いたいことは山ほどあります。ただ、全てをここに書くことはネタばれにもなるし文字数もあるんで、個別に会って直接話せればなと思う。そういう話なら、俺は何時間でも付き合いますよ。

ただ、1つだけ書かせてもらうなら、俺は途中から長男のカツキの視点でこの映画を見るようになってました。元々、時代的にも主人公の恩地さんたちの世代をそういう風に見ながら育ってきた自分にはそれが自然だったし、今までの自分と親父とのやり取りの中にこの映画中と同じような場面があったりして、「これわかるな~」って思い出しながら見てたってのもある。

その中で、俺はこの映画に出てくる会社や登場する人たちが最低であればある程、「自分の親父がこの人で良かった」って思いを強く持ちました。どんな会社にも欠点はあるし、自分が我慢を強いられる場面、逆に家族に大変な思いをさせることもある。どうにもならないような不条理を受け入れなきゃいけないこともあったかもしれないけど、それでも1つの会社で自分の仕事をし続けて、楽しそうに仕事をする姿を見せてくれたり、親父の仲間に会わせてくれたり、会社を、そして家族を何十年と支え続けてくれた事実には本当に頭が下がります。改めて、感謝をしたいと思ってます。親父自身は、そんなこと考えて仕事をしてきたわけじゃなかったのかもしれないけども。^^;
で、中でも、「俺たちは命を預かる仕事をしている」って言葉を親父から聞かせてもらえたこと。これは何年経っても自分の働き方にすごく影響を与える一言になってます。それも一度じゃない、飛行機の事故やニュースはもちろん、電車や車の事故の時だって話をすれば必ずこういった言葉を聞けた。一整備士のプロ意識として、本当に大事なことは自分の名声や評価じゃない。1つ1つの仕事が人の命に直結していることを認識して、少しでも仕事の精度を上げること。安全の確保につとめること。できること、考えられることを探して工夫して、改善していく姿勢を持ち続けること。多分、息子が親父から学べる仕事に対しての姿勢として、これ以上のものはないと思ってます。そして、そういった信念を持ってどんなに僻地に飛ばされても、どんな過酷な仕事を与えられたとしても真摯に目の前の仕事に取り組む映画中の恩地さんの姿を見て、なんだか親父を見ているようで嬉しく思いました。

この作品は、娯楽映画ではないです。
でも、考えさせられることがたくさんある、非常に意味のある作品だと思います。
後輩に「これ絶対読めよ」って渡した原作がしばらく帰ってこないとこ見ると、あいつは読んでないんだろうけど、これなら3時間で見れる。早速紹介してみようと思います。その後で、興味があったら原作を読んでくれたらいいなと。
できれば、DVDになってからでもいいから絶対に見て欲しい1本です。

今はこの時代と少し変わってしまって、こういった人たちはもう出てこないと思う。
それは働く人にとっては幸せなことかもしれないし、企業からしたら不幸せなことなのかもしれない。

ただ、自分たちはそういった人たちから与えられたものをしっかり受け止めて、見せてくれたことからしっかり学んで、そいつを次の世代にきっちり渡していく必要はあるのかなと思います。全部を伝えることはできなくとも、本当に大事なことを教えられるだけの先輩として、後輩と接していければと思いました。

明日、死ぬかもしれない。大切な人がいなくなるかもしれない。
だからこそ、この一瞬に手を抜かず、大切な人に触れ合える喜びを感じながら、一歩ずつ生きていこう。

争いより 語り合いを大事に
殺しあいより 出会いを大事に
けなし合いより 認め合える関係を
潰し合いより 助け合える関係を
大切に生きていこう、大切に

偶然にも運命にも同じ時代を生きているのだから。

2009年10月31日土曜日

【畑楽・はたらく】~iikarakanの大豆脱穀~


この週末、「農業興味あるなら、大豆脱穀行かない?」ってRes+Bala雄一郎に誘われて、急遽参戦を表明してたもーり主催のハロウィンパーティーをキャンセル。(企画にも少し関わってたのに、、、ごめんもーり。でもこっちもめっちゃ盛り上がったらしいね。重ならなかったら本当に行きたかった。)

で、自分の周りの興味ありそうな奴らにも声をかけて、一緒に脱穀隊を結成して大自然の中で踊ってきました☆

何を隠そうこのイベント、援農+音楽っていう(おそらく)世界初の試みなんです。
1.大豆がまだ殻に納まってる草の上で音楽をかけて飛び跳ねる。(と、大概の殻は割れて大豆が出てくる。)
2.ある程度割れたものを隔離して、今度は音楽に合わせて鞘から豆を手作業または棒切れで叩いて出す。(ここでも、1~3%くらいの豆がすくいとれる。捨てちゃうなんてもったいない。)
3.さらに、殻と大豆が一緒になってる山をふるいですくって音楽乗りながら揺らして、大豆を選り分ける。

簡単に書くとこんな感じで、イメージとしてはロッキンジャパンをはじめとした野外フェスみたいに大自然の中で音楽をかけて、それにただ乗るだけじゃなく、乗りながら農作業を楽しんじゃおうっていう楽しくておいしい企画なんです。

DJは都内でもまわしてるKくんが今回は「DJ Break Beans(まんま脱穀w)」となってHくんとやってくれて、笠松さんのログハウス隣の畑でお世話になったのは、「iikarakan」のセトヤマさんとみっちゃん。
そして料理はRes+Balaシェフの雄一郎と、モコメシのともちゃん。
おなじみのメンツも初めて会った人も話しやすくて楽しい、だけじゃなく自分の考えをきちっと持ってて話を聞いてて好感の持てる素敵な人が多くて、そういった人と出会えただけでも本当に濃い週末になったなと感じました。

で、紅葉も最高にキレイな大自然の中での脱穀を終えたら、温泉へ。
入った温泉は「ささの湯」ってとこなんだけど、温泉の中で一緒になったおっちゃんとお兄さんと「最高ッスね」って話してたら、なんか仲良くなって話し込んじゃいました。笑。お兄さんはここの息子さんで、ここが温泉になったエピソードを(多分知ってた)おっちゃんが合いの手をうまいこと打ちながら話してくれた。

~ささの湯ができるまで~
ここは温泉になる前は畑で、じいさんは元狩人だった。その流れで親父さん(現ご主人)も狩人をしてたけど腕があまりよくなく、熊に傷を負わされてしまったそうな。で、その傷を治療するにあたりじいさんが「このあたりの水はあったかい」って言ってたのを思い出して来てみたらやっぱりあったかく、ここで治療をしていたら熊の傷まですっかり癒えてしまった。そこで、狩人も時代に必要とされなくなってきたのもあって、温泉を掘ってみたら見事に湧いて出たのがこの温泉なんだそうです。

で、この周辺で源泉をわかさずにそのまま湯船に引いている共同浴場はこのささの湯だけなんだそうです。そのためか、ささの湯以外の温泉の名前も他の人から出たけど、地元の人は「でも結局ここに戻ってきちゃうんだよな」、息子さん「あそこはうちが100%なら10%くらいですからね^^;」って笑っていました。ここ、ぜひまた来たいと思います。

なんか他にもこの辺の子どもの受験の話とか、穂高山への日本100名山登山をしてる人たちの話とか、東京にいたらなかなか聞けない話をしてくれて、みんなが「ぬるい」って出てく中ずっと聞いてました。あー温泉も良かったし居合わせた人も楽しくて、すごくぜいたくな時間を過ごした気分になりましたわ。幸せな一日だ。

その後、泊まる民家に移動して、みんなでご飯の準備。料理はRes+Bala×モコメシに任せて、火を炊いたり雑巾がけをしたり、木の板とりんご箱で即席テーブル作ったり、、、体験学習とか、みんなで共同作業って楽しいすね☆

そんなこんなで料理も並んで、ビールで乾杯して「いただきます」。
ドレッシングなんてなにもかけなくても濃い味のついているサラダ、俺たちで脱穀した大豆を使った豆カレー、畑や地元の人たち、お店の素材を使ったみそ汁も本当においしくって、これ以上何を望めっていうんだってくらいダメな点が探せない時間を過ごさせてもらいました。
で、いつも通りに最後まで飲んでる中の1人になり。。。やがてお酒も切れて、就寝。

次の日早朝は朝露したたる野菜を収穫に、近くの畑に行って。
採ってそのまま口に入れても全然おいしい(むしろこれが一番おいしい?笑)野菜にびっくりしつつ、収穫を楽しんでみんなで朝ごはん。
普段、食べなかったり食べてもパン1ことかって寂しい食事なもんで、次から次へと野菜を使った料理が出てくる朝食に「いつもの朝メシってなんだったんだろ・・・」って、逆にそっちに問題意識を感じたというか、こうやって使う時間、日々の暮らし方っていいなと、俺はこれでいいのかなと、そんな疑問も感じました。よく考えて、自分に合ってると思えるもっといい暮らし方をしよう、と思いました。

で、今日もいざ脱穀へ☆会場には昨日よりちょっと勝手のわかる俺たちがいて、バカになれるバカがいて(笑)、やっぱりこういう時間こそ人間として生きていく上で経験しておけるといい部分なんじゃないかなと思いました。「やってもらって当たり前」「お金払えばいいんでしょ」「この野菜変なかたち~」・・・、自分のやってないことは、誰かがやってくれてる。お金を払うことはサービスを買うだけじゃなく、相手の頑張りに感謝を示すことでもある。人がそれぞれ違うように、野菜も本来は一つ一つ形が違っていて、それこそがそれぞれの条件で一番おいしく育った証拠。
相手のしていることに目を向けずに、相手を知ることをせずに、自分の考え方や価値観だけで物事を理解してないだろうか。決め付けてないだろうか。
大豆がどう作られて、それがどう収穫されていくのか。それをこのiikarakanを通して垣間見れたことで、自分が感じたことは、そんなことでもありました。

最後は東京からの往復移動を請け負ってくれた運転手さんも一緒に東京で打ち上げ!
やっぱみんなで飲むお酒はおいしいやね!企画してくれたKくん、ともちゃん、雄一郎、それとお世話になった笠松さん、iikarakanのセトヤマさん、みっちゃん、一緒に楽しい時間を過ごせたみんなもありがとうございました☆最高の週末になりました☆

実りの秋バンザイ!!!

2009年10月29日木曜日

焼肉ジャンボ

今日はニクの日ってことで、料理教室来てる有志でたまに行く「おいしい料理のお店を巡るグルメツアー」で白金の焼肉ジャンボに行ってきました☆

いやーおいしかった☆
たまの焼肉はいいっすね、充電できる感じがして。

有名店らしく、行く前に焼肉好きな何人かに聞いてみたらほとんどの人が知ってて。
直前に誘ったメンツの中にもいつもは知らん顔なのに名前聞いて興味示した奴もいたり。笑

でも、それだけのことはあるなーと思いました。
お肉は種類としてはそんなたくさんなかったけど、とろける感じで止まらなくて。あと、店員さんのサービスが気持ちよかった。元気で、いろいろ細かいとこにも気づいてくれて、お店の質をじゅうぶんに表現してて。
見習わないとな、と思いました。

それとこれがやっぱ一番なのかもしれないけど、一緒に食べてる人が楽しい人だとそれだけでおいしく感じる。^^
今回も、話しやすい人ばっかで焼肉を食べに来てるというよりは焼肉を一緒に食べながら話に来てるって感じで、話に夢中になって箸がおっつかないこともあったりで。

同じ一度のゴハンだけど、1人で寂しく食べてることが多くなってたんでこういう機会を作ってもらえたこと、一緒に過ごしてくれる仲間がいることを嬉しく思いました☆
次はどこのお店に行こうか、それとも誰かの家になるのか、どっちにしてもまた集まるのが楽しみです☆

また、ぜひ☆

2009年10月24日土曜日

芝浦料理教室#2

少し時間が経ってるけど、今日は春にやって以来の料理教室をやってました☆

今回のメニューは「基本のトマトソースのパスタ」と、「鶏もも肉とキノコのブレゼ」の2品(+先生のスペシャルメニュー☆)。

前回は勝手もわからず仲間に声かけてったら30人近くすぐに集まっちゃって、それが多いのか少ないのか(少ないってことはないと思ってたけど)判断できないまま料理教室に突入、先生がたっくさん料理を作ってきてくれたしワインもたっぷり用意してあったんでなんとかなったけど、「料理を教わりに来てる人たち」に対してみんなが満足に料理できない状況になってた。
それでもみんな、「楽しかった」って言ってくれてたけど、本当は一番参加したかった自分たちもほとんど料理に参加できなかったし、飲み会+@って感じで実際のとこはうまくいったことより学んだことの方が多い料理教室だった。^^;
今だから言えちゃうケド。苦笑

で、今回は人数の上限をまずは減らして、俺たちも全体が見やすいし参加してくれる人も料理に参加できる時間と機会を増やせるようにして。料理も、簡単で自宅でも作れるかつ人数やお腹の満腹度合いで作る量を調節できるものにして、なるべくシンプルな形にした。普段から料理をしてる仲間にスタッフとして参加してもらえたのも大きくて、俺は事前事後の対応をケアして、あとは食べて飲んでただけでした。笑
でもその結果、間違いなく料理教室としてやりたかった方向に向かってるのを感じられて、満足のいく仕上がりになってたと思ってます。^^

写真で見せてあげられないのが残念だけど、ブレゼまぢでうまかったです。もう箸が止まらなかった。パスタもやっぱ自分の作ったのとは違うんだよなぁ。。。^^;
でもなんだかんだで出来立ての料理って一番うまいすね!!!
出来立ての料理とおいしいワインがあって、会話が弾まないことってあんのかな?ってくらい料理ができてからは部屋中に笑顔と笑い声が溢れてて、幸せな休日を味わってましたとさ☆

参加してくれたみなさん、来てくれてありがとうございました☆
ちゃんちゃん☆

2009年9月26日土曜日

本「坂の上の雲(7)」

<本の紹介>
各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。
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「終わらせ方」がこの巻のテーマだったように思う。何かを始めるときに、それをどうしたら終わらせるのか、そこを考えることは(少なくとも自分は)少ないかもな、自省しました。
いつも、何かを始めるときは目標を持つ前に手を出してみて、それで得るどこまでできるか、何ができないかって感覚を簡単に分析(おもしろいかとか、やりがいを感じられるかとか)したあと、やるかやらないかを決めてるような気はする。でも、それでどこまで目指そうかとかあんま考えてないかも、、、久保さんじゃないけど「ボールを持ったらいけるところまでいけ」「一歩でも成長につなげろ」って感じです。

でも、これを考えていないと、だらだらと時間とお金を使ってしまう。お金はまた稼げるけど時間は帰ってこない以上、「何はどこまでやりたいのか」についてはちゃんと考えておいた方が良いかなと思いました。
かけなきゃいけない時間と、かけなくてもいい時間、早ければ早いほどいいってことは多いはずで、でも全部はできない。司馬さんは、物書き・読書の他に趣味と言われるものはなく、執筆中は人との付き合いも断って、ほとんど全ての時間をこういった執筆活動に費やしていたそうな。それを楽しんでいたんだって。

いろんなことをやりたいと思えば思うほど、時間が足りないと思う。新しいことを始めたいけど、何かを終わらせることは難しい。でも、終わらせどきってのを誤ると、あるいは他の動きを食いつぶすことにもなりかねない。いつでも、選べる未来は1つしかない。

その点の認識を合わせておくことが、動き方をシンクロさせる1つのポイントかなと思いました。一緒にやれる人がいることはありがたいけど、「どこまでいこう」が違うと求めるレベルもやり方も変わってきちゃいますからね。

考え直してみようっと。

2009年9月23日水曜日

本「「見た目」で選ばれる人」

<本の紹介>
あなたも周りも確実に変わる、「見た目」の法則が、本書でわかります。ミリオンセラー『人は見た目が9割』の実践編ついに登場!言葉より先に“あなた”は伝わる。人間関係が楽しくなる小さな習慣。職場!婚活!就活!これ1冊ですべてOK。
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この本はとっても勉強になりました。
普段、IT業界の人間だからか(←それを理由にするのは良くないとは思うけど)、他の業界と比べたらやっぱり見た目を気にする人が少ない中で仕事をしてる自分は、周りからの見られ方ってのをあんまり気にして仕事をしているわけじゃないです。日常生活もほとんどそんな感じで。
でも、こういう本を読むと多少なりとも意識が変わるなぁ、と。改めないといかんかなぁ、と反省しました。

なるほどなーと思ったのは、以下の2点。

・一般に、大企業の人は表情を見せない人が多い。それはなぜなら、日頃から表情を読まれない訓練を積んでいるから。上司を快く思っていない場合、その気持ちをいちいち相手に読まれていては、仕事に支障をきたすから。その結果、傾向として大きな組織でしのぎを削っている人ほど表情が読めない。隙がない。そんなわけで、朝8時頃の電車には表情のない中年サラリーマンがたくさん乗っている。彼らは、生気がないから表情がないのではない。努力して、表情を読まれない顔を手に入れたんだ。
⇒これ、ある意味当たってると思います。表情をいちいち顔に出してると、やっぱ人間関係がそのまま仕事の質になってしまって、誰とでも仲良くやれる人以外はどっかに仕事の進まない部分(ボトルネック)ができてきちゃう。それを避けるためには、やっぱり表情を隠すことが必要になるときもあるのは否めない。ポーカーフェイスっていうのか、プラスチックスマイルっていうのか、そういう奴ですね。

・高校や大学時代の同級生と何十年か経って同窓会をやると、その原理は実感できる。学生時代に「距離を置いてつきあう相手」だと思っていた人が、今では意外と価値観が近かったりする。社会に出ると、世代間ギャップもあれば経済的格差なども経験する。自分と恐ろしく価値観の異なる人も受け入れているうちに、学生時代のクラスメートとの心理的距離は狭まってしまうものだ。
⇒これも、「あぁなるほど」って思う節がいくつもある。昔からつるんでた連中も、同窓会を経て復活した連中も、やっぱり居心地がいいなって感じるのは、それ以降に触れたもっと大きい価値観の違いを経験したからなのかもしれない。たまたまクラスが違ったりであんまり話すことがなかった人たちも、今話してみると結構すんなり話せるってのは嬉しいことだなと思います。なんか、帰る場所がある気がして。だからこそ、そいつらといない間はもっと外の世界に出て、違う価値観に触れてみるってのも大事なことなのかもしれないすね。

この人の本は、演劇や見られる人の感じ方や考え方がわかりやすく書かれていて読んでておもしろかったです。一気に読めてためになる本だと思うんで、よかったら興味のある人は読んでみて下さいな。

「何を伝えても、伝わるのは自分」。

本「旅の極意、人生の極意」

<本の紹介>
世界的経営コンサルタントの発想の原点は、若き日の添乗員時代にあった!「添乗員・大前研一」が案内する15のプレミアムツアーから学ぶ、大前流・人生を豊かにする技術。
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この本、すごく良かったです。てーか、「大前さんの本だから絶対得るとこあるだろう」と思って読んでみたら、やっぱ濃い人生送ってますねぇ。
こんなに世界中のお宝、極上を集めた旅をしてる人、初めてでした。

これは、ほんの一例だけど・・・
・アンティーブ 世界の黒澤も虜になった白亜の殿堂に一泊!
・アマルフィ海岸 死ぬのはまだ早い アマルフィを見てからだ!
・ホテル・ダニエリ 美術品のような内装に圧倒される名門ホテル
・ポンタヴェン&モン・サン・ミシェル 食いしん坊たちよ!「er」の季節に集結せよ!
・シリヤライン 白夜に包まれて進む幻想的なバルト海船旅(クルージング)
・ドバイ 本気(マジ)か酔狂か ドバイの超・観光力
・アマンプリ 地上の楽園って、きっとこんなところだ
・カサ・デ・カンポ カリブ海で発見! 完璧・極上のパラダイス

日本を出るのが億劫だ、いや、家を出るのすら億劫だ、とか言ってる場合じゃない。世の中まだまだ見たことないもの、行ったことないとこだらけで、お店だって知らないし最高の景色だって見てない。
すごーく旅行に行きたくなりました。ゆっくり過ごすのもいい。
お金をかけてみるのもいい。好きな人とや好きな仲間と、世界各地に旅に出よう。

何年か経って落ち着いたら?そんなのきっとずっと来ない。
思い立ったら吉日ってわけじゃないけど、とりあえずそろそろ今年の読書マラソンも終わりを告げることだし、100冊達成したら少し外の世界に出てみようと思います。こんなに人生を満喫してる人がいて、かたや仕事のみに没頭してる人もいて、外の世界を一生みないで過ごす人もいて。そんなの、もったいない。人生は一度しかないから、翼を広げて世界を見てみようと思います。

100回ハワイに行ってる人もいるんだ。

日本全国は結構旅をしてきたけど、それでもまだまだ行ってないとこもある。
そう簡単に行くかYOって思うようになる前に、行ってきたいと思います。

この本は、難しくないです。大好きな人とどっか行ってみようって考えてる人、普通の至れり尽くせりのツアー満載の旅行雑誌読むのよりちょっとグレードもハードルも上がるかもしれないけど、旅に出たいと思ってる人ぜひ読んでみてくださいな。

俺、この15本のツアーを巡る旅を生きてるうちにしてみたいかも。
ちゃんと英語覚えてみようかな。

2009年9月22日火曜日

本「坂の上の雲(6)」

<本の紹介>
作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躪され、壊滅の危機が迫った。
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この巻は、今までと違う動きが出てきた。「大諜報」って項だったんだけど、戦争で戦ってるのは前線の人間だけじゃなく、世論を有利になるよう煽る人たちもいて、その人たちのことはあまりクローズアップされないだけに新鮮でした。
何かしたいけど、理由があってできない。そういう人は過去にも現在にも、そしてこれからも残念ながらいなくなることはない。その人たちの後押しをすること、その人たちの背中を押してあげること、大きな流れにしてあげること。そういった応援を通して、自分も、賛同してくれる人たちも楽しめる世の中になってくといいなぁと思うし、それができるのにやらないのは、「やりたくてもできない」人に対して失礼にあたるんじゃないか。そう思って、PartyTimeなりなんなり、いろんな形のグループやイベントを作って楽しんできた。
半分裏方として、半分は表にも出て。そういう人たちって、今の世の中にだってたくさんいるはずなんだ。でも、誰もがいろんな人がやってることに目を向けることも、その情報にアクセスすることも、やろうと思えばそんなに難しくないハズなんだけど、そうは言っても実際は難しかったりして。

相手のことがわからない以上、どこまで情報を出していいものか、どこまで入り込んでいいものか。そこまでどっぷりつかるつもりもなくて、真ん中に引きずり込まれるのが嫌で、自分のペースを乱されるのが嫌で入っていかないってのもあるだろうし、入りたいは入りたいんだけど、入り方がわからないってパターンもあると思う。何をすべきか。

そういう人たちが楽しめる部分だと思いました。
放り出された場所で、今までの功績を誰も知らない場所で、今までに築いてきたものの力を一切借りずに、同じものかそれ以上のものをまたイチから作り上げる。そんなチャレンジをどんなアプローチでやっていくのか。仮想、自分。

戦争の話については、この巻だから特筆したいってことも少なかったけど、司馬遼太郎の新聞観、みたいなものがあったので紹介します。
「日本においては新聞は必ずしも叡智と良心を代表しない。むしろ流行を代表するもの。そして、煽った世論に煽られて、国民も、新聞自体も錯覚を抱くようになる。」
起こった事件を他社よりも一秒でも伝えることも大事かも知れない。けど、それだけじゃなくこういう要素があってもいいんじゃないかなと思いました。新聞を読めば読むほど、知識が増えていったり。読めば読むほど知性が上がって、人として尊敬されるようになっていったり。
それは新聞では出せない部分なのかも知れないけど、何も考えずに他の人に発信する、何も考えずにだらだら受信するってのは、本当に流行に煽られるだけで大事なことがわかってない人になったりしないかな、とか思いました。

新聞、しばらく取ってないけど、活字にも慣れてきたし取ってみてもいいのかな。なんて思いました。

2009年9月21日月曜日

本「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」

<本の紹介>
頑固さ、神経質といった欠点さえ、それが力を生み出すなら「才能」となる。ビジネスを成功に導く、あなたの強みは何か。
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この本、絶対にオススメです。
「自分の強みを発見して、それを伸ばすアプローチは自分の弱点を補うことよりも、能力を伸ばすことにつながる」って考え方をはっきり打ち出した本は初めてでした。

自分が就職活動をしていたのはもう6年前になるから、今とは若干様子は違っているのかもしれないけど、その当時はみんなリクナビで自分の将来を決めていた。そして、そこから進める企業の選考は、その人の素養・才能よりも学歴や、全科目の試験とたくさんの人との面接による、「なるべくソツがない人を選ぶ為の」選考だったようにも思う。

そして、今の会社も、他の会社の話を聞いていても、就職した後は全ての従業員に同じような教育を受けさせ、なるべく「弱点のない人」に育てようとしているように感じることがある。新人研修に始まって、○年次研修といった横一列の研修、○○の資格を取ってない人は取ること。なんて。
もちろん、それが会社の強みになる場合もあるだろう。どんなに組織編制をいじっても容易に順応してくれる従業員(サッカーでいうユーティリティプレイヤー)がたくさんいた方が、日々変化していく「相手・シーンに合わせて」自分たちの戦術を変えていく場合に非常に有効にも思える。
ただ、資質にものすごくデコボコが大きい人には、そういった風土は合わない場合もある。「ものすごく技術に詳しいけど人と話すのチョー苦手」とか、「大規模のPJディレクションはできるけど、金銭面はまるでダメ」って人もいる。そういう人が、苦手な分野である「人と話すこと」や、「金銭面を覚えること」を強化するよう指示を受けて、果たしてその人は幸せだろうか。また、その組織は幸せだろうか。
現場担当者として必要なスキルと管理者として必要なスキルは全然違うのに、現場担当者としてものすごく評価を受けている人が管理者になるのはいいことなんだろうか。その人が管理者に全然向いてなくて、その人の昇進によって現場も管理も質が落ちる、なんてことになるリスクを犯してでも、その人に違う職務を担当させる意味はどれだけあるんだろう。逆に、現場担当者としては評価があんまり上がらなかった人が違う資質が必要な管理者になってみる方が、組織としてはいいチャレンジと言える、なんてことはないんだろうか。

そんなことを考えた影響力のある本でした。そして、この本はそれに対して「ストレングスファインダー」なる強み診断ツールを用いて、34の資質のうち自分はどれに特化しているのか、その資質はどう活かすべきかをそれぞれに記載しています。

ただ、その「ストレングスファインダー」はこの本の背表紙についているコードでWebサイトにユーザ登録をしないとできない(=この本を買った人でないと自分の資質がわからない)んで、この本は興味があるなら買わないと100%の活用ができません。僕は、この本を読んだ後に結局買って試しました。その結果、以下が僕の持って生まれた資質のうち、強く打ち出されているもの上位5つです。

【戦略性】
戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。これは学習できるスキルではありません。これは特異な考え方であり、物事に対する特殊な見方です。他の人には単に複雑さとしか見えない時でも、あなたにはこの資質によってパターンが見えます。これらを意識して、あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる?では、こうなったらどうなる?」と自問します。このような繰り返しによって、先を読むことができるのです。そして、あなたは起こる可能性のある障害の危険性を正確に予測することができます。それぞれの道筋の先にある状況が解かることで、あなたは道筋を選び始めます。行き止まりの道をあなたは切り捨てます。まともに抵抗を受ける道を排除します。混乱に巻き込まれる道を捨て去ります。そして、選ばれた道――すなわちあなたの戦略――にたどり着くまで、あなたは選択と切り捨てを繰り返します。そしてこの戦略を武器として先へ進みます。これが、あなたの戦略性という資質の役割です。問いかけ、選抜し、行動するのです。

【ポジティブ】
あなたは人をよく誉め、すぐに微笑みかけ、どんな状況においても常にポジティブな面を探します。あなたのことを陽気と言う人もいます。あなたのように楽天的になりたいと思う人もいます。しかし、いずれにしても、人々はあなたの周りにいたいと思います。あなたの熱意は人に伝染するので、あなたの近くにいると彼らには世界がより良いもののように見えてくるのです。あなたの活力と楽天性がないと、人は、自分の毎日は同じ事の繰り返しばかりで単調であるとか、最悪の場合、プレッシャーを重く感じてしまいます。あなたは、彼らの気持ちを明るくする方法を必ず見つけます。あなたはどんなプロジェクトにも情熱を吹き込みます。あなたはどんな進歩も祝福します。あなたはどんなことでも、よりエキサイティングで、より生き生きとしたものにする方法をたくさん考え出します。一部の懐疑的な人たちは、あなたの活発さを否定するかもしれませんが、あなたはめったにそれに引きずられることはありません。あなたの積極性がそれを許さないのです。あなたは、生きていることは素晴らしいという信念、仕事は楽しいものにできるという信念、どのような障害があろうと人は決してユーモアの精神を失ってはならないという信念から、どうしても逃れられないのです。

【着想】
あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

【活発性】
「いつ始めようか?」これはあなたの人生で繰り返される質問です。あなたは動き出したくてうずうずしています。分析が有用であるとか、ディベートや討論が貴重な洞察を生み出す場合があることをあなたは認めるかもしれませんが、心の奥深くでは、行動だけが有意義であると知っています。行動だけが何かを起こすことができるのです。行動だけが功績につながります。決断が下されると、あなたは行動を起こさずにはいられません。他の人は「まだ知らないことがあるのに」と戸惑うかも知れませんが、あなたのペースを遅くすることはなさそうです。そのうえあなたの考え方では、行動と思考は互いに相容れないものではありません。事実、活発性という資質によって、あなたは、行動は最良の学習手段であると考えています。あなたは決断し、行動し、結果を見て、そして学びます。この学習方法によって、あなたは次の行動、そしてさらに次の行動へと導かれるのです。もし行動しなかったら、どうやって成長できるでしょう? あなたは、行動がなければ成長できないと考えています。あなたは、危険を冒してでも行動し続けなければなりません。次の行動を起こさなければなりません。思考を常に活き活きと豊かにしておく方法が、他にあるでしょうか?発言したことや考えたことによってではなく、実行したことによって判断されるということを、あなたは知っています。これが重要なのです。あなたはこれを恐れることはありません。あなたにとって、これが喜びなのです。

【最上志向】
優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能――これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。このように、この自然に長所を見分ける力は、他の人から人を区別していると見られるかもしれません。あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。
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大体予想はついてたけど、まさかこんなにピッタリくる結果になるとは思いませんでした。
他の人たちの才能もある程度予想のつくものもあるけど、試してみて欲しいなぁ。お互いに、お互いが持って生まれた才能(ギフトって言うんですよね)を尊重しながら、相手が自然に他に人よりも結果を出せることを相手の強みとして認めて、うまくお互いの強みを伸ばせる形でこの先一緒にやってけたら楽しいだろうなぁと思います。

なにはともあれ、僕はこういう奴です。
自分でもそうだと思うし、僕を知っている人ほど「確かに」って思うのかなと思います。まぁ、せっかく自分の得意分野に確信を持てたわけだし、今やってることもそうずれてないと思えるんでどんどん得意分野を磨いて成長していきたいと思います☆

自由であるべきコトが制限されたコトに対する怒り

たまたま、mixiのニュースを見てたら気になる記事があって。
飛んでったら、横山健さんのコラムに行き着きました。
http://www.pizzaofdeath.com/staff/column/ken-column.html

以前参戦直後のRIJ参戦日記にも書いた(コチラ)けど、「これでこそ横山健さん」と思いました。
こういう人だから、支持もしたくなる。

個人的には、例えば03年の初参戦のとき、やっぱ右も左もわからなくって、知ってるバンドは近くで見たくって、「うぉー」っつって最前列まで何人いようが一歩でも前に騒ぎに行って、上から足が降ってきたり頭がぶつかったりしてたけど関係なく楽しんでた。痛かったけど。メガネ壊れたりしてたけど。^^;
それから2年くらい経って一通りのバンドを前で聞き終えた頃から、モッシュピットに入る責任を考えるようになった。「自分たちが盛り上げるんだって自覚を持つこと」「モッシュ&クラウドサーフは覚悟すること」「どうなってもいいこと」「なにより、そのバンドを心から好きな奴なこと」・・・で、少し後ろで聞くようになった。年取ったから?(苦笑)、いやいや、汗と吐息と密着がテーマ(笑)の場所を離れて、ちゃんと音楽として聞きたかったからデス。そうなると、少し周りが見えてきて、少しデカめな俺は「後ろの人見えないかもな・・・」とか考えるようになった。それでも、それ以上は下がらなかったけど。後ろにいて見えないのは、俺より後ろにいる奴が悪い。見たかったら前に出るべきだっていう論理で自分を納得させてはいた。

今は前に行くことすら本当に少なくなってるけど、それで楽しんでる。自分は、楽しみ方が変わった。
でも、FESのルールが「ラブ&ピース、そしてフリーダム」を謳ってる中で、「モッシュ&ダイブ禁止」ってのは聞いてなんだか、少し寂しかった。もちろん、こういったFESが多くの人に開かれている性質上、そのバンドのことを「何も知らない」「時間があるから寄ってみた」って人たちもたくさんそのバンドの音楽を聞いてる。それがFESの良いところだと思うし、好きなところでもある。おかげで、自分も音楽の幅や見識はだいぶ広がったと思ってる。でも、そういった初めて見るって人に合わせて、聞いてる人の表現方法をルールで縛る必要はあるんだろうか。

もちろん、モッシュやダイブが危険行為だってことはわかってはいる。その行為で後遺症が残ってしまった人がいて、その人が「暗黙の諒解でなくルールとして対応して欲しい」っていうなら、そこに運営側が真摯に対応をしなきゃいけないってのもわかるし、当然の判断だと思う。
でも、正直な話、何年か前の自分だったら、「それは個人の責任範囲の問題でしょ、なんで俺らがそれに合わせなきゃなんないのかわかんない」って言いそうです。「お金を払ってんのはこっちであって、盛り上がり方を決めるのは運営じゃない、俺たちだ」って言いそうです。
「じゃ、RIJには来るなよ」って言われちゃうと、すごく困ると思うケド。
「それは嫌」デス。

ただ、毎年参加してて、仲間との思い出もたくさんあって、少なからず自分たちも一緒に育ててきたFESって実感があって、そういうFESで去年みたくRSRとのバッティングを避ける為にRIJには出ないようにってアーティストが制限をされたり、今年はモッシュ・ダイブ禁止って観客側が制限をされたり、なんか利権とかいろんなコトにこれからも対応してく為に変えざるを得ない部分が出てきて、長くやってることによる良さと足かせみたいな難しさがここ数年たくさん出てきてるのかなって思います。
こういうの、あんま気持ちよくないな。

健さんも言ってるけど、どうすべきかみんなで考えていかなきゃいけない部分なんだと思います。

何年経っても気持ちいいFESであって欲しいから。このFESを通して自分たちの仲間が増えて、いつか奥さんや子供なんかも出来ちゃったりして、BBQセットなんか持ち込んじゃったりして、今一緒に行ってるみんなが相変わらずファミリーで参加してたりしてビッグなテントはっちゃったりして、大家族でステージから流れてくる音楽に耳を傾けながら、5歳になったチビ助に「え、ドラゴンアッシュの新譜まだ聞いてねーの?ったく、やれやれだぜ。」とか言われちゃったりして。

そんな週末がずっと続くといいなと思うから、自分の意見を書いてみました。

2009年9月20日日曜日

本「世界の名言100選」

著者 :
PHP研究所
発売日 : 2007-12-03
<本の紹介>
「天才とは永遠の忍耐だ」―これはルネサンス期を代表する芸術家ミケランジェロの至言だが、その言葉が生まれた背景を知れば、より深く味わい、自らの人生の糧として胸にきざむことができる。本書は、古今東西から100の名言を厳選し、エピソードなどを織り交ぜながら、その意味や内容をやさしく解説する。愛、人生、幸福など、“自分”を確認しながら耽読できる箴言集。
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こういった短編集のようなテンポで読める本はいいですね。いい気分転換になります。
自分が大事にしてる言葉はこの本にはほとんどなかったけど、「100こに絞れ」って言われてもそんなに世界の言葉に触れてもいないし、こういう機会に少しずつ他の人のオススメに触れていくのもいいなぁと思います。

・時間が万物の中で最も貴重なものであるとすれば、時間の浪費こそ最大の浪費である。
・少なくとも1度は人に笑われるようなアイデアでなければ、独創的な発想とは言えない。
・幸運は、向こうからやってくるものじゃない。自分で探して追いかけるものだ。
・人は必要に迫られると、すぐに実力を発揮する。
・友人とは君がその傍で偽りのない姿でいられる人物だ。
・他人に接して苛つくことの全ては、自分自身の理解に役立つ。
・失敗とは、よりよい方法で再挑戦するいい機会である。
・わずかな人間しか思考しない。そのくせ全員が物事を決定しようと欲している。

さくっと自分の気に入った&気になったフレーズを書いておきます。
考え方についての指針となるようなこういったフレーズに辿りつくまでに、それぞれの人はどんな失敗をしてきたろう。結果としてえらく見える人たちにも、いやそういう人たちだからこそ、自分が「頑張ってる」っていうレベルよりも何倍も上のレベルでの頑張り方をしてきた人たちなんだろうな、と思います。

もらったアドバイスを全て聞いてたら、反対の意味のもあるしそれこそ何にも考えなくなる、それに動こうにも動けなくなる。だから、今までの自分の生活の中で、少し変えてみようかな、と思える部分を探して、よくもわるくも変えてみようかな、と思います。

必要に迫られると、すぐに力を発揮する。ナルホドね。追いつめてみるか。笑

2009年9月19日土曜日

本「坂の上の雲(5)」

<本の紹介>
強靱な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。
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読んでて、色んな立場の人が色んなものを背負って戦ってるのを改めて感じました。
特に、上層部の面々の描写。本当に多岐に渡って取材して、魂込めて書いたんだろうなって、中身もそうだけど司馬さんに感謝を伝えたいと思いました。この人、本当にすごいですね。
「売れる本を書こう」とか、そういう次元の本じゃない。

同じ日本人に伝えたいことがあったんだろうな、残したいものがあったんだろうな、自分も日本人の端くれとして、それを感じて読まずにはいられない。時には日本のダメさ加減の描写も、一時的には反感を買ったとしても長い目で見て「後世に伝える」って意味じゃ宝になってると思います。

自分たちの本当の歴史をリアルに描くことで伝えたかったのは、この人が日本人として生まれて、歴史を創る戦争に自らも参加して感じた、「日本に生まれたことへの、同じ国に生まれた人たちへの感謝」だったんじゃないかな。とか、思いました。そういう想いを感じるからこそ、いろんな人が共感する作品な気がします。

この戦争を戦った人たちはたくさんの同じ時代に一緒に生きた人たちの生死に直面して、自分の限界も何度も味わって、何度も死線を越えて、でもそこから逃げることもできない。およそ彼らの想像できなかった未来を生きてるだろう自分は、その彼らへの感謝も少なくとも今までしてこなかった。
「イチ(1)どハク(89)うにっシン(4)やきそば」とかってロゴで覚えた日清戦争と、その10年後の日露戦争。年号を語呂合わせで覚えただけだった日本の歴史上の出来事は、今、リアルに脳裏に刻まれていってる。「これをどこかで教科書にしたらいいのに」とか思うけど、多分中学、高校の俺がそんな授業を受けても余計読まないと思う。焼くか捨てるか売るか。。。今思えば恥ずかしいことだけど、多分そんな感じ。
でも、仕事を始めて、自分の生き方を考えるようにもなって、戦場に駆り出された人たちはその先に「死」が待っていようとも上官の命令は絶対で、逆らうことは許されない。そんな人たちと比べたら、自分はまだまだ甘ちゃんだと思うし、けどそれでもこの時代にこの平和な国に生まれたことを感謝したい。そしてそういう世の中に生まれたんだったら、したいことを思う存分させてもらおうかな、なんて気にもなってくる。

口で言うのは簡単だ。そろそろ、自分も形で見せなきゃな。

2009年9月15日火曜日

本「闇の支配者に握り潰された世界を救う技術」

<本の紹介>
水で走る自動車、ガンが完治する電磁波、寿命を千歳まで延ばす技術、海水を真水に変える装置、地球上を瞬時に移動する円盤…。すでに実現している数々の大発明!それらは一体、なぜ封印されたのか。
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この本は、読んでみて衝撃的でした。ドラえもんじゃないけど、「こんなのがあったらいいのに」っていう技術をホントなら人類は既に手に入れてるって話。
ただ、それはずーっと「闇の支配者」に封印されてきた。なぜか。「石油・製薬・軍需の利権確保の為」に。新しい技術は、現在の基盤や価値観の上で勝ちをおさめている人たちにとっては、できれば出てきて欲しくないものだろう。それは、誰でも納得できると思う。仕事の話をしててもよく話題になるキーワードは「属人化」だったりして。

これは、悪い見方をすれば「自分のアイデンティティとなる今までに自分が頑張って覚えてきた仕事を、他の人ができるようになってしまったら自分がいる意味(自分の価値)がなくなるじゃないか」っていう属人化してるスキルや経験を持ってる人の心理。
それと、できるだけ属人化は排除したいけど、ユーザやクライアントのコスト削減要求に対して、自分たちのリソースを最大限に発揮しようと思ったら「誰でも何でもやれる形」よりも、「○○は誰」ってそれぞれの分野に専門家を立てて、適材適所でまわすことが一番安くできる方法だっていう管理者サイドの認識。
大きくはこの2つが壁になってるんじゃないかと思ってる。

そういう意味で、自分たちが築き上げてきたものの価値が大きい程、独り占めしたくなる気持ちってのはよくわかる。そして、社交界の常識というか、集団心理ってのは似たもの同士を集めるから、そういう「最高レベルの勝ち組」がいるとしたら、その人たちは容易にはノウハウを下にいる人たちに落としてきたりしないんだろうな・・・ってのもわかる。

だから、この本に書いてあることが全て本当だったとしても、「そうなんだろな」と思いました。「なんで分けてくれないんだ、それがあればこんだけ多くの人が助かるのに!」ってのは、一見世の中全体を見てるようで完全に庶民側の立場の人からしか出てこない論調な気がします。人は、出来てるところ、自分が困ってないことにはなかなか目が向かないし、人から言われたことはやらない生き物だから。そして、自分の損になることをあえてやる人が少ないからこそ、やる人が賞賛される。自分が自分事として捉えたことには異常に執着しても、それ以外は無頓着、それはB型に限ったことではないんじゃないかなと思いました。(ちなみに俺はB型デスが^^;)

ただ、内容いいこと書いてるとは思うけど、1つ1つの論拠が薄いのが少し残念だったな。
書いた人が文系なのか、証明と呼ぶには少し粗い展開が多い。それでも、テーマがおもしろいだけにハマる人は一気にハマると思います。
賢者の石は実際にあった。瞬間移動は実は既にできる。エジソンよりも偉大な発明を世の中に残したにも関わらず、歴史上から抹殺されてる人がいる。地震や竜巻は誰かの仕業。などなど。

中でも、タイムリーにおもしろいと思ったことが1つ。
酒井法子さんの逮捕は記憶に新しいですが、覚せい剤の他に大麻も所持してたって話があった。それってホントに悪いこと?なぜ、いけないのかがおろそかにされてはいないですか?

大麻って、「麻」の別名に過ぎないってことは知ってました?かつては日本で普通に作られてて、その証拠に各地に「麻」のつく地名はたくさん残ってる。調布は麻が育てられていたし、多摩川や多摩丘陵も「多麻」の意味に他ならない。麻生区なんてのもあるよね。実は七味唐辛子にも入ってるから、みんな常習はしてないまでも微量ながら口にはしてる。インドでは今も普通の漢方薬として売られていたり、国によっては合法です。
そして、麻は植物素材としては最高の強度を持ち、上にも書いたように日本でも(育てれば)身近なところから簡単に調達できる。鎮痛剤として痛みを和らげ、うつ病や目の病気、リウマチなどにも効果があるらしいです。手術や歯の治療で使う「麻酔」は文字通り、大麻を使うことを意味している。そして、ハーバード大学の医学者によれば大麻には致死量がないんだそう。少なくとも、これまでの調査で死亡例が報告されておらず、幻覚作用もないそうです。むしろ鎮痛作用がある為、凶悪犯罪につながる危険性は全くと言っていいほどないのが真相とのことです。
トヨタの子会社では、麻の一種、苧麻(ちょま)からバイオプラスチック原料を抽出し、自動車部品を生産する見通しを明らかにしたそうな。苧麻はケナフに匹敵する二酸化炭素吸収能力を持ち、九州や沖縄では、年に5,6回も収穫できる。トヨタ自動車では、自動車の樹脂部分をどんどんこうした素材に転換すると言っている。それもやってみたらわかるけど、いろんなところでネットで検索できます。
ちなみに、こういった麻についての「おかしいだろ」を公に掲げて活動している団体もありました。
こちら

この本は、予想だけど著者の想像で書かれている部分も多分にある。でも、考え方とかアイデアをたくさんもらえたし自分としては良かったです。学問を細かく細かくして、本当に意味のあるところから遠ざけて、「遠ざかることが価値なんだ」って、そんな社会の価値観を裏で誰かが形作ってる場合もあるそうなんで、みなさん自分のことは自分で考えてみて下さいね。
「一番何もわからない人を育てる方法は、MBA(経営学修士号)を取らせることだ。」って言ってる人もいるみたいです。自分の周りにもMBAとか目指してる人は多いけど、どれだけの効果があるもんなんだろか。違う世界が見えてるもんなんだろか。それとも、取ってない人たちより視野も狭く、レベルも下がってたりしてないだろうか。

「ポーカーを30分やってもカモが誰かわかんない奴は、自分がカモだ。」

世の中いい人ばかりじゃないし、正しいことばかりでもない。
自分に知識がないことを棚に上げて、うまくいかないのを誰かのせいにばかりしてても前に進めないですよね。知らないことは失うこと。今やるべきことは、少しでも自分の仲間と知識を増やすことかもしれない、と感じた1冊でした。

2009年9月14日月曜日

本「坂の上の雲(4)」

<本の紹介>
明治三十七年二月、日露は戦端を開いた。豊富な兵力を持つ大国に挑んだ、戦費もろくに調達できぬ小国…。少将秋山好古の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また連合艦隊の参謀・少佐真之も堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。緒戦から予断を許さない状況が現出した。
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参謀と兵卒それぞれの役割について、非常に考えさせられました。
参謀は、作戦を立てるのが仕事。でも、参謀的な仕事を他の人がしないかと言うと、そんなことはない。「ああしたほうがいい」「ここはこうするべきだ」ってのは、誰が何をするときにも思うことだと思います。そういった考えられる要素や情報を集約して、時機と兵力と弾薬が限られている中で最も効果的な戦いをする為の作戦を考えること。そして、その状況に変化があれば、柔軟に作戦を変えていけること。それができない参謀のために、どれだけの命が奪われたか。それを痛いほど考えさせられました。背負ってるものをプレッシャーに感じて、自分がつぶれてもいけない。非常に難しいけど、だからこそどんな参謀と戦えるのかってのは大事なポイントなんだろなと思います。

あと、兵卒については、役割の理解が甘いと結果は概して低くなる。やることと合わせてそこで狙っていることをはっきり伝えないと、全体が見えてない中で結果を出すのは難しいのかなと思いました。だからこそ、現場の力が勝負を分ける。例えばこの本の中では、海軍の夜襲で水雷艇による魚雷攻撃って場面があるけど、「魚雷を打って帰って来る」ことが目的の船と「魚雷を戦艦に命中させて、敵の戦力を削る」ことが目的の船であれば、自ずと打つ距離は変わってくると思います。目的なく仕事してちゃいけないよなー、とか、そんなことを考えさせられました。

まだまだ自分は戦場で負ける側にいんだろな、と思いますわ。精進精進。

2009年9月13日日曜日

本「崩壊する世界繁栄する日本」

<本の紹介>
『ドル崩壊!』『本当はヤバイ!韓国経済』の著者、“マクロ経済”診断士が緊急提言。国家のモデルとは、その国の経済がいかに「付加価値」を稼いで成長し、「輸入」(輸出ではない)を可能にするか、ということである。マスメディアはGDPなど単体の経済指標を取り上げて「日本はもうダメだ」と言うが、それはそもそも大きな間違いなのだ。「GDP/GNI」「国際収支」「対外債権・債務」「為替相場の推移」など多面的かつ連結的に分析することで初めて、国家のモデルは見えてくる─。
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ここ数年、日本の中でもいろんなことが起きた。
ライブドアショック、村上ショック、サブプライムを発端とする世界同時不況、、、そして政権交代。
その間、同じように世界の通貨にも韓国ウォンがデフォルト寸前にまで追い込まれたり、石油の取引通貨がドルからユーロに変わるって話が出てきてたり、イギリスのポンドの価値が半分になったりしてる。
日本の株式市場が安定しなかったこともあって、自分は外貨債権や外国株式に手ぇ出したりしてるんで手持ちの通貨はドル、ユーロ、元、ウォン、リラ、ランド、、、といろんな通貨になってて、一見リスク分散されているようにも見える。「こんだけやっとけば例え日本円がどうにかなっても、その分上がった通貨があるはずだし大丈夫だろな」とか思ってたけど、この本を読んで実際のとこはリスクの考え方を見直した方がいいのかなって思いました。

この本はおもしろかったです。
アイスランド、韓国、ロシア、イギリス、ドイツ、スペイン、中国、アメリカ、そして日本。
世界の各国の国家の経済モデルを解き明かして、メリットデメリットを比較しながら今後どうなっていくって予想を立ててる。確かになーとか、あんときホントやばかったもんなーとか、自分の経験も相俟ってしっくりくることがたくさんありました。で、思った感想が、「日本に生まれてきて良かったな」でした。これは、本を読めばわかると思います。
世界で一番安定している国、逆にそれで反感買ってるくらいの優等生な国ですわ。日本が借金で崩壊するなんて、この先世界が全部敵にでもならない限りあり得ない。日本の国債の95%は日本人への貸し出しだし。日本の借金が何千兆円あろうが、あくまで国民にとってはそれは借金でなく、債権だ。日本が円の通貨発行権を持っている限り、つぶれることはまずあり得ない。そして、近い将来につぶれそうな国もちらほら、、、多分、モデルを変えてくるとは思うけど。そのときは自分たちもそれに合わせて変えればいいんだしね。
他国の通貨の価値が下がっていくリスクがあるのに、他国の通貨にリスク分散してることってそんなにいいことではない気がしました。でも、じゃー円だけ持ってりゃいいのかっつーと、それもちょっとな。。。

一冊で世界の経済を広く見渡せるいい本だと思います。
やっぱり、「今何にお金を使うのか」は「あとに何を残せるのか」を考えながらバランス取って振り分けていかないといかんなぁ。。。