2009年9月23日水曜日

本「「見た目」で選ばれる人」

<本の紹介>
あなたも周りも確実に変わる、「見た目」の法則が、本書でわかります。ミリオンセラー『人は見た目が9割』の実践編ついに登場!言葉より先に“あなた”は伝わる。人間関係が楽しくなる小さな習慣。職場!婚活!就活!これ1冊ですべてOK。
-----

この本はとっても勉強になりました。
普段、IT業界の人間だからか(←それを理由にするのは良くないとは思うけど)、他の業界と比べたらやっぱり見た目を気にする人が少ない中で仕事をしてる自分は、周りからの見られ方ってのをあんまり気にして仕事をしているわけじゃないです。日常生活もほとんどそんな感じで。
でも、こういう本を読むと多少なりとも意識が変わるなぁ、と。改めないといかんかなぁ、と反省しました。

なるほどなーと思ったのは、以下の2点。

・一般に、大企業の人は表情を見せない人が多い。それはなぜなら、日頃から表情を読まれない訓練を積んでいるから。上司を快く思っていない場合、その気持ちをいちいち相手に読まれていては、仕事に支障をきたすから。その結果、傾向として大きな組織でしのぎを削っている人ほど表情が読めない。隙がない。そんなわけで、朝8時頃の電車には表情のない中年サラリーマンがたくさん乗っている。彼らは、生気がないから表情がないのではない。努力して、表情を読まれない顔を手に入れたんだ。
⇒これ、ある意味当たってると思います。表情をいちいち顔に出してると、やっぱ人間関係がそのまま仕事の質になってしまって、誰とでも仲良くやれる人以外はどっかに仕事の進まない部分(ボトルネック)ができてきちゃう。それを避けるためには、やっぱり表情を隠すことが必要になるときもあるのは否めない。ポーカーフェイスっていうのか、プラスチックスマイルっていうのか、そういう奴ですね。

・高校や大学時代の同級生と何十年か経って同窓会をやると、その原理は実感できる。学生時代に「距離を置いてつきあう相手」だと思っていた人が、今では意外と価値観が近かったりする。社会に出ると、世代間ギャップもあれば経済的格差なども経験する。自分と恐ろしく価値観の異なる人も受け入れているうちに、学生時代のクラスメートとの心理的距離は狭まってしまうものだ。
⇒これも、「あぁなるほど」って思う節がいくつもある。昔からつるんでた連中も、同窓会を経て復活した連中も、やっぱり居心地がいいなって感じるのは、それ以降に触れたもっと大きい価値観の違いを経験したからなのかもしれない。たまたまクラスが違ったりであんまり話すことがなかった人たちも、今話してみると結構すんなり話せるってのは嬉しいことだなと思います。なんか、帰る場所がある気がして。だからこそ、そいつらといない間はもっと外の世界に出て、違う価値観に触れてみるってのも大事なことなのかもしれないすね。

この人の本は、演劇や見られる人の感じ方や考え方がわかりやすく書かれていて読んでておもしろかったです。一気に読めてためになる本だと思うんで、よかったら興味のある人は読んでみて下さいな。

「何を伝えても、伝わるのは自分」。

0 件のコメント:

コメントを投稿