2009年9月10日木曜日

本「渡部昇一の昭和史(続)」

<本の紹介>
昭和史は、まさに今日の時事問題。満州国に関する誤解、皇統「125代」という日本の誇り、朝日新聞への疑念、東京裁判の真実、煽情ジャーナリズムの淵源など、様々な話題から反日に勝つ昭和史の常識を綴る。
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この本は、以前に読んだ「渡部昇一の昭和史(正)」の続編なんですが、韓国と中国の、すでに清算したハズのことに関するいちゃもん1つひとつに日本側のあるべき主張の姿として反論しています。靖国の問題とか、おかしいですよね。「世界の禍の根源」とか言われてるけど、そういう立場に日本を追い込んだのは欧米亜諸国だった(ABCD包囲網)。それに対して、日本が潰されないために戦争に打って出るしかなかった当時、その日本国家の上層部にいた人たちは本当に日本を救うために、植民地化させない為に戦った。それを国民が感謝を持って参拝して何が悪い。
国家の内政に口出しをするのは、内政干渉として国際的には閉口されるべき行為じゃないのか。そして、戦争は平和条約の締結で終わってる。平和条約を結んだってことは、それで過去の行いについては清算してもう言うのはよそう。平等な関係を回復してやっていこうってことになるんじゃないのか。いまだに「日本は悪い、日本は悪い」っていうなら、もう付き合わない、でもいいんじゃないかとか思います。
同じ日本人が読んだら、そういう感想を持つのが自然な本で、もう少し自分の国のことに興味を持って、もっと自分の国に誇りを持って、ちゃんと自分の国について自分の言葉で話せるようになってくといいなぁ、と思います。
ジャーナリストや政治家とかが自分の意見を言いたい放題に言うのは別に間違ってない(自分の知識のなさを披露することと裏表になってるから、よく知らないことでもなんでもかんでも口出しするのはやめた方がいいと思うケド)。ただ、それを自分たちは聞いて鵜呑みにせずに、自分で賛否について判断しなきゃいけないよな、と思います。そういうことを繰り返して、自分の感性や価値観は確立していくんじゃないかなと。

その必要性を今まであまり感じてこなかったのは、これを自分たちの身の回りのこととして、直接被害を受けていることとして落とし込めてなかったことにも原因の一端がある気がします。でも、それは「誰か他の人(一部の上層部)が考えれば良かったこと」から「1人ひとりが考えなきゃいけないこと」になってきてるって潮流をあらわしていることでもあって、これも情報革命で変わってきたことの一つなのかな、とか考えたりして。
「知らない方が幸せなこと」も確かにいくつかあると思うけど、「知らなきゃいけないこと」「知っておいた方がいいこと」ってのの方が若いうちはたくさんあると思います。このご時世に自分の判断で進んでいける人と、あるべき姿がわからなくて他の人の動き出しがなきゃ前に進めない人と、結構明確に差が生まれだしてるようにも思うから、よかったら考え方の一つとして読んでみてもらえるといいなと思います。
目指せ、日本の歴史を語れる日本人。

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