東京にも牧場があったんですね~。 |
ちょっと前に戦車道路を見に行った帰りに近くを横切ったんだよな~とか思いつつ、一路自転車で磯沼ミルクファームへ向かいます。
牧場なんていつ振りだろぉ。
この磯沼ミルクファームは「世界で一番小さなヨーグルト工房」とも言われている牧場だそうです。
新鮮な牛乳が飲めるかな。楽しみだな。
と、自転車をこいで八王子から20分ちょいかな、牧場に到着すると既に何人か見えていたので、簡単に受け付けを済まして雑談タイム。
今回は、たまりば×三多摩エンジョイクラブでの企画ということで、どちらもあまり縁がなかった自分としては興味津々で話を聞いていました。
多摩を1人でまわって楽しむのも楽しいけど、やっぱり同じように楽しんでる人がいるなら一緒に楽しむのもありだよなぁと思います。
まだまだ自分1人じゃ知らないところだらけだし、知ってる人とまわると全然見えてくる景色って違ってきたりするし。そういう意味では、今日は磯沼牧場も楽しみだったけど、どんな人たちと出会えるのかなってのも楽しみにしてました。明るくって話しやすそうな人たちばっかりで一安心。^^
そうこうするうちに、イベント参加者が揃ったところで今日の流れの説明を牧場主(カウボーイ)の磯沼さんにしていただいて、ランチの準備開始。まずは会場作りと、ビーフシチューの仕込みです。
牧場の広場にテーブルと椅子を並べて。。 |
磯沼牧場特製「ゴロッとギュウッとビーフシチュー」 |
野菜とビーフシチューが入ったばかり。具だくさん~。 |
この磯沼ミルクファームでは、牧場に親しんでもらおうと乳搾りをはじめ多くの体験教室を行っているということで、テーブルやイス、それに外で使えるキッチン台なんかもあってイベント開催はお手のもののようでした。
牧場主の磯沼さんも気さくに話しかけてくれて、食材や牧場のこと、自然と出てくるいろんな質問にもどんどんわかりやすく答えてくれるので一緒に料理してて楽しかったですね。
普段、小さい子たちにも、もちろん牧場の牛さんたちにもこうやって心を込めて接してきてるんだろうなぁ、とその人柄が垣間見えて嬉しくなりました。
まぁ僕は、料理といってもこのビーフシチューの大鍋をグルグルとかき回してただけでしたけど。笑
そして下準備が一段落したところで、お次はお茶摘み体験にお出かけです。
2番茶らしいです。葉っぱがやわらかかった~。 |
ミントもゲット。あまーい香りが漂ってます。 |
牧場の片隅に、お茶の畑があってそこで摘んだ新鮮なお茶っぱで今日はランチを食べましょう、ということで。。いやぁ、なんて贅沢なランチだろ。お茶摘みは初めてだったけど、若い葉っぱが本当に柔らかくて、「摘むって言ってもどこ摘んだらいいかわかんないな~。」と始め思ってた僕でもすぐに、感覚的にわかりました。
考えるよりやってみる方が早いことって、結構ありますね。
それにしても、本当にいい天気です。
こういう天気で牧場にいるってのは、なんだか幸せですね。
みんなでワイワイ。 |
さらに、一段落ついたとこで磯沼ミルクファーム特製の牛乳が出てきました。
牧場で飲む、朝一番の搾りたてのミルク。
これがキンキンに冷やしてあって、最高においしかった~。
そしてそして、ビーフシチューともう一品はパニーニです。
牧場特製のチーズをふんだんに使ってのパニーニもこれまたおいしそう。
出来た―! |
今回はたまりばと三多摩エンジョイクラブの関係者が多く、どちらも一度も参加したことがなかったのは僕くらいでしたが、だからこそ逆にみなさんの週末の過ごし方だとか多摩のおもしろスポットやイベント情報、またこれまでの活動の様子なんかの全てが新鮮で、楽しいひと時でした。^^
ビーフシチューもお肉がめっちゃとけていて、こんなに盛りだくさんのビーフシチューって食べたことなかったですね。
そしてお昼を終えて、今度は牧場体験ツアーへと移ります。
まずは乳搾り!
人が搾りやすいように高さが調節されてました。 |
絞ったお乳はあったかかった! |
もはや記憶にないくらいでしたが、絞ってあげるとすごい勢いでミルクが出てきました。
ちゃんとできてよかった~、出てきたミルクはほっぺや手にこすりつけて、なんとなくスベスベになった感じ。
この乳搾りですが、母牛にとっては生命線ともいえる作業で、人によって乳を搾ってもらわないと牛の方は病気になってしまうんだそうです。だから健康を管理する上で、牛にとって人はいなくてはならない大切な存在になるんですって。
そして牛乳をはじめとした乳製品は人が健康に生きていく上でも欠かせない食糧になっている。
お互いがお互いを必要としている関係なんですね~。
そして、乳搾りのあとは牛舎の説明や高台の牧場へと移動します。
まずは子牛の牛舎へ。
生後1カ月。 |
そしてこの堆肥は、堆肥熱が80℃くらいまで上がるので雑草がほとんど生えないそうな。それは好都合ということで、近くの高校や地元に完熟堆肥として循環しているんだそうです。
無駄の少ない流れができているんですね。うーん、考えられているんだなぁ。
すごい食欲でした。 |
この牛たちもすごい食欲で、そんな勢いで食べて大丈夫?と思うくらい丸呑みの勢いで食べていたのですが、、磯沼さんの解説によると、牛って一度最初の胃に入れた草を口の中に戻しながら、少しずつ草を細かくして食べてるそうですね。だから最初は丸呑みでも大丈夫なんだそうな。
そして、草ばっかり食べてるのかと思いきや、動物性のタンパク質は最初の胃の中に飼っていて、増えてくると次の胃に入ってそこで消化される、とのこと。しっかり動物性のタンパク質も体内で育て、消化しているから草ばっかり食べてるってわけじゃないそうです。全然知らなかったなぁ~。
牛とお散歩。 |
年齢にあった育て方っていうのがやっぱりいろいろあるんですよね~。
ちなみに東京には54軒の牛農家があって、そのうち八王子には4分の1にあたる14軒の農家がある、とのことでした。へぇ~、全然知らなかったけど東京にも結構あるんですね。
そして、最後はおやつの紹介タイムへ。
今、多摩ではおみやげプロジェクトというのが進んでいて、多摩に埋もれてしまった名産・名品をコレクションしていっているそうですが、その中で一つ、天狗の鼻 棒かりんとうというものがあります。
高尾山で割と売れていて、去年は一番売れたおみやげだったそうなので食べたことある人もいるかもしれませんね。
その棒かりんとうにいろんな味をつけたものを今度売り出していこうとしているそうで、今日は特別にその試作品をいただくことができちゃいました。
出てきたのは、「ゆず味」と「しょうがはちみつ味」の棒かりんとう。
しょうがはちみつ味の棒かりんとう。 |
僕はどっちかっていうとしょうがはちみつの方が好きな感じでした。
もし高尾山やどこかで見かけたら、試してみてくださいね~。
小腹が空いたときにもいいかも。おいしいです。
そんなこんなで今日のランチパーティーは終了!
たまりばのみなさん、三多摩エンジョイクラブのみなさん、そして磯沼さん、ありがとうございました!
そして僕は、磯沼ミルクファームからの自転車での帰り道にあった新撰組のふるさと歴史館にも寄ってみました。
たのもー。 |
元々は日野にいた人たちが江戸に駆り出され、人が足りずに武田と北条の残党がこの地域に住みついたこと、その後千人同心として組織されるものの武士としては最下層の扱いで10俵1人扶持という生活もままならない暮らし振りだったこと、近藤勇の近藤家は天然理心流としては主流の派閥ではなく脇の一派の一つだったこと、元々四術(剣術、棒術、柔術、気合術)とされていたが気合術は口伝されずに近藤勇の親の代から三術の相伝となったこと、天然理心流は1撃必殺、最初の1撃でなぎ倒すために木刀よりも太い棒で最初の稽古を積んでいたこと、、、。
親類に千人同心がいたり、天然理心流の道場に自身が通っていたこともあったそうで、話したくってたまらないっていう感じのおじいちゃんで、気づくと閉館時間になっていました。
うーん、本で読むよりやっぱ生で聞いた方がいいですね。いや、少し読んで知ってたから相槌も打てたし、「こういう見方もあったみたいですよ」っていうことが言えたりできたのか。
まぁなんにせよ、とても勉強になったひと時でした。
うーん、多摩もまだまだ訪ねてないとこばっかりだけど、巡れば巡るほどにおもしろいですね。
★イベント参加者のレポート集
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