2005年5月8日日曜日

映画「解夏」

著者 :
東宝
発売日 : 2004-07-30
また泣いちった。ったく涙もろいなぁほんと。
この前の「ジョゼと虎と魚たち」は足が不自由で、今回の主人公の高野は視力を失う。
俺は映画を見るときどうしても感情移入しちゃって、「自分がそこにいたら」ってすぐ考えちゃうんだけど、「もしも足の不自由な人が周りにいたとして、俺はそいつとどう接するだろ?普通に接してあげることができるかな?」「自分の好きな人がこの先視力を失うとしたら?俺はそいつの目になってやれんのか?」「じゃなくて自分が視力を失うとしたら?」…俺はきっと、この映画の主人公よりも苦しむと思う。
でも、それは生きてく上で誰もが覚悟しておかなくちゃいけないことだよね。
んで、自分はそばにいて欲しくても、それをお願いすることは「あなたの自由・夢をあきらめてください」「この先の(自分が味わうよりも重いかもしれない)前途多難を一緒に背負って生きてください」って言うようなもん。
そりゃ、言いたくても言えないよ。言い出さなくちゃいけないのはわかってても言い出せないよ。なんか、自分は無力だなって思いをすごく感じた。
それにしてもこの映画うまいなー、結夏から解夏までのだんだん苦しくなっていくさまを、すごくよく表現できてると思った。
「精霊流し」の姉妹作になるこの作品、俺はどっちも合わせてたくさんの人に見てもらいたいと思った。

で、俺は長崎がやっぱ好きなんだなってのを改めて感じた。
もうナレーションとかなくても長崎の景色が出てくるだけでわかるんだよね、「あ、ここ長崎っぽい」って。
そんだけ行ってるってのもあるけど、やっぱりあったかいとこだと思う。
また、なんかの機会に行きたいっすね。

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