2005年9月25日日曜日

DIVING TOUR旅日記~富戸編~

二日目、富戸。

富戸へは、古谷さんってインストラクターと一緒に行ったんだけど、この人はホント趣味を仕事にして人生を生きてきたような人だった。
1日目の夜に合流して、家に連れてってもらったら、なんか人がいっぱい。
今日一緒に潜ってた人、明日潜るからってきた人、みんなでテーブル囲んで飲んでた。んで刺身つまみながら、ダイビングの話や音楽の話、関係ない話までいろんな話をしてた。
今日で帰るって人が帰っちゃったあとは、和哉と古谷さんの二人で話してんのを俺は聞いてるだけだったけど、興味深い話がいろいろ聞けて、すごい勉強になった。酒も「正雪」「嘉美心」って極上日本酒2本立てでまじうまかったしね。メモ程度に書いておくと、
◆ダイビングは伊豆で始まった。
◆伊豆で潜るならやっぱり最高峰はIOP(伊豆海洋公園)。
◆IOP以外にも潜るところはたくさんあるけど、IOPが一番古く、一番潜りがいがある。
◆俺らが生まれる前からあった。
◆ダイビングはインストラクターについていくだけ、サーフィンは自分で海の状態、波の状態を見極めなくちゃいけない分だけ難しい。
◆ウインドサーフィンはその上、風まで読める力がないとできない。
◆だからサーフィンとウインドサーフィンの方が難しいけど、死なない。ダイビングは簡単だけど、死ぬ。奥が深い。
◆今年の神子元はジンベエザメとか見れておもしろかった。
◆神子元は30本以上潜った人しか行けないが、30本ってのはただの指標であって、やっぱそれなりの実力が伴ってないとってこと。ダウンカレントに巻き込まれたら経験少ないダイバーは生きて帰れない。なんせ自分の吐いた泡が上に上がっていかないんだから。
◆獅子浜は汚いが、裏を返せば流れがない→穏やか。初心者を教えるには最適。台風が来ても獅子浜なら潜れる。天気が悪くなればなるほどこむポイント。
◆ガンガゼ(ウニのでかい奴)なんかは汚い海にしかいない。
◆ダイバーは酒飲みが多い。窒素酔いと関係が?w
◆目指すものによって、ダイバーが場所を選べばいい。30,40mを目指すならそれなりの脚力がいる。IOPもしかり。のんびり潜りたいなら、川奈や獅子浜でいい。
◆道具を持つならAQUALUNGがやっぱいい。戦時中のノウハウを使ってるのはこことかだけ、他のと比べると30m,40m潜ったところで真価が問われたときに性能の差が出てくる。

はじめは、「なんだこのおっさん」て思ってたけど、話を聞くうちにその人の器のでかさ、歴史を感じて、話にのめりこんでく自分がいた。人ってほんと見かけによらないよなー、これだから人との出会いはおもしろいよ。
ま、古谷さんは酔っ払ってて、次の日なーんも覚えちゃいなかったけど。笑

んで、朝を迎えメシ食って器材準備して、出発。
天気も昨日に引き続き最高で、波もすっごい穏やかでダイビング経験の少ない俺にはダイビング日和。海の中の透明度もすごくよくて、ちょっと離れたくらいじゃ問題なかった。昨日の川奈と同じ海に入ってるはずなのに、イソギンチャク畑とか珊瑚みたいにキレーだったし、海の地形も岩場、砂場、いろいろ入り組んでて楽しめた。こーいうところに集まる魚って多いんだろうね。
まぁ古谷さんは勝手な人だから(笑)あんま魚の説明とかはしてくんなくて、自分で探して「あれ何?」って調べてく感じになっけど、まぁこっちも気ままにできるんでそーいうスタイルならそれはそれでありかなと。1本目はそんな感じで様子見で終了。俺も、古谷さんも、お互いの力量を見ながら潜ってた感じ。エアーの減り具合とか。
2本目は、肺に空気を貯めて浮く。貯めた空気を出して沈む。基本的なことだけど、肺が浮き袋だってことを意識しながら潜ってたらずいぶん楽に潜行できるようになった。思うに、人間の肺は2段階の空気の量を調節できるんじゃないかな。だから深呼吸って言葉が出てくる。まぁ真相はわかんないけど、なにはともあれ、自分のダイビングのレベルが上がった2本目だった。海老を守る下のダテハゼ、上のハナハゼの関係を知った上でじっくり観察できたりね。

いやー、やっぱダイビングは楽しいっすね。
また機会つくって潜りに行きたいもんだわ。
やってる人、よかったら声かけてくださいな。

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