2008年2月24日日曜日

本「ジダン」

ジダンは多くを語らない。けど、多くの人がジダンを語る。

98年フランスW杯と00年ユーロ優勝の立役者。
ユーべから銀河系と呼ばれたレアルに移籍して、ペレス会長の一時代を築く。
奥さんがスペイン人ってこともあって、イタリアよりスペインの方が合ったみたいね。

そして、02年日韓W杯での無残な無得点敗退。
奇跡の代表復帰を果たした06年ドイツW杯。
最後は、マテラッツィへの頭突き事件。。
ちなみに彼、98年のW杯でも報復行為で退場してます。
そういう気性の人だってのは、あんまり知られてないみたいだけど。

得意技は超有名な「マルセイユルーレット」。
彼は自分を一生マルセイユ人って豪語する。それだけ地元の人たちとのつながりが強く、愛着があるんだろうなと思う。
フランスW杯の決勝チケットを何枚も地元のダチに配って。優勝してすぐそこに駆けつけて。ずっと昔からジダンを知ってるダチはみんな嬉しいだろうなー、こんなことされちゃったら。
俺は、日本人であることは嬉しく思ってるけど、そこまで思い入れのある土地ってないかも。。。今、そんな舞台に立っても(立てないケド)、そこまでして呼びたい人って地元の友達ではなくなってる。ちと、寂しいすね。

そんなこんなで、彼のことについて語りだしたらキリがない。
それだけ有名で、サッカー少年達の憧れで、世界中の子供達が「俺がジダンだ!」って言ってサッカーするような、最高のサッカー選手だから興味があって読んでました。

思ったこと。

この人は望めばなんだって手に入るのに、なんて普通のことを望んできたんだろう。
「ただ家族と静かに暮らしたいんだ。」って、でも確かにそれが一番大事なことなのかもしれないと思います。

周りへの尊敬と、家族への愛情と。
サッカーしてなくたってこの人カッコよかったんだろうなと。

俺自伝って好きかも知れない、と思った一冊でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿