2012年8月5日日曜日

本「王妃の館 下」

上巻がとても良かったので、下巻も早速読んでみました。バラバラだったツアー客と、その地にいる人たちと、歴史上の人物が、共通項や似た立ち位置に立つことで少しずつ近づいていく。そのスピード感とストーリーの自然さがとても心地よかったです。
さらに、人は失敗した数だけ、失ったものの大きさの分だけ大きくなれるというか、決して無駄な経験などないと思わせてくれる前向きなメッセージが伝わってきました。後ろ向きな思いで参加したことでも、行ってみれば新しいことが見つかるかもしれない。失敗してもいいから動いてみる、動き続けてみるということの大切さを改めて感じた一冊でした。

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