著者が伝説の億万長者だってことはあとから知った話で、僕は奥多摩関連の森について調べていて、この人が山林の多くを所有した事実に興味を持って見つけた本でした。この本には著者の蓄財の方法が体験談として書かれていて、なるほどこれならお金は貯まりそうだと思えた点もありましたが、読んでいて思ったのはこの人はお金をためることよりも、人のことを見ていた人物だったんじゃなかろうかと思えました。自由に使えるお金があったからこそ、その余裕があったのかもしれませんが、動かざること山のごとし、のような大きさを感じた1冊でした。大きな背中を見せてくれるのが嬉しい1冊とも言えると思います。
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