奥多摩で活動をする中で、訪ねる僕らと住んでる人たちで話を進める際にとても伝わりやすいのが、「風の人・土の人」の考え方。同じテーマで書いている本なら、なにかヒントもあるんじゃないかと思って読んでみた一冊です。中山間地域の問題を、「同じ日本の過疎地域」じゃなく「個別の地域」として捉えて取り組んでいる試行錯誤が語られてる。奥トレの歴史の浅さと、もう一歩踏み込んだ取り組みが求められてるかな、とも思いました。とくに霞ヶ浦再生のアサザプロジェクトの事例は、「そういうプラットフォームな役回りができるNPOもあるのか!」と感心しました。関わっている人たちそれぞれがなんとなく抱えているもの、個人的に求めているものを、まずは共有してみないと次のステージに進めない、と思えた示唆に富んだ一冊でした。
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