2010年9月9日木曜日

ソーシャルビジネスの台頭

・ソーシャルビジネスにおける投資家は一旦初期投資を回収すれば、その基金を何に使うか決めることができる。同じソーシャルビジネスに再投資するか、あるいは別のソーシャルビジネスやPMBに投資するか、また個人的に使うことも可能。

・ソーシャルビジネスは自己持続型。毎年資金を投入する必要はまったくない。自ら進み、自ら永続させ、自ら拡張する。一度セットアップされれば、自分自身で成長し続ける。これにより投じた資金以上の社会的利益をもたらすことができる。

・橋の通行料金を貧しい住民と中流、上流の住民とで区別することで、オンデマンド型のビジネスとしてソーシャルビジネスを成り立たせることができる。他のビジネスでも、サービスの幅をサービス内容の差でなく、同一サービスを顧客のランクで値段を変えるような考え方があっても良いのではないか。

・グラミン銀行の借り手は独立した存在ではない。それぞれ5人の仲間で作ったグループに所属し、5人のうちの1人がお金を借りたいときには、彼女が残りの4人から許可を得なければならない。社会的なネットワークとしてのグループは、互いに励ましあうことで精神的なサポートになる。週ごとにミーティングをすることで、さまざまなひらめきや教訓に満ちた活動が始まる。新たなビジネスのアイデアを話し合ったり、健康や経済を話題に意見発表をしたりする。グループから生まれる前向きな圧力が、彼らの義務に対して誠実なままでいられるよう大きな役割を果たす。

・経済的な繁栄を、羨望はしても誰も尊敬はしない。普遍的な価値を生むかどうかが重要。

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